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車から突然の異臭…臭いの種類別に原因と対処法を解説

2024年12月28日

走行中、車から硫黄のような臭いや焦げ臭さ、燃料の臭いなどの異臭を感じた場合は注意が必要です。

異臭はエンジンやタイヤなどのトラブルにより発生していることが多く、早期に対処しなければ重大な事故へ発展する恐れがあります。

今回は車から発生する異臭の種類とその原因、異臭を感じた場合の対処法や修理にかかる費用などについて解説いたします。

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車から発生する異臭の種類と原因

車から発生する異臭の種類は様々なものがあり、臭いによってどのようなトラブルが起こっているのかを予測することができます。

異臭の種類と考えられる原因は、以下の通りです。

硫黄のような臭い

鼻にツンとくる硫黄のような臭いや、酢酸のような刺激臭がした場合はオルタネーターが故障している可能性があります。

オルタネーターが故障するとバッテリーへ過剰に充電されてしまい、そこで生まれた熱によってバッテリー液が気化しているのです。

バッテリー液は希硫酸なので、熱すると刺激臭を放ちながら徐々に減少していきます。

放置して運転を続けるとバッテリーが破裂する恐れがあり危険なので、速やかな修理が必要です。

ゴムが焼け焦げたような臭い

車から降りたとき、ゴムが焼け焦げた臭いがした場合はタイヤまたはエンジントラブルを疑いましょう。

道路のタイヤ痕やタイヤの異常な発熱、煙が出ているなどの症状があると、タイヤが劣化して正常に回転していない可能性があります。

タイヤに異常がなければ、エンジンルーム内にあるゴムでできたファンベルトが原因と考えられます。

焦げ臭さと同時に「キュルキュル」と音が出ている場合は、ファンベルトが摩擦熱により劣化していると考えて良いでしょう。

放置するとベルトが切れて車が動かなくなってしまうため、すぐに点検を依頼することをおすすめします。

生臭さ

車内でエアコンをつけたとき、掃除機から排出される空気のような臭いがする場合があります。

これはエアコンフィルターに埃が溜まって発生することが多いので、掃除をすると解決することができます。

臭いの原因やカビの温床となりやすいエバポレーターも洗浄すると確実ですが、内部に設置されているパーツなのでプロに依頼することをおすすめします。

甘いワインの臭い

車の下部やエンジンルームから甘いワインのような臭いがする場合、冷却液を入れているタンクやホースが破損している可能性があります。

冷却液にはエチレングリコールが含まれており、漏れ出すことでその甘い臭いが漂うのです。

放置すると冷却液不足によりオーバーヒートが起こり、エンジンも損傷してしまうため早めに対処をしましょう。

薬品の臭い

車のエアコンから生じる異臭のひとつに、「薬品の臭い」があります。

薬品の臭いが発生する場合も、冷却液漏れを疑いましょう。

車のエアコンにおける暖房機能には冷却液が関わっており、漏れるとエアコンの稼働中にエチレングリコールの臭いが送風口から発生することがあります。

金属の臭い

車内やエンジンルームで金属のような臭いがしたら、ブレーキパッドやクラッチディスクの不具合が考えられます。

ブレーキ操作を頻繁に行っていると、ブレーキパッドやブレーキローターの温度が過度に上昇する影響で金属の臭いが発生します。

クラッチディスクに関しては、摩耗の進行クラッチ操作での問題により、摩擦熱が発生することでクラッチが焼けて金属臭の発生につながります。

ビニールの臭い

エンジンルームからビニールが焼けたような臭いがした場合は、電気配線で不具合が生じている可能性があります。

電気配線はビニール製の被覆で覆われており、ショートや接続不良などで熱が生じると、被覆が焼けて異臭がします。

ガソリンや軽油の臭い

ガソリン車やディーゼル車を運転している途中でガソリンや軽油の臭いがしたら、それらが漏れ出ている可能性があります。

燃料タンク付近から臭いが出ている場合、燃料タンクが破損しているか、ガソリンの入れ過ぎによってキャニスターの処理が追い付いていないことが原因です。

エンジンルームから臭う場合は、燃料ホースやインジェクターホースの破損、ガスケットの劣化によるガソリン漏れが考えられます。

車両火災につながるトラブルなので、早急な対処が必要です。

 

車から異臭が出たときの対処法

上記の通り、車から臭いが発生する原因の多くはエンジンルームに関わるトラブルです。

エンジンから発生する異臭を放置すると、思わぬ事故につながる恐れがあります。

エンジンルーム周辺から異臭を感じたら、その時点ですぐにハザードランプを点滅させ、安全な場所に車を停めましょう。

近隣に整備工場や点検・修理に対応しているカー用品店などがあれば、早急に向かってプロに確認してもらうことをおすすめします。

ただしガソリンや軽油の匂いがした場合は工場やお店に向かわず、エンジンを切って車と距離を置いてからロードサービスの応援を呼びましょう。

エンジンの異臭に限らず、車から発生する臭いは何らかのトラブルを示唆しているものと考えて早期に点検を依頼すると安心です。

 

車の異臭を放置することのリスク

車から発生する異臭は重大なトラブルのサインであり、放置すると大きな事故につながる恐れがあります。

他にも複数のデメリットがあるため、車から異臭がしたら放置せず早めに対処しましょう。

以下より、車の異臭を放置することのリスクについて解説いたします。

エンジンルーム内が原因だと故障や火災の恐れがある

先述したように、車の異臭はエンジンルーム内や電気配線のトラブルが原因の可能性も考えられます。

このようなトラブルを放置していると、最悪の場合エンジンの故障や火災、感電などの重大な事故につながるおそれがあります。

とはいえ、エンジンルームや電気配線は専門知識がなければ異常の有無の判断すら難しい場所です。

少しでも異臭を感じたら、重大な事故を確実に防ぐため、速やかにプロへ相談して原因を特定してもらいましょう。

車の査定時に減額される可能性がある

異臭の原因が大したトラブルではなかったとしても、放置すると車内に臭いが染み付いてしまいます。

その結果、車を売却する際に査定額が下がってしまう可能性がある点に注意が必要です。

車の査定において車内の臭いはチェックの対象となることがほとんどで、悪臭が残っていると減額されやすくなります。

健康被害や車酔いが起こりやすくなる

車内に悪臭が残ると、車に乗る自分自身や同乗者にも影響が及びます。

例えばエアコン内部のカビにより異臭が発生している状態だと、エアコンの使用時にカビの胞子や雑菌が車内に蔓延し、アレルギー症状が起こる恐れがあります。

また、不快な臭いが車内に染み付いていると、自律神経にストレスがかかり車酔いが起こりやすくなります。

 

車の異臭は修理が必要?修理費用の相場について

エンジンやタイヤ、バッテリーなどのトラブルによって異臭が発生した場合は、修理が必要です。

費用の相場は、修理を行う箇所(臭いの原因)によって以下の通り異なります。

臭いの原因 費用
タイヤの劣化 8,000円~30,000円
エンジンルームのファンベルト 8,000円~1,5000円
オイル漏れ 20,000円~30,000円
オルタネーターの故障 50,000円~100,000円
冷却水漏れ 2.000円~4,000円

なお、費用は作業内容のボリュームや依頼する業者の違いで変動することもあります。

 

車内に染み付いた異臭を取り除く方法

車内に異臭が染み付いた場合は、以下3つの方法で除去を試みましょう。

自分で車内を清掃する

軽度の異臭であれば、自分で車内を清掃することで除去できる場合があります。

例えばフロアマットやシートの汚れから発生している臭いの対処法としては、以下のような掃除方法が有効です。

・フロアマットを取り外して水洗いする
・シートの掃除機がけとシートクリーナーの使用

また、同じ異臭を発生させないために、車内の定期的な掃除を習慣づけることも大切です。

エアコン掃除と消臭剤を使用する

エアコンの定期的な掃除も、異臭の除去・予防に効果的です。

エアコンフィルターは比較的簡単に掃除できますが、内部にあるエバポレーターを洗浄するには手間がかかるため、業者へ依頼した方が効率的といえます。

本格的に掃除をする前に、一時だけでも異臭を抑えたい場合は消臭剤を使用するのも手です。

シート下に置いておくタイプやスプレータイプ、スチームタイプなど様々な種類があるため、自分とって使いやすいものを選びましょう。

プロにクリーニングを依頼する

自分で車内を掃除しても異臭を除去できない場合は、プロにクリーニングを依頼しましょう。

原因を的確に特定し、それに合わせた方法で徹底的に臭いを除去してくれます。

また、エアコンの内部などパーツの分解が必要な部分の汚れも、専門知識を持ったプロなら正確に作業してくれるため安心です。

 

車の異臭の予防策

車から異臭を発生させないようにするため、日頃から以下のような使い方を心がけましょう。

車は定期的に点検する

エンジンルームが原因の異臭を防ぐなら、定期的な点検は欠かせません。

異臭だけでなく、エンジントラブルによる故障やオイル・バッテリーの劣化による走行への悪影響も予防できます。

万が一不具合が生じていても、早期発見により修理費用を安く抑えられるメリットもあります。

エアコンの使用後は送風モードで乾燥させる

エアコンのカビによる異臭を防ぐ方法としては、送風モードの活用がおすすめです。

エアコンを使用していると、結露で内部に水分が溜まり、カビが発生しやすくなります。

そのためエアコンをオフにする前に、送風モードを最大風量で10分程度稼働させることで、水分が取り除かれてカビの発生を抑えられます。

こまめに車内を掃除する

車内の汚れを放置すると、フロアマットやシートに臭いが染み付くだけでなく、エアコンフィルターも汚れやすくなります。

消臭剤を使ったとしても、臭いの原因である汚れが残っている限りは根本的な解決に至りません。

車内はシートクリーナーや中性洗剤など、手頃に入手できるアイテムで掃除できるため、こまめな掃除を習慣づけましょう。

喫煙やペットとの同乗など臭いの原因になることは避ける

車内での喫煙やペットとの同乗も、車内に臭いが染み付く原因のひとつです。

また、自分で車内を掃除しても除去できないことが多いため、可能な限り避けましょう。

しかし、様々な事情によりペットとの同乗が避けられない場合もあります。

それでも臭いの発生を抑えたい場合は、ペット用のシートカバーやドライブボックスの活用がおすすめです。

併せて、車内の定期的な清掃も習慣にすれば臭いが染み付くリスクを抑えられます。

 

車の異臭が気になったらカーコンビニ俱楽部へご相談を!

車から異臭がした場合、車の内部で何らかのトラブルが発生している可能性が高いです。

異臭を感じた時点で走行を中断し、原因を突き止めたうえで速やかに対処しましょう。

しかし異臭はエンジンルームやタイヤなどのトラブルが原因となっている場合が多く、一般の方が行うセルフメンテナンスでは解決できない可能性が高いです。

「臭いが気になるけど原因が分からない」「臭いの原因に気づいたけど対処の仕方が分からない」などでお困りの方は、ぜひカーコンビニ倶楽部にお任せください。

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