車への落雷の影響とは?安全性・対処法をまとめて解説
2025年10月13日
突然の落雷で車に雷が直撃したら、車体や乗っている人にどのような影響があるのでしょうか。
本記事では、車に雷が落ちた時に起こり得る影響や、ドライバーがとるべき安全な行動について解説します。
あわせて、落雷による故障時に車両保険が使えるかどうかについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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車に雷が落ちるとどうなる?

確率は低いですが、ビルなど高い構造物がない場所で雷に遭遇すると、車に雷が直撃する可能性があります。
ここでは、万が一車に乗っている時に雷が直撃した場合の影響について解説します。
車に雷が直撃しても乗員には影響がない
車に雷が直撃しても、基本的に車内の人が感電することはありません。
電気はボディの外側を伝って地面に逃げるため、車内にいれば安全です。
金属部分に触れていない限り、大きな影響は受けません。
ただし、オープンカーや天井が幌(ほろ)になっているソフトトップタイプの車は、電気が外側に流れにくく、感電の危険があるため注意が必要です。
ボディに傷がつく可能性はある
乗員は無事でも、塗装面に焼けた跡が残ったり、窓ガラスが割れたりといったトラブルが起こる可能性があります。
塗装面や窓ガラスの損傷は、放置するほど状態が悪化するため、早めに修理する必要があります。
ハイブリッド車・電気自動車は走行に影響が出るおそれもある
ハイブリッド車や電気自動車の場合、雷が直撃するとECU通信異常や電動型制御ブレーキ機能故障など、電子系統の不具合が生じるリスクがあります。
電子系統の不具合は安全な走行に支障をきたすため、外見上は問題がなくとも一度業者へ相談のうえ点検してもらいましょう。
運転中に雷が鳴った場合の正しい対処法

運転中に雷が鳴ったら、乗員と愛車を守るためにも以下の方法で対処しましょう。
車の外に出ない
車に雷が落ちる可能性を考え、極力車の外へは出ないようにしましょう。
車の近くに立っていると、車体に落ちるはずの雷が自分に落ちる危険があります。
特に車高が低い車では、人の背の方が高くなるため、雷が人に落ちやすくなります。
運転中に雷が鳴ったら、むやみに外へ出ず、車内にとどまるか、安全な場所へ避難するのが基本です。
可能であれば屋内駐車場に非難する
それほど神経質になる必要はありませんが、より安全なのはやはり屋内です。
可能であれば屋内駐車場に避難するといいでしょう。
雷鳴が聞こえるのは、天候が急変するサインでもあります。
近年では雹やスコールのような大雨が急に降り始めることもあるので、そうなると運転に支障をきたすこともあります。
屋内に避難できれば、大雨による走行時の危険を避けることにもつながります。
危険を感じたら安全な場所に停車する
走行中に危険を感じることがあれば、できるだけ速やかに安全な場所に停止しましょう。
車は雷被害を受ける危険は少ないとはいえ、あまりに近くで雷が鳴っていると雷鳴に驚いて運転を誤ることもあります。
また先にも触れたとおり天候が急変し、突然の大雨で視界が奪われたり、強風でハンドルが取られたりする可能性も否定できません。
退避中はエンジンを切っておく
エンジンがかかっている状態で車に雷が落ちると、電子制御システムに不具合が生じたりECU・オルタネーターなどの精密機器が故障したりするリスクがあります。
愛車への被害を拡大さないためにも、雷から退避している間はエンジンを切っておくことが大切です。
冠水の危険がある場所は避ける
停車する場合には、冠水の危険がある場所は避けましょう。
雷を伴うゲリラ豪雨によって道路の排水が間に合わず、冠水するケースが多発しています。
特にアンダーパス(地下道や高架下を通る道路)は水がたまりやすく、冠水の危険が高い場所です。
周囲の状況をよく確認して、できるだけ危険の少ない場所に停車することが大切です。
車で雷に遭遇したあとの注意点

ここでは、車内で雷を回避したあとの対応について解説いたします。
金属部分に触れない
雷が直撃した場合、車の中に電流が流れることはありませんが金属部分に触れているとそこから感電する場合があります。
できるだけ不要な部分には触れず、シートに静かに座っているようにしましょう。
天候が回復してもすぐに車から出ない
雷に伴う大雨や雹、強風などが収まったとしても、すぐに車内から出るのは危険です。
雷鳴が聞こえている、または稲妻が見える場所であれば、遠いように思えても落雷の危険があります。
完全に天候が回復し、雷鳴が聞こえなくなるまでは車内に留まるのが安心でしょう。
車の状況に応じてロードサービスなどを手配する
車に雷が直撃して不具合が生じたら、無理に走行を継続せずにロードサービスなどを手配しましょう。
雷で車に不具合が出たまま走行すると、予期せぬ事故やさらなる故障へつながるおそれがあります。
落雷による車の損害は車両保険でカバーできる

落雷による影響で車の修理が必要となった場合、修理費用は車両保険でカバーすることができます。
車両保険には補償範囲が異なる「一般型」と「エコノミー型」の2タイプがありますが、落雷は両方の車両保険の補償対象です。
まずは加入している保険会社へ連絡し、車の状況などを報告しましょう。
保険会社の指示に従って保険金請求書や見積書などを提出したら、保険金が支払われます。
車両保険を使う場合の注意点
車両保険を使用すると、事故の内容に応じて等級が下がり翌年から保険料が高くなります。
落雷の場合は1等級ダウンとなり、事故有係数適用期間は1年加算されます。
保険料の値上がり分によっては、自己負担で修理した方がお得になる可能性もあります。
車両保険を使うかどうか判断が難しい場合は、保険会社に相談してみましょう。
なお、保険会社が提供しているロードサービスだけを利用する場合、等級は下がりません。
落雷後の愛車の点検・修理ならカーコンビニ倶楽部にご相談ください

落雷により、車に不具合や故障が見られる場合は早めの点検・修理をおすすめします。
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修理内容に関しては、「費用を安く抑えたい」「早めに修理を済ませたい」などのご希望に応じてご提案いたします。
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店舗情報はWEBから簡単に検索が可能なので、急な落雷後の故障にお困りの際はお近くのカーコンビニ俱楽部へぜひご相談ください。
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