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リアウインドウとは?場所や違法になる使い方など解説

2024年12月28日

保安基準ではフロントウインドウに関して様々な基準が定められており、フロントウインドウの使い方によっては車検で不合格となります。

一方で、リアウインドウも使い方次第で車検に通らなくなるケースはあるのでしょうか。

今回はリアウインドウとは何かを解説すると共に、違法にならないケースと違法になるケースや割れた際の修理費用などについて詳しく解説いたします。

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リアウインドウとは

車の後ろ側に付いている大きな窓ガラスを、「リアウインドウ」といいます。

後方視界を確保するのが主な役割で、「リアガラス」「バックドアガラス」などと呼ばれることもあります。

車の前方に設置されているフロントウインドウは保安基準によって「合わせガラス」の使用が義務付けられていますが、リアウインドウには一般的に「強化ガラス」が使用されています。

合わせガラスは衝撃に強く亀裂が入っても粉々に割れにくいのに対し、強化ガラスは衝撃を受けると大きな亀裂が入り、割れて砕け散ります。

ただし、その破片は鋭い角がなく粒状になるため、ガラス片による裂傷などのリスクが抑えられています。

 

違法になる?注意したいリアウインドウの使い方

まずはリアウインドウのよくある使い方と、各ケースが違法か適切なのかについて解説いたします。

リアウインドウにスモークを貼る

車の保安基準では、フロントウインドウ、運転席・助手席のサイドガラスに透過率の定めがありますが、リアウインドウは対象外とされています。

そのため、リアウインドウにスモークを貼ることは問題ありません。どのような透過率のものでも使用できます。

なお、フロントウインドウ、サイドウインドウもスモークフィルムを貼ること自体は可能です。

しかし、透過率70%以下と保安基準で定められているため、それ以下の透過率のものでないと車検に通りません。

デジタルインナーミラー搭載車は要注意

デジタルインナーミラーとは、車両後方に設置したモニターの映像をルームミラーに映し出すもので、近年採用する車種が増えている先進安全技術のひとつです。

視界の悪い悪天候時や後部座席の乗員・荷室の荷物などで後方視界が遮られてしまう状況下においてもクリアな後方視界を確保し、安全運転に貢献します。

デジタルインナーミラー搭載車にもリアウインドウにスモークガラスを貼ることはできますが、透過率が低い濃いものを貼る場合は注意が必要です。

昼間は光量があるためそれほど影響は受けませんが、夜間はスモークフィルムによって視認性が低下し、デジタルインナーミラーが後方視界を確保できない可能性があります。

せっかくのデジタルインナーミラーの機能を活かすのであれば、モニター部のくりぬき加工を行うことをおすすめします。

リアウインドウにステッカーを貼る

リアウインドウのステッカー貼り付けは特に保安基準で言及されておらず、貼り付けは自由です。

車検も問題なく通過できるでしょう。少し前までは、新車の購入時に既に燃費基準達成車や低排出ガス車であることを示すステッカーが貼り付けられていました。

一方、フロントウインドウについては、車検証のステッカーや故障標章など、道路交通法で認められたもの以外を貼ると違法となり、車検に通らなくなります。

リアウインドウにカーテンを付ける

日差しを遮る以外にも、プライバシーの確保に有効で車中泊などをする方に人気が高いのがカーテンです。

結論から言うと、リアウインドウへのカーテン設置は違法ではなく、車検時に心配する必要はありません。

取付け方も自由で、閉めた状態で走行しても問題がないためいつでも自由に開け閉めできます。

フロントウインドウ・運転席・助手席のサイドウインドウのカーテンは違法

ただし、フロントウインドウはもちろんですが、運転席・助手席のサイドウインドウもカーテンを閉めた状態での走行は違反となります。

閉じた状態でも閉じたカーテンが完全にBピラー内に収まるなど、ガラス面に干渉しないことが条件になるため、設置には細心の注意が必要といえるでしょう。

サイドウインドウはともかく、フロントウインドウのカーテン設置はあまり現実的ではないといえるのではないでしょうか。

 

法律でフロントウインドウとリアウインドウの扱いが異なる理由

フロントウインドウと運転席・助手席のサイドウインドウに関しては、前方視界、側方視界の確保に大きく関わるため、細かく保安基準が定められています。

視界の確保は安全性に大きく影響するので、リアウインドウよりも厳しい条件となっているのは当然といえるでしょう。

同じガラス類とはいえ場所によって保安基準が異なります。

そのため、スモークフィルムを貼ったり、サンシェードやカーテンを取り付けたりしたい場合は保安基準を確認し、違反のない状態で取付け、使用することが大切です。

 

リアウインドウは予期せぬタイミングで割れることがある

リアウインドウの使用における注意点として、予期せぬタイミングでの「割れ」が挙げられます。

リアウインドウには強化ガラスが使われており、高速走行による風圧にも耐えうる耐久性が備わっています。

しかし、表面温度が高くなってから急激に冷えると「熱割れ」が発生し、突然ヒビが入ってしまいます。

熱割れは冬に起こりやすいトラブルで、一部が直射日光にさらされているとその部分だけ表面温度が上昇し、1枚のガラスに急激な温度差が生じることで発生します。

また、知らないうちについていた小さな傷が少しずつ大きくなり、ガラスの破損につながるケースも多いです。

フロントウインドウよりも保安基準が厳しくないリアウインドウですが、割れてしまうと違法とみなされる可能性があるため注意しましょう。

 

リアウインドウは割れたままでも走行は可能

リアウインドウ本体は保安規定に定められているパーツであり、保安基準適合品でなければ車検に通りません。そのため割れていれば修理する必要があります。

「整備不良」として違法になる可能性がある

リアウインドウが割れた車は「整備不良」に該当します。

整備不良の車は検挙の対象になりますが、一般的には事故の発生につながりやすいヘッドランプやブレーキランプなどの灯火類、ブレーキやサスペンションなどの制動系の不具合を中心に取り締まりされます。

リアウインドウが割れた状態での走行は、灯火類や制動系と比較すると即事故につながる整備不良ではありませんが、破片が落ちて後続車が急ブレーキを踏むなどの事態が起きないとは限りません。

そのため検挙の可能性がないとは言い切れないのが現状です。

また、安全面を考慮すると、リアウインドウが割れた状態での走行は、修理のための移動などに限り、極力控えるべきでしょう。

リアウインドウが割れたまま走行するなら応急処置が必要

走行中の思わぬタイミングでリアウインドウが割れてしまっても、すぐに車の運転を中止することが困難なケースもあります。

その場合は、安全面を考慮して応急処置を施したうえで早急に業者へ修理を依頼しましょう。

簡単にできる応急処置としては、ダンボールやビニールシートで割れた部分を塞ぐという方法があります。

破れにくく軽い素材でできたものを選び、ガムテープでしっかりと貼り付けましょう。

割れた部分を塞げば、車内に風が入らず破片も飛びにくくなるため、ケガや事故を防止できます。

 

リアウインドウが割れたときの修理・交換費用

リアウインドウが割れたら、状態に応じて修理または交換を依頼する必要があります。

以下より、リアウインドウの修理費用・交換費用の目安をご紹介いたします。

リアウインドウの修理費用

リアウインドウにごく小さなヒビが入っている場合は、「レジンでヒビを埋める」などの修理で対処できることがあります。

リアウインドウの修理にかかる費用相場は、以下の通りです。

車種 費用
軽自動車 25,000円~45,000円程度
普通自動車 30,000円~50,000円程度

リアウインドウの交換費用

大きなヒビが入っていたり、ガラスの割れ・欠けが生じていたりする場合は交換が必要です。

リアウインドウの交換にかかる費用相場は、以下の通りです。

車種 費用
軽自動車 50,000円~70,000円程度
普通自動車 70,000円~100,000円程度

なお、リアウインドウは同じ車種でも実際の大きさによって交換費用が変わります。

特に大型車や輸入車のリアウインドウ交換は相場より高くなることもあるため、必ず見積もりで確認しておきましょう。

 

リアウインドウの修理・交換に保険は使える?

リアウインドウが割れた際の修理・交換には、車両保険が使える場合があります。

割れた原因が事故やいたずらであれば、「一般型」と「エコノミー型」のどちらも適用されるケースがほとんどです。

ただし、車両保険を使用すると等級が下がり翌年から保険料が高くなります。

実際の修理・交換費用によっては自己負担した方がお得になる可能性もあるため、保険会社とよく相談のうえ検討しましょう。

 

リアウインドウの割れの防止策

リアウインドウは割れると決して安くない修理費用が発生するだけでなく、走行中の場合は二次被害へつながる恐れもあり危険です。

以下3つのポイントを心がけ、リアウインドウが割れることを防ぎましょう。

できるだけリアウインドウに温度差を生じさせない

先述したように、リアウインドウに急激な温度差が生じると熱割れが発生しやすくなります。

表面温度が上がりやすい夏場ではなく、「温度差」が出やすい冬に多いトラブルです。

そのため、冬場に屋外で駐車するときはボディカバーなどを被せて、ガラスに温度差が生じないように対策しましょう。

なお、遮熱シートは選び方を誤ると、かえって温度差が発生しやすく逆効果になるため、注意が必要です。

ガラスや窓枠にキズ・劣化があったら交換する

ガラスの傷や窓枠のゴムの劣化は、放置せず業者に修理を依頼しましょう。

傷を放置すると、外部からの圧力で徐々に伸展していきガラスが割れてしまう恐れがあります。

また、ゴムの劣化を放置すると、温度差でガラスの形状にひずみが生じた際、圧力を分散できず割れてしまう原因になります。

小さなひび割れは放置しない

小さなひび割れを見つけたら、速やかに業者へ相談のうえ補修してもらいましょう。

走行中の振動や風圧、温度変化などの影響で、ひびが広がりやすい状態になっているためです。

完全に割れてしまう前に対処すれば、修理費用を抑えられる可能性が高いため、費用負担を最小限にするためにも早めの対応が大切です。

 

リアウインドウに関するお悩みがあればカーコンビニ倶楽部へ!

リアウインドウのスモーク加工はセルフでもできますが、仕上がりの美しさや持ちの良さ、コストパフォーマンスを考えるとプロに任せるのがおすすめです。

特にデジタルインナーミラーを搭載している場合は、後方の夜間視認性確保のためにも正しく施工することが大切です。

カーコンビニ倶楽部では、お客様のご要望をお伺いしさまざまなご提案をさせていただくのはもちろん、保安基準にも配慮して安全にカーライフを楽しんでいただけるようにお手伝いいたします。

万が一リアウインドウが割れてしまった場合の交換や修理は、全国展開のカーコンビニ倶楽部にお任せください。

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