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車のワイパー交換時期の見極め方や交換方法を知ろう

2022年07月22日

ワイパーは雨天時の視界確保にかかわる重要なパーツです。ワイパーの機能が低下すると視界が確保できず、危険な状態になりかねないことに加え、車検に影響することもあります。ここではワイパーの交換時期の目安になる劣化のサインや、ワイパーの交換方法などについてご紹介します。

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ワイパーの仕組み

車のワイパーを交換するには、構造や仕組みを把握しておく必要があります。

一般的な車のワイパーは、ワイパーの軸となるワイパーアーム、ワイパーゴムをガラス面に押し付けるワイパーブレード、フロントガラスに接するワイパーゴムで構成されています。

 

ワイパーの役割

車のワイパーの役割は、主に雨天時の視認性確保です。雨天時は雨水がフロントガラスを濡らすため、そのままの状態では十分に視界が確保できず、非常に危険です。

ワイパーはワイパーゴムを適正な角度・力・速度でフロントガラス面を滑らすことで水の膜を均一にし、雨天時の視認性を向上します。

そのため車にはなくてはならない重要なパーツであるといえるでしょう。

 

ワイパーに不具合があると車検に通らないことも

車検では、その車が既定の保安基準を満たしているかどうかが検査されます。

ワイパーは「窓ふき器等」として道路運送車両の保安基準第45条で言及されているので、車検ではチェックを受けることになります。

ワイパーは車検時にチェックされる

まず大前提として、一般的な乗用車においてフロントガラスのワイパーとウォッシャー液を噴射できる装置を備えていなければ車検不合格となります。デフロスターも同様です。

また、フロントガラスが濡れたり、汚染されたりした場合は、安全な運航を妨げることなくフロントガラス直前の視界が確保できる状態でなければなりません。

つまり、ワイパーが劣化や損傷しているなど、十分に機能を果たしていない場合は設置基準を満たしておらず、車検に通らないことになります。

なお、リアガラスに設置されるリアワイパーについては保安基準で言及されていないため、設置義務はありません。

デフロスターやウォッシャー液も要注意

先述した保安基準では、「窓ふき器等」としてウォッシャー液を噴射させる装置やデフロスターにも言及されていました。

 

つまり、ワイパーそのものには問題がなくても、ウォッシャー液やデフロスターに不具合があり正常に機能しない状態であれば、車検に通過できないことになるので注意が必要です。

 

ワイパー交換時期が近付いているサイン

ワイパーは安全にかかわる重要なパーツであるため、劣化して機能性が大幅に低下したり、不具合を起こしたりする前に劣化のサインに気付き、きちんとメンテナンスすることが大切です。

ワイパーがビビる

ワイパーを作動させたとき、「ガガッ」「キュキュ」というような、通常とは異なる音がする、いわゆる「ワイパーがビビる」といった状態はワイパーゴムの劣化のサインのひとつです。

紫外線や経年劣化によってゴムが弾力を失うことでうまくガラス面を滑らなくなり、引っかかった状態になることでビビり音が発生します。

ただし、ワイパーゴムやフロントガラスに汚れが付着している場合や、ワイパーゴムが正しく取り付けられていないなどの原因でビビり音がすることもあります。

前回の交換からそれほど時間が経過していないのにビビり音がする場合は一度状態を確認することをおすすめします。

拭きムラの発生

ワイパーを作動させたときに、水の膜が均一に広がらずムラができている状態です。

拭き取れる部分と拭き取れない部分が発生しているために起こる現象で、主にワイパーゴムの劣化が原因ですが、ワイパーブレードが劣化しているケースもあります。

異音がする

劣化したワイパーゴムがガラス面に触れることで音がする「ビビり音」とは異なり、作動時に「コツンコツン」「コツッ」「ギューギュー」といった音がする場合は、ワイパーアームの取付け部が緩んでいる、劣化している可能性があります。

スムーズに動かない

ワイパーブレードの可動部が錆びたり、ワイパーブレードやワイパーアームの変形によりワイパーがスムーズに動かなくなったりすることもあります。

ワイパーブレードやワイパーワームは、ワイパーゴムに比べると劣化しにくいパーツではありますが、走行中の振動で接合部が金属疲労を起こすなどのケースもあります。

異音の原因がわからない場合はプロに調べてもらうことをおすすめします。

ワイパーを動かすモーターに異常があるため、正常に作動しないこともあります。

 

ワイパー交換の方法

ここでは、一般的なUクリップ型のワイパーブレードやワイパーアームの交換方法をご紹介しましょう。

ワイパーブレードの交換方法

まずは、ワイパーアームとフロントガラスの間にタオルなどを挟んでおきましょう。作業中にワイパーアームが倒れ、フロントガラスを傷つけるのを防止するためです。

ワイパーアームを立てたら、少し傾けながらワイパーブレードの取り付け部分の突起を押しつつワイパーブレードをスライドさせると、ワイパーブレードが外れます。

そのまま逆の手順で新しいブレードを装着しますが、その時に正しい向きで取り付けることが大切です。取り付けたら確実に固定されているのかを確認してください。

ワイパーゴムの交換方法

ワイパーゴムを交換する場合、基本的にワイパーブレードを取り外す必要はありません。

ただしやりにくい、と感じるのであれば先に紹介した手順に従ってワイパーブレードを取り外してください。

ゴムを取り外す際はワイパーブレードを起こし、ゴムを引き抜きます。場合によっては古くなってワイパーブレードにゴムが固着していることも。

強めに引いても抜けない場合は、ワイパーブレードの交換も視野に入れましょう。あまり強く力を入れすぎると、ワイパーブレードが曲がってしまうこともあります。

ゴムを引き抜いた後は、新しいゴムをワイパーブレードに差し込みます。爪が溝から外れないように、よく確認しながら根元まで差し込むと完了です。

 

ワイパー交換を依頼したときの費用相場

ワイパー交換をどこに依頼するかによって、費用相場は変わってきます。

原則として純正部品を使用するディーラーに依頼した場合、ワイパーブレードが4,000円~5,000円程度、ワイパーゴムは3,000円程度が一般的です。

特殊な車の場合や高額なモデルの場合、これよりも高額になるケースもあります。工賃としては2,000円~3,000円程度と考えておくといいでしょう。

カー用品店などで交換する場合は汎用品が使用できるので、予算に合わせてパーツを選ぶことができます。

ワイパーブレードが2,000円程度から、ワイパーゴムは1,000円程度から選べるでしょう。

工賃は500円~1,00円超程度であり、ディーラーよりも安い傾向にあるといえます。

 

ワイパーを長持ちさせるには

ワイパーゴムは、素材の性質上経年劣化は避けられません。また一部の高級車を除き、一般的には車外に露出しているパーツなので紫外線の影響によっても劣化します。

そのため先述したとおり定期的な交換が必要なパーツではありますが、使い方によってはより寿命を縮めてしまうケースも。

ここでは、できるだけワイパーを長持ちさせる方法をご紹介します。

ワイパーを動かすのは必ずウェット状態で

雨天時などフロントガラスが濡れている際は問題ありませんが、フロントガラスが乾いている状態でワイパーを使用するときは必ずウォッシャー液を噴射してから作動させるようにしましょう。

雨水やウォッシャー液は、ワイパーゴムとフロントガラスの摩擦を小さくする役割を果たしています。

乾燥した状態でワイパーを作動させると摩擦が大きくなり、ワイパーゴム、フロントガラスともにダメージを受けてしまい、劣化につながります。

汚れを無理にワイパーで落とそうとしない

鳥の糞や木の実の落下が原因で、フロントガラスが汚れてしまうこともあります。また時期によっては花粉や黄砂が気になることもあるかもしれません。

しかし、フロントガラスにこびりついた汚れをワイパーだけで落とそうとそるのは無理があります。

汚れによってワイパーゴムが傷つき寿命を縮めてしまうことになるので、フロントガラスの汚れは、まずウェットシートなどで拭き取ってからワイパーを動かすようにしてください。

気候によっては駐車時にワイパーを立てる

冬場氷点下になる場合や、積雪が多い地域で屋外駐車する場合はワイパーを立てておきましょう。

寝かせたままにしておくと、ワイパーゴムが凍りついて動かせない状態になります。

無理に動かすと、ゴムが裂けることになりかねません。また逆に、夏場の炎天下では高温でゴムが溶けてフロントガラスに張り付くこともあります。

フロントガラスコーティングをする

フロントガラスの撥水コーティングの主な目的は水滴を弾いて雨の日の視界を良好に保つこと、またフロントガラスに汚れをつきにくくすることが挙げられます。

汚れが固着しにくいのでワイパーゴムが傷みにくいことに加え、コーティングによって摩擦も抑えられるので、ガラスとワイパー両方にうれしい効果があるといえるでしょう。

また性能のいい撥水コーティングの場合、小雨程度であればコーティングが水滴を弾いてくれるのでワイパーを使用するほどの状態にならないことも多いです。

ワイパーの使用頻度が減るためワイパーゴムの劣化が抑えられるというメリットもあります。

 

ワイパー交換など愛車のメンテナンスはカーコンビニ倶楽部へ!

ワイパーの交換はそれほど難しいものではありませんが、手間や失敗を避けたいのであればプロに依頼するのもひとつの方法です。

専門家でないと気付きにくいワイパーアームの接合部分の不具合や、モーター部の異常などもプロの目線でチェックしてもらえるので、安心できるのではないでしょうか。

車のコンビニエンスストア、カーコンビニ倶楽部では日常的な点検や定期点検も承っています。

ワイパーが劣化するなど、正常に使用できない状態になる前にしっかりとメンテナンスを行い、安全で快適なカーライフを維持できるよう、高い技術力でお客様のカーライフをサポートいたします。

ワイパーのビビリ音や機能低下などを始め、愛車についてお悩みがあれば何でもご相談ください。

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