ETCの取り付け後のセットアップとは?手順や費用の目安を解説

2021年05月26日
高速道路で便利なETCですが、ETCの取り付け後はセットアップが必要となります。今回はETC取り付け後に必要なセットアップと、ETCの取り付け手順や費用について詳しく紹介します。
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ETCの仕組みや取り付けるメリット
高速道路の料金所であると便利なのがETCです。ETCを導入することで、ETC専用レーンを通ることができ、高速道路を快適に使用することができます。ここでは、ETCの仕組みや取り付けるメリットについて解説します。
ETCの仕組み
まず、ETCを利用するにはETC車載器とETCカードが必要です。高速道路の料金場にはアンテナが設置されていて、車載器との間で無線通信を行って自動的に料金の支払いをすることができます。そして、ETCカードに登録されている方法で高速道路の利用料金が支払口座から引き落とされます。
ETCは全国共通のシステムなので、日本全国の有料道路にてETCの利用が可能です。高速道路の入り口は時速20kmほどのスピードで通過することで、自動的にバーが上がり、自動的に料金の計算から支払いまでしてくれます。
ETCを取り付けるメリット
ETCを取り付けることで、高速道路の料金所で一時停止することなく、ノンストップで通過できるようになります。現金のやり取りもなくなるので、支払いのための時間や手間を省いて、渋滞の緩和にも繋げることができます。
また、ETC利用者には、高速道路通行料金の割引きが適用されるメリットもあります。例えば、休日や深夜に高速道路を利用すると、30%の割引きが適用されるので、長距離旅行などでたいへんお得です。
他にも、一時停止の必要がないためにガソリンを無駄にしないこと、騒音や排気ガスの軽減などにより、お財布だけでなく環境にも優しいシステムであるといえます。支払いをクレジットカードに設定することで、ポイントを貯めることもできます。
ETCの取り付け後はセットアップが必須!
高速道路にあるETCレーンでお馴染みのETCシステムですが、ETCは車両に搭載した車載器によってETCカードの情報を読み取り、料金所に取り付けられたアンテナからの通信にて支払いなどを行う便利な料金会計システムです。
ETCを利用することによって料金所で起こりやすい渋滞を回避できるだけでなく、ETCの利用者のみ適応される割引など多数のメリットを受けられます。
ETCカードの支払い方法にはクレジット払いと指定銀行からの引き落としなどが一般的で、クレジットカード払いにしておけばポイントを貯めることも可能です。
このように大変便利でお得なETCカードですが、利用するには車載器を車内に取り付けるだけでなく車載器に車とドライバーの情報を入れておかなくてはなりません。
もし車載器にデータが入っていないと、料金所の通信でお乗りの車を特定ができず正確な料金を割り出せません。
また、セットアップが行われていないことが原因でバーが開かず、思わぬ事故につながる恐れもあり大変危険です。
セットアップは新品の車載器を取り付ける場合以外にも、古い車両から新しい車両へ車載器を引き継ぐ場合や中古品を購入して取り付ける場合、見落とされがちなのがナンバープレートの変更時にも必要となりますので注意しましょう。
ETCの取り付け手順とセットアップを含む費用相場
ETCのセットアップについて、その必要性などについてご紹介しましたが、ETCをセットアップする前にセットアップしたETCカードを読み取る車載器(本体)を取り付けなければなりません。
そうなると気になるのが、ETC本体の取り付けを含む費用相場だと思います。
ここでは、ETC車載器の取り付けからセットアップまでの取り付け大まかな取り付け手順と、セットアップ料金を含む費用の相場についてご紹介します。
ETCの取り付けからセットアップまでの流れ
ETCの取り付けは車の電装品の中でも工程の少ない、比較的簡単な作業となります。
ETC車載器の種類にもよりますが、カードを読み取る本体ユニットとアンテナを取り付け、電源を確保することで本体の取り付けは終わりです。
また、アンテナがETCカードを読み取る車載器と一体の場合、アンテナを別途取り付ける必要もありません。
その場合、近年需要が増加しているドライブレコーダーよりも電源から本体までの距離が短い分、取り付けにかかる手間が少なく費用も安くなる傾向にあります。
ただし、ETCの場合は先ほどもご紹介した通りセットアップをしなければバーを通過できず、誤った情報を登録していると正しい料金で道路を利用できない恐れも…
セットアップにはセットアップ申込書への記入と車検証に運転免許証の提示が必要となり、その情報を元に車載器へ車両の情報を登録させなければなりません。
セットアップ情報については、登録店であれば車載器を取り付けている時間程度で完了するため、ETCカードがある場合は当日からETCの利用が可能です。
ETC車載器の取り付けは、車載器の種類と取り付け位置によって作業時間が非常に短くなる場合もあるため、セットアップまでを含め2時間程度を見ておくと良いでしょう。
ETC取り付けとセットアップにかかる費用相場
ETCの取り付けとセットアップにかかる費用相場についてですが、一般的に取り付けとセットアップに対して別途費用が必要となります。
たとえば、ETC車載器の取り付けだけ行う場合の費用相場は、おおよそ8,000円前後となりますが、セットアップにかかる費用が3,000円ほど必要となることから、ETCを取り付けからセットアップまで行う場合1万円前後の費用が必要です。
店舗によっては取り付けからセットアップまでを合わせて行うことでよりお得に取り付けられるプランや、ETC車載器の購入も合わせて行うと工賃が非常に安くなるなど、依頼する店舗によって費用は異なります。
しかし、ETCの需要は加速し現在では中古市場にも多く出回っているため、中古で購入した方が本体を含めトータル出費が安く済む場合もあります。
ただし、持ち込みによるETCの取り付けを行っている店舗は限られ、取り付けが可能でも持ち込み料金などが必要となる場合があるため、自身の求める性能と予算に合わせて購入先や取り付け依頼先を選ぶと良いでしょう。
ETC取り付けとセットアップにかかる時間
ETC車載器の取り付けとセットアップを両方依頼する場合、時間がかかることがあるようです。例えば、車載器を軽自動車やコンパクトカーに取り付ける際には1時間ほど、ミニバンやSUVの場合は1時間30分ほどかかる場合があります。
セットアップにかかる時間は約20分くらいです。セットアップのみを依頼する場合はすぐに終わりますが、車載器の取り付けと併せて依頼する場合は、1時間30分~2時間くらいかかるので、事前に混雑具合などを確認しておくといいでしょう。
ETCカードの種類について
一般的にETCカードはクレジットカードに追加して発行します。クレジットカードとETCカードの機能が両方とも備わった「一体型」と、それぞれが別になっている「分離型」があります。一体型の場合は、盗難による被害が大きくなることがあるので取り扱いに注意が必要です。
クレジットカードの発行ができない場合でも、「ETCパーソナルカード」を発行して、ETCの利用が可能です。これは、高速道路会社が発行するカードで、年会費とデポジットを預けることで作成することができます。
会社が社員に貸与する「ETC法人カード」もあり、社員が業務上利用した高速道路料金をすべてまとめて会社の経費にすることができます。法人カードの中には、割引制度が充実している「ETCコーポレートカード」もあります。
ETCの取り付け費用を抑える方法とは
ETC車載器の取り付けに関しては自身で取り付けるような強者もいるかもしれませんが、セットアップはセットアップカードへの登録が可能なお店でしか行えません。
ETCのセットアップに関しては、ETCを不正利用されないよう登録店でしか行われておらず、登録店は限られております。
また、セットアップ時には車載器と対象となる車両の車検証、本人確認ができる運転免許証が必要となります。
ETCの取り付け費用を抑えるのであれば、カー用品店などでETC車載器を購入し、そのお店に依頼することが値引きなどを受けやすく工賃は抑えることができるでしょう。
しかし、車載器自体はネット通販を利用したり古い車両から取り付け直したりした方が遥かに費用を抑えることができます。
また、セットアップ料金は取り付けと別途で必要となりますので、車載器の料金と取り付け工賃、セットアップにかかる費用まで総合して費用を考える必要があるでしょう。
ちなみにセットアップにかかる費用はおおよそ3,000~5,000円ほどで、セットアップ自体にかかる時間は30分もかかりません。
この取り付けからセットアップまでの費用を抑えるのであれば、初めから安くで販売されているETCを購入してそのお店でセットアップまで行うか、車載器は自前で用意するか最安店にて購入し取り付け工賃とセットアップの料金がセットで安いお店に依頼する必要があります。
ETC選びにもポイントあり?費用を抑えるためのETC車載器の選び方
ETCの取り付けでもご紹介しましたが、ゲートとの通信を行うアンテナが車載器に一体化されているものと、別々で分離しているものと様々な種類があります。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、ETCを取り付ける際は自身にあった車載器を選ぶことも大切です。
車載器別の具体的な特徴は以下の通りです。
2ピースタイプ(車載器とアンテナが一体のタイプ)
ETC車載器とアンテナが一体となる2ピースタイプは、取り付けを行う際にアンテナを別途フロントガラスに取り付ける必要がないことから、費用を抑えることが可能です。
また、本体価格自体も比較的に抑えられており、とにかく取り付け費用を抑えたいという場合にはおすすめのETC車載器となります。
ただし、車載器にアンテナが内臓されていることから取り付け場所が限られ、外からETCカードの有無がわかりやすいため、盗難などセキュリティー面で不安要素が残ります。
また、現在では3ピースが主流となっていることから、2ピースのETC車載器自体が少なくなっていることもネックといえるでしょう。
3ピースタイプ(車載器とアンテナが別々のタイプ)
現在最もオーソドックスとなるのが、3ピースタイプのETCです。
ETCカードを読み取る車載器とゲートと通信を行うアンテナ部分が別々となっていることから、車載器の場所をグローブBOXや足下など自由に取り付けられ、車外からETCカードの有無を確認できないなどのメリットがあります。
2ピースタイプにはないアンテナを別途取り付け、配線処理を行う必要があることから工賃は高めになってしまいますが、現在のETCでは3ピースが多く流通しているため豊富な商品の中から自分にあったものを選ぶことが可能です。
ビルトインタイプ
ビルトインタイプは、ETC車載器が車内にウマ込まれているタイプのことです。メーカーがオプションとして提供するタイプの車載器で、基本的には新車を購入する際にディーラーに取り付けてもらいます。
車種に合わせて設計されているため、すっきりとした仕上がりになるメリットがあります。ルームミラーにアンテナが内蔵されている場合もあります。
ETC車載器のメーカーには何がある?
ETC車載器のメーカーは非常に多いので、人気売れ筋ランキングなどを参考にして好みの機種を選ぶことができます。
人気メーカーとしてパナソニック、パイオニア、ケンウッドなどを挙げることができます。これらのメーカーは、ETCとカーナビを連動できるメリットがあります。豊富なラインナップを誇るデンソー、三菱電機なども人気があります。
セキュリティ規格の変更にも注意!
ETCは高速道路料金を自動決済できる便利なシステムですが、セキュリティ面での対策も必要とします。そのため、2030年頃までを目指して新セキュリティ規格への変更が予定されています。
セキュリティ規格の変更が行われると、新セキュリティに対応していない車載器は使用できなくなります。新しくETC車載器を導入する際は、新セキュリティ対応の製品を選ぶようにしましょう。また、すでにETCを導入している場合は、車載器が新セキュリティに対応しているか確認する必要があります。
ETC2.0対応機を取り付けの場合は注意が必要!
ETCには従来通りのETCと、より高度なシステムによって様々なサービスが受けられるETC2.0があります。
ETC2.0のメリットとは?
ETC2.0は従来の高速道路における支払い機能だけでなく、全国の高速道路に約1,700ヵ所設置されたITSスポット(アンテナ)から情報を双方向通信しナビなどを介して様々な情報を得られるサービスです。
具体的な内容としては1,000km先の道路交通情報を把握でき、リアルタイムでより正確な渋滞情報を得ることで渋滞回避の支援を行います。
それだけでなく、ETC2.0のみ圏央道の割引があるなどETCをよりお得に利用することが可能です。
ETC2.0のセットアップ対象店でのみ対応
今後はこのETC2.0が主流となるとのことですが、このETC2.0対応の車載器に関するセットアップはETC2.0のセットアップ対象店でなければ対応ができません。
つまり、従来のETCセットアップのみ対応するお店にETC2.0のセットアップを依頼しても、その店舗がETC2.0のセットアップができない可能性があります。
取り付けの際はETCの種類を確認し、もしETC2.0を利用の場合はETC2.0対応のお店へ依頼するようにしましょう。
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ETCの取り付けやセットアップについての詳細はこちら。
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