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バンパー修理はDIYでできる?判断基準やプロが行う修理工程と費用目安を紹介

2022年08月18日

バンパーはもともと車体への衝撃をやわらげるために装着されているパーツです。衝撃緩和のためへこみやすくできており、ちょっとした衝撃などで簡単に傷やへこみになってしまいます。ここでは、バンパーがDIYで修理できるのかどうか、その判断基準やプロはどのように修理しているのかなどをご紹介します。

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バンパーの塗装の構造について把握しよう

バンパーの傷のDIYをする前に、まずは塗装の構造について把握しておきましょう。

小さな傷のDIYであっても、塗装の構造を理解しておかないとDIYが可能かどうかの判断をつけにくいことに加え、適切な方法で作業ができません。

バンパーに限ったことではないですが、車の傷の修理などをする際の基礎知識として塗装の構造を理解しておきましょう。

車の塗装は複数の層で構成されている

車の塗装は、大きく分けて3層で構成されています。

下地層

塗装の最下部にある下地層は、防錆効果などによってボディを守ることに加え、上層のカラー塗料の定着を助ける効果があります。

下地層に使用される薬剤は、ボディカラーと異なるグレー系のカラーであることが一般的です。

カラー層

車のボディカラーを決めているのがカラー層です。ここで初めてボディカラーとなる塗料が使用されます。

パール系カラーの場合、カラー層の上にさらにパール層を重ねることもあります。

クリア層

塗装の最上層であり、表面に露出しているのがクリア層で、クリア層はカラー層を守ることに加え、つやを与えてより車を美しく見せてくれます。

ただし、車を使用していくと細かい傷がつき、つやは失われていきます。なお、今ではこのクリア層にカラークリア塗料を使用しているボディカラーを純正採用するメーカーもあります。

 

DIYで修理できるバンパーの傷の判断基準

バンパーは傷つきやすいパーツなので、できればDIYしたいと考える方も少なくありません。

しかし、DIYで対応できる傷やへこみと、プロでなければ対応できない傷があります。

その判断基準としては、以下の4点が挙げられます。

・傷の大きさ、深さ
・へこみの有無、範囲
・割れの有無
・ボディカラー

傷の大きさ・深さ

まずは傷の大きさや深さを確認しましょう。広範囲に深い傷がついてしまった場合、DIYでの修理はきれいに仕上がらないことが多いため、プロに任せるのが正解です。

また、傷の深さは特に慎重にチェックしてください。水をかけたら傷が見えなくなる場合はクリア層のみの浅い傷のため、DIY初心者であっても比較的チャレンジしやすいといえるでしょう。

傷がカラー層にまで達している場合は手順が増えますが、まだDIYも可能な範囲です。

下地にまで達している深い傷の修理はプロに任せるべき

下地や素材が露出しているような深い傷の場合は、多数のアイテムやテクニックが必要となるため、車に詳しく修理に慣れているのでなければDIYは避けた方が無難でしょう。

なお、ここまで深い傷になると、放置すれば傷部分から塗装の下で錆などが広がり、パーツ交換をしなければならないほどのダメージとなる場合もあるため早急に修理するようにしてください。

へこみの有無・範囲

バンパーの傷がへこみを伴うのかどうかも、判断基準のひとつです。

軽くへこんだ程度で範囲も小さいのであればDIYも可能ですが、傷だけの場合よりも手順はかなり増え、修理には手間や時間がかかります。

大きなへこみやフレームがゆがんでしまった場合などは板金作業が必要になるので、専門業者に依頼した方がきれいに仕上がります。

割れの有無

バンパーに割れがないかどうかも確認しましょう。

小さなひび割れの場合はパテや専用の接着剤を使用してDIYすることもできますが、10cm以上に及ぶような割れの場合や割れが生じている位置によってはバンパーを外しての修理が必要になる可能性があります。

バンパーの脱着を伴う修理は難易度が高く、DIYはおすすめできません。

特に衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を搭載している車のバンパーにはセンサーが装着されており、搭載されている先進安全技術が正しく作動するための調整作業であるエーミング作業が必要です。

エーミング作業は専用の設備や機材が必要で、対応できる業者も限られる高度な作業のため、DIYはできないと考えておきましょう。

ボディカラー

近年一部のメーカーで純正採用され、人気が高まっているつやと色の深みが美しいボディカラーは、通常透明であるクリア層に色が付いています。

色付きのクリア層を塗り重ねることによって独特のつやと深みを表現しており、微妙な重ね具合で色つやが変わるため製造ロットによってカラーに微妙な違いが生じるほどです。そのため、部分塗装は非常に難しいとされています。

修理業者でも対応不可なケースがあるほどなので、DIYでの再現はまず無理でしょう。

また、見る角度によって色彩が変化するマジョーラも部分塗装が難しいといわれます。

こういった特殊なボディカラーの場合は、その美しさを損なわないためにも修理はプロに任せるべきといえるでしょう。

 

DIYできるバンパーの傷の修理方法

ここでは、パテを使用してバンパーの小さな傷をDIYする方法を紹介しましょう。

・洗車・脱脂

作業を始める前に、まず洗車しておきます。車体についたほこりや塵はもちろん、タール・ピッチや鉄粉などもきれいに落としておきましょう。洗車後水分をきれいに拭き上げたらシリコンオフなどを使用して、脱脂を行います。

脱脂はパテをきれいに密着させるために、必ず行ってください。

・研磨

耐水ペーパーを使用して、傷部分のささくれなどが滑らかになるまで研磨します。

・パテ塗布・研磨

次にパテの塗布に移りますが、このときバンパープライマーを使用しておくときれいに仕上がります。バンパープライマーが乾燥したら、丁寧にバンパーパテを塗りこんでください。

商品によって若干の差がありますが、パテは乾燥すると縮むため少し盛り上がる程度に塗り込めます。かといってあまりに大量に塗布すると後の研磨が大変なので、適度な範囲で加減しましょう。

パテが乾燥して固まってから、研磨して表面を滑らかな状態に整えます。耐水ペーパーは数種類を使い分けることがきれいに仕上げるポイントです。

・カラー塗装・仕上げ

この段階で再び脱脂を行います。その後傷の周りをマスキングし、保護した上でプラサフ→ボカシ剤→カラー塗装→クリア塗装→ボカシ剤の順番で塗装し、仕上げます。それぞれの薬剤を塗布した後は、しっかりと乾燥させた後で次の薬剤を塗布してください。

小さな傷であれば、より手軽なタッチペンを使用してもいいでしょう。

 

バンパーのDIY修理の際に気を付けたいリスク・デメリット

傷のサイズや深さによってはDIYも可能ではありますが、DIYでのバンパーの修理はリスクやデメリットも伴います。

思ったよりもコストがかかる

業者に依頼するとある程度の工賃がかかるため、DIYのほうが安くつく、と考える方は多いのではないでしょうか。

しかし、一概にDIYが安いともいえない面もあります。DIYの際には耐水ペーパーやシリコンオフ、プラサフ、カラー塗料などのさまざまなアイテムをそろえなければなりません。

また、月極駐車場などでは、一般的に駐車場内で洗車や車の修理、塗装などは禁止されています。

自宅の敷地内で車を保管している場合は良いですが、そうでない場合はバンパー修理のためにレンタルガレージなどを手配する必要があります。

そのため、思ったよりもコストが高くなった、というケースも少なくありません。

手間と時間を費やさなければならない

バンパーの修理は、簡単に素早くできるものではありません。先述したとおりいくつもの過程を踏まなければならず、時間や手間がかかります。

塗装だけで考えてもカラー塗料のみを塗布すればよいわけではなく、脱脂処理やプラサフ、仕上げのクリア塗装やボカシ剤の塗布が必要です。

また、塗料は薄く何度か重ね塗りしますが、一度塗るたびに乾燥させなければなりません。さらにへこみを伴う傷であればパテ埋め作業も追加されます。

作業に慣れていない場合は、休日を丸一日バンパー修理に費やすことになりかねません。

プロのような仕上がりにはならない

プロは専用の工具や設備、薬品類をそろえています。また深い専門知識と技術があるため、仕上がりの美しさではDIYは遠く及びません。

コストをかけ、手間や時間を費やしても満足のいく仕上がりにならない可能性が高いといえるでしょう。

 

バンパーの修理が依頼できる業者

バンパーの修理依頼ができる業者はさまざまありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

バンパー修理を業者に依頼する場合は予算だけではなく、業者ごとの特徴を把握しよく比較検討して、納得のいく場所に依頼することが大切です。

ここでは、バンパー修理が可能な業者のそれぞれの特徴をご紹介しましょう。

ディーラー

ディーラーはパンパー修理などの板金塗装はもちろん、メカニック部分の修理や整備、車検や定期点検など、そのメーカーの車に関することならどんなことでも依頼できます。

ブランドイメージに関わるため技術力も一定のラインを確保しており、ディーラーによる技術力の差はほとんどありません。安心感や信頼性はディーラーの大きな魅力といえます。

また、修理に出す際も車を自宅まで引き取りに来てくれたり、代車の提供があったりと手厚いサービスが受けられるのもディーラーならではのメリットです。

ただし、その分費用相場は高い傾向にあります。

板金塗装専門業者

板金塗装を専門的に手掛けている業者は知識が深く、さまざまなケースの修理を担当してきた経験豊富なスタッフが多い傾向にあり、高い技術力があるのが特徴です。

また、独自の技術や工具を開発し、修理時間の短縮やコストカットを実現している業者もあります。

特殊なカラーに対応している業者も多くありますが、業者によって技術力や設備が異なるケースもあります。修理費用はディーラーよりも安めといえるでしょう。

カー用品店

カー用品店の中には、バンパー修理などの板金塗装を請け負っている店舗もあります。

いつも利用している店舗で修理を気軽に依頼でき、新たに修理業者を探す手間がかからないのはカー用品店のメリットといえます。

ただし板金塗装のみを専門に行っているわけではないので、スタッフや店舗によって対応できない修理がある可能性も。また技術力にもばらつきがみられるケースが多い傾向にあります。

工賃はディーラーよりも安いですが、板金塗装業者と同程度、もしくは若干高額なこともありようです。

 

DIYでは難しい!プロが行うバンパー修理の工程を公開

DIYでのバンパー修理が決して気軽でないことをご紹介しましたが、では専門店ではどのように修理を行なっているのでしょうか?

簡単に樹脂によってできているバンパーの修理方法をご紹介すると、主に以下の工程となります。

修理する箇所の確認・色合わせ

バンパー修理の際は、まず作業前に箇所を確認しどのような方法で修理をするのか、色はどのような色なのか確認し見積もりを作成してお客様の納得できる修理の提案をします。

もちろん色についてはお車のカラーナンバーを確認し、技術と経験を持ったスタッフの手で色合わせが行われます。

厳密には、見積もり作成後の実際に作業が決まった際、または下地など板金が終わった際に色を調色することになります。DIYのスプレー缶とは異なり、色褪せなどが生じている実際の車両に合わせて色を調整できるのは専門店だからこそ可能な技です。

下地処理

バンパーを塗装する前には、塗装する面の下地処理が必要です。

DIYの場合、この下地処理不足が原因で塗装面がデコボコになっていたり、最悪の場合は剥がれてしまったりするケースもあります。専門店では整えられた設備と経験豊富なスタッフの手で迅速・丁寧に処理が行われるため安心です。

具体的に下地処理では、傷ついた部分の研磨や、必要に応じてパテで塗装面を成形、養生の為のマスキングからプライマーの吹き付けまで作業は多岐にわたります。

塗装

塗装面の下地処理が終了したら実際の塗装に入ります。ここは一番プロの技が光るところです。

吹き付ける際の塗装面までの距離感や塗り方など、DIYでは出来やすいムラも専門店では、エアーツールであるスプレーガンを使用しプロの手によって塗装を行うため安心して完成を待つことができます。

DIYでムラが生じて出来栄えに納得できない際は下地処理からやり直さなければなりませんが、専門店ではそんな心配をする必要がありません。

出来上がった車両は乾燥後に綺麗に磨かれ、ピカピカの状態でお客様へ納車されて作業が終了です。

下記の動画では、実際にカーコンビニ倶楽部がおこなう塗装作業です。バンパーではありませんが、プロの塗装工程を見ることができます。

 

バンパー修理の費用とは

専門店での一般的なバンパー修理の流れとして、大まかに損傷の確認・見積もり作成、下地処理、実際の塗装と3工程で簡単にご紹介しましたが、実際に行う修理工程はこれ以上に非常に細かく多いです。

バンパー修理の費用の目安としては下記の通りです。

・5cm×5cm程度の小さなキズ:1万円以下~1万円前後

・板金と塗装が必要になるキズ(部分修理):2万5千円~4万円程度

・バンパー全面の修理が必要となるキズ:3万円~5万円程度

キズの大きさや深さによって金額に幅がありますが、DIYでリスクを背負いながら修理することを考えれば、やはりプロへ依頼することが賢明な判断と言えるでしょう。

※掲載の費用は概算です。おクルマの状態や店舗によっては異なる場合がございます。詳しくは店舗にご確認ください。

 

バンパーの修理ならDIYよりもカーコンビニ倶楽部にお任せ!

ここまでDIYでのバンパー修理に伴うリスクについてご紹介しました。どれだけ車のことに詳しいからと言っても、プロの技術には怠るのが事実です。バンパーに傷が付いた場合は、DIYでどうにかしようとせず、早めにプロに修理依頼をしましょう。

カーコンビニ倶楽部のキズ・へこみ直しでは、バンパーの修理も承っております!

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公式サイト上で、傷の場所や種類、車種などからおおよその金額をシミュレーターで確認することも可能ですのでご安心ください。

バンパーの修理をお考えの方は、まずはお気軽にカーコンビニ倶楽部のキズ・へこみ直しにご相談ください。

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