ドライブレコーダーの取り付け位置は法律で決まっている!正しい位置や取り付け方など解説

2023年09月04日
今やすべての車に取り付け必須と言っても過言ではないドライブレコーダーですが、実は法律でドライブレコーダーの取り付け位置が決められていることはご存知でしょうか。
自己判断で取り付けて法律違反とならないためにも、事前にドライブレコーダーの取り付け位置として適切な箇所を把握することが大切です。
今回は法律で定められたドライブレコーダーの取り付け位置や取り付け時の注意点、ドライブレコーダーの取り付け方などについて詳しく解説いたします。
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ドライブレコーダーとは
万が一の時のために!ドライブレコーダーを取り付ける人急増!
近年、テレビ番組や動画投稿サイトなどで、危険なあおり運転や進路妨害、交通事故などをドライブレコーダーで記録した映像が以前より頻繁に流れるようになりました。
これにより、各ドライバーの中で運転時のトラブル対策に対する意識が向上している傾向にあります。
その対策の一環として、ドライブレコーダーの映像の状況再現性や証拠能力に注目が集まり、ドライブレコーダーを車に取り付ける人が増えています。
ドライブレコーダーは車上荒らしやイタズラ犯の特定にも役立つ!
ドライブレコーダーは、交通事故の際に証拠として役立つだけではありません。
車上荒らしやイタズラの犯人を特定に役立ったり、ドライブレコーダーを取り付けているだけでトラブルや悪質ないたずらを抑止する効果に期待ができます。
また、自分の運転方法の癖や欠点を分析するために利用できる他、楽しいドライブや旅行の思い出の記録としても使えます。
一口にドライブレコーダーといっても様々な種類がある
ドライブレコーダーの人気は「前後撮影ができる」ドライブレコーダー
ドライブレコーダーにはさまざまな種類がありますが、近年はフロントカメラとリアカメラの2つで前後撮影ができるドライブレコーダーの人気が高まっています。
後方から追突された場合や、あおり運転をされた時にもしっかりと証拠映像が残るからです。
また、後方カメラは追突時や煽り運転の証拠になるだけでなく、煽り運転に対しての抑止力ともなります。
ドライブレコーダーは特に煽り運転の抑止力として高い効果を見込めるため、カメラと共にリアカメラが搭載されている趣旨を示すステッカーなどの装着がおすすめです。
おすすめは駐車監視機能付きドライブレコーダー
ドライブレコーダーの中には駐車監視機能が付いているものとそうでないものがあります。
車上荒らしやイタズラ、駐車中の当て逃げなども記録できるように、駐車監視機能が付いているドライブレコーダーを取り付けることをおすすめします。
なお、駐車監視機能付きのドライブレコーダーには、衝撃を感知して録画を開始するタイプ、常に録画状態となっていて衝撃を感知すると前後の動画を保存するタイプ、動体を検知して録画を開始するタイプの3種類があります。
タイプについてはドライブレコーダーにかけられるコストと、自身の求める性能のバランスが取れた商品を選べば問題ありません。
ただし駐車監視機能を最大限に活かすためにも、夜中でも明確に映像を残せる画質・画角で利用できるかどうかは意識して選びましょう。
さらに衝撃が加わらない異常に対応できるよう、状況に応じて常時録画も可能なモデルを選択するとより安心です。
ドライブレコーダーの取り付け位置は法律で決まっている
ドライブレコーダーはどこに取り付けてもよいわけではありません。ドライブレコーダーの取り付け位置は、道路運送車両の保安基準にて定められています。
フロントガラスにドライブレコーダーを取り付ける場合
フロントガラスにドライブレコーダーを取り付ける場合の位置は、道路運送車両法の保安基準第39条にて「車室内後写鏡(バックミラー)により遮蔽される前後ガラスの範囲」と決められています。
ただし、以下2点についてはこの限りではないとされています。
・ガラス開口部の実長20%以内の範囲
・ガラス下部より車体と平行な部分から実長150mm以内の範囲
ダッシュボードにドライブレコーダーを取り付ける場合
ダッシュボードにドライブレコーダーを取り付ける場合の位置については、道路運送車両法の保安基準第183条にて以下のように定められています。
・2m先の高さ1m直径30cmの円柱の少なくとも1部を鏡等を用いず直接確認できること
ダッシュボードに関してもドライブレコーダーの取り付け位置は決められているため、自分で取り付ける場合は特に注意が必要です。
保安基準以外で取り付けについて注意すべき点
ドライブレコーダーを取り付けるにあたって、保安基準に抵触しないことはもちろん、以下のポイントにも注意が必要です。
ワイパーが届かない範囲に取り付けないこと
ドライブレコーダーは車両の内側から外の様子を撮影するため、ワイパーの可動範囲外に取り付けると雨や雪による水滴で鮮明な映像を記録することができなくなります。
天候を問わずしっかりと映像を残すことができるように、ワイパーの可動範囲内に収まることを意識して取り付ける必要があります。
車検ステッカーと重ならないこと
道路運送車両法第66条に基づき、車検ステッカー(検査標章)は常に貼り付けておく義務があり、車検のたびに貼り替えが必要です。
車検ステッカーに重ねてドライブレコーダーを取り付けると、車検後にステッカーを貼り替える際にドライブレコーダーまで取り外す手間が生じます。
また、車検ステッカーの上はドライブレコーダーが外れやすくなるというリスクも伴うため、車検ステッカーと重ならない位置に取り付けることが大切です。
適切な角度に調整すること
ドライブレコーダーを取り付けても、適切な角度に調整しないとカメラの画角にボンネットやダッシュボードなどが映り込む可能性があります。
その結果、道路の状況や車両のナンバーなどが記録できず、万が一の事態が起きた際に提示できる証拠がなくなってしまいます。
ドライブレコーダーを取り付ける場合は位置だけでなく、角度にも注意して調整を行いましょう。
失敗しやすいドライブレコーダーの取り付け位置
保安基準を理解しても、ドライブレコーダーはどこに取り付けてはいけないのか具体的にイメージしにくい方もいるはずです。
ここでは、映像の記録に失敗しやすいドライブレコーダーの取り付け位置の例をご紹介いたします。
ドライブレコーダーを取り付ける際は、以下の位置を避けると良いでしょう。
フロントウィンドウの右側・左側
フロントウィンドウの右側や左側は比較的配線の設置が簡単ですが、撮影可能な範囲が狭まるためトラブル発生時に現場の状況を確認できなくなる可能性があります。
また、Aピラーの死角が拡大するため、運転の安全性が損なわれることにも注意が必要です。
ドライブレコーダーを安全に活用するためにも、フロントウィンドウの右側又は横側に取り付けることは避けましょう。
ダッシュボードの真ん中
ダッシュボードの中央にドライブレコーダーを取り付けるとボンネットが映り込み、本来撮影可能な範囲に対して1/2程度しか撮影することができなくなります。
また、ドライブレコーダーにより運転者の視野が遮られ、三角停止板や通行禁止表示用のロードコーンなどが見えなくなる可能性が高いです。
ダッシュボードの中央はうまく映像を記録できないだけでなく、事故を防ぐために設置されている表示板を見逃す恐れがあるため、ドライブレコーダーの取り付け位置としては適していません。
運転席のすぐ上
運転席のすぐ上も、死角が拡大するため運転の安全性に影響が及ぶ恐れがあります。
また、走行中の振動によってドライブレコーダーが落下する恐れがあるため、取り付けを避けるべき箇所です。
ドライブレコーダーの取り付け方
ドライブレコーダーの取り付け方は、実際に取り付けるドライブレコーダーのタイプによって変わります。
ドライブレコーダーの主なタイプは、「ルームミラーに固定するタイプ」と「両面テープ・吸盤で固定するタイプ」の2つです。
以下より、各タイプの取り付け方についてご紹介いたします。
ルームミラーに固定するタイプの場合
ルームミラーに固定するタイプのドライブレコーダーは、多くの場合はミラーの裏側にカメラを固定しますが、元からミラーと一体化している製品もあります。
どちらにしてもミラーにカメラを固定するため、前方視界の妨げにならない点がメリットです。
取り付けの際はカメラの装着後、ミラーをドライバーのポジションに合わせてカメラの角度などを調整し、撮影したい箇所が画角に入るようにします。
ドライブレコーダーの取り付け後は、カメラのズレを防ぐためミラーは極力動かさないことが大切です。
両面テープ・吸盤で固定するタイプの場合
両面テープや吸盤で固定するタイプのドライブレコーダーは、フロントガラスに貼って取り付けます。
取り付けの際は、先述した保安基準で記載されている箇所や取り付け位置に適していない箇所を避けましょう。
なお、両面テープの場合は熱で粘着力が弱まる恐れがあるため、夏場の暑さに耐えうるテープを使用します。
吸盤の場合はしっかりと固定できないと、時間の経過や走行中の振動で落ちる可能性があるため、注意が必要です。
ドライブレコーダーの取り付けをプロに任せるべき理由
ドライブレコーダーを取り付ける流れとしては、
・本体となるカメラユニットをガラス面に取り付け
・シガーソケットやヒューズボックスなど取り付けるドライブレコーダーに応じた場所から電源を取り出す
・カメラユニットまで配線を取り付ける
のみです。
作業工程こそ少ないですが、取り付けは無理に自分で行わずプロに任せることをおすすめします。
ここでは、ドライブレコーダーをプロに任せるべきである理由を5つご紹介します。
配線を綺麗に固定してくれる
ドライブレコーダーの取り付けには配線が必要です。
フロントカメラと電源のシガーソケットを配線でつなぐ必要があり、リアカメラもあるタイプだとフロントカメラやリアカメラも配線でつながなければなりません。
配線を隠してキレイな仕上がりで取り付けたいのであれば、プロに依頼することをおすすめします。
電装品の電源トラブルを回避できる
配線を綺麗にしっかりと固定すると、見栄えが良いだけでなく思わぬトラブルを未然に回避することにも繋がります。
たとえば、配線が剥き出しのままだと走行中に配線が邪魔になって視界を悪くしたり、体が配線に引っかかり断線や接続部分が外れてしまう原因になります。
事故などの有事に正しく作動しなければならないドライブレコーダーは、配線を綺麗にしっかりと固定し電源がユニットに入らなくなるようなトラブルを回避することが非常に大切です。
部品の破損リスクがない
トラブルを防ぐため配線を綺麗にしっかりと固定するには、ピラー部分やダッシュボード周りの内張の脱着が必須となります。
しかし、車両によっては脱着が複雑で破損してしまうことも少なくはありません。
また、車の内張は普段使用上で触れる部分ではないことから、非常に鋭利となっており怪我に繋がる恐れもあります。
破損した際の部品代も高額となる場合があるため、脱着手順が分からない方はプロに依頼するべきです。
また、ピラーを外さずにウェザーストリップゴムなどから押し込んで配線を通す方法もありますが、しっかりと固定していないと配線が走行時に遊んで異音を発生させる原因にもなります。
これらのトラブルを回避したいと考えるのであればプロへ依頼がおすすめです。
取り付け位置を間違える心配がない
プロに任せれば、取り付け位置を間違えて車検に不合格となる心配がありません。
また、ドライブレコーダーの能力を最大限に発揮するためには決められた範囲内でも適切な位置に取り付ける必要がありますが、初めて取り付けを行う方がそれを見極めることは難しいです。
プロであれば、こうした法令やドライブレコーダーの性能を考慮しながら最善の位置にカメラユニットを取り付けてくれるため、車の電装品を初めて扱うユーザーに特に嬉しいメリットとなります。
ドライブレコーダーからカーナビまで対応!電装品の取り付けはカーコンビニ倶楽部へお任せください
法律に抵触せず、しっかりと映像を記録できる位置にドライブレコーダーを取り付けることは以外にも難しいものです。
また、ドライブレコーダーの取り付けには複雑な配線作業も伴うため、プロではない方が行うと失敗するリスクも伴います。
ドライブレコーダーの取り付けをお考えの方は、ぜひカーコンビニ倶楽部にご相談ください!
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