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車のサスペンションはどの部分?構成部品と交換にかかる費用をご紹介

2021年05月26日

車のサスペンションは、快適でスムーズな走行をするために欠かせない自動車の構成部品です。しかし一言にサスペンションといえども、どの部分がサスペンションにあたるのかわかりづらいかもしれません。今回は、車のサスペンションについてご紹介します。

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車のサスペンションとは?

車はエンジンの熱エネルギーを回転運動に変換し、ミッションなどのパワートレーンを経由し最終的にタイヤを回転させることで走行します。

しかし、ただエンジンの力で動くだけでは路面から伝わる振動や段差の影響などを酷く受けてしまい、降りる頃にはお尻が痛く車酔いを避けられないような状態になりかねません。

また、車はまっすぐ進むだけでなく曲がったり止まったりと走行中に遠心力がかかることも多く、快適に走行するためにはこれらの遠心力を吸収する必要もあります。

それらの力を吸収し、快適な走行を実現しているのが車の足回り、いわゆるサスペンションです。

サスペンションとは足回りを構成する部品である

サスペンションを簡単に紹介すると、ボディーを支えながら路面から伝わる力やカーブ時に生まれる遠心力など車重を支える足回りの総称です。

サスペンションによって、段差を超えた際の衝撃はスムーズに吸収され、旋回時も力を受け止め車両の限界値を高めるなど乗り心地や車の走行性能などに大きな影響を与えています。

構成部品とそれぞれの役割

サスペンションに構成される主な部品は、タイヤが取り付けられるホイールハブとボディーを繋ぐストラット周り、いわゆるショックアブソーバーとダンパースプリングです。

また、エンジンを固定する役割を持つメンバーに加え、メンバーとホイールハブを繋ぐロアアームや、旋回時等のねじれに対し効果を発揮するスタビライザーも重要な構成部品となります。

サスペンションといえば、多くの場合でショックアブソーバーとダンパースプリングを意味する場合が多いですが、具体的にはタイヤの位置関係を決める各種アームもサスペンションの一部です。

スプリングの働き

サスペンションといえばまずスプリングのことが思い浮かぶのではないでしょうか。スプリングはコイル状に巻かれたパーツのことです。走行中は段差などで路面からの衝撃を受けることがありますが、スプリングがバネの役割を果たして衝撃を吸収します。

伸び縮みするスプリングは、長い金属を加工して製造します。高温に熱してからベースとなる金属に巻き付けて、形を整えてから冷却します。その後、塗装や包装の過程を経て製品として送り出されます。

ショックアブソーバーの働き

ショックアブソーバーのことをダンパーとも呼びます。ダンパーとは英語の「damper」のことで、「勢いを鈍らせる」という意味があります。スプリングの伸縮によって路面からの衝撃を吸収しますが、そのままではスプリングが伸縮を繰り返して上下に揺れ続けてしまいます。

そこで、スプリングが吸収したエネルギーを抑える働きをするのがショックアブソーバーというわけです。ショックアブソーバーの働きが乗り心地に直結すると言っても過言ではなく、ショックアブソーバーの硬さを設定したり交換したりして、サスペンションの調整を行います。

 

サスペンションの構造は車種によって異なる

サスペンションの主な構成部品についてご紹介しましたが、車種によってサスペンションの構造は大きく異なり、走りの特性や構成部品が変化します。

サスペンションの構造は大きく2つ

サスペンションはショックアブソーバーやダンパースプリングだけでなく、タイヤの位置関係を決める各種アーム類までであることをご紹介しましたが、当然アームが多く複雑であるほど細かくタイヤの角度など位置関係を調整することが可能となります。

しかし、アームが増えれば増えるほど当然コストがかかり、軽自動車や走りを求めないファミリー層をターゲットとする車両には不向きです。

そうした背景から主に、サスペンションの構造は大きく以下の2つに分けられます。

車軸方式

車軸方式は、名前の通り1本の車軸を用いそこにスプリングとダンパーを取り付けた非常に簡易的な足回りです。

左右を車軸で繋いでいることから、片側のダンパーが伸びるともう一方は縮む特性があり、自由度は少ないながらも部品点数も少なく軽自動車や現在の主流ともいえるFF車のリアサスペンションに用いられる構造となります。

独立懸架方式

独立懸架方式は、車軸を有さず左右で独立した足回りで構成されるサスペンションとなります。

そのため、車軸方式に比べ足回りのレイアウトが自由に構成でき、より良い乗り心地や走行性能を追求することが可能です。

独立懸架方式にも、さらに細かくダブルウィッシュボーンやマルチリンクなど種類が存在し、それぞれ足回りを構成する部品の位置関係や部品点数が異なります。

独立懸架方式は修理費用が高くなる傾向に

簡易的な構造を有する車軸方式に比べ、より複雑な構造を可能にする独立懸架方式の方が、修理にかかる費用が高くなる傾向にあります。

これは、より複雑な足回りの調整を可能にする独立懸架方式の方が使用されるアームの数など部品点数も多く、各種アームに使用されるゴムブッシュなどのへたりといった交換が必要となる部品が増えるためです。

もちろん、部品そのものの価格自体も高い傾向にあります。

また、独立懸架方式の中でもさらに多いリアームを用いて乗り心地の向上を実現させるマルチリンクのようなサスペンションの方が修理にかかる費用は高くなるでしょう。

 

サスペンションが劣化したら…経年劣化や故障で考えられる症状とは

ここまでご紹介したように、サスペンションは快適な走行を行う上で非常に重要な車の構成部品です。

そのため、サスペンションが劣化することによって、主に乗り心地に関する面で様々な不具合や症状が発生します。

よく起こりやすいものとしては、ショックアブソーバーの液漏れなどによって正常に機能せず、衝撃を正しく吸収できないことから揺れが収まらなかったり、底付きを起こすなどです。

その他にも、サスペンションを構成する各種アームにはとりつけ部分に衝撃等を吸収するゴムブッシュが使用されていりため、これらのブッシュが劣化し千切れることでも、振動やゴツゴツとした異音へと繋がります。

サスペンションに使用されているゴムブッシュ等は基本的に等しくヒビ割れ、劣化を引き起こすため、これらのブッシュ交換が必要となった際は乗り換えの選択肢も考えておくとよいでしょう。

 

サスペンションの交換が必要なのはどんな時?

ここでは、サスペンションの交換が必要なケースを大きく3つに分けて解説します。

劣化により乗り心地が悪くなった時

サスペンションは、長期間使用することで経年劣化し、衝撃を吸収する機能が低下することがあります。特に、ショックアブソーバーに不具合が生じると、スプリングにかかる衝撃の緩和が十分にできずに、路面からの衝撃を受けるたびに上下にフワフワと揺れるような乗り心地になります。

サスペンションの寿命に関しては、運転の仕方や走行路面の性質などによって異なりますが、交換時期の目安として、ショックアブソーバーは約40,000km、スプリングは約100,000kmとされています。交換時期が近づくにつれ、乗り心地にも変化が表れてくることでしょう。

また、サスペンション内部のオイルが劣化することで、機能が低下することもあります。サスペンションの修理は難易度が高いため、不具合や異常が生じた際は基本的に交換することになります。サスペンションの交換により、悪くなった乗り心地はすぐに改善されるでしょう。

スポーティな走りを実現させたい時

サスペンションの寿命を待たずに、あえて新しいサスペンションに交換する場合もあります。例えばスポーティな走りを実現させたいときに、純正のサスペンションではなく、市販の自分好みのサスペンションに交換することがあります。

純正のサスペンションは、コストやスペースの関係で制約があり、理想のサスペンションに仕上がっていないという場合があります。そこで、スプリングやショックアブソーバーを硬めに調整して、シャープなハンドリングでキビキビとした走りを実現することができます。

ショックアブソーバーの硬さを任意に変更できるタイプのサスペンションに交換するなら、走行路面に合わせて調整を行い、走りを楽しむことができます。普段の走行では乗り心地を重視し、高速道路やサーキットでは硬めに調整するのです。

車高を下げたい時

愛車の見た目を調整するためにサスペンションを交換する場合もあります。車高が下がることにより、見た目がスポーティでかっこよくなるため、昔からサスペンションの調整により車高を下げることが行われてきました。

車高調整ができるサスペンションキットも販売されているので、走行場所によって調整を施すことが可能です。車高を低くする場合は、段差や急坂などでバンパーなどのパーツを路面に擦らないように気をつけましょう。また、保安基準を超える過度の調整を行うと車検に通らなくなるリスクがあるので、注意する必要があります。

 

サスペンションのメンテナンスは難しい!異常を感じたら業者に見てもらおう

サスペンションのメンテナンスは基本的に難易度が高いため、業者に任せるのが安心です。乗り心地が悪くなったり、異音が発生したりする場合は、早めにプロに見てもらうようにしましょう。

サスペンションに異常を感じた時に、自身で行えるチェックポイントもいくつかあります。まず、左右のサスペンションのバランスを見ます。タイヤの空気圧を適正にし、車内の荷物をすべて降ろしてから、車が左右水平になっているかを確認します。

車を持ち上げることができれば、下回りの点検も行うことができます。スプリングの損傷や、アーム類のガタがないかを動かしながら確認したり、ボルトやナット類の緩みを確認したりします。ショックアブソーバーのオイル漏れの確認や、ガタつきの確認も行います。

ただし、サスペンションのメンテナンスは口で説明できるほど簡単ではありません。異常を感じた場合は、業者に任せるのが安心です。プロにお願いすることで、異常個所の発見や故障原因、交換する必要の有無の的確な判断をしてもらうことができます。

 

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もし、最近乗り心地が悪い気がするなど些細な変化を感じた際は、お気軽にお近くのカーコン店舗までご相談ください!

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