車のメンテナンスにはどのくらいお金が必要?内訳と費用相場について

2021年08月08日
快適なカーライフには洗車や車内清掃は欠かせませんが、車の走行性能や安全性能を保つためには定期的なメンテナンスが必要となります。メンテナンスと言う響きに「難しいのでは?」と抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、メンテナンス作業自体はプロの専門家に依頼すれば問題ありません。
とは言っても、愛車のメンテナンスだけに車のオーナーや利用者もメンテナンスの重要性、メンテナンス作業の内容、メンテナンスサイクルや費用を掴んでおくべきだと考えられます。ここでは、車を維持する上で必要となるメンテナンスやメンテナンス費用の目安を紹介します。
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車を維持していく上で欠かせないメンテナンスとは
なぜメンテナンスが必要なのか?
生産技術の向上で故障することが非常に少なくなった現代の車は「費用のかからないメンテナンスフリー車」のようにも感じられますが、車は工業製品なので定期的なメンテナンスが必要となり、怠ると思わぬトラブルに繋がる可能性があります。
そのため、定期的にメンテナンスを行い、車両が問題なく走行できるか、システムなどが正常に作動するかを確認する必要があります。
ンテナンス時期の目安は?
車のメンテナンスは車検時の点検整備が1つの目安
定期的なメンテナンスと言っても具体的に何が必要であるのか判らなければ、車のメンテナンス計画をたてられませんが、国内で登録されている車は車検が義務付けられているので、車検の際に行う点検整備が車のメンテナンスの1つの目安になります。
すべての自動車に義務付けられている車検では、国土交通省の定める安全基準を車が満たしているかを確認するもので、車検に合格できない車は公道走行が行えません。一般的にユーザーが関わる車検は継続車検と呼ばれる種類のもので、自家用自動車の場合2年に1度の検査が必要です。
より車両コンディションを保つなら法定点検の時期を目安に
また、車検以外にも12ヶ月点検と24ヶ月点検と呼ばれる定期点検が道路運送車両法で義務付けられていて、この定期点検は法定点検とも呼ばれます。法定点検は義務付けられているものの、実施しなくても罰則規定がないために軽視されがちですが、車両コンディションを保つために実施するべきメンテナンスとして捉えるべきでしょう。
通常24ヶ月点検は車検前の点検整備と共に実施されますが、12ヶ月点検は実施されないケースも少なくありません。軽自動車を含む自家用車の12ヶ月点検では車に搭載される装置をかじ取り・制動・走行・動力・電気の5装置に分類し、装置や制動装置、原動機(エンジン)とエグゾーストパイプとマフラーなど、計26項目の点検項目を点検します。
点検の際に交換が必要と判断された油脂類や消耗部品の交換を行い、点検の結果摩耗限度を過ぎたタイヤや交換時期に達していると判断された消耗部品が発見されれば、交換を行います。
自分で行うことで費用が抑えられる車のメンテナンス
車のメンテナンスはプロでなければできない難易度の高いものが多い印象があるかもしれませんが、実際にはセルフでできるものも存在します。
簡単にできるセルフメンテナンスを行うだけでも、まったくしない場合とは車の状態に大きく差が出るため、メンテナンス費用をできるだけ抑えるためには無理なく行える範囲でセルフメンテナンスを行うようにしましょう。
洗車
洗車も立派なメンテナンスのひとつです。鳥の糞や木の実などの汚れをそのまま放置しておくと、クリア層やカラー層だけでなくダメージがベース層にまで及ぶケースもあります。
また泥などをはね上げた状態のまま放置しておくと、固まって落ちにくくなるため落とす際にこすりすぎて塗装面を傷つけることにもなりかねません。雨などの水滴の跡もそのまま長期間放置しておくとイオンデポジットとなり、シミやムラになってしまうことに。
一見汚れていないように見えても、車には空気中の塵やほこり、季節によっては花粉や黄砂などが付着しています。定期的に洗車をすることは塗装面のダメージを減らし、きれいな状態を長く保つことにつながるのです。
タイヤのチェック
溝の深さ
タイヤのチェックも日常的にできるセルフメンテナンスのひとつです。まずは目視でタイヤの溝の残りをチェックしてください。タイヤは溝の深さが1.6mm以上でないと使用できない決まりになっています。
タイヤの溝の残りの深さが1.6mmになるとスリップサインが出るため、一か所でもスリップサインが出ていたらただちにタイヤ交換をすべきと考えてください。また、トレッド面やサイドウォールの傷、ひび割れ、釘などが刺さっていないかもチェックしておきましょう。
空気圧
空気圧が適正かどうかも重要なチェックポイントです。空気圧が適正でないタイヤで走行すると燃費が悪くなったり、十分に走行性能を発揮できなかったりするなどの悪影響が出ます。
適正空気圧は車によって異なるため、運転席のドア付近もしくは給油口にある空気圧表示シールで確認してください。空気圧の測定は目視ではできないため、専用のエアゲージを使用します。ガソリンスタンドやカー用品店でチェックするといいでしょう。
ウインドウォッシャー液の補充
ウインドウォッシャー液が十分に補充されているかどうかもチェックしておきましょう。頻繁に使用するものではないため忘れがちですが、泥はねなどでガラスが汚れた際に使用できなかったら視界が確保できず危険です。
ウインドウォッシャー液の補充は難しくなく誰でも簡単にできるので、車に詳しくない方でもチャレンジしやすいでしょう。
なお、ウインドウォッシャー液は水ではなく、専用のウォッシャー液を使用してください。水だと腐って配管にカビなどが生じ、故障につながる可能性も否定できません。また冬場や寒冷地の場合は水だと凍結してしまい、重大な損傷が発生するリスクがあります。
エアコンフィルターの交換
エアコンフィルターはメンテナンスをしないと嫌なにおいを発生させたり、エアコンの効きが悪くなったりします。1年に1回を目安に交換し、きれいな状態を保つようにしてください。
費用がかかっても業者に任せるべき車のメンテナンス
よほど車に関する専門知識や技術を持っているケースを除き、プロに任せるべきメンテナンスもあります。
エンジンオイル交換
エンジンオイルは車の使用によって劣化してきます。劣化したオイルはエンジンのポテンシャルを十分に活かすことができなくなることに加え、燃費の悪化にもつながります。半年、もしくは走行距離が5,000kmを超えるごとに交換するようにしましょう。
エンジンオイルの交換作業そのものはそれほど難しいわけではありませんが、専用の工具が必要なことに加え廃油処理があるため、業者に任せるのがおすすめです。
タイヤローテーション・交換
タイヤは4本がまんべんなく摩耗するわけではなく、位置によって摩耗度合いは変わります。そのため編摩耗を防いでタイヤの寿命を延ばすため、定期的にタイヤを入れ替えるタイヤローテーションを行う必要があります。
作業はジャッキアップが必要で危険を伴うことに加え、ローテーションの知識も求められるのでセルフでは難易度が高いといえるでしょう。
タイヤ交換は、タイヤローテーションほど難易度は高くなく手順も少ないためセルフで行う方も多いですが、バランス調整などが必要な上作業にはある程度の力もいるため、不慣れであれば無理をせず業者に依頼しましょう。
なお、ホイールはそのままでタイヤを新しいものに変える「組み換え」に関しては専用の設備が必要なため、セルフでは対応できません。
バッテリー交換
バッテリー交換もセルフでできないことはありませんが、接続の方法や手順を間違えると感電したり、ショートさせて破損させたりする恐れがあります。
また近年の車は車載コンピューターが搭載されており、バッテリーを取り外す際にコンピューターの学習データが消えてしまう可能性があるため、「メモリーバックアップ」が必要です。
安全性や手間の面を考えると、業者に頼むのが賢明でしょう。
その他消耗品の交換
ブレーキパッドの交換は取り付け方を間違うと重大事故を引き起こす可能性があるため、プロに任せるべきといえます。そのほかに業者にお願いしたいメンテナンスとしては、オイルエレメントやブレーキオイル、エアクリーナーの交換などが挙げられるでしょう。
カーコンビニ倶楽部のメンテナンス費用相場とは
カーコンビニ倶楽部の「修理・点検・メンテナンス」は、日々のメンテナンスはもちろん、定期点検までお任せいただけるサービスです。
主な修理項目・メンテナンス費用をご紹介します(費用はすべて税別です。また部品代やオイル代などは別途かかります)。
<バッテリー交換費用の目安>
・バッテリー交換:2,190円〜/個
・プラグ交換(一般タイプ):548円〜/本 など
<オイル交換費用の目安>
・エンジンオイル交換:548円〜/式 ※オイル代金は含まれません。
・オイルエレメント交換:500円〜/式 など
<タイヤ交換費用の目安>
・18インチ以下車体脱着、バランス調整:1,048円~/本
・19インチ以上車体脱着、バランス調整:2,600円~/本
<ホイール取付+タイヤ交換費用の目安>
・16インチ以下脱着、組替、バランス調整:1,571円~/本
・17インチ脱着、組替、バランス調整:2,000円~/本 など
<パンク修理費用の目安>
・パンク修理:2,000円〜/本
<マフラー交換・取り付け費用の目安>
・インテークチャンバー装着、点検、検査:4,905円~/個
・車検対応マフラー装着、点検、検査:8,000円~/個
・マフラーブッシュ装着、点検:548円~/箇所
・フロントパイプ装着、点検、検査:9,429円~/個 など
<サスペンション交換・修理費用の目安>
・スプリング、ショック一体<国産車>交換、トーイン調整(フロント):7,476円~/本
・スプリング、ショック一体<輸入車>交換、トーイン調整(フロント):9,500円~/本
<その他足回り交換費用の目安>
・スタビライザー交換:7,429円~/本
・ラテラルロッド取付:5,476円~/本
・フロントドライブシャフトASSY交換:10,952円~/本 など
愛車のメンテナンスはカーコンビニ倶楽部が全力でサポート!
カーコンビニ倶楽部では、前項でご紹介した通り、「修理・点検・メンテナンス」のサービスを提供しており、お客様の愛車が良好なコンディションを保つのを力強くサポートしています。
またエンジンまわりや足回り、車内のトラブルに特化したメニューやキズ・へこみ、カービューティ、パーツ交換・取り付け、カーコン車検など、快適なカーライフに必要となるメンテナンスや点検修理の情報や費用の目安も公式サイト内でご確認いただくことが可能です。
愛車のメンテナンスはぜひ、カーコンビニ倶楽部の修理・点検・メンテナンスへご相談ください。
カーコンビニ倶楽部の修理・点検・メンテナンスの詳細についてはこちら。
カーコンビニ倶楽部 スーパーショップ認定店ならカーライフを総合的にサポート!
『スーパーショップ』は、 カーコンビニ俱楽部の提供サービスをお客様に総合的にご提供可能な特に優れている店舗に付与している称号です。
カーコンビニ俱楽部のスーパーショップ認定店なら愛車の修理・点検も、新車にお乗り換えも ワンストップでご提案いたします。
そんなスーパーショップの3つの特徴とは…
1. 提案力
スーパーショップでは、修理や点検から、車検や車の買い替えなどお車に関するすべてのサービスをご提供しておりますので、お客様に最適なサービス・プランを的確にご提案いたします。
2. 高い技術力
スーパーショップでは、高品質修理「カーコン工法」をはじめとし、カーコンビニ倶楽部が推奨する技術を積極的に導入しており、お客様にご満足いただける技術力でご対応いたします。
3. トータルサポート
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キズ・へこみ直しはもちろん、点検やメンテナンス、車検、車の買い替えなどスーパーショップだからこそできることを、お客様のお悩みに寄り添って、さまざまなメニューから最適なメニューをご提案。まずはお気軽にご相談ください!
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