ドアミラーの交換が必要となる故障

 

近年ドアミラーはスイッチによって電動で開閉する電動ミラーが主流となっていますが、ドアミラーそのものを構成する部品はそれほど多くはありません。

ドアミラーには後部を確認するためのミラー部分、つまりは鏡とそのミラーを支える台座であり電動調整を可能とする鏡面ユニット本体、そして開閉を行うモーター部分とそれらを隠すカバーで構成されています。

一般的に、ドアミラーの故障はぶつけるなど衝撃が加わることによって鏡面を調整するための台座部分となるユニットかモーターの破損によるものが多くを占めるといえます。

また、モーターなどのユニット部品は個別で設定されている場合もあり、ミラーカバーの内部を交換するだけと負担を減らすこともできます。

この他にもスイッチ側の不具合でミラーが動かない可能性も考えられますが、スイッチの故障は稀であることから、基本的にはドアミラー本体の方が原因で故障が起こると思っていて良いでしょう。

 

ドアミラー修理・交換の内容と費用

ドアミラーの故障について簡単に紹介しましたが、主にミラー内部にあるユニットが原因で作動不良を起こしているのか、ミラーが外傷を受けて割れたり折れたりしていることが多いと言えるでしょう。

ここでは、そのようなドアミラーの修理や交換で行う内容やおおよその費用についてご紹介します。

ドアミラーが動作しない場合

ドアミラーが動作しないと言っても、電動ドアミラーがスイッチで開閉しないのか、または鏡面ユニットが動かないなど、動作しない部分によって様々な故障状況が考えられます。

ドアを開閉させるモーターと鏡面を動かす台座は一体となっていることが多く、ミラーカバー内部のユニットごと交換することで多くの電装トラブルは修理が可能です。

ユニットの値段は一般的に１万円以内であることが多く、車種によって異なりますが工賃を含めて１万円から２万円程度が相場といえるでしょう。

ミラーカバーが破損している場合

ドアミラーは動作するがミラーカバーが破損して見栄えが悪いなど、見た目上の損傷を受けているケースもあります。これに関してはミラーカバーのみの設定があれば、ミラーカバーのみで交換が可能です。

この場合、費用はそれほどかからず、軽自動車などの場合はミラーカバーと工賃を含めても１万円以内で済むケースもあります。

また、ドアミラーにはウィンカーランプが取り付けられていることも多く、ウィンカーランプの不具合で交換する場合もミラーカバーを脱着する必要があります。

ミラーカバーの脱着難易度や工賃や部品費用は車両によっても異なりますが、ドアミラー内部にあるユニット脱着よりは作業にかかる時間や工程数も少なく、費用も抑えられることがほとんどです。

ミラーカバーにすり傷ができた場合

ミラーカバーの軽いすり傷は、多くの場合コンパウンドを使って修理します。

業者に修理を依頼する場合、すり傷の面積や状態にもよりますが、材料費と工賃を合わせて2,000円～4,000円くらいかかるでしょう。

コンパウンドはカー用品店などに行けば1,000円程度で売っているので、時間があれば自分で行うことも可能です。コンパウンドは粒子の細かい研磨剤で、研磨することによってすり傷を目立たなくします。

ただし、コンパウンドを利用する場合、やり方やすり傷の状態によっては塗装にダメージを与えてしまうこともあります。

また、その傷にコンパウンド補修が適しているのか見定める必要もあります。そのため、自信がない場合はプロに任せるのが無難でしょう。

ドアミラーを全て交換する場合

ミラーやドアミラーカバーなど個別に部品が交換できる場合について紹介してきましたが、車両の部品設定によってはミラーからカバーまで一体でしか交換できない場合があります。またダメージが大きく修理が不可能な場合もすべて交換しなければなりません。

この場合は高額となりやすく、修理にかかる費用も２万から３万円程度は必要となる場合が多いです。そのため、ミラーユニットやカバーのみの設定がある車両の場合は、該当する部品のみを交換した方が良いでしょう。

 

ドアミラーの修理にかかる期間は？

ドアミラーの修理や交換にかかる費用と併せて、かかる期間も気になるところです。

ドアミラーが故障し保安基準を満たさないため公道走行できないとなると、車を毎日通勤の足にしていたり、生活に車が欠かせない地域に住んでいたりするような場合はたいへんです。

ドアミラーの修理や交換を業者に依頼した場合にかかる日数ですが、コンパウンド補修で済むような軽い傷の場合は多くの場合数時間～半日、長くても２日程あれば修理できるでしょう。

ドアミラーのカバー、鏡、全体の交換をする場合でも、店舗に在庫があれば即日での修理が可能でしょう。

ただし、ドアミラーにはさまざまな種類があり、その車に合うドアミラーの在庫がある業者はそれほど多くないので、たいていはメーカー注文することになります。

メーカーに在庫があれば２～３日で到着しますが、在庫がない場合は１か月またはそれ以上待たなければならないケースもあります。

なお、在庫状況は人気車種かどうかでも変わってきますし、昨今の世界情勢による車のパーツの供給が滞っている現状からはそれ以上の納期がかかる可能性も否定できません。

いずれにしてもドアミラーの交換は早めに依頼することが大切です。

 

ドアミラー交換や修理が依頼できる業者と特徴

ドアミラーの交換や修理は、以下の場所で依頼することができます。

整備工場

整備工場は地域に密着したサービスを提供している業者も多く、予算などの相談にも柔軟に応じてくれるケースがほとんどです。

中古部品やリビルドパーツの使用に積極的な業者も多いので、そうしたパーツを使用したいのであれば整備工場がおすすめといえるでしょう。

寒い地域であればヒーテッドドアミラーなどが必要になるケースもありますが、地域性を把握している地元の整備工場であればドアミラー選びでも適切なアドバイスを受けることができます。

ディーラー

ディーラーは原則として純正部品を使用して修理します。またディーラーによっては修理時にそのほかの部分のチェックや洗車などのサービスが受けられるなどのメリットもあります。

メーカーの信頼がかかっているため一定の技術水準をクリアしていることに加え、そのメーカーの車の特徴を知りつくしているため安心して修理や整備を任せることができます。

ただし、工賃の相場はほかの業者と比較すると高くなりがちです。

カー用品店

すべてのカー用品店というわけではありませんが、大規模チェーン店などではドアミラー修理や交換ができるケースもあります。

カー用品店では、汎用品パーツがそろっているため汎用品で対応できるパーツの故障であればすぐに対応できるのが大きなメリットといえます。

また商品知識豊富なスタッフと相談しながらパーツを選べるのもカー用品店ならではです。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドの中で車の修理に対応している店舗であれば、ドアミラーの修理・交換ができる場合もあります。

ただ、修理専門ではないためスタッフが不在であるなどいつでも修理が受け付けられるとは限らないことや、場所によって技術力にばらつきがあるケースも見られるようです。

 

ドアミラーの修理・交換の費用を安く抑えるには

ドアミラーに限ったことではないですが、車の修理費用は高くなりがちです。

車はただでさえ燃料費や税金、車検費用や日常的なメンテナンス費用などの維持費がかかるので、さらに修理費用が必要となるとかなり負担が大きくなります。

そのため、できるだけ安く済ませたいと思うこともあるでしょう。ここでは、少しでも修理費用を抑えるための方法をご紹介します。

中古部品やリビルドパーツの利用を検討する

パーツ交換が必要な場合は、パーツの費用を安く抑えることで修理費用全体を抑えることができます。

純正部品よりも汎用部品がパーツの価格は安いため、汎用品で対応できるものがあればそれを使用するほか、もっと安く抑えるのであれば中古部品やリビルドパーツを使用するのもひとつの方法です。

ただし、中古部品は品質にばらつきがあるため、信頼できる業者に手配を依頼することをおすすめします。

相見積もりを取って安い業者に依頼する

ディーラーと整備工場など、業者の種類によって修理費用の相場は変わりますが、同じ種類の業者間でも修理費用には差があります。

業者によって修理の手法が異なったり、工賃の設定が異なったりするため、ドアミラーの修理や交換を依頼する際には複数の業者に見積もりを依頼し、修理内容と費用を比較検討することが大切です。

なお、見積もりの段階で不明点があれば質問し、クリアにしておきましょう。見積もりを基に相談に応じてくれるかどうかなども業者選びのポイントのひとつといえます。

保証を利用する

事故や不注意による破損でなく、普通に使用していたのに不具合が発生した場合などは、メーカー保証期間内であればドアミラー交換や修理も無償で対応してくれます。

まずは保証期間内かどうかを確認し、期間内であれば購入店やディーラー、またはメーカーに相談してみましょう。

 

ドアミラーの修理に車両保険は使うべき？

ドアミラーの修理に車両保険を使うことは可能ですが、ほとんどのケースでは自費で修理した方がよいといえます。

なぜならドアミラーの修理は交換したとしても２～３万円程度だからです。

車両保険を使うと等級が下がってしまう可能性があります。等級は１年ごとに見直されますが、ドアミラーを修理した翌年の保険料が上がることになるのです。

等級が下がることによって保険料がどの程度上がるのかを考えてから保険を使うようにしましょう。

ただしドアミラーにウィンカーが内蔵されていることもあり、故障状態によっては修理代が高額になることもあります。

また最近ではドアミラーにカメラが内蔵されている新車種も登場しています。

この場合はドアミラーの交換に数十万円もかかる場合があるので、車両保険を使って交換するとよいでしょう。

保険内容にもよりますが、５万円以下なら保険を使わず、５万円以上なら保険を使うと決めている人もいるようです。保険の等級のことも考えつつ保険を使うか使わないかを決定しましょう。

 

ドアミラーの交換・修理はDIYできる？

ドアミラーカバーの軽い傷程度であれば、コンパウンドや研磨剤入りのワックスでDIYすることも可能です。ただし、仕上がりのきれいさにこだわるのであればプロへ依頼するのがいいでしょう。

なお、電気系統の故障や全体を交換するとなれば整備士並みの技術と知識がないと難しいので、プロに任せるべきといえます。

 

ドアミラーの修理・交換費用を抑えるならカーコンビニ倶楽部へ！

ドアミラー修理に限らず部品の脱着・修理には経験と技術力が必要です。

一般的には車両を販売するメーカーの販売ディーラーがその車両に関する多くの情報を有しており、日頃から同じ車両を扱う機会が多いことから経験豊富で信頼できる反面、必要以上に工賃を取られるデメリットがあります。

もしドアミラー修理など費用を抑えて信頼できるお店に依頼したいとお考えの場合は、カーコンビニ倶楽部株式会社へご相談ください！

全国に多数展開しているカーコン店舗では、お客様から信頼いただけるようカーコンビニ倶楽部独自の品質管理体制によってどのカーコン店舗においても等しくお客様から安心・納得いただけるようサービス向上に努めております。

もちろん、安心のサービスはリーズナブルな料金にてお客様にご納得いただけるようお見積もりからご対応いたします。

詳しい費用につきましては車種やお車の状態によっても異なりますので、まずはお近くのカーコン店舗までお気軽にお見積もり・ご相談ください！

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