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車のエンジンオイル漏れの原因とは?確認方法や修理代も解説

2026年01月11日

エンジンオイル漏れは、速やかに対処しないと深刻なトラブルや事故につながるおそれがあります。
しかし、エンジンオイルが漏れる原因は様々であり、原因を特定のうえ適切な方法での対処が必要です。
そこで今回は、エンジンオイルが漏れる主な原因やエンジンオイル漏れを確認する方法、修理費用の目安などについて解説いたします。

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エンジンオイル漏れとは

エンジンオイル漏れとは、何らかの原因でエンジンオイルがエンジン内部や外部に漏れ出してしまうことを指します。

なお、オイルの漏れ方は内部漏れと外部漏れの2通りがあります。

外部漏れ

外部漏れとは、車体の下からエンジンオイルが外に漏れてしまうトラブルです。

オイルキャップやドレンボルト、部品同士の接続部分などからエンジンオイルが漏れ出し、周辺部品を伝って下から外へと出てしまいます。

外部漏れの場合は、車体の下にオイルが溜まるため、比較的気づきやすいトラブルです。

内部漏れ

内部漏れは、エンジンの燃焼室(ピストン内部)にオイルが漏れ出している状態です。

外見上ではほとんど分からず、気づかないうちに進行してしまうことも珍しくありません。

進行がさらに進むと、燃えたオイルの影響でマフラーから白煙が出ることがあり、この段階でようやく気づく方も多いです。

 

エンジンオイル漏れの原因

エンジンオイルが漏れてしまう原因は複数あり、原因によって適切な対処方法が異なります。

ここでは、エンジンオイル漏れの主な原因について詳しく解説します。

点検時の人為的ミス

エンジン回りには、エンジンオイルの他にもオイルフィルターや冷却水など様々な消耗品や部品が使われています。

点検作業の際に、これらの部品に誤ってエンジンオイルが付着すると、不具合が生じてエンジンオイルのにじみ(内部漏れ)につながることがあります。

そのため、エンジン回りの点検後にエンジンオイル漏れが発生した場合は、点検時の人為的ミスの可能性も考えられます。

エンジンのパッキン類・シール材の劣化

エンジン内部の部品の接続部分には、シール・パッキン・ガスケットなどが配置されています。

これらの部品があることで、エンジンオイルはピストンの内部やエンジンの外部へ漏れずに循環することが可能です。

しかし、接続部分の部品は使い続けると劣化が進み、部品同士の間に隙間が生じることがあります。

その隙間からエンジンオイルが漏れ出してしまうケースも多いです。

エンジンパーツの経年劣化

接続部品ではなく、エンジンを構成するパーツの経年劣化によりエンジンオイルが漏れることもあります。

具体的には、オイルパンやガソリンタンクの廃液口をふさいでいる「ドレンボルト」、内部でピストン運動をして走行に必要な動力を生み出す「シリンダー」などです。

長年使っている車の場合、摩擦により劣化が進んで破損し、エンジンオイル漏れが起こりやすくなります。

オイルパンの破損

オイルパンとはエンジン下部に設置されている、エンジンオイルを溜めるための部品です。

障害物や他の車と衝突した際の衝撃でオイルパンが破損し、エンジンオイルが漏れるケースもあります。

大量のエンジンオイルが外部に漏れている場合は、オイルパンが破損している可能性が高いです。

 

エンジンオイル漏れを確認する方法

車の下に液体が漏れていることで「エンジンオイルの外部漏れ」に気付くことが多いのは確かです。

しかし、車にはエンジンオイル以外にもさまざまな液体が使用されているため、漏れている液体がエンジンオイルであるとは限りません。

何らかの液体が漏れていることに気付いたら、次の点をチェックしてみましょう。

漏れている液体の状態をチェック

漏れている液体を目視またはペーパーなどで拭き取って、色や粘度をチェックします。

茶色や黒っぽい色で、焦げたようなにおいがし、どろっとした粘りのある液体ならエンジンオイルの可能性が高いです。

また、無臭の透明な液体の場合は、エアコンや排出ガスの結露による水分なので問題はありません。

あきらかにガソリンのにおいがする場合は、火災につながる危険性があるため、運転を中止して速やかにロードサービスを呼びましょう。

液体の漏れ出している位置を確認

車のどの部分から液体が漏れ出しているのかも、判断基準のひとつになります。

エンジンルームの真下から液体が染み出ているようであれば、エンジンオイル漏れと考えてほぼ間違いないでしょう。

オイルゲージを確認

オイルゲージを使い、エンジンオイルの量がどのくらいあるのかも確認してみましょう。

ボンネット内にあるオイルゲージで残量を確認し、オイルの減りが激しいようであればエンジンオイル漏れと考えられます。

オイルゲージでのチェックは、特に内部漏れの確認に有効です。

油圧警告灯を確認

エンジンオイルの外部漏れ・内部漏れは、どちらもの場合でも「油圧警告灯」が点灯します。

油圧警告灯は、エンジンオイルの油圧が低下したり周辺部品に不具合が生じたりした際に点灯するランプです。

油圧警告灯が点灯していたら、速やかに車を安全な場所に停止させてエンジンを冷まします。

エンジンが冷めたら、エンジンルーム内にある黄色またはオレンジ色のフックからオイルレベルゲージを引き抜いてオイルの残量を確認しましょう。

オイルの跡が、オイルレベルゲージの先端に刻まれた「L」または「E」のラインよりも下にある場合はエンジンオイル不足のため点検や補充が必要です。

内部漏れの場合は白煙・異臭の有無を確認

エンジンオイルの内部漏れは、燃焼室内にオイルが入り込んで一緒に燃焼されてしまうため、外からは気づきにくいトラブルです。

ただし、進行するとマフラーから白煙が多く出たり、排気ガスがオイルの焼ける匂いを発したりすることがあります。

白煙や異臭が出ていると感じた場合は、早めに業者へ点検を依頼すると安心です。

 

車がオイル漏れを起こした際の対処法

エンジンオイルの漏れ止め剤(添加剤)を使用する

にじみ程度の軽度なオイル漏れであれば、カー用品店などで販売されている漏れ止め剤を試すのもひとつの方法です。

漏れ止め剤には、エンジン内部のオイルシールやバルブシールなどゴム製パーツの弾力を回復させて密閉性を高める働きがあります。

製品によってはオイルの粘度を少し高めて、にじみを抑えやすくするタイプもあります。

エンジンオイルを注ぎ足す

漏れているエンジンオイルの量がわずかであれば、エンジンオイルを注ぎ足すという手もあります。

オイルゲージでエンジンオイルの量を確認し、適正量になるまでエンジンオイルを慎重に注ぎ足しましょう。

できるだけ早く点検・整備を依頼する

上記に挙げた対処法はあくまでも応急処置に過ぎず、根本解決にはなりません。

そのままの状態で走り続ければより悪化し、重大な事故を招く可能性も否定できません。

そのためできるだけ早くディーラーや整備工場などへ持ち込み、プロの点検・整備を受けるようにしてください。

 

エンジンオイル漏れの修理にかかる費用

エンジンオイル漏れの修理にかかる費用は、原因箇所によって変わります。

ここでは、外部漏れ・内部漏れそれぞれの原因ごとにかかる修理費用の目安をご紹介いたします。

外部漏れの場合

外部漏れの場合にかかる修理費用の目安は、以下の通りです。

原因 修理費用
ガスケットの劣化・ずれ 10,000円〜30,000円程度
ドレンボルトの摩耗や不具合 1,000円~4,000円程度
オイルパンの破損 25,000円~45,000円程度
オイルプレッシャースイッチの劣化 3,000円~10,000円程度

部品によっては数千円程度で済むため、内部漏れに比べて修理費用は抑えられる傾向にあります。

内部漏れの場合

内部漏れの修理にかかる費用の目安は、以下の通りです。

原因 修理費用
バルブシールの劣化・硬化 50,000円〜150,000円程度
ピストンリングの摩耗 70,000円~200,000円程度

どちらも部品代は数百円~数千円程度で済みますが、エンジンの分解が必要になるため工賃は高額になります。

特に、輸入車など構造が複雑で整備の難易度が高い車は、費用が高額になりやすいです。

 

エンジンオイル漏れを放置するとどうなる?

エンジンオイル漏れは、早急に対処しないと以下のようなトラブルのリスクが生じます。

車検に合格できない

車検の検査項目の中には「下回り検査」があり、下回りやエンジンルームをチェックしオイル漏れの有無を確認されます。

原則として、検査員がオイル漏れを目視で確認できる状態であれば車検には合格できません。

走行不能になるリスクがある

オイルが漏れている状態で走行し続けると、オイルが不足し潤滑機能がなくなり、エンジン内部の金属同士の摩擦が増えて過剰な熱が発生します。

さらに、エンジンオイルが担う冷却作用も弱まるため、状況が悪化するとエンジンが焼き付いて走行不能になるなど、致命的な故障につながる恐れがあります。

車両火災につながる

漏れ出したエンジンオイルが高温のパーツに付着すると、発火して車両火災につながる危険があります。

さらに、エンジンが焼き付いて破損した場合、オイルが一気に周辺に飛び散ることで、同様に火災を引き起こす可能性もあります。

オイル漏れを放置したままの走行は非常に危険なため、異変を感じたら早めに点検を受けましょう。

 

車のエンジンオイル漏れによる重大なトラブルを防ぐには

エンジンオイル漏れは一度発生すると、修理に時間とお金を費やすことになります。

そのような事態を防ぐためにも、日頃から以下4つの対策を心がけることが大切です。

定期的にオイル交換をする

エンジンオイル漏れのリスクを下げるには、定期的なオイル交換が重要です。

エンジンオイルは使用を続けるうちに劣化が進み、部品を摩耗させやすくなります。

新しいエンジンオイルに交換することで、エンジンの各部品が正常に作動できるようになります。

オイルエレメントも併せて交換する

オイルエレメントとは、エンジンオイルに混入したススや金属片などをろ過するフィルターです。

エンジンオイルがオイルエレメントを通るたびに汚れが溜まっていき、最終的には十分にろ過することができなくなり、エンジンオイルの劣化が早まります。

そのため、オイル交換2回につき1回程度の頻度を目安に、オイルエレメントの交換も行いましょう。

少量のオイル漏れでも速やかに修理する

原因箇所や部品の摩耗具合などによっては、エンジンオイルがわずかに滲む程度にしか漏れないケースもあります。

滲み出ているだけで特に被害は出ていないからと放置すると、状態がさらに悪化して車の走行に支障が出たり、高額な修理を要する事態に発展する恐れがあります。

エンジンオイル漏れが軽度であるうちに、速やかに業者へ相談して修理を行いましょう。

日々の点検を怠らない

エンジンオイルの減少や変色などの異常をいち早く発見するには、日々の点検も必要です。

ボンネットを開けてエンジンルームを見て、エンジンオイルが漏れていないかを確認しましょう。

併せて、オイルレベルゲージを引き抜いて量や色を確認すると内部漏れの有無も判断できます。

 

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