ヘッドライト交換の工賃を業者別・種類別で解説!自分で交換する方法も

2025年01月17日
ヘッドライトは夜間の安全な走行をする上で欠かせない部品の1つです。ヘッドライトが切れていたり、不具合を起こしていると車検に通らず、走行中に警察から指導を受ける可能性もあります。今回は安全な走行に欠かせないヘッドライトの交換にかかる工賃や自分で交換する方法、ヘッドライトを長持ちさせるコツなどについて解説いたします。
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【業者別】ヘッドライトの交換にかかる工賃の相場
ヘッドライトを交換できる場所はさまざまです。場所ごとの特徴や工賃をまとめますので参考にしてください。
ディーラー
ディーラーはメーカーに精通した整備士が対応してくれるので、安心で確実なヘッドライトの交換が期待できます。交換部品も純正部品で、整備保証も付けてもらうことができます。
ただし工賃は高く、球交換だけでも4,000円以上かかる場合があります。また在庫がなければ取り寄せになるので、即日での交換ができない可能性もあります。
整備工場
整備工場も技術力のある整備士が揃っていることが多いので、安心してヘッドライトの交換を任せることができます。メーカーや車種を問わずに対応してもらえるのもメリットです。
工賃はディーラーよりも安く、2,000~3,000円ほどですむでしょう。普段から付き合いのある整備工場の場合は、工賃をさらに安くしてくれるかもしれません。
日曜や祝日に営業していない場合もあることや、整備工場によって技術力に差があることなどがデメリットになるでしょう。
カー用品店
工賃をできるだけ安くしたければカー用品店がいいでしょう。品揃えもいいのですぐに対応してもらえるでしょう。球交換であれば1,500円前後が目安になります。年中無休で営業している店舗が多いことや、営業時間が長いこともメリットです。
ただしヘッドライト交換に関する知識や技術の面では、整備工場やディーラーに劣ることがあるので注意が必要です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドも気軽にヘッドライト交換を依頼できる場所です。工賃も2,500~3,000円ほどですむでしょう。24時間営業のガソリンスタンドも多いので、時間を問わずにお願いできるのも魅力です。
カー用品店と同様に、スタッフの知識や技術力に関しては差が出てしまうので、口コミ評判などをもとに店舗選びをしっかりと行いましょう。
ヘッドライト交換の工賃に影響するケース
フロントに取り付けられたヘッドライトは、夜間や雨天時などの走行時に視界を保ち、他のドライバーへ自身の存在を知らせる役割があります。
ヘッドライト交換は、主にヘッドライトカバーの割れなどが原因で行うヘッドライトカバーやユニット一式の交換と、ヘッドライトに取り付けられているバルブ切れなどによって前照灯など灯火類が点灯しない際に行うバルブのみの交換があります。
頻度の多さ的にもヘッドライトのバルブ切れによる交換のことをヘッドライト交換と呼ぶことも多いかもしれません。
ヘッドライト一式を交換するよりも、当然バルブだけを交換する方が工賃や部位品代は抑えられます。
もちろん、車種や使用するバルブによってもヘッドライト一式の値段やバルブの値段は異なり、工賃はヘッドライト、またはバルブの取り外し難易度によって変化します。
ヘッドライト一式の交換が必要なケースとは
ヘッドライトの交換がバルブのみであれば工賃はさほどかかりませんが、ヘッドライト一式の交換となると工賃が高くなります。では、ヘッドライト一式を交換しなければならいどのようなケースがあるのでしょうか。
例えばヘッドライトカバーが損傷したときは、カバーのみの交換ができず、ヘッドライト一式の交換になります。内部の光が漏れるようなヒビや傷があると車検には通らないため、すぐに交換する必要があります。
また紫外線の影響や経年劣化でヘッドライトカバーが黄ばんでしまうことがあります。過度の黄ばみや曇りは光量不足の原因になり、やはり車検に通らなくなる可能性があります。夜間走行にも悪影響があるので、早めに交換するようにしましょう。
ほかにも愛車のドレスアップのためにヘッドライト一式を交換する場合があります。
要確認!ヘッドライト交換の工賃が無料になるケースもある
ヘッドライトの不具合による交換は工賃が無料になるケースもあります。
新車で購入した場合「メーカー保証」が付いています。保証期間内であれば無料で修理してもらえるので、必ず確認するようにしましょう。また、購入後すぐの不具合は整備不良として無料で対応してくれる場合もあります。
中古車で購入した場合も、メーカー保証の期間が残っている可能性があります。
交換するヘッドライトの種類によっても工賃が変わる
今回はヘッドライトバルブ交換に絞ってご紹介しますが、ヘットライトバルブにも従来のハロゲンバルブから光度の高いキセノンバルブ、家庭用などでも馴染み深いLEDバルブなど様々な種類が存在します。
基本的に従来型のハロゲンバルブに比べ、キセノンバルブやLEDバルブの方が高寿命で高性能であることが多く、その代わりに部品代を含む費用が高くなる傾向にあります。
ここでは、このハロゲンバルブ、キセノンバルブ、LEDバルブの特徴と主な取り付けや交換費用の目安をご紹介します。
ハロゲンバルブの工賃相場
ハロゲンバルブは部品自体も1,000〜2,000円程度と比較的安価であり、交換工賃はその車両のヘッドライトの構造によって大きく左右されます。
ハロゲンバルブはもっともオーソドックスなヘッドライトで用いられるバルブであり、家庭用電球と同じくフィラメントを発光させ前方を照射しています。
交換工賃に関してはどのバルブも同じく取り外しまでの脱着の多さに比例しますが、ハロゲンバルブの場合は工賃も含め片側3,000〜5,000円程度が目安と言えるでしょう。
キセノンヘッドライトバルブの工賃相場
取り付け時の工賃は使用する商品の値段と工賃が大きく異なることから一概にいえませんが、既存のキセノンバルブを交換する場合においても1万円以上の負担は覚悟しなくてはなりません。
キセノンヘッドライトは、フィラメントを用いて発光するハロゲンバルブと異なり、バルブ内のキセノンガスへの通電・放電を行うことで発光しており、ハロゲンバルブに比べ明るさが魅力のバルブとなります。
また、フィラメントを用いていないことから通常のハロゲンバルブにあるフィラメント切れの心配がなく、ハロゲンバルブよりも長寿命であることもメリットの1つです。
呼び方によってはキセノンヘッドライトやHID、ディスチャージなど様々ですが、基本的にどれも同じ内容のものを指します。
欠点としてキセノンヘッドライトバルブはハロゲンバルブと異なり、発光させるために電圧を交流に変換、昇圧を行う必要があるため構成部品が多く、昇圧するための点灯までの反応速度も犠牲になってしまいます。
もちろん、バルブ単体の値段もハロゲンバルブに比べると高くなるケースもあるため、純正ハロゲンからの取り付けや、不具合時のバルブ交換の際はより負担が大きくなるでしょう。
LEDヘッドライトバルブ
バルブ自体の値段はハロゲンよりも高価なものではありますが、商品によって価格幅が大きく安いものだと3,000円から高いものでは1万円台まで様々な商品が存在します。
家庭用電球などでも馴染みの深いLEDですが、既存のハロゲンバルブから交換するだけの後付けLEDヘットライトバルブも登場しています。
LEDらしく圧倒的な高寿命と消費電力の少なさが魅力のLEDヘッドライトバルブですが、キセノンヘッドライトに比べてハロゲンバルブと交換するのみで取り付けられることから作業性の良さも魅力です。
もちろん、作業性がよくなり取り付けにかかる工賃も比較的安く抑えることが可能です。
商品によって正しく光量や光軸などが出ず車検に通らない事態にもなりかねません。
取り付けの際は、安心できるブランドの商品を選ぶことをおすすめします。
自分でもできる?ヘッドライトの交換の手順と注意点
工賃を抑えるために自分で交換したいと考える方もいるでしょう。ここでは球交換とヘッドライト一式の交換手順や、ヘッドライト交換の際の注意点についてまとめます。
球交換の手順
ここではハロゲンバルブやキセノンヘッドライトバルブの場合の球交換の手順を説明します。
1. ボンネットを開けてヘッドライト裏にあるヘッドライトコード先端のコネクターを外します。ツメを押して外す車種もあるので、壊さないように気をつけてください。
2. バルブ裏に付いているゴムカバーとバルブを固定しているストッパーを外します。
3. バルブを外して新しいバルブを取り付けます。
4. ストッパーで固定してバルブ裏のカバーを付けます。
5. コネクターを装着したらヘッドライトが点灯しているか確認します。
ヘッドライト一式の交換の場合
ヘッドライト一式の交換は難易度が上がります。ジャッキアップをするのでくれぐれもケガをしないように気をつけて作業してください。
1. 純正の光軸の確認をします。
2. ジャッキアップしてジャッキスタンドで支えます。
3. バンパーを外します。
4. 配線やバルブを含めて丸ごとヘッドライト一式を取り外します。
5. 新しいヘッドライトを、光軸を合わせながら取り付けます。
6. バンパーを取り付けます。
7. ジャッキダウンしてから光軸の確認と調整を行います。
ヘッドライト交換の際の注意点
自分でヘッドライトを交換するにあたって、ケガや思わぬトラブルを防ぐためにも以下の点に注意が必要です。
必ずエンジンを切り時間を置いてから作業する
ヘッドライトを交換する際は、必ずエンジンを切ってから作業に移りましょう。
使用後のヘッドライトは熱を持っており、そのまま触るとヤケドする恐れがあります。
エンジンを切ってから少し時間を置き、十分にヘッドライトを冷ますことが大切です。
保護用の手袋を着用する
ハロゲンバルブを素手で触ると、表面に皮脂が付着してその部分だけ高温になる場合があります。
結果、過度な高温状態によりバルブが割れる恐れがあり危険です。
また、他のバルブであっても汚れが付着することを考えると、素手で触れることは避けるべきです。
ヘッドライトを交換する際は、保護用の手袋を装着して作業に臨みましょう。
車検に対応しているバルブを選ぶ
ヘッドライトのバルブは同じ種類でも実に数多くの製品があり、カー用品店や通販サイトなどで販売されています。
製品によって「明るさ」や「色」といった、車検の検査基準に関わる要素にも差があるため注意が必要です。
基準に合わないバルブを選ぶと、車検に通らなくなる可能性があります。
また、愛車がすべてのバルブに対応しているとは限りません。
車種によっては使用可能なバルブが指定されていることもあるため、新品を購入する前に取扱説明書で確認しておきましょう。
場合によってはエーミングが必要
バルブと併せてヘッドライトユニットも交換する場合は、「エーミング」という作業が必要になります。
エーミングとは先進安全技術を搭載している車の、安全機能に関わるセンサー類を調整する作業です。
センサーはバンパーやフロントグリルの辺りに設置されていることが多く、その付近に位置するヘッドライトを脱着したことで、センサーにズレが生じる場合があります。
センサーがズレたまま運転すると、衝突被害ブレーキなどが正常に作動せず、交通事故が発生するリスクが高まるため、エーミングによる調整が必要不可欠です。
なお、エーミングは専門性の高い作業であり、一般の方は入手困難なツールも用いるため、DIYはできません。
工賃を抑えるためにDIY!?DIYに潜むリスク
ヘッドライトバルブの交換にかかる工賃や費用は、取り付けるヘッドライトバルブの種類や、既存のハロゲンからキセノンへの取替などといった状況によっても異なります。
もしこれらバルブの交換や取替をDIYで行う場合、DIYに潜むリスクについても把握しておかなければなりません。
特にDIYを行う場合にあらかじめ確認しておきたいのが、ヘッドライトバルブの交換難易度と、取り付けられているバルブの規格です。
もっとも難易度の低いヘッドライトバルブの交換のみであっても、ヘッドライトバルブを取り外すために必要な脱着作業が存在します。
その上バルブにも様々な形状やサイズのものが存在し、この規格を間違うと取り付けることができません。
また、既存のハロゲンバルブをキセノン、またはLEDへ交換する際は正しい光軸や光量が出ていない恐れがあり、交換後の光軸調整は必須と言えるでしょう。
光軸調整自体はテスターのある専門店でなければ難しいため、これらの手間を考慮するとまとめて専門店へ依頼することをおすすめします。
ヘッドライト交換が必要かどうかを判断するポイント
ヘッドライトの調子が悪いと感じた際、ただバルブを交換しただけでは解決しない場合もあれば交換が不要な場合もあります。
交換するかどうかを判断する際、以下2つのポイントについてチェックしておきましょう。
ヒューズに異常がないか確認する
ヒューズは車の電線についている保安部品で、銅線が切れていると電力供給ができず両側のヘッドライトが点灯しなくなります。
この場合、バルブだけを交換しても状態は改善されません。
ヒューズは基準よりも数値の高い電流が流れることで切れてしまいます。取扱説明書に従ってヒューズを確認し、切れていたら交換しましょう。
黄ばみによる光量の低下も疑う
普段よりも光量が足りないと感じた場合、まずはヘッドライトに黄ばみやくすみがないかを確認しましょう。
ヘッドライトは経年劣化や紫外線によって黄ばんだり、洗車傷でくすんでしまったりすることがあります。
この場合、バルブの交換ではなくヘッドライト本体のケアや交換が必要です。
故障したヘッドライトは交換しないと法律違反になる
道路交通法ではヘッドライトに関するルールが明確に定められており、故障で点灯しないまま走行すると、違反点数1点・罰金7,000円のペナルティが科せられます。
また、2024年8月より車検時のヘッドライトの検査では、ロービームによる光量・光軸の計測が徹底されます。
ロービーム計測において基準不適合となる車は、レンズ面の劣化・内部リフレクタの劣化・前照灯ユニットと相性が悪いバルブの使用といったケースがほとんどです。
ヘッドライトの調整・交換を怠っていると車検に通らなくなる可能性も高まるため、定期的な点検を心がけましょう。
交換後に要チェック!ヘッドライトを長持ちさせるコツ
ヘッドライトの使い方によっては短命化を招き、頻繁な交換によりメンテナンスコストがかさみます。
メンテナンスコストを抑えるためにも、以下のコツを押さえてヘッドライトを長持ちさせましょう。
必要以上にオン・オフを繰り返さない
ヘッドライトは、電源のオン・オフを繰り返すと負担が増大し、短命化につながります。
寿命よりも早い時期にもかかわらず切れてしまうリスクが高まるため、こまめなオン・オフの切り替えが習慣化している方は注意が必要です。
ヘッドライト用のコーティングで黄ばみを予防する
黄ばみ・くすみによる光量の低下を防ぐなら、ヘッドライト用のコーティングがおすすめです。
プロにコーティングを依頼すれば、表面の洗浄・研磨を行ったうえで、汚れや小傷を防ぐコーティングを塗布してくれます。
これによりキレイな状態を保ちやすくなり、光量が落ちる心配もありません。
お得な工賃でヘッドライドを交換するならカーコンビニ倶楽部がおすすめ!
今回はヘッドライト交換についてご紹介しましたが、ヘッドライト交換もお客様の求める性能によって交換するべき商品が異なり、かかる部品代や工賃も異なります。
目先の負担を抑えるためには最も安価なハロゲンランプがおすすめのようにも思えますが、長期的に負担や手間をなくすのであれば長寿命のLEDヘッドランプがおすすめです。
しかし、LEDランプも明るさの面で確実にキセノンより有効という訳ではありませんので、お客様のニーズとご予算に合わせて最適なヘッドライト選択が求められるでしょう。
カーコンビニ倶楽部株式会社では、これらのヘッドライトバルブの不具合やドレスアップ目的の交換に対し、負担を抑えたリーズナブルな取り付け工賃にてご対応いたします。
たとえば、単純なヘッドライトバルブ交換のみの場合、部品代を除いた1個あたりの工賃は税抜548円からと非常にリーズナブルです。
もちろん、ヘッドライト以外のフォグランプやバックランプ等の交換も可能ですので、まずはお近くのカーコン店舗へお見積もりからご相談ください!
カーコンビニ倶楽部ではヘッドライトコーティングも可能
カーコンビニ倶楽部では、ヘッドライトの交換だけでなく黄ばみ・くすみを除去するヘッドライトコーティングのサービスもご用意しております。
ボディコーティングと同様に、カーメンテナンスのプロがヘッドライト表面を研磨のうえコーティングを塗布し、新車同様の輝きを取り戻します。
ヘッドライトの経年劣化により、光量が落ちてきたと感じた場合はぜひお試しください。
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