バンパーのキズ・ひび割れ修理にかかる費用はいくら?自分で修理する方法やデメリットも解説

2023年03月26日
車は数多くのパーツで構成されていますが、その中でも特にキズやひび割れができやすいのが「バンパー」です。
バンパーにキズやひび割れができた場合、修理にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回はバンパーの修理・交換にかかる費用相場や修理方法などについて、詳しく解説いたします。
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車のバンパーとは?
車のバンパーは、人と車を守る上で大切な役割を果たしています。
日本車においてバンパーは適度な柔軟性を持って、敢えて破損しやすく作られています。
車の前後から衝撃を受けた際にバンパーが凹んだり割れたりすると、エネルギーが分散されるからです。
これにより、搭乗者の安全やエンジンなどの車の大切な部品を守る役割を果たします。
さらに、衝突した対象の人や物へのダメージも少なくすることが可能です。
その性質上、バンパーは障害物にぶつかりやすい車の先端と後端に配置されているうえ、柔らかめの素材が使われているためキズが最もつきやすいパーツと言えます。
バンパーにキズ・ひび割れができたらすぐに修理を!
バンパーはキズやひび割れができやすいとは言え、放置しても良いという訳ではありません。
バンパーが破損したままでは車全体の見栄えが大きく損なわれるだけでなく、素材によっては放置により状態が悪化する危険性があります。
近年の車におけるバンパーの素材は樹脂が主流ですが、比較的年式の古い車は金属製のバンパーを装着していることも少なくありません。
金属製バンパーにキズができたまま放置すると、損傷個所から水分や汚れが浸入してサビが発生します。
サビが発生すると内部で徐々に浸食が進み、高額な費用をかけて修理や交換をする事態となりかねないため早めの修理が大切なのです。
バンパー修理の前に知っておきたいキズの種類
バンパーにできたキズの種類をチェックすることで、修理または交換が必要なのかをある程度予測することができます。
修理を依頼する際は、事前にキズの種類を理解のうえ確認しておくことをおすすめします。
クリア層のキズ
クリア層は車の塗装において最上部に位置し、塗装を保護してボディにツヤを出す働きがあります。
洗車時、または草木との接触などによってもクリア層にキズが付いてしまうことも珍しくありません。
ただしクリア層のキズ修理は比較的簡単な作業で済むため、費用も安くなりやすいです。
カラー層のキズ
クリア層の下にあるのは、ボディの色を染めるカラー層です。
カラー層は色だけでなく、耐水性・耐熱性・耐久性などにも関わる大切な層でもあります。
カラー層まで達したキズの場合も、コンパウンドなどのキズ消し材でキズを目立たなくすることが可能です。
ただしキズの大きさによっては、キズ消し材を使用することでかえってキズの箇所が目立ってしまうことがあります。
そのため、カラー層まで届くキズは無理にセルフ修理をせずプロに相談した方が安心です。
下地層のキズ
カラー層の下にある下地層までキズが入ってしまうと、修理に下地処理の作業が伴います。
ボディの金属部分まで達している場合は、パテでボディを埋める作業も必要です。
下地処理を丁寧に行わないと、修理後にサビが発生して状態が悪化する恐れがあります。
そのため、下地層まで届くキズはセルフ修理ではなくプロに相談するべきです。
バンパー修理はどこに依頼する?業者ごとの特徴を紹介
バンパーのキズ修理を依頼することができる業者と、それぞれの特徴をご紹介いたします。
ディーラー
ディーラーは、自社の車種に精通している技術者による質の高い作業に期待ができます。
交換が必要になった場合も、経験と知識の豊富な整備士が純正部品を使うため、仕上がりも含めて安心して任せることができます。
ただし作業を下請けの修理工場に依託する場合が多く、ディーラーでの修理費用は全体的に高額になる傾向にあります。
板金塗装業者
板金塗装業者にとって、バンパーのキズは専門分野であるといえます。
クルマに関するキズや不具合などに幅広く対応してくれるうえに、経験や高い技術を駆使して愛車を元通りにしてくれます。
しかし業者によって技術力に差が出やすく、得意とする分野が異なるため業者選びに時間がかかることはデメリットです。
カー用品店やガソリンスタンド
比較的小さなバンパーのキズ修理は、気軽に立ち寄れるカー用品店やガソリンスタンドでも対応している場合があります。
キズの深さや大きさごとのメニューも用意しており、料金設定がわかりやすいことも特徴です。
いつでも気軽に相談しやすいというメリットがありますが、店舗によっては十分な設備が整っておらず、大きな損傷の修理には対応できない場合があるので注意しましょう。
バンパー修理にかかる費用の相場
車のバンパーの修理を業者に依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
ここでは、バンパーの擦りキズ修理・へこみキズ修理・バンパー交換にかかる費用の相場をご紹介いたします。
バンパーにできた擦りキズの修理費用
壁や障害物、縁石などにバンパーが接触してしまった際にできやすいキズが、擦りキズです。
擦りキズの修理費用は大きさなどによって変わりますが、20cm以内なら10,000~40,000円程度が相場となっています。
バンパーにできたへこみキズの修理費用
飛び石が当たったり、電柱などとぶつかったりするとバンパーにへこみキズができる場合があります。
へこみキズが20cm以内であれば、修理費用は30,000~50,000円程度が相場です。
バンパーを交換する場合の費用
バンパーの損傷が大きく、修理作業では対応できない場合や修理費用の方が高額となる場合は交換となるケースもあります。
バンパーを交換する際の費用は、新品のバンパー代と工賃を合わせて50,000~200,000円程度かかります。
バンパーに付いたキズを自分で直すには
バンパーに付いたキズは自分で修理することも可能です。修理の流れや方法は下記の通りとなっています。
1 水洗いをする
バンパーの修理箇所の汚れを落とします。
2 磨く
粗めの耐水ペーパーで、修理箇所より少し広めの範囲を磨きます。
3 脱脂をする
シリコンオフを使って修理箇所の脱脂を行います。
4 マスキングをする
修理箇所の周囲をマスキングします。
5 塗料下地を塗る
パテとの密着性を高めるために塗料下地をスプレーします。
6 パテを塗る
傷を埋めるためにパテを塗ります。パテが乾くまで1時間ほど待ちましょう。
7 パテを磨く
中目のペーパーで、パテの凸凹がなくなるように磨きます。ある程度平らになったら、細目のペーパーでさらに磨きます。
8 脱脂をする
シリコンオフを使って脱脂します。
9 塗料下地を塗る
今度は塗装との密着性を高くするために、塗料下地をスプレーします。
10 磨く
修理箇所と周りの境目が目立たなくなるまで、極細のペーパーで研磨します。
11 脱脂する
シリコンオフを使って脱脂します。
12 カラー塗料を塗る
数回に分けて慎重にカラー塗料を吹きかけます。乾くまで最低1時間くらいは待つことをおすすめします。
13 クリア塗料を塗る
カラー塗料と同様に、数回に分けてスプレーします。塗料が完全に乾くまで1週間くらいかかります。
14 脱脂する
シリコンオフで脱脂します。
15 コンパウンドで磨く
仕上げ用のコンパウンドで磨いて、修理完了となります。
バンパーのキズを自分で修理するのは難易度が高い!
バンパーのキズ修理をプロへ依頼すると、セルフ修理を行った場合よりも費用がかかります。
先述した「クリア層のキズ」程度であれば市販のアイテムでキズを目立たなくさせることができますが、セルフ修理は常に失敗のリスクが伴います。
修理に失敗すれば状態がさらに悪化し、結果として本来よりも高い費用を支払って修理をすることになるため注意が必要です。
可能な限り、最初からプロへキズ修理を相談する方が賢明と言えます。
場合によってはエーミング作業も必要になる
最近では衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報装置など、先進安全技術を搭載したADAS装着車が増えています。
これらの装置が作動するために必要なセンサーを確認するエーミング作業が、バンパーの脱着をした際にも必要となるのです。
エーミング作業は誰もができる簡単な作業ではなく、そのための設備を必要とします。
また、熟練した整備士でも1時間ほどを要する場合があると言われており、一般の方が行うには非常にハードルが高い作業です。
そのためバンパーに損傷が見受けられた場合は小さなキズに思えても、プロの整備士がいる業者に任せるのが安心です。
安い費用でバンパーを修理するポイント
バンパー修理の費用は、以下のような工夫をすることで安く抑えることが可能です。
複数の業者で見積を比較する
バンパーにできたキズの修理費用は、大きさや深さだけでなく業者によっても大きく変わります。
修理を依頼する業者はひとつに絞らず、まずは複数の業者で見積をとって比較してみましょう。
予算に応じて金額とサービス内容のバランスを確認し、自分が納得できる業者を選ぶことが大切です。
交換の際はリビルトバンパーを検討する
バンパーの交換が必要となった際、新品ではなく「リビルトパーツ」への交換もおすすめです。
リビルトパーツとは、廃車となった車から取り出し修理や塗装を施したパーツのことです。
新品よりも購入代が安く、中古部品よりも質が良いためコストパフォーマンスを重視する場合は検討をおすすめします。
バンパーの修理費用を抑えるために車両保険は使える?
事故でバンパーにキズができた場合、修理費用を車両保険でカバーすることができるのでしょうか。
加入している車両保険によっては使える
バンパーが損傷した際の修理費用は、自損・他損のどちらでも車両保険の補償対象となります。
ただし「エコノミー型」と呼ばれる通常よりも保険料が安いプランにおいては、自損事故や当て逃げ事故などが原因の損傷は補償対象外です。
車両保険を利用する場合は、ご自身が加入している保険のプランを確認しておきましょう。
車両保険を使う場合の注意点
事故により損傷したバンパーの修理に車両保険を使うと、ほとんどの場合「3等級ダウン事故」とみなされ翌年の保険料が高くなる点に注意が必要です。
損傷の度合いによっては、自己負担で修理をした際の費用よりも保険料の増額分が高くなる恐れがあります。
バンパーが損傷したらすぐに車両保険を使うのではなく、翌年の保険料も考慮しながら利用を判断すると良いでしょう。
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