車のエンジンがかからない際の原因と対処法
2026年04月29日
車のエンジンがかからない原因は、さまざまなものがあります。
よく知られているバッテリー上がりだけでなく、始動系の故障や操作手順の誤りなども原因の一つです。
中には自分で対処できるケースもあれば、ロードサービスを呼ぶ必要がある場合もあります。
この記事では、車のエンジンがかからない原因と対処法をはじめ、修理費用の目安や日常的にできる備えについても解説します。
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車のエンジンがかからない!考えられる原因とは

車のエンジンがかからない原因は、さまざまなものが考えられます。以下で詳しく見ていきましょう。
バッテリー上がり・弱っている
エンジンがかからないとき、まず疑いたいのがバッテリー関連のトラブルです。
実際バッテリー上がりは2024年度のJAFロードサービス出動理由の1位に挙げられおり、起こりやすい車のトラブルのひとつといえます。
バッテリーが上がると、エンジンを始動させるセルモーターが動かせないためエンジンはかかりません。
バッテリー上がりの原因としては、室内灯やヘッドライトの消し忘れがあります。
また、短距離走行の繰り返しによって十分に充電されない状態が続いたり、電装品の使用が重なったりすることで、知らないうちにバッテリーが弱っているケースもあります。
前日まで問題なく走行していた場合でも、寿命が近づいたバッテリーは性能が急激に低下することもあるため、劣化していないか定期的に点検することが大切です。
セルモーターの異常
キーを回した際に「カチッ」という音だけがしてエンジンが回らない場合、セルモーターの異常が疑われます。
バッテリーが正常で、ライトや電装品も問題なく動いているのにエンジンがかからない場合は、セルモーターの故障が原因となっている可能性が考えられます。
セルモーターの不具合は応急処置できず、分解や交換が必要になるケースがほとんどです。
自分でできることはほとんどないので、ディーラーやロードサービスに連絡しましょう。
スパークプラグの異常
スパークプラグは、エンジン内部で燃料に火花を飛ばし、燃焼を起こすための部品です。
プラグが劣化したり、汚れが蓄積したりすると、点火が弱くなりエンジンがかかりにくくなるケースがあります。
セルモーターは回るものの始動しない場合は、スパークプラグの状態に問題があるかもしれません。
特に長期間プラグ交換をしていない車や、走行距離が多い車では注意が必要です。
エンジンがかからなくなる以前にアイドリングの不安定さや燃費の悪化といった症状が出ることもあるため、「最近かかりが悪い」と感じた段階で点検しておくといいでしょう。
オルタネーターの異常
オルタネーターは、エンジンの回転を利用して発電しバッテリーを充電する役割を担うパーツです。
オルタネーターに異常があるとバッテリーが充電されないため、セルモーターが回せません。その結果、エンジンがかからなくなります。
特に短期間でバッテリー上がりを繰り返す場合は、オルタネーターの不具合が原因の可能性があります。
その状態でエンジンがかかったとしても充電されないため、走行中にエンジンが停止するリスクもあります。できるだけ早めの点検が必要です。
オイル関連トラブル
エンジンオイルが不足する、または極端に劣化した状態の場合、エンジンがかかりにくくなることがあります。
エンジンオイルはエンジン内部の潤滑や冷却、密封などさまざまな役割担う重要なものなので、定期的に状態をチェックし、交換するように心がけましょう。
また、寒冷時はオイルの粘度が高くなりエンジンがかかりやすくなるケースもあるため、冬場や寒冷地では特に注意が必要です。
ガス欠
ガス欠(燃料不足)によってエンジンがかからないケースもあります。
特に燃料残量警告灯やリチウムイオンバッテリー残量警告灯が点灯した状態でエンジンを停止すると、次にエンジンを回してもかからないケースがあります。
点灯したらそのまま最寄りのガソリンスタンドや充電ステーションを目指してください。
ヒューズ断線
ヒューズは、電気系統を保護するために設けられています。
過電流が流れると切れる仕組みになっており、ヒューズが断線するとスターターや燃料ポンプが作動せず、エンジンがかからなくなることがあります。
原因がどこにあるのかを見極める必要があるため、プロへの点検依頼がおすすめです。
ハンドルロック
ハンドルロックは盗難防止システムで、エンジンがかかっていないのにハンドルを動かすとロックされ、エンジンがかからなくなる仕組みです。
ほかの要素で原因が考えにくい場合は、ハンドルロックの可能性を疑ってみましょう。
ロックがかかっている場合は、ハンドルを左右に軽く動かしながらエンジンキーを回すと解除できます。
スマートキーの電池切れ
スマートキーは電池残量が少なくなると、車両がキーを正しく認識できずエンジンがかからなくなることがあります。
手順は車種によって異なりますが、スマートキーが正常に認識されない際にエンジンをかける方法があるはずなので、あらかじめ取扱説明書で確認しておくといいでしょう。
操作ミス
シフトレバーが「P」に入っていない、ブレーキペダルを踏み込んでいないなど、操作ミスが原因でエンジンがかからないこともあります。
特に普段と異なる車を運転した場合や、慌てている状況では基本操作を見落としがちです。
故障を疑う前に操作手順を一つずつ確認することで、不要なトラブル対応を避けられる場合もあります。
症状・状況からもエンジンがかからない原因を考えてみよう

エンジンがかからないトラブルは、発生時の症状や状況によってある程度原因の見極めが可能です。
電気系統は動いている
エンジンはかからないものの、メーター類が点灯し、ライトやカーナビ、パワーウィンドウなどの電気系統が正常に作動している場合、バッテリーが完全に上がっている可能性は低いと考えられます。
このような場合は、エンジンの始動手順に誤りがないかを確認するとともに、セルモーターなど始動系の不具合を疑う必要があります。
キュルキュル音がする
キーを回した際に「キュルキュル」という甲高い音がする場合、エンジンベルトのゆるみや劣化が考えられます。
音が出始めたら放置せず、点検・修理を依頼しましょう。
カリカリ音がする
キーを回した際に「カリカリ」「カチカチ」といった軽い音がする場合は、電力自体は供給されているものの、エンジンを回す動作まで至っていない状態です。
バッテリー上がりのほか、セルモーター関連の故障が考えられます。
特にジャンプスターターなどで電力を補っても症状が変わらない場合は、セルモーターなどの始動系が原因の可能性が高いといえるでしょう。
しばらく車を動かしていなかった
長期間車を使用していなかった場合、自然放電によってバッテリーが上がっているケースが少なくありません。
まずはジャンプスタートを試し、動くようであればそのまましばらく走ってバッテリーを充電しましょう。
その後も頻繁にバッテリーが上がるようであれば劣化しているため、交換する必要があります。
また、しばらく乗っていない車はガソリンやオイル関連も劣化している可能性があるので、燃料やオイル関連もチェックしてみることをおすすめします。
氷点下など極端に気温が低い
気温が極端に低い環境では、バッテリー性能が低下するうえエンジンオイルも硬くなるため、通常よりエンジンがかかりにくくなります。
特に寒冷地や冬場の早朝はトラブルが起きやすい傾向があるため、注意しましょう。
バッテリーはこまめにチェックして適切な時期に交換する、適切な粘度のオイルを使用し定期的に交換するなど、メンテナンスを意識しましょう。
車のエンジンがかからない際にするべきこと

車のエンジンがかからなくなったら、原因を特定したうえで適切な対処を行うことが大切です。
まずは落ち着いて、以下の手順で対応しましょう。
1.人為的ミスではないか確認する
人為的ミスの可能性を考え、以下のポイントを確認してみましょう。
・エンジンのかけ方を間違えていないか
・ガソリンや充電は足りているか
・ギアは「P」に入っているか
・ハンドルロックがかかっていないか
2.エンジンキーを挿して状態を確認する
人為的ミスが見られない場合、エンジンキーを挿して車のどの機能に異常があるのかを確認します。
この時点で「ライトの点灯」と「パワーウィンドウが動く」ことが確認できた場合、バッテリー以外の箇所に原因がある可能性が高いです。
逆に、ライトやパワーウィンドウが動かなければバッテリートラブルを疑いましょう。
3.エンジンキーが回るか2~3度試す
そのままエンジンキーを回して、モーター音がするかを確認します。
モーター音がしない場合は、バッテリー上がりかセルモーターが故障している可能性が高いです。
モーター音はするものの、エンジンがかからない場合はバッテリー以外の部品が故障している可能性があります。
4.バッテリー上がりの対処法を試す
ここまでの手順を踏まえ、バッテリー上がりの可能性が考えられる場合は以下の方法で対処しましょう。
・ジャンピングスタートで他の車から電力を供給してもらう
・バッテリーを充電できるジャンプスターターを使用する
無事にエンジンがかかったら、最寄りの自動車整備工場やディーラーへ向かって相談しましょう
5.どうしてもエンジンがかからないならプロに任せる
1~4までの手順を踏んでも原因が特定できず状況も改善しなかった場合、自力での対処は困難となります。
これ以上の対処は専門的な知識が必要となるため、ロードサービスや近くの自動車整備工場、ディーラーなどに連絡してプロの力を借りましょう。
車のエンジンがかからない場合の修理費用

車のエンジンがスムーズにかからない場合は、異常がある箇所を修理する必要があります。
主な原因箇所ごとの修理内容と費用をまとめると、以下の通りです。
| 修理内容 | 費用 |
| ヒューズ交換 | 1,100円~3,000円程度 |
| セルモーター交換 | 10,000円~50,000円程度 |
| オルタネーター交換 | 40,000円~100,000円程度 |
| スパークプラグ交換 | 6,500円~33,000円程度 |
| エンジン本体の交換 | 200,000円~1,000,000円程度 |
| タイミングベルト交換 | 30,000円~100,000円程度 |
| ガソリン補充 | 0円~30,000円程度 |
| エンジンオイル交換 | 2,000円~10,000円程度 |
各修理費用の詳細について、以下より解説いたします。
ヒューズ交換
ヒューズ交換の工賃は1,000円~2,000円程度が相場で、1~2個程度交換する場合は依頼先によって工賃が大きく変わることはありません。
ヒューズ本体は安価なものであれば1個100円~500円程度、高性能なものは1個1,000程度かかります。
総額にして、3,000円程度で交換が可能です。
セルモーター交換
セルモーターの交換には、本体代と工賃を合わせて10,000円~50,000円程度の費用がかかります。
基本的には本体交換となり、本体が純正品か社外品か、新品か中古品かによって大きく変わります。
なお、部品交換のみで対応可能な場合は数千円~10,000円程度で済むこともあります。
オルタネーター交換
オルタネーターの交換費用は、本体代と工賃を合わせて40,000円~100,000円程度が相場です。
軽自動車なら40,000円~50,000円程度で済むこともありますが、普通自動車なら50,000円~100,000円程度かかる場合が多いです。
スパークプラグ交換
スパークプラグの場合、本体代が1本500円~3,000円程度、交換工賃は6,000円~30,000円程度かかります。
長寿命タイプのイリジウムプラグに交換すれば、ランニングコストは抑えられますが修理費用が高くなりやすいため注意が必要です。
エンジン本体の交換
エンジン本体が故障して動かなくなった場合は、部品ではなくエンジン自体を交換する必要があります。
エンジン本体の交換費用は、200,000円~1,000,000円程度と高額です。
なお、エンジン本体が突然故障して動かなくなることは稀ですが、日頃から適切なメンテナンスを続けることが大切です。
また、小さな異常を放置せず、速やかに対処することで大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
こうした対策をしておけば、高額な修理費用がかかる事態を回避できるでしょう。
タイミングベルト交換
タイミングベルトの交換には、30,000円~60,000円程度かかるケースが一般的です。
ただし、高級車や輸入車の場合は100,000円程度の費用がかかることもあります。
タイミングベルト交換にはエンジンの一部を脱着する工程が必要になるため、他の部品交換に比べると工賃が高い傾向にあります。
ガソリン補充(ロードサービス)
ガス欠でエンジンがかからない場合、利用している保険会社やJAFのロードサービスでガソリン補充を依頼することができます。
保険会社の場合は各社で料金が変わりますが、JAFは会員であればガソリン代の実費のみでガソリンを補充してくれます。
なお、JAFは非会員でもサービスを利用できますが、32,610円のサービス料金が発生します。
エンジンオイル交換
エンジンオイルを交換する場合は2,000円~10,000円程度の費用がかかります。
交換するオイルの種類や車の排気量などによって料金が変わりますが、基本的にカー用品店やガソリンスタンドなら安価で交換が可能です。
トラブルに備えておくためにできること

突然エンジンがかからなくなった場合、備えがなければスムーズに解決することが難しくなります。
万が一の事態に備え、以下のような対策を講じておくことをおすすめします。
定期的にメンテナンスする
エンジンオイルの交換やバッテリー電圧のチェックなど、車のメンテナンスを定期的に行うことが大切です。
日常的なメンテナンスによって車の状態を把握できていれば、エンジンがかからない原因を特定しやすくなるでしょう。
洗車や給油の際に、点検を依頼するのもひとつの方法です。行きつけのガソリンスタンドがあればわざわざ整備工場を探す手間もかかりません。
また、セルモーターの音やアクセルを踏み込んだ時の感覚をある程度記憶していれば、エンジンの調子が悪くなったときに素早く異常を察知してトラブルを回避することもできるでしょう。
ブースターケーブル・ジャンプスターターを用意
ブースターケーブルを用意しておけば、バッテリー上がりが生じた際に周囲の車から電力を供給してもらうことができます。
万が一のときに救援してくれる側の車がケーブルを持っていない可能性も考えて、普段から自分で用意しておきましょう。
電子キーの電池を用意
電子キーを使用している場合、電池切れが起きるとエンジンがかからなくなります。
電池切れの状態でエンジンをかける方法はメーカーによって異なりますが、あらかじめ予備の電池を用意しておくとスムーズに解決することができます。
なお、電池は量販店で取り扱っていないものが多いため、通常はディーラーやカー用品店などで購入します。
ロードサービスの契約
自動車保険やJAFなどのロードサービスに契約しておけば、走行ができなくなってしまった際にサポートを受けることができます。
原因の特定から修理、レッカー作業など手厚いサポートが期待できるため、あらかじめ加入しておくことをおすすめします。
また、すぐに利用可能なロードサービスとその連絡先をまとめて持ち歩けば、いつトラブルに見舞われてもスムーズな救援依頼が可能となります。
ロードサービスは任意保険に付帯していることも少なくないため、自身の契約で利用できるのか、どの程度の範囲までカバーできるのかを普段から確認しておくといいでしょう。
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