車の修理で保険を使わない・使うかを判断する目安とは??

2023年05月17日
車両保険はもしもの事故や修理の際に修理費用の負担を減らすことができますが、車の修理に保険を使わないほうが良いケースも存在します。ここでは、車両保険の仕組みや車の修理に保険を使うべきかそうでないかを判断する目安について、詳しく解説します。
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車の修理に車両保険を使うと保険料が上がる
事故による車の損害をカバーしてくれる車両保険ですが、車両保険はずっと一定の保険料というわけではなく、保険を使って車の修理をすると保険料が上がります。
修理に保険を使用するかどうかを見極めるためには、まず車両保険の仕組みを理解する必要があります。
等級制度を理解しよう
車両保険は、原則として事故のリスクが高いほど保険料が高くなる仕組みになっています。
事故歴がある方、ない方ではリスクが異なるため、リスクに応じた保険料を算出する基礎となるのが等級制度(ノンフリート等級)です。
ノンフリート等級は1~20等級に分類され、初めて車両保険を契約する際は6級から始まるのが一般的です。契約後無事故であれば1年毎に等級が上がり、等級が大きくなるほど保険料は下がります。
事故を起こすと等級がダウンする
逆に事故を起こし保険を使用した場合は、事故によって1等級もしくは3等級ダウンし、翌年から保険料が上がることになります。
1等級ダウン事故は台風や竜巻などによる自然災害、盗難、飛来物や落下物との接触やいたずらによる破損などがあります。
3等級ダウン事故は車同士の事故や墜落、転覆、ガードレールなどへ衝突、当て逃げなどが含まれます。
ノンフリート等級別の割増引率は、以下のとおりです。なお、7等級以上は前の保険の契約中に事故歴がある場合は割増引率が異なります。
等級 | 事故なし | 事故あり |
1等級 | +108% | |
2等級 | +63% | |
3等級 | +38% | |
4等級 | +7% | |
5等級 | -2% | |
6等級 | -13%(新規契約の場合+3%) | |
7等級 | -27% | -14% |
8等級 | -38% | -15% |
9等級 | -44% | -18% |
10等級 | -46% | -19% |
11等級 | -48% | -20% |
12等級 | -50% | -22% |
13等級 | -51% | -24% |
14等級 | -52% | -25% |
15等級 | -53% | -28% |
16等級 | -54% | -32% |
17等級 | -55% | -44% |
18等級 | -56% | -46% |
19等級 | -57% | -50% |
20等級 | -63% | -51% |
2台目以降の新規契約で一定の条件に当てはまる場合は7等級になり、割増引率は-38%となります。
保険を使用すると「事故あり係数」が適用になる
先に少し触れましたが、事故で保険を使用すると等級が下がり保険料が上がります。
さらに、「事故あり係数」が適用され、同じ等級でも割引率が小さくなるのです。
なお、事故あり係数は3等級ダウン事故の場合は1件に付き3年、1等等級ダウン事故の場合は1件に付き1年が加算され、1年経過ごとに1年が減ります。
車の修理に保険を使うか使わないかの判断の目安
車両保険を使えば車の修理費用が削減できますが、車両保険は被保険者の事故リスクに応じて割引率が設定されるため、事故を起こし保険を使っている方ほど保険料が高くなります。
そのため、軽度の損傷であり自己負担で対応できる場合は保険を使わない方が得であるケースも存在します。
修理費用と保険の上昇額を比較する
修理にかかる費用と保険を使用した際の保険料の上昇を比較し、今後の保険料の上昇分を上回る修理費用がかかるのであれば保険を使用するべきといえるでしょう。
修理費用が数十万円するような場合、全損した場合が該当します。
数万円程度の軽微な修理であれば、修理費用よりも等級ダウンや事故あり係数の適用による保険料の上昇額が上回るケースが多いので、自己負担で修理した方が長い目で見るとお得になります。
なお、こういった試算は保険会社が行ってくれるので、修理見積もりを持って保険会社に相談してみることをおすすめします。
車の修理で保険が使用できるシーンとは
車両保険は「一般型」と「エコノミー型」の2種類に大別されます。一般型は保険金額の上限が高く、補償範囲も広い代わりに保険料も高くなります。
一方、エコノミー型は保険金額の上限が低く、補償範囲は一般型よりも限定されますが保険料が安いというメリットがあります。
一般型、エコノミー型の補償の範囲を表にまとめました。
一般型 | エコノミー型 | |
車両(二輪車)との接触・衝突 | あり | あり(一定の条件を満たす必要がある) |
いたずら・落書き | あり | あり |
盗難 | あり | あり |
当て逃げ | あり | なし |
単独事故(ガードレ―ルにぶつかるなど) | あり | なし |
自転車との接触・衝突 | あり | なし |
転覆・墜落 | あり | なし |
火災・爆発 | あり | あり |
台風・洪水・高潮など | あり | あり |
地震・津波・噴火 | なし | なし |
動物との接触 | あり | なし |
一般型はエコノミー型と比較すると補償範囲は広いといえますが、地震や噴火などによる損害は対象外であるなど、いずれのタイプもすべての事故をカバーしているわけではありません。
契約時には内容をよく確認しておくことをおすすめします。
カーコンビニ倶楽部株式会社では、見積もりで確定したお車の状況とお客様の保険内容に合わせて適切な修理内容のご提案、保険の使用に関してのアドバイスをいたします。
見積もりもスピーディーに作成・ご提示が可能ですので、保険を使うか、使わない方がよいのか迷った際はまずはご相談ください!
詳しくは依頼する修理会社や代理店、保険会社で具体的な試算を行ってもらった上で判断するようにしましょう。
車の修理はカーコンビニ倶楽部へご相談ください!
今回は修理の際に保険を使わない方が良い場合についてお伝えしましたが、基本的に自腹で払える修理は自腹で行う方が、メリットがあると言えます。
30万円を超えるような大破した状態でも、5万円前後で直るへこみだったとしても、保険を使用して下がる等級は基本的に同じ3等級です。
事故のタイミングはいつ起こるかわからず、考えたくはありませんが短期間に複数の事故を起こしてしまう可能性もあります。
等級は低くなればなるほど割引率は低下し、最悪は割増になる場合もありますので、車の修理に保険を使わないで、本当に使いたい時のために等級を残しておく選択も状況によっては大切です。
カーコンビニ倶楽部株式会社では、今回ご紹介した保険の使用に対するアドバイスだけでなく、事故による板金修理の内容までお客様の保険内容に合わせた適切なプランをご提案いたします。
そのほかカーコンビニ倶楽部株式会社では、車の板金塗装から車検などの日常整備、頭金要らずで新車がご検討いただけるカーリース契約までお客様の幅広いご要望やお悩みに対して、アドバイスが可能です。
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※参考:損害保険料率算出機構「自動車保険参考純率改定のご案内」
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