バックカメラは取り付けるべき?義務化の対象や費用、取り付け位置を解説
2026年09月20日
バックカメラなどの後退時車両直後確認装置は、新車への装備が義務化されています。
ただし、現在乗っている車にバックカメラが付いていないからといって、すぐに後付けしなければならないわけではありません。
一方で、バックカメラを取り付けると、駐車時やバック時に車両後方の死角を確認しやすくなります。
子供や障害物の見落としを防ぐ補助にもなるため、義務化の対象外であっても、安全性を高めたい場合は取り付けを検討する価値があるといえるでしょう。
この記事では、バックカメラ義務化の対象になる車や費用相場、取り付け位置について解説します。
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バックカメラ取り付けの必要性

バックカメラなどの「後退時車両直後確認装置」は、現在、新車への装備が義務化されています。
ただし、すでに販売・登録されている車(義務化の対象外)に対して、後付けが一律で義務付けられたわけではありません。
そのため、未装着の車に今すぐ取り付ける必要はありませんが、後方の死角を補って安全性を高めるための「任意の装備」として非常に価値があります。
具体的な義務化の時期や、取り付けるメリットを詳しく見ていきましょう。
義務化の対象になる車とは
義務化の対象となるのは、基準の適用時期以降に販売される新車です。
- 新型車: 2022年5月以降に販売される車
- 継続生産車(既存モデル): 2024年11月以降に販売される車
これより前に販売・登録されている既存の車には、後付けの義務はありません。
装着はあくまで個人の任意となるため、駐車時の安心感や安全性を高めたいタイミングで設置を検討することになります。
バックカメラを取り付けるメリット
義務化の対象外であっても、バックカメラの設置には以下の大きなメリットがあります。
死角のカバー:ルームミラーやサイドミラーだけでは見えにくい、車両後方の低い位置を確認しやすくなります。
事故防止:バック時や駐車時に、小さな子供や障害物を見落とすリスクを減らせます。
駐車のサポート:後方確認が苦手な方でも、目視を補うことで駐車時の安心感が大幅に向上します。
バックカメラの取り付けを依頼できる業者

バックカメラの取り付けは複雑な配線作業を伴うため、業者への依頼がおすすめです。
主な依頼先として、ディーラー・整備工場・カー用品店の3つが挙げられます。
ディーラー
特定のメーカーの車を取り扱っているディーラーでは、バックカメラの取り付け依頼も可能です。
ただし、自分で購入した社外品(持ち込み品)の取り付けには対応していない場合もあるため、事前の確認が必要です。
整備工場
地域の整備工場でもバックカメラの取り付けに対応している場合があります。
電装品を得意とする工場であれば、社外品の取り付けや配線処理、ナビとの接続まで柔軟に相談できます。
ただし、対応できる製品や作業範囲は工場によって異なります。
「取り付け実績」「持ち込み可否」「作業後の保証」を事前に確認しておくと安心です。
カー用品店
多くのカー用品店では、バックカメラを取り扱っており、購入から取り付けまで一括で依頼できます。
工賃はディーラーや整備工場よりも比較的安い傾向にあります。
ただし、ネット等で購入した製品を持ち込む場合、工賃が割高に設定されている店舗が少なくありません。
持ち込みを検討している場合は、事前に料金設定を確認しておきましょう 。
バックカメラの取り付け工賃の相場

バックカメラの設置費用は、「カメラ本体代」と「取り付け工賃」の合計で決まります。
業者に依頼する場合の費用目安は以下の通りです。
| 項目 | 費用目安 |
| バックカメラ本体 | 数千円〜3万円程度 |
| 取り付け工賃 | 1万〜3万円程度 |
ただし、車種やカメラの種類、カーナビ・モニターとの接続方法、配線の取り回しによって費用は変わります。
リアゲートや内張りの脱着、配線の引き込み作業が複雑な場合は、相場より高くなることがあります。
また、 ネット等で自分で購入したカメラを持ち込む場合、店舗購入品より工賃が高くなったり、取り付け自体を断られたりすることがあります。
取り付け後の保証が限定される場合もあるため、購入前の確認が必須です。
バックカメラを自分で取り付けできる?

バックカメラはDIYでの取り付けも可能ですが、本体の固定に加えて「配線の引き込み」「電源の確保」「ナビへの接続」などが必要になります。
車種によっては内張りやナビ本体の取り外しを伴うため、DIYの難易度は高めです。
作業に不安がある場合は、無理をせず業者へ依頼しましょう。
DIYで取り付ける場合の大まかな流れ
バックカメラ取り付け作業における一般的な流れは、以下の通りです。
- 取り付け位置を決める
- バックカメラ本体を仮固定する
- 配線を車内へ引き込む
- 電源線・アース線を接続する
- カーナビやモニターへ映像端子を接続する
- 映像を確認し、角度を調整する
- カメラ本体と配線を固定する
バックカメラを自分で取り付けるのが難しい理由
内装や配線を傷つけるリスク
リアゲートや内張りを外す際、無理にパネルを外したり配線を押し込んだりすると、部品や配線を傷める原因になります。
接続パーツの複雑さ
カーナビとの接続には、RCA端子や専用コネクター、変換アダプターなど、手持ちのナビの型番に合う製品を正しく選ぶ必要があります。
保安基準・安全面への影響
取り付け位置や配線ルートを誤ると、車外突起物に関する保安基準(車検)に抵触したり 、ピラー付近の配線がサイドエアバッグの作動を妨げたりするおそれがあります。
作業への不安や車種ごとの配線ルートがわからない場合は、プロの業者に依頼するのが確実で安全です 。
バックカメラの取り付け位置

バックカメラの設置場所は、後方の見え方や車体形状によって異なり、主に4つの候補があります。
なお、車外設置では、外装の突起物に関する保安基準への注意が必要です。
原則として「曲率半径2.5mm未満の突起」は禁止されていますが、「突出量が5mm未満で端部に丸みがあるもの」や「突出量が1.5mm未満のもの」などは例外(車検適合)となります。
ナンバープレートの上
ナンバープレートの上は、バックカメラの取り付け位置として選ばれやすい場所です。
車両後方の低い位置を確認しやすく、カメラ本体も目立ちにくいというメリットがあります。
ただし、ナンバープレートに重なると車検に影響するおそれがあります。
また、夜間は後続車のヘッドライトで映像が白っぽくなることがあるため、取り付け角度の調整が重要です。
リアスポイラーの下
リアスポイラーの下は、ナンバープレート周辺より高い位置に取り付けられるため、後方を広く確認しやすい場所です。
雨が直接当たりにくく、後続車のヘッドライトの影響も受けにくい傾向があります。
一方で、車種によっては配線が複雑になります。
また、位置が高すぎて車両直後の足元が見えにくくなることがあるため、映像範囲を確認しながら調整することが大切です。
ルーフトップ
リアスポイラーがない車種でも高い位置にバックカメラを取り付けたい場合は、カメラの上下を反転させてルーフトップに取り付けるという手もあります。
後続車のヘッドライトが直接当たりにくいため、夜間も鮮明な映像を残しやすくなります。
ただし、車の直下の様子は見えにくくなります。直下の死角が気になる場合は、広角レンズを選ぶか、ナンバープレート周辺への設置がおすすめです。
車外設置となるため、防水性や配線処理、保安基準の適合も必須です。
リアガラス
リアガラスは、車内にバックカメラを取り付ける場合の候補になります。
車内設置であれば雨や泥の影響を受けにくく、カメラ本体の劣化を抑えやすい点がメリットです。
ただし、リアガラスの傾斜が強い車では、内装の映り込みやガラスの汚れによって映像が見えにくくなることがあります。
リアガラスに取り付ける場合は、カメラとガラスの距離を近づけ、視界を妨げない位置に設置しましょう。
関連記事:バックカメラの最適な取り付け位置は室内?車外?自分で取り付ける方法も解説
自分で取り付け・持ち込みなら要チェック!バックカメラの選び方

バックカメラを選ぶ際は、価格やデザインだけでなく、ナビとの適合や機能面を確認することが大切です。
適合しない製品を選ぶと、取り付けができなかったり映像が映らなかったりすることがあります。
特に持ち込みで依頼する場合は、購入前の確認が必須です。
カーナビとの相性を確認する
バックカメラを後付けする場合は、使用しているカーナビやモニターに接続できるかを確認しましょう。カーナビがバックカメラ入力に対応していない場合、カメラを取り付けても映像を表示できません。
また、映像入力端子がRCA端子なのか、専用コネクターなのかによって必要な部品が変わります。
接続方式が合わない場合は、変換アダプターや専用ケーブルが必要になるため、購入前にナビの型番や対応端子を確認しておきましょう。
画角や映像の見え方を確認する
バックカメラは、レンズの種類によって映像の見え方が変わります。
広角レンズ・魚眼レンズ:広い範囲を映せるため死角を減らせるのがメリットですが、映像の端が歪みやすく、距離感をつかみにくい場合があります。
標準レンズ:映像の歪みが少なく距離感を把握しやすいですが、広角レンズに比べて映せる範囲は狭くなります。広さを重視するか、距離感を重視するかで選びましょう。
夜間対応やガイド線などの機能を確認する
夜間や暗い駐車場で使う機会が多い場合は、夜間撮影に対応したバックカメラを選ぶと安心です。
赤外線センサーや高感度カメラを備えたタイプであれば、暗い場所でも後方を確認しやすくなります。
また、モニター上にガイド線を表示できるタイプは、駐車時の距離感を把握しやすい点がメリットです。
ただし、ガイド線の表示可否や調整機能はカメラやナビの仕様によって異なるため、購入前に確認しましょう。
防水性能や耐候性能を確認する
車外に取り付けるバックカメラは、雨や洗車時の水、温度変化、砂ぼこりの影響を受けます。
そのため、防水性能や耐候性能のある製品を選ぶことが重要です。
防水性能は、IP67やIP68などの保護等級で示されます。
屋外設置を前提にする場合は、防水・防塵性能の表示や使用環境を確認し、車外取り付けに対応したバックカメラを選びましょう。
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バックカメラの取り付けには、保安基準に準じた取り付け位置を理解し、自分に合った仕様のバックカメラを選ぶ必要があります。
そのため、カメラ選びから取り付けまで1人で行うには大きな手間がかかります。
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