車の修理で高額になりやすいエンジン

車の中でもエンジントラブルは修理が高額となりやすい部分の一つです。

エンジントラブルにも異音やパワー不足などの体感できるトラブルから、体感はできないがエンジンのチェックランプが点灯しているなど様々です。

体感できないレベルのトラブルなど軽度なものであれば、センサーの交換や調整作業といった負担が軽く済む場合もありますが、エンジンから白煙が出ている場合や走行できないほどのエンジントラブルが起こっている場合はその限りではありません。

特に、現在では技術力の進歩によってエンジン内部の定期交換部品やトラブルが減りましたが、代わりにトラブルが起こった際は部品を交換するのではなくエンジン自体を載せ替えるケースが増えています。

当然エンジン自体の載せ替えは工賃もエンジンの値段も非常に高額であり、エンジンを交換せずともエンジン内部まで部品を脱着、調整が必要な場合は作業が複雑化しやすく大きな負担が必要となります。

なお、エンジンには冷却水やオイルなど様々な定期交換部品がありますので、これらのトラブルを避けるためにも、メンテナンスを怠らず必要に応じて劣化している部品を修理することが大切です。

 

車のエンジンが壊れる前兆

エンジンは何の前触れもなく急に壊れる場合もありますが、基本的には故障する前から何かしらの前兆が起こります。

ただし、一言でエンジンが壊れると言っても様々な故障があり、それぞれ前兆が異なる場合が多いです。

異音・異臭がする

走行中に「ガラガラ」「ゴロゴロ」などの異音がする場合は、エンジンオイルの劣化もしくは不足が考えられます。

そのまま走行するとエンジンが大きなダメージを受ける可能性があるので、できるだけ早く整備を受けましょう。

走行中に異臭がする場合はオイル漏れ、エンジンが焼き付くオーバーヒートの前兆であることがほとんどです。

なお、車に乗る前にガソリン臭がする場合はガソリン漏れの可能性があります。非常に危険なのでエンジンはかけず、ロードサービスを手配してください。

エンジン警告灯が点灯する

エンジン警告灯は、エンジンの制御系に何らかの異常が発生した時に点灯します。

なお、車にはエンジン警告灯以外にもさまざまな警告灯がありますが、危険度によって点灯した時の色が分けられており、赤が最も危険が差し迫った状態ですぐに停車する必要があります。

その次に黄、正常な時は青に点灯します。黄色は赤ほどの危険は状態ではありませんが、速やかな点検・整備が必要な状態です。

エンジン警告灯は黄色に点灯するので、緊急停車してロードサービスを呼ぶ必要はありませんが、できるだけ早い段階でディーラーや整備工場に持ち込みましょう。

水温計が高温を示している

エンジンは走行中非常に高温になるため、冷却水を循環させてエンジンを冷やす仕組みになっています。

メンテナンス不足で冷却水が不足している、また冷却水漏れを起こしている場合はエンジンを効率よく冷やすことができず、水温も上がります。

水温計が高温を示している状態は非常に危険です。

そのまま走行するとオーバーヒートを起こしエンジンが焼き付いて車両火災が発生することもあるので、すぐに安全な場所に停止し、ロードサービスを呼んでください。

加速が鈍くなる

アクセルの踏み込みに対する加速が鈍いなど、いつもと走行フィーリングが異なる場合、エンジンの圧縮不良や点火系統のトラブルが考えられます。

違和感を覚えた、という段階で点検しておくと不具合の早期発見につながり、大きなダメージの発生防止につながることもあります。

 

車のエンジン修理に保証や保険は使える？

非常に負担の大きいエンジンの故障ですが、車のエンジン修理に保証が使える場合があります。

新車保証・中古車保証

たとえば、新車で車を購入した場合はメーカー保証が５年または10万キロまで受けられるケースがあり、センサーなどの関連部品からエンジン自体の交換まで保証が認められる範囲で無償交換が期待できます。

ただし、これらの保証には先ほど紹介した年数や距離の制限だけでなく、正しく車が管理されていることが含まれます。

メーカーで推奨されている整備が行われていないことが原因やユーザーの使用状況にある場合は、その限りではありませんので注意が必要です。

中古車の場合

中古車の場合は、販売店が提供する独自の保証があるのが一般的です。定められた期間内であればエンジンも保証の対象であることが多く、修理に利用できるケースもあります。

ただし、新車保証とは異なり店舗によって対応が異なるので必ず中古車保証が付属しているわけではないことに加え、保証がある場合でも店舗や車ごとに内容や範囲が異なります。

そのため、中古車の購入時には保証についてよく確認することが大切です。

任意保険（車両保険）

一般的な車両保険には、エンジンに限らず車の故障に関する保険は含まれていません。

車両保険は主に事故や盗難、自然災害（地震や津波を除く）による損害、また事故の被害者への賠償責任をカバーするものであり、経年劣化などによる車両の故障を補償するものではないからです。

そのため、原則として車両保険は自然故障によるエンジンの修理には使えないと考えておきましょう。

故障運搬時車両損害特約であれば故障もカバー

ただし、2019年に始まった故障運搬時車両損害特約を追加している場合は例外です。

この特約は車の故障や事故によって、修理工場や自宅などへの車両の搬送時に生じる損害を補償するものであり、故障によって自走ができずレッカー移動となったケースに限り原因となった故障の修理費用が補償されます。

そのため、自走できない原因がエンジンにある場合はエンジンの修理費用に対する補償を受けることができます。

 

車のエンジンの修理費用の相場はどのくらい？

ここでは、車のエンジンの修理費用の相場をご紹介します。エンジンはさまざまなパーツやセンサー類から成り立っており、修理費用はどのパーツの不具合なのか、どの程度壊れているのかによって変わってきます。

O₂センサーなどのセンサー類などの故障であれば、３万円程度～10万円程度はかかります。また、オーバーヒートを引き起こすラジエーターの故障であれば５万円～８万円はかかるでしょう。

なお、エンジンの換装となると、エンジンそのものの価格が高いため工賃＋エンジン代金で軽自動車であっても30万円は下りません。

車種やエンジンの種類にもよりますが、リビルドエンジンではなく新品の純正エンジンを使用すると修理費用の相場は高くなります。

ミドルサイズ以上の車であれば、100万円を軽く超えるケースもあります。

 

エンジンの修理費用が高額な場合は乗換えも検討してみよう

エンジンの修理費用は、車の修理代の中でも高い部類に入ります。

特に脱着を伴うケースでは工賃が高くなる傾向があることに加え、エンジンを丸ごと交換するとなればエンジンそのものの費用がかかるので、車によっては100万円以上かかるケースもあるのは先述のとおりです。

そのため、年式や走行距離によっては乗り換えが視野に入ってくることも。

しかし、車の購入となればエンジンの換装と変わらないようなまとまった資金が必要になります。

そこでおすすめしたいのが、大きな負担なく新車が利用できるカーリースです。

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トラブル発生時も、予防もエンジンのことならカーコンビニ倶楽部へお任せ！

今回は車のエンジンの故障に関して、故障の原因や保証などについてご紹介しましたが、エンジントラブルの多くは定期的なオイル交換だけでも防ぐことができます。

これはエンジンオイルがエンジン内部の保護や冷却など様々な役目を担う存在であるからです。

エンジンにとって重大なエンジンオイルの管理に合わせて劣化した部品の交換を含む定期的な点検を行うことで、多くのエンジンの故障は避けることが可能と言えるでしょう。

カーコンビニ倶楽部株式会社では、エンジンの故障を避けるための定期点検から走行不能となるようなエンジントラブルまで幅広くお客様のカーライフをサポートしております。

費用はリーズナブルに、劣化した部品や不具合はプロがわかりやすくその必要性からアドバイスするため、お車に詳しくなくても安心してご利用いただけます。

今回ご紹介したエンジンオイルの交換も、作業工賃は602円（税込）からと、負担を大きく減らすことができます（オイル代は含まれておりません）。

エンジントラブルについてのご相談や修理、点検等の詳しい費用につきましては、お近くのカーコン店舗までお気軽にご相談ください！

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