車のフロントガラスのキズは修理で直る？それとも交換が必要？作業時間や修理費用と併せて解説
2020年12月20日
車の前面にある大きなフロントガラスは、運転時の視認性確保し、安全に走行するために必要不可欠なものです。フロントガラスは車の前面にありますので、車の顔でもあります。視認性だけでなく車の外観にも大きな影響を与えるフロントガラスにキズがあったら、すごく目立ちますよね。
そんなフロントガラスの傷ですが、一度ついてしまったら交換するしかないのでしょうか。フロントガラスのキズについて詳しくご紹介していきます。
フロントガラスに傷が！修理や交換はすぐに相談を
フロントガラスのキズの修理や交換はカーコンへ。高い技術を持ったスタッフが最善の提案かつ丁寧に修理いたします。
車のフロントガラスにキズができてしまった時の対処法とは
車のフロントガラスにキズやヒビがあることが解った場合は、まずは安全確認が第一です。フロントガラスのキズやひびの程度を確認し、運転が可能な状態であるかを確認しましょう。視界が遮られないか、走行しても強度に問題がないかなどを確認してから運転するようにしてください。
飛び石や強風で物が飛んできてフロントガラスにあって破損するケースなどもありますので、常に注意を怠らないようにしましょう。もし、走行中にフロントガラスにキズが入った場合は、駐車場に車を止めてキズの状態を確認してください。
車のフロントガラスは、合わせガラスという種類のガラスで作られているので普通のガラスより割れにくくなっています。そのため、ほんの少しのキズであればそのまま運転しても大丈夫です。
キズ大きさや深さ、そして、視認性を妨げていないかをチェックして安全であれと判断した場合は、そのまま走行してカーコンビニ俱楽部の店舗までお越しいただければ修理が可能です。また、応急処置として車のガラス用の「応急処置シール」を貼っていただくとより安心できます。
車のガラスにできた小キズでも注意する必要がある場合も…
車のガラスに小キズができる原因として最も多いのが、走行中の飛び石がガラスに当たることでしょう。
飛び石による小キズであれば、先ほどもご紹介した通り運転に支障がないことを確認し、問題がなければ走行することが可能ですが、視界の妨げにならない軽度なキズでも注意が必要なパターンがあります。
具体的には、小範囲で視界を妨げていない場合でも傷が深かったり貫通している場合や、ガラスのフチに近い部分にできた小キズなどです。
これらの小キズは一見問題がないように見えても、走行時に受ける振動や風圧によってキズが広がりやすく、気付いたら広範囲にヒビが広がっていたということも少なくありません。
傷が広がってしまうと、小キズの場合は負担の低いリペアのみで対応できたものが、費用や交換時間等の負担が大きくなるフロントガラスの交換に発展する可能性があります。
車の小キズの判断は経験を積んだ整備士でないと難しく、素人がリペアが必要な小キズか判断することは困難と言えるでしょう。
ガラスのリペアとガラス交換では、かかる費用や拘束される時間に雲泥の差があるため、キズを見つけた際はできる限り速やかにカーコンビニ倶楽部などの専門店での確認をおすすめします。
車のフロントガラスのキズは修理で直せる？
車のフロントガラスにキズが入ったら「交換しないと治らないんじゃないか」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。確かに大きな傷やダメージがある場合はフロントガラスの交換になる場合もあります。ですが、キズの場所や程度によっては修理も可能です。
修理が可能なキズの基準としては、以下が挙げられます。
・直径５センチ以内
・キズの位置
まず、キズの直径が1.5センチ以内であることが修理の条件です。これ以上の大きさのキズの場合は、フロントガラスの交換となってしまいます。そして、キズの位置によっては修理ができない場合もあるのです。
小さなキズでも車のフロントガラスの修理ができないケースとは
直径1.5センチ以内でも、フロントガラスの端の方についたキズは修理ができません。というのも、車のフロントガラスは、2枚のガラスを重ね合わせ、すき間に特別な液剤を流し込んで作られています。
つまり、修理の際にはキズが原因ですき間の液剤に入ってしまった空気や水を抜く作業が必要です。つまり、この作業が行える範囲のキズでなければ修理はできません。
一般的には、ガラス上部４m、左右４cm、下部８cmの範囲の破損の場合は修理が難しくなると言われています。車種などによって違いがありますので、詳しくはカーコンビニ俱楽部の店舗までお問い合わせください。
また、フロントガラスについてしまった傷が深い場合にも修理が難しいケースがあります。
フロントガラス修理はすぐ終わる？作業時間の目安とは
フロントガラスにできた傷やヒビの修理にかかる時間はそれほど長いものではありません。
具体的には傷の種類や程度によって修復内容や時間が異なりますが、最短で30分から長くて１時間半程度みておけば大丈夫でしょう。
そのため、店舗に朝依頼して夕方取りに来るような１日作業でも充分対応できる内容です。
ただし、依頼する店舗によってはガラスの修復を自社ではなく外注する場合があるため、この場合に限っては外注先のスケジュールも考慮しなければならなくなり、当日作業を受けられない場合も稀にあるかもしれません。
また、フロントガラスの傷やヒビがひどく交換となった場合の作業時間についてですが、作業自体はおおよそ２時間程度あれば終わるでしょう。
しかし、フロントガラスとボディーとの間にはこれらのパーツを密着させるための接着剤が施されており、交換時はこの接着剤の乾燥時間も考慮する必要があるため、振動によるガラスのズレなどを防止する意味合いでも乾燥するまで車両を自走させることが不可能となります。
こうした理由から、作業自体は２時間程度で終わっても乾燥に最低でも３時間以上は必要とするため半日は必要な作業です。
どちらにしても、フロントガラスの修理・交換にはそれなりに時間が必要となるため、ガラスの傷やヒビを見つけた際は余裕をもって修理を依頼するようにしましょう。
フロントガラスの修理や交換の費用はどれくらい？
フロントガラスの修理・交換にかかる作業時間の目安について紹介しましたが、実際にフロントガラスの修理を依頼する際に気になるのが修理費用だと思います。
ここではそんなフロントガラスの修理と交換にかかる費用の相場についてそれぞれ紹介します。
フロントガラス修理の費用相場
フロントガラスの修理にかかる費用はおおよそ10,000円〜15,000円が相場となります。
この費用は依頼する店舗によって異なり、基本的には修復できる傷であれば1箇所あたり定額で行ってくれるケースが多いです。
基本的にガラス修理の費用は交換に比べると非常に負担の抑えられた価格設定となっているため、フロントガラスの傷やヒビを見つけた際は速やかに修理を行い、損傷を広げて交換に繋げることのないよう注意しましょう。
フロントガラス交換の費用相場
フロントガラスの修理ができない淵部分やエアコン吹き出し口から送風を受ける箇所、または修復が困難なほど拡大した傷やヒビの場合はガラスの交換が必要です。
この場合、フロントガラスの交換にかかる費用はガラス修理の費用に比べて大幅に負担が大きくなります。
具体的に、ガラス交換で必要となる費用の種類と相場は下記の通りです。
・ガラス本体費用：７万円～
・ガラスの交換工賃：２万円前後
上記の費用はあくまで参考価格であり、この費用は車種によっても異なります。
また、ガラスにも純正部品から安価な大替部品など様々な種類があり、どのガラスを取り付けるかによっても費用は大きく変化するでしょう。
さらに、フロントガラスには地デジチューナーやETCのアンテナやドライブレコーダーなど、様々な付属品が取り付けられていることも多く、それらの取り付けにかかる費用も別途必要になる場合もあるため注意が必要です。
このように、フロントガラスの交換が必要となった際は依頼先による取り付け工賃の違いだけでなく、車種やガラスの種類、ガラスに取り付けられているアンテナ等の数によっても費用が変わることと想定し、最悪10万円以上の出費が必要となることを頭にいれておきましょう。
フロントガラス交換時にはエーミング作業が必要に…
地デジチューナーのアンテナやドライブレコーダーなど、フロントガラスの交換時に合わせて脱着が必要となる部品について先ほど触れましたが、ルームミラー付近にカメラを有する自動ブレーキサポート機能を持つ車両など車種によってはエーミング作業が必要となる場合があります。
そもそも、エーミング作業自体あまり聞き慣れないワードかもしれませんが、簡単に説明すると自動ブレーキシステム等が正しく作動するのか確認する必須メンテナンスです。
近年急速に普及が進んでいる自動ブレーキサポートなどを搭載した車両の技術であるASV、いわゆる先進安全技術自動車は、それらの機能が正しく作動するようカメラユニットなど構成部品などの交換や脱着を行った際に再度正しく作動するよう調整・校正を行う必要があります。
この作業をエーミング作業というわけですが、このエーミング作業には専門の知識や機材を必要とし、それらの設備や知識を備えた専門店でしか対応することができません。
フロントガラスの交換はこのエーミング作業を必要とする作業の１つであり、フロントガラスの交換と合わせてカメラユニットの調整や確認が必要となるため、フロントガラス交換時はエーミング作業も必ず実施しなければなりません。
安易に自身で交換しようなど考えず、必ずプロに任せるようにしてください。
フロントガラスの修理・交換で保険が使える？
フロントガラスの修理や交換にかかる時間や費用について紹介しましたが、フロントガラスの交換になると10万円近いまとまった費用が必要となるケースもあるため、車両保険が使用できるのか場合によっては気になるところかもしれません。
結論からいうと、車両保険の補償内容にもよりますが台風などの災害による損傷やぶつけてしまったなどの自損事故など条件をクリアーすれば保険を使用して修理を行うことが可能です。
ただし、保険を使用すると当然翌年の等級が下がってしまい、保険料が増加するため場合によっては長期的にみて損をする恐れもあります。
また、事故はいつ起こるかわからないため、今後起こるかもしれない事故に備えて等級を残しておくような判断も時には必要となるでしょう。
特にガラスの交換よりも複数パネルにわたって起こる中規模の事故の方が板金費用は高くなる傾向にあるため、可能な限りガラスの交換は保険を使わず自費で対応する方が賢い選択となるかもしれません。
車のガラス補修および交換の相談ならカーコンビニ倶楽部へ！
フロントガラスは２枚のガラスを重ね合わせて強度作られており、普通のガラスより強度がありますが、だからといってそのまま放置しておくのは危険です。というのも、フロントガラスのキズは、放っておくと広がってしまうことがあるからです。
フロントキズをそのまま放置して車を走らせていると、走行時の振動や空気抵抗、温度差などの要因で亀裂ができて広がってしまうのです。
つまり、小さなキズだからといって安心して放置してしまうと、キズが広がって多大な被害に繋がる可能性もあります。ですので、キズのチェックをして「大丈夫」と判断した場合でもそのままの状態で乗り続けるのは危険です。早めの修理を強くオススメします。
カーコンビニ倶楽部では、各種メーカーのガラスを取り揃えています。フロントガラスのキズを見つけたら、お近くのカーコンビニ俱楽部の店舗にご相談いただければ、安心して愛車に乗っていただけるよう、しっかりと修理をさせていただきます。
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