定期点検はどこへ依頼しても同じ?車の点検で行われる項目とは
2020年07月14日
車を公道で走行するためには、正常に各部が動作するよう点検を欠かすことができません。そのため、2年毎の車検や定期点検が存在する訳ですが、実際はどのような部分を検査し、それに対して費用はどれくらいなのかわかりづらい点も多いと思います。今回は定期点検に関する内容や費用についてご紹介します。
車の点検項目はお店によって異なる?
車には、公道を走行するにあたって安全に走行できることを証明するための検査、すなわち車検があります。
この車検は2年毎に受ける必要がありますが、期間が長らく開いてしまうことから罰金等はないものの義務付けられている12ヶ月の法定点検や、6ヶ月の定期点検が推奨されております。
車のフロントガラスに貼られるステッカーで法定点検の存在をご存知の方も多いと思いますが、車検や12ヶ月法定点検は国で定められた点検であり、その内容は基本的に決められています。
それに対して6ヶ月毎に行うような定期点検に関しては、項目が国などで決められている訳ではなく、主に実施するお店やメーカー独自の内容に沿って行われることがほとんどです。
基本的に安全に車を走行させるために確認すべき項目は同じであることから、どの店舗においても確認する項目は大きく変わらないといっても良いでしょう。
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実際に行われる車の点検と項目とは
ここでは、車の点検で実際に確認される項目などについて点検毎にご紹介します。
車検
車検は車両が決められた基準に適合しているのか検査をすることですが、その検査に通す前に基準に適合するよう点検や不具合が生じた部分の修理を行っております。
これがいわゆる24ヶ月点検であり、基本的には車検と同時にセットで行われるものです。
点検項目は主に車検を通すための検査項目と等しく、車検では足回りのアライメント確認やスピードメーター誤差などと言った数値を扱う項目がありますが、点検の際にはそこまで詳しく数値をとるようなことはありません。
主にエンジン周りのオイル漏れや不具合、下回りのゴムの劣化やタイヤやブレーキの状態など、目視で確認できる部分はほぼ一通り確認されるのがこの点検です。
法定12ヶ月点検
法定12ヶ月点検は、名前の通り国が法で定めた点検ではありますが、この点検を受けなくとも罰金などの罰則がないことから受けていない方がいるかもしれません。
しかし、車検は2年毎と長期スパンとなることから最低でも1年に1度の点検、すなわち法定12ヶ月点検は確実に受けておくことをおすすめします。
特に、車のタイヤは走行する上で唯一地面に接する部品であることから非常に大切なものです。
このタイヤは走行しなくとも紫外線などの影響によって劣化し、基本的には3年程度を目安に交換する方が良いと言えるでしょう。
もし2年毎の車検しか受けていない場合、タイヤの劣化に気づくことができず雨天時にスリップ事故を起こしたり、高速道路などでバーストすることにも繋がります。
この他にも、法定12ヶ月点検では車検時に行う24ヶ月点検に近いレベルで車両を細かく点検されています。
この法定12ヶ月点検がきっかけで車の不調が見つかる場合もありますので、安全に走行するためにも確実に受けるようにしましょう。
6ヶ月点検
国では詳しく定められていませんが、車のエンジンにはオイルが循環しておりそのオイルの交換が半年毎であることもあって、合わせて簡単な定期点検が各メーカーからも推奨されています。
これが定期点検にあたりますが、国が定めている訳ではないため確認項目は実施する店舗やディーラーの場合はメーカーによって異なり、基本的にはエンジンやブレーキといった各種オイルの状態や漏れの有無、タイヤの状態、ブレーキの残量など最低限確認が必要な箇所が確認されます。
比較的時間もかからず、項目が少ないため費用も安価ですので、オイル交換と共に実施しておくとより安心して車を使用できるでしょう。
車の日常点検はどの項目を見ればいい?
車の点検の種類や項目などについてお伝えしましたが、車はお店での点検だけでなく運行前の点検を含めた日常点検が必要となります。
教習所のように走行前に車両を確認するユーザーの方は少ないと思いますが、高速道路に乗る場合など状況に応じて必要な部分に関しては自身で点検することが大切です。
主に日常点検ではエンジンルームにある各種オイルの量が規定量を満たしているか、タイヤの状態が良好であるかを見ることをおすすめします。
その際にオイルが目に見えて少ない場合、この際はどこかで漏れている可能性が考えられるため、速やかに専門店での点検を依頼しましょう。
この日常点検は法定点検や定期点検を怠っているユーザーの方ほど必要となりますが、点検を怠っている人ほど日常点検も疎かになっているのが現状です。
日常点検は確かに面倒であり実際に行っている方も少数だと思いますので、車にかける手間を減らして安心して車を使用するためにも、最低限の法定点検や可能であれば6ヶ月の定期点検を受けるようにしましょう。
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