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車のバッテリー交換でバックアップをしないとどうなる?自分で交換する方法も解説

2025年09月05日

車のバッテリー交換では、電子機器やシステムなどのデータを維持するためにメモリーバックアップが使われることがあります。
この記事ではバッテリー交換におけるバックアップとは何か、なぜバックアップを行うのかなどについて詳しく解説いたします。
メモリーバックアップを使ったバッテリー交換の方法も記載していますので、参考にしてください。

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車のバッテリー交換時に行うバックアップとは

「メモリーバックアップ」とは、車のバッテリー交換の際にカーナビやオーディオなどの設定データを保護するためのアイテムです。

車の電子機器やシステムは、バッテリーからの電力によって設定情報を記憶しています。

そのため、バックアップをせずにバッテリーを外してしまうと、次のようなデータが消えてしまう可能性があります。

・モニターの表示設定

・カーナビの目的地履歴や登録情報

・オーディオのチャンネル設定

・AT車の変速タイミングに関する学習データ など

こうしたリセットを防ぐために、メモリーバックアップがバッテリーの代わりに一時的に電力を供給し、データを保持してくれる仕組みです。

 

車のバッテリー交換でバックアップが必要なケース・不要なケース

バッテリー交換に際してメモリーバックアップは用意した方が安心ですが、必ずしも使うべきとは限りません。

ここではバッテリー交換にバックアップが必要とされる具体的な理由と、バックアップが不要なケースをご紹介いたします。

バッテリー交換時のバックアップが必要なケース

バッテリー交換時にバックアップが必要とされる主な理由は、以下の3つです。

ECUのメモリーを保護する場合

ECUとは、自動車の運転に関する制御を担うコンピューターのことです。

エンジンが走行時の状況に最適な性能を発揮できるよう、エンジン周辺のセンサーに指示を出しています。

また、走行中に取得したデータをメモリーとして保管するため、エンジンを切った状態でも待機電力を使って常に働き続けているのです。

そのため、バックアップをせずにいきなりバッテリーを交換すると、ECUに保存されていた以下のような情報が失われる可能性があります。

・アイドリングの適正な回転数
・バックモニターのガイドライン
・パワーウィンドウのオート機能 など

オートマチックの学習内容を保護する場合

AT車の場合、搭載されているオートマチックにも学習機能が備わっています。

具体的には、走行中にアクセルを踏み込んだときのシフトダウンのタイミングなど、ユーザーごとの運転傾向などを記憶する機能です。

バックアップなしでバッテリーを交換するとオートマチックの学習内容も初期化され、運転の感覚に違和感が生じる場合があります。

カーナビやオーディオなどの再設定の手間を省く場合

バックアップがないとバッテリー交換前に設定したカーナビやオーディオの情報も初期化されてしまうため、改めて設定する手間が生じます。

また、カーナビの機種によってはバックアップなしでバッテリーを交換すると、内蔵されたハードディスクが破損してしまうこともあります。

バッテリー交換時のバックアップが不要なケース

キャブレター仕様または電子制御システムが発達していない頃に製造された古い車は、バックアップをせずにバッテリーを交換してもデメリット少ないでしょう。

古い車は常時電源に接続されている電装品が少なく、運転の感覚に大きく関わる電子制御も行われていないからです。

また、電装品を再設定する手間や運転の感覚が変化することに抵抗がない方は、バックアップをしなくても問題はありません。

 

車のバッテリー交換で利用するメモリーバックアップの種類

メモリーバックアップにも、「バッテリーを繋ぐ端子に接続するタイプ」や「診断カプラーに差し込むタイプ」など様々なタイプが存在します。

バッテリー端子に接続するタイプ

比較的手軽に使用できますが、作業中に手が当たるなどして端子からメモリーバックアップが外れてしまうとメモリーは失われます。

そのため、バッテリー端子に接続するタイプのメモリーバックアップを用いた作業中は細心の注意が必要です。

OBD2に接続するタイプ

OBD車検の際などに使用するOBD2コネクターに接続するタイプは、車内にメモリーバックアップを置いておけるため、作業の邪魔になることはありません。

作業中に誤って外れてしまうこともなく、比較的安心して使うことができます。

シガーソケットに接続するタイプ

車内のシガーソケットに接続して使用するタイプのメモリーバックアップです。

シガーソケットを利用する際は、車種によってはキー操作が必要な場合があります。

そのため、初めて使う方は事前に車の取扱説明書を確認しておくと安心です。

 

DIYも可能?バックアップ込みで車のバッテリーを交換する方法

車のバッテリーは、正しい手順を踏めば自分で交換することも可能です。

ここでは、自分でバッテリーを交換する際に必要なアイテムと手順を解説いたします。

車のバッテリー交換に必要なアイテム

・メモリーバックアップ
・スパナ
・トルクレンチ
・絶縁テープ
・保護メガネ
・ゴム手袋
・紙やすりまたはワイヤーブラシ

車のバッテリーを交換する手順

エンジンを停止させる

エンジンをかけたままバッテリー交換をすると、メインヒューズが飛んだり感電したりする可能性があり危険です。

必ず作業前にすべてのライトや電装品をOFFにしてから、エンジンを完全停止させましょう。

バッテリーのステーを外す

バッテリーの搭載位置を確認し、取り外します。

工具や手でバッテリー端子に触れないようにしながら、バッテリーを固定しているステーを取り外しましょう。

メモリーバックアップを取り付ける

電池を入れたメモリーバックアップを、バッテリー端子に接続します。

プラス端子にメモリーバックアップの赤いクリップを取り付けてから、マイナス端子に黒いクリップを取り付けます。

必ず、プラス端子→マイナス端子という順番で取り付けましょう。

バッテリーを交換する

古いバッテリーを取り外し、新品のバッテリーに交換します。

バッテリー本体の取り外しでは、必ずマイナス端子→プラス端子という順番でケーブルを外します。

取り外したケーブルは、絶縁テープなどで絶縁しておきましょう。

そのうえで古いバッテリーを持ち上げて外し、新品のバッテリーを取り付けます。

バッテリーを傾けると中に入っている液がこぼれるため、真っすぐ持つようにしましょう。

新しいバッテリーにケーブルを接続する

古いバッテリーを取り外したら、新品のバッテリーを載せてケーブルを接続します。

取り外しのときとは逆に、プラス端子→マイナス端子という順番でケーブルを接続しましょう。

端子の奥までしっかりとケーブルが入っていないと、走行中に外れてしまう可能性があるため注意が必要です。

ケーブルを接続したら、プラス端子にカバーを装着します。

バッテリーを肯定するステーを取り付けたら、交換作業は完了です。

メモリーバックアップを取り外してバッテリーを処分する

バッテリー交換を完了させてから、メモリーバックアップを取り外します。

また、古いバッテリーは自治体の規定に従って処分しましょう。

一般的なゴミや粗大ゴミのように回収してもらえないため、バッテリーを購入したお店で処分を依頼するとスムーズです。

なお、店舗によってはバッテリー処分に料金が発生する場合があります。

 

車のバッテリー交換時に注意したいポイント

ここでは、バッテリー交換の際に気を付けるべきポイントをご紹介します。

端子の取り外し・接続時の順番を間違えない

交換手順でも解説した取り、バッテリーの端子を外したり繋いだりするときは順番に注意が必要です。

バッテリーを取り外すときは「マイナス端子→プラス端子」、取り付けるときは「プラス端子→マイナス端子」という順番を必ず守りましょう。

順番を誤ると工具を介して大きな電流が伝わり、ショートする危険性があります。

また、バッテリーの取り外しと取り付けを行うときは必ずゴム手袋や保護メガネを装着しましょう。

バッテリーの重量に注意

次に注意したいのが、バッテリーの重さです。

バッテリーは外見上のイメージとは裏腹に重く、軽自動車のバッテリーであっても10kg程度はあります。車格が大きくなるとその分バッテリーも重くなります。

そのため力の弱い方は、バッテリーを持ち上げることができない可能性があります。

また無理に持ち上げて体を痛めたり、バランスを崩して車体に傷をつけたりするリスクも伴います。

足の上に落とすと大けがにつながる可能性もあるため、無理に自力で交換することはおすすめできません。

メモリーバックアップは取扱説明書を熟読する

メモリーバックアップは、商品によって使い方が異なります。そのためバッテリーの交換を始める前に取扱説明書をよく読んで、使い方を理解しておきましょう。

取り付け方が誤っていると、メモリーのバックアップに失敗する恐れがあります。

古いバッテリーは自治体に収集してもらえない

車のバッテリーは通常のゴミとは違い、自治体に収集してもらうことができません。

危険物の取扱いに対応している業者に依頼するか、新しいバッテリーを購入した店舗に持ち込んで処分してもらいましょう。

ネット通販でバッテリーを購入した場合でも、店舗によっては古いバッテリーを回収してくれることがあります。

車種によってはバッテリー交換に特別な資格が必要なことも

ハイブリッド車や電気自動車には、以下2種類のバッテリーが搭載されています。

・駆動用バッテリー(モーターを動かすための高電圧バッテリー)
・補機用バッテリー(ライトやカーナビなど電装品用)

駆動用バッテリーは100V以上の高電圧がかかっており、交換作業には感電の危険を伴うため、労働安全衛生法に基づく「低圧電気取扱特別教育」の受講が必要です。

また、作業には専用の工具や設備も必要になることが多いため、個人で安全に交換するのは非常に難しいです。

そのため、こうした車のバッテリー交換は、無理をせず業者に依頼することをおすすめします。

 

車のバッテリー交換は火災のリスクがあり危険!安全に交換するならプロに相談を

バッテリー交換に慣れていない場合、自分で作業を行うと以下のようなリスクが伴います。

  • ケーブルの接触ミスによるショート
  • 取り付けが不十分で、走行中に外れてしまいショートや火災につながる可能性
  • バッテリーの固定が強すぎる・弱すぎることでナットが破損し、次回の交換が難しくなる

また、バッテリー交換後にECM(エンジンコントロールモジュール)の学習値がリセットされると、車種によっては専用の診断機器がないと再設定できないケースもあります。

メモリーバックアップを使えばこうしたトラブルを防げますが、それでも正確な締め付けや配線処理など、技術的なポイントが多くあるため、少しでも不安がある場合は専門店に依頼するのが安心です。

自分で行う際は、リスクを十分に理解したうえで、手順を確認しながら慎重に作業しましょう。

車のバッテリー交換をプロに依頼した場合の費用相場

プロにバッテリー交換を依頼した場合の費用は、主に以下のような内訳となっています。

内容 相場
バッテリー本体代 4,000~40,000円程度
交換工賃 500~3,000円程度
バッテリーの廃棄料 無料~1,000円程度

なお、具体的な金額は依頼する業者の種類や車種によって異なります。

特にハイブリッド車や電気自動車、アイドリングストップ搭載車はバッテリー本体代・工賃が高くなりやすいです。

車のバッテリー交換を依頼できる業者

車のバッテリー交換は、主に以下の業者で依頼できます。

・ディーラー
・カー用品店
・整備工場
・ガソリンスタンド

ディーラーは基本的に純正品のバッテリーのみ、それ以外の業者は社外品バッテリーへの交換も可能です。

工賃やサービス内容は各社で異なるため、自分の希望や予算に合わせて依頼先を選びましょう。

 

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