車のサイドミラー修理はどこでできる?費用相場や自分で修理する方法も解説

2025年05月10日
車体から飛び出る形で設置されているサイドミラーは、破損しやすいパーツのひとつです。
サイドミラーが破損したままだと車検に通らなくなるため、すぐに修理しましょう。
この記事では、車のサイドミラーが破損すると車検に通らない理由の他、修理を依頼できる業者、修理費用の相場などについて徹底解説いたします。
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サイドミラーの修理が必要なケース
サイドミラーは、破損や故障の際に修理が必要です。
具体的には以下のような場合、修理が必要になります。
・ミラー部分が割れた
・サイドミラーが作動しない
・カバー部分にキズがある
・カバー部分が割れている
修理の作業内容はケースによって様々で、例えばミラー部分が割れた場合はミラーのみ交換します。
カバー部分にキズがあるなら研磨と再塗装、割れているならカバー部分のみ交換する場合が一般的です。
本体のぐらつきや動作不良は交換が必要な場合がある
サイドミラー本体にぐらつきがあったり、スイッチを動かしても動かなかったりする場合はサイドミラー本体の交換が必要になります。
サイドミラーのぐらつきは走行中に脱落するリスクを伴うため、速やかに交換しましょう。
動作不良の場合は、まずエンジンを再始動させても動かないかどうかを確認します。
それでも動かず、故障状況が深刻な場合はサイドミラー本体の交換となります。
壊れたサイドミラーを修理しないと車検に通らない
後方の安全確認に不可欠なサイドミラーは、保安部品の1つに含まれ、故障していると車検に合格できない場合があるので注意が必要です。
最近では電動格納式のドアミラーがほとんどで、ボタン1つで開閉できます。ひと昔前の車やタクシーに見られる、前輪付近に付いているフェンダーミラーもサイドミラーの1種です。
ここではサイドミラーの保安基準やどんな場合に車検に通らないのかを解説します。
サイドミラーの保安基準とは?
サイドミラーに関しては保安基準第44条に明記されています。これによるとサイドミラーは歩行者に危害を与えてはならず、接触した場合に衝撃の緩和ができる構造である必要があります。
またグラグラした状態であってはならず、一定方向をキープして後方確認がきちんとできる状態である必要があります。当然のことですがミラーのひび割れなどもあってはなりません。
サイドミラーが壊れると車検に通らない?
サイドミラーの故障具合によっては、車検に通らない場合があります。
例えばミラー部分にひび割れや曇りがあり、後方確認に支障がある場合などです。
サイドミラーをぶつけてぐらつきがあるときも、すぐに修理しましょう。走行中の揺れでサイドミラーが外れて落ちてしまう危険性があります。
また、勝手にミラーの方向が変わることで後方確認ができなくなります。
サイドミラーにウインカー(補助方向指示器)が内蔵されている場合、レンズが割れ中の光が漏れている状態では、車検に通りません。
サイドミラーとしての機能は正常でも、ウインカーの不具合が問題視されるので早急に修理しましょう。
壊れた個所をテープで補修するなど応急処置をした場合も、その状態では車検に通らないのできちんと修理する必要があります。
電動式サイドミラーが自動で開閉しない場合は?
電動式サイドミラーの場合、故障して自動で開閉しなくても車検に通る可能性があります。自動で開閉できなくても、手動で開閉できなければ問題ないとされるからです。
車のサイドミラー修理ができる業者
車のサイドミラー修理は、主にディーラー・整備工場・ガソリンスタンド・カー用品店に依頼できます。
各業者の特徴を理解し、自分の希望に合った依頼先を見つけましょう。
ディーラー
ディーラーは自社メーカーの修理やメンテナンスに特化した業者で、豊富な知識と安定した技術力を持つスタッフに修理してもらえます。
ただし、小さな破損と思えるケースでも本体交換で対応されるケースもあります。
コストパフォーマンスよりも今後の使用において万全を期す対応を重視する傾向にあり、修理費用が高くなりがちです。
整備工場
自動車整備や修理を専門的に行っている整備工場でも、サイドミラーの修理や交換が可能です。
パーツや本体交換の際は、純正品だけでなく社外品や中古品に対応してもらえることもあり、費用総額を抑えられます。
工賃もディーラーより安い傾向にあるため、経済的です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは、店舗によってはサイドミラーなどの自動車修理を依頼できる場合があります。
給油や洗車など、日常的な利用のついでに相談や依頼ができるという便利さがメリットです。
なお、ガソリンスタンドは店舗によって修理可能な範囲や技術力に差があるため、口コミなどを参考にしながら依頼先を検討しましょう。
カー用品店
大手カー用品店の中には、車のサイドミラー修理を依頼できる店舗もあります。
パーツ交換の際は豊富な在庫の中から選べるため、取り寄せに時間をかけずスピーディにサイドミラーを直せます。
工賃は安価な傾向にありますが、ガソリンスタンドと同様に修理可能な範囲が限られている場合もあるため注意が必要です。
車のサイドミラー修理にかかる費用相場
車のサイドミラー修理は、破損・故障状況によって作業内容が変わります。
そのため、修理にかかる費用も一定ではありません。
主な修理内容と、それぞれの費用相場をまとめると以下の通りです。
修理内容 | 費用 |
ミラー部分の修理 | 1,500円~3,000円程度 |
カバー部分の修理 | 1,000円~10,000円程度 |
ミラー・カバー部分の交換 | 10,000円程度 |
モーターを含む本体交換 | 10,000円~30,000円程度 |
カバー部分の表面的なキズや小さなひび割れなら、簡単な修理で対応できるため安価な工賃で済みます。
一方で、広範囲が割れている場合はカバーを丸ごと交換する必要があり、上記のケースよりも費用が高くなります。
最も費用が高くなるケースは、モーターを含めて本体交換をする場合です。
動作不良の他、開閉時に異音が故障している場合もモーターの交換が必要となり、比較的高額な修理費用が発生します。
車のサイドミラー修理は保険を使用するべき?
サイドミラーは事故で損傷をする場合、または悪質なイタズラによって破壊するケースもあるかもしれません。
その場合、保険を使用できるケースもありますが、サイドミラーの修理に保険を使用して等級を落とすのは得策とは言えません。
保険を使用した際の等級の変化や保険料の差については、故障原因が事故かイタズラなのか、現在の等級と保険内容によって負担額まで大きく変わります。
そのため、その都度試算が必要となりますが、複数パネルを損傷するような事故が今後起こる可能性も考慮すると等級を残しておく判断も重要です。
特に再度ミラー単体のみの損傷の場合は、保険を使用するより中古部品を探すなどして費用対策を行った方がメリットとなる場合もあります。
車のサイドミラーの故障原因と対処法
車のサイドミラーの故障には、大きく分けて以下のような種類に分けられます。
・開閉作動の不良(モーターやギア不良)
・鏡面動作の不良(鏡面ユニット関連)
・ウインカー関連
さらに、現在の車両はサイドミラーの鏡面に表示灯が備え付けられているなどディスプレーのような役割も兼ねている場合もあるため、それらの電子制御を辿るとキリがありません。
ただし、一般的に車の電動サイドミラーの故障といえば、電動で開閉しなくなった場合や開閉時の動作がスムーズでない、または異音がするなどでしょう。
この原因はモーター不良、またはモーターの作動を開閉動作に変えるギアユニットの損傷などが考えられます。
動作時にモーター音はしているが動作をしない、またはスムーズに動作しない場合は、内部のギアが何かしらの原因で欠けたり、噛み合っていない可能性があります。
特に、サイドミラーをぶつけた場合やサイドミラーを手動で強制的に開閉させるなどすると内部の損傷につながる恐れがあります。そのため、必要な場合を除き手動で無理やり操作することは避けましょう。
なお、修理の際は以下の2パターンが考えられます。
・鏡面ユニットと開閉部分のモーターユニットが個別で交換修理できる場合
・全て一体となったサイドミラーの設定しかなく、Assy交換となる場合
当然、個別に部品設定があるほうが交換部品にかかる費用が抑えられるため、修理を検討する際は部品設定にも注目してみると良いでしょう。
サイドミラーの故障で事故を起こすと責任が重大になる
サイドミラーが故障しても、走行そのものに影響を与えることはないので問題ないと考える方もいるかもしれません。しかしサイドミラーは、車検の検査対象にもなる保安部品なので、場合によっては整備不良になりかねません。
整備不良の車に乗ること、乗せることは道路交通法第62条で禁止されています。故意の場合は「3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金」、過失の場合は「10万円以下の罰金」が科せられます。
さらに整備不良で事故を起こすと責任重大で、単独事故の場合は損害賠償責任が生じます。また、誰かを巻き込んでしまった場合は刑事責任が問われ、過失運転致死傷害が成立すると重い刑罰を受けることになります。この場合は「7年以下の懲役もしくは禁錮又は100万円以下の罰金」が科せられます。
刑罰を受けるのは運転者だけではなく、車検証に記載されている使用者や、社用車であれば整備担当者も責任を問われる場合があります。
整備不良の車は自分自身が運転しないことはもちろん、他人にも運転させないことが重要です。
サイドミラーが壊れて車検に通るかあやしい状態なら整備不良になりかねないため、早急な修理を心がけましょう。
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車のサイドミラーは運転中に後方確認をするために必要なパーツのひとつであり、破損していると安全運転に支障が出ます。
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