車の故障に気付くためのポイントや故障修理について知ろう

2021年12月21日
車が故障する際、何らかの前兆があることも少なくありません、前兆に気付き、早めに対策することで故障のダメージを減らしたり、修理にかかる負担を減らしたりできる可能性があります。ここでは、車の故障の前兆や多い故障場所、修理の費用相場など愛車の故障時に役立つ知識を紹介します。
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車が故障する前兆
異音
車を走行させていると、エンジンやモーターの作動音を始め、各種機械部分が動く音やボディのきしみ音、ロードノイズなどが特に意識していなくても自然に耳に入るものです。
具体的には何が違うのかわからなくても、いつもと音が違う気がする、もしくはノイズが耳につく、そういった場合は車が故障する前段階であり、何らかの異音を発している可能性があります。
音の種類によってある程度の故障場所の目安がつく場合もあるので、正常な状態の走行音を普段から意識しておき、異音に気付けるようにしておきましょう。
異臭
エンジンや配線などに不具合が発生した場合、焼け焦げたようなにおいやゴムの燃えるようなにおいを発することがあります。
また、酸味のあるにおいが漂った場合はバッテリー異常の可能性が高いでしょう。
排ガス系統に異常があれば、いつもよりも排気ガスのにおいが強くなることも。こうした異臭も故障の前兆といえます。
ドライバーより先に同乗者が気付くことも多いため、同乗者が異臭を訴えた場合は聞き流さず、故障のおそれがあるかもしれないことを視野に入れましょう。
違和感
・ペダルの踏み込み具合がいつもと異なる
・なんとなくブレーキの効きが悪い
・アクセルの踏み込みに対する加速が鈍い
・変速ショックがいつもより大きい
など、運転中に何らかの違和感を覚えた場合も故障の前兆の可能性があります。
ステアリング操作中にいつもと違う手応えを感じる、振動が大きい場合なども要注意です。
警告ランプ
車の警告ランプが点灯している場合、何らかの異常が発生していることを示しています。
特に赤いランプが点灯している場合は緊急度が高いため、運転をいったん中止して確認するようにしてください。
以下に紹介する警告灯が点灯した場合は、速やかに点検・整備を受けることをおすすめします。
マスターウォーニング
特定の場所の異常を示すものではなく、車両全体に不具合が起こっていることを占める警告灯で、緊急度は非常に高いといえます。
マスターウォーニングが点灯した場合はできるだけ速やかに安全な場所に停車し、ロードサービスを手配してください。
ブレーキ警告灯
ブレーキ警告灯はパーキングブレーキが作動している状態やブレーキシステムの異常、ブレーキフル―ドの異常などで点灯します。
パーキングブレーキを解除しても点灯し続ける場合は、ブレーキ系統に異常がある可能性が高くブレーキが効かない、といった重大事故につながる危険があるため、マスターウォーニング点灯時と同様、即座に運転を中止しましょう。
水温警告灯
クーラントの温度が高すぎる場合、赤く点灯します。赤く点灯した状態のまま走行するとオーバーヒートを起こし、エンジンが焼き付く危険があります。
油圧警告灯
エンジンオイルの油圧低下、油量の不足などで点灯します。オイルを補充しても消えない場合はオイル漏れを疑ってみましょう。
充電警告灯
バッテリーや充電系統に異常がある際に点灯する警告灯で、バッテリーランプ、バッテリー警告灯と呼ばれることもあります。
バッテリーの異常によって発電が十分でなく、充電が足りなくなると走行不能に陥るため、非常に危険です。
ハイブリッドシステム警告灯
ハイブリッド車のみに装備されている警告灯で、ハイブリッドシステムに何らかの異常が発生すると点灯し、最悪の場合は走行できなくなる可能性もあります。
システムのどの部分が故障しているのかは警告灯では判断できないため、速やかにプロにチェックしてもらいましょう。
関連記事「タイミングベルトから異音?その原因と修理費用の目安」を読む
多く見られる車の故障
車は膨大な数の部品から成り立っているため、故障の種類もさまざまです。
一方で国土交通省がJAF(一般社団法人 日本自動車連盟)の協力のもと毎年実施している「路上交通事故の実態調査」によると、令和2年度の路上事故の派生件数のTOP3は電気装置、走行装置、エンジン本体ということが判明しています。
なお、電気装置はバッテリーやオルタネーター、ライト類など電気装置全般のことで、走行装置はいわゆる足回り、タイヤやサスペンション、ブレーキやステアリング関連のことを指します。
部位発生件数ではタイヤがNo.1
また、部位別発生件数では、一般道と高速道路を問わず、タイヤトラブルが最も多く発生しているという結果が明らかになっています。
一般道ではタイヤに次いでバッテリー、オルタネーターの故障、高速道路では冷却水、潤滑油という順でトラブルが多いということ。
トラブルが多い傾向がある部位を知り、予防措置を取っておいたり、不具合の際の対応策を知っておいたりすることで少しでもトラブルを減らすようにすることも、安全で快適なカーライフを維持するためには必要かもしれません。
タイヤトラブル
タイヤは唯一路面に直接触れる部品であるだけに、摩耗が激しいことに加え外的要因の影響を受けやすいといえます。
タイヤのトラブルでよく知られているのはパンクでしょう。
パンクはタイヤの傷などが原因でタイヤ内の空気が減少することを指しますが、パンク以上に怖いのがバーストやスローパンクチャーです。
バースト
バーストは走行中に突然タイヤが爆発するように破裂する現象で、大きな破裂音がすること、またハンドルが取られるためすぐに発生に気付くことはできます。
しかし、バーストしてしまうと制御不能になることもあり、重大事故につながりかねない危険な現象です。
原因としては空気圧の低下やタイヤの劣化、過積載などが挙げられます。
決められた積載量を守るのはもちろん、日頃からタイヤの劣化の具合や空気圧をチェックするようにしましょう。
バーストが発生した場合は焦らず、「急」の付く運転は避けゆっくりと速度を落としながら安全な場所に停止してください。
スローパンクチャー
スローパンクチャーは、パンクのように一気に空気が抜けるのではなく、時間をかけて徐々に空気が抜けていく現象です。
気付きにくいためいつの間にか空気圧が下がっている状態になり、そのまま走行し続けるとタイヤを傷めるばかりか、最悪の場合はバーストにつながる可能性もあります。
外観からはわかりにくいトラブルのため、給油するタイミングなど、定期的なタイヤの空気圧チェックを心掛けることが大切です。
バッテリー上がり
バッテリー上がりはよく耳にする身近なトラブルのひとつといえますが、バッテリーが上がってしまうと車は動かせないため、深刻なトラブルともいえます。
バッテリー上がりはちょっとした不注意が原因で起こることもしばしば。
よくあるケースとしてはライト類の消し忘れが挙げられるでしょう。そのほかにもエンジンを停止した状態でオーディオやエアコンを使いすぎると充電された電力を使いきってしまい、バッテリーが上がることもあります。
車をあまり使わないときや冬場も要注意
車を使用していなくてもバッテリーは自然放電しているため、長期間車を動かさないでいると全電力を放電してしまい、バッテリーが上がります。
また冬場の気温が低い時期は電力を作り出すバッテリー液の化学反応が鈍ることがバッテリー上がりの原因となることも。
寿命が近付くとバッテリーが上がりやすくなるため、定期的なチェックをすることはトラブル予防に役立つでしょう。
電装品の使用は適度な状態にとどめること、ライト類の消し忘れに注意すること、車を使用しない時期でも週に1回程度は動かすようにすることをおすすめします。
エンジントラブル
燃料不足やバッテリー上がりなど、エンジンそのものが故障していなくてもエンジンがかからない原因はたくさんあります。
また、エンジンを始動させるセルモーターや発電機であるオルタネーターの故障もエンジンがからなくなる原因として考えられます。
エンジンそのものが故障するケースとしてはオーバーヒートやエンジンオイル切れ、点火装置の故障などがあるでしょう。
燃料は十分にあるのに正しい手順でエンジンを作動させてみても動かないなど、自身で対処できない場合は点検・整備を依頼しましょう。
関連記事「車のエンジンの修理方法とは?不調のサインや故障の原因について解説」を読む
参考:国土交通省「令和2年度路上故障の実態調査結果」
車の修理はどこに依頼する?
ディーラー
ディーラーでの修理は原則として純正品のパーツを使用することに加え、自社の車のメカニズムを知り尽くした技術力の高いスタッフが整備を実施します。
費用相場は高くなりがちですが、安心して愛車を任せられることが大きな特徴といえるでしょう。
小見出し カー用品店
カー用品店の中には故障修理を実施している店舗もあります。
商品知識の豊富なスタッフと相談しながらパーツを選べることや、店舗によってはポイント付与などの独自のサービスが受けられる場合もあります。
いつも利用している店舗で依頼すればお得になるケースもあるようです。
一方で故障修理や整備をメインにしているわけではないことから、スタッフの技術力に差があることも少なくありません。
整備工場
整備工場では複数のメーカーの車の修理を請け負うことに加え、パーツは純正品に限らず様々なものから予算や希望のスペックに合わせて選択でき、修理の自由度が高いのが魅力です。
メーカーと提携していたり、ベテランの整備士が在籍していたりすることが多く、技術力も高い傾向があります。
費用はディーラーよりも抑えられますが、設備が整っておらず場合によっては希望する整備をすべて受けられないケースもあるようです。
関連記事「燃費性能、操舵機能にも影響するタイヤ交換はどこで行うのがおすすめ?」を読む
車の修理費用の料金相場
車の修理費用は故障部位や使用するパーツによって異なります。ここでは故障の多いタイヤやバッテリー、エンジン修理の料金相場を紹介しましょう。
・タイヤのパンク修理:2,000円程度~2,500円程度
・バッテリー交換:2,000円程度~3,500円程度
・エンジン修理(エンジンそのものの交換):30万~100万円程度、車種によって大きく変わる
なお、これらの料金相場はあくまでも目安で、故障の状態や車種によっても変わります。また、工賃のほかに部品代が必要です。
パーツ交換の場合は部品代も考慮に入れておく
バッテリーは種類にもよりますが、純正品であれば20,000円~30,000円程度はかかるでしょう。
エンジンはオルタネーターやセルモーターの修理のみの場合それほど高額にはなりませんが、エンジンそのものを交換する場合は数十万円かかります。
車の状態によっては廃車を検討した方が良いケースもあります。
関連記事「バッテリー上がりで突然の出費が辛い!気になるバッテリー交換費用と交換目安」を読む
車の修理業者を選ぶ際のポイント
愛車を任せる修理業者をどのように選ぶのかは、個人の価値観や何を重視するのかで変わってきます。
何よりも安心や信頼性に重きを置くのであればディーラー、腕利きの整備士にお願いしたいけれども安く抑えたいのなら整備工場などがいいでしょう。
さまざまな業者を見比べてベストな業者を選びたいのであれば、以下のような点が業者選びのポイントとなります。
明確な見積もりを提示する
見積もりがわかりやすく、何にどれだけ費用がわかるのかが明確である業者は信頼がおける可能性が高いといえます。
説明を求めた際にも矛盾なく、車の知識がない方にもわかりやすく説明してくれるのであればなお安心でしょう。
逆に大雑把な内容の見積もりでどの作業・どのパーツにどれだけかかっているのかわからない、説明を求めてもはっきりしない、という場合は再考の余地があるといえます。
相談に応じてくれる
見積もりを確認した上で、「もう少し費用を抑えたい」などの相談に応じてくれるかどうかも重要な業者選びのポイントといえます。
依頼側の希望にも配慮し、さまざまな提案をしてくれる業者なら安心して愛車を任せられるのではないでしょうか。
関連記事「車のホイールに異常があればすぐ修理が鉄則!傷を放置することの危険性とは」を読む
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