バンパーの傷は放置厳禁

バンパーに限らず、車は傷を放置してはいけないということを知っている方は多いのではないでしょうか。

これは傷を放置すると傷から雨水などが入り込み、塗装面の下でパネルそのものを錆び付かせ大きなダメージとなるからです。

しかし、今の一般的な車のバンパーは樹脂でできているため、錆の心配はあまりありません。

バンパーの場合、傷を放置すると錆のリスクよりももっと高いリスクが潜んでいる可能性があるのです。

車検に通らないことも

バンパーの本来の役割は衝撃の緩和であり、そのためにへこみやすい構造になっています。

万が一の歩行者との接触や対物事故の場合、バンパーが正しい位置に正しい状態で設置されていないと本来の性能が発揮できない可能性があります。

車検は定められた保安基準に適合しているかを確認する検査ですが、バンパーに関する保安基準の定めはありません。

ただし、バンパーに割れや歪みがある、正しく装着されていないなど、検査員が目視して安全性に問題があると判断した場合は不合格になるケースもあります。

内部の損傷の可能性

見た目は小さな傷やへこみ程度であっても、衝撃によってバンパー内部の電装品などが影響を受けている場合もあります。

近年は衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を搭載している車も多く、バンパーにセンサーが設置されている車も少なくありません。

バンパーへの衝撃によってセンサーが破損する、ずれが生じるなどでいざというときに安全機能が正常に作動しない恐れもあります。

そのため、小さなものであってもバンパーの傷をそのまま放置するのは危険といえるでしょう。

 

車のバンパーの修理費用の目安

車のバンパーを修理、もしくは交換するとなるとどの程度の費用が必要になるのでしょうか。

修理の場合

バンパーの修理費用は傷やへこみの大きさ、また業者などによって変わりますが、10cm四方程度のへこみや歪みを伴わない傷であれば15,000～30,000円程度です。

パール塗装やメタリック塗装の場合はこれよりも高くなります。

なお、バンパーはフロントよりもリアの修理費用が高い傾向があり、同程度の傷の場合でもリアになると1.5～２倍程度の価格になります。

交換の場合

交換の場合はバンパー代金が必要になることに加え、脱着作業の工賃がかかるので費用は跳ね上がります。

バンパー代金が車種によって異なるので一概には言えませんが、コンパクトカーで50,000円程度～、3ナンバーサイズになると10万円以上かかるケースも少なくありません。

大型モデルや高級車の場合は、数十万円が必要になるケースもあります。

 

車のバンパーを修理するか交換するかの判断基準とは

10cm四方以下の小さな傷で割れや歪みを伴わないのであれば、修理で対応できるでしょう。縁石に軽くこすってしまった、という程度の傷と考えてください。

それ以上の大きな傷やへこみ、または割れや歪みがある場合は修理が必要です。事故と判定されるような衝撃を受けた傷の場合はほぼ交換になると考えて間違いないでしょう。

 

車のバンパー修理は自分でできる？

バンパーは、車の先端と後端に位置していて障害物にぶつかったり擦ったりすることが多い上、柔らかめの素材が使用されているため、キズやへこみができやすいパーツだと言えます。

実際にバンパーにキズを付けてしまった経験のある方も多いことでしょう。

バンパーをキレイに修理する場合、高い技術や知識、専門の道具が必要になります。

そのため、素人がバンパーを修理しようとすると、修理した部分が余計に目立ってしまったり、キズを悪化させたりという状況になりかねません。

また、キズができているだけだと思っても、実はバンパーがずれていて脱落の危険性があったりもします。このため、どんな傷であっても、基本的にはプロに修理を依頼するのが賢明です。

 

車のバンパー修理はどこに依頼する？

車のバンパー修理ができる業者としては、ディーラーや整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドなどがあります。

それぞれ費用相場や特徴などが異なるので、バンパーの状態や予算などを考慮し最適な場所に依頼することが大切です。

小さな傷で、できるだけ安く済ませたい

でできるだけ修理費用を安く抑えたいのであれば、費用相場が安いカー用品店やガソリンスタンドがおすすめです。小さな傷であれば問題なく対処できるでしょう。

ただし大きな傷やへこみ、脱着が必要な場合は対応できないこともあります。

とにかく丁寧に、安心して任せられるところがいい

信頼性、安心感で選ぶのであればディーラーです。

整備が整った施設でそのメーカーの車に関する知識が豊富なスタッフが修理にあたることに加え、原則として修理には純正品を使用するので確実な修理が期待できます。

代車の貸し出しや洗車の無料サービスなど手厚いサービスが用意されているため、満足度も高いでしょう。その分費用相場は最も高いといえます。

修理の質が高く、柔軟に相談に乗ってくれるところが良い

そういった方には整備工場がおすすめです。整備工場は経験を積んだ熟練のスタッフが在籍しているケースが多く、ディーラーと提携している工場もあります。

また整備工場は中古部品やリビルド品などの使用の相談に乗ってくれるところも多いので、技術力が高いところでいろいろ相談したい場合には最適でしょう。

交換の場合は依頼できる場所が限られる

先に少し触れたとおり、バンパーには先進安全技術のためのセンサーが搭載されていることがあるので、脱着を伴う作業の場合はセンサーの調節作業である「エーミング」を行わなければなりません。

エーミング作業には専用の設備が必要で、どこでも対応できるわけではありません。ディーラー、もしくはエーミング作業に対応している整備工場に選択肢は限られます。

 

車のバンパー修理の流れ

では、プロは車のバンパーをどのようにして修理するのでしょうか？以下で、カーコンビニ倶楽部のキズへこみ直しの作業工程をご紹介します。

１．損傷確認

バンパーのキズやへこみの状態を確認します。

２．板金作業（引き出し）

カーコン独自の鈑金引き出しツール（プーラー）でへこみを引き出します。

３．パテ作業

塗装面の剥離と、乾燥時間を短縮させた新型パテを使用して、パテ埋めの作業をします。

４．乾燥作業１

UV（紫外線）照射によりスピード乾燥させます。一般的なパテはUV照射では硬化できませんが、カーコン独自のパテはUV照射で硬化を早めることができます。

５．サンディング作業

パテ埋めした部分を丁寧に磨きます。

６．サーフェーサー

サーフェーサー（下地塗装）作業をします。乾燥時間を短縮させた新型サフを使用しておこないます。

７．乾燥作業２

UV（紫外線）照射によってスピード乾燥させます。その時間、わずか30秒です。

８．調色（分析）

車のカラーナンバーを確認して、そのデータを元に色を作ります。

９．調色（確認）

調色した色を金属の板に塗って車のバンパーの色と比較し、微妙な色の違いを調整して仕上げます。

10．マスキング作業

塗装に関係ない部分をビニールで覆います。

11．上塗り塗装

塗装は専用のブースで実施します。どんな色でも違和感が出ないように塗装します。

12．磨き作業

塗装乾燥後にコンパウンドで磨いて仕上げます。

12．納車

修理完了後、車をお返しします。

 

車のバンパー修理ならカーコンビニ倶楽部におまかせ！

車のバンパーのキズやへこみ、破損でお悩みでしたら、ぜひ「カーコンビニ倶楽部のキズへこみ直し」をご利用ください。

カーコンビニ倶楽部のキズへこみ直しでは、板金から磨きまで独自に開発した技術とツールで、実作業や待ち時間を従来の約４分の１に短縮することに成功しました。

素早く、リーズナブルな料金でバンパーを修理いたします。もちろん、バンパーの損傷具合がひどい場合や割れている場合には交換にも対応しております。

なお、WEBサイト上に概算費用のシミュレーターを設置し、料金を事前に確認できるようにしておりますので、安心してご利用いただけます。

参考までに、車のバンパーのすりキズの修理料金の目安をご紹介します。

傷の大きさ	フロントバンパー	リアバンパー
10cm×10cm	14,300～27,500円	26,400～41,800円
10cm×20cm	14,300～29,700円	27,500～42,900円
10cm×30cm	15,400～29,700円	28,600～44,000円
20cm×20cm	16,500～30,800円	30,800～46,200円

 

※消費税別の金額となります。
※１カ所の傷・へこみに対しての概算金額であり、実際の見積り金額と異なる場合がございます。
※国産車で車の色が白、塗装の種類がソリッドである場合の金額です。
※車種により料金が異なる場合があります。

カーコンビニ倶楽部のキズへこみ直しの詳しい説明や費用のシミュレーターは、こちらからご確認いただけます。

テーブルで最新の価格を記載。

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