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エンジンブローとはどんなトラブル?原因・前兆や防止策を解説

2024年12月28日

「エンジンブロー」は今ではあまり発生しないトラブルですが、一度起きてしまうとエンジンは取り返しのつかないダメージを負うことになります。エンジンブローを起こさないために原因や前兆など正しい知識を身につけ、エンジンブローとは無縁のカーライフを送りましょう。

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エンジンブローとは

エンジンブローとはエンジンが重大なダメージを負い、壊れた状態を指します。

具体的には、エンジンオイルの不足やオーバーヒートなどによりエンジンが焼き付いている状態です。

近年の車は耐久性や精度が上がっているため、一般的な車の乗り方をしていればエンジンブローを起こす可能性はほとんどありません。

ただし、定期的なメンテナンスを怠っていたり、不具合を放置していたりするとエンジンブローのリスクが生じます。

なお、エンジンブローを起こすと修理では対応できず、エンジン交換が必要になる場合が多いため、未然に防ぐための対策が重要です。

エンジンブローが起こることの危険性

走行中にエンジンブローが起こると、エンジンが固着してその場で急にタイヤがロックされる恐れがあります。

コーナーを曲がっている途中にタイヤがロックされれば、事故につながる可能性が高いです。

エンジンブローは起きてからでは遅い事態を招きかねないため、日頃から予防のための対策を講じておく必要があります。

 

エンジンブローが起こる原因

エンジンブローを確実に予防するためにも、発生の原因として多いケースを理解しておきましょう。

オーバーヒート

オーバーヒートは、エンジンの冷却システムが正常に働いていない場合に起こります。

よくあるのは冷却水不足、冷却水漏れを原因とするオーバーヒートです。エンジンをうまく冷却できないためエンジンが高温になり、部品などに歪みが発生してエンジンの回転が保てなくなる現象です。

初期症状のうちに停車し、ロードサービスを呼んでメンテナンスすれば大事には至りませんが、症状が出ても車を走らせ続けるとエンジンが焼き付き、修理不能な状態に陥ります。

エンジンの焼き付き

エンジンオイルは各部品が滑らかに動くための潤滑油です。

エンジンオイルが不足している、または劣化して粘度が上がっている状態になっていると各部品がスムーズに動かなくなり、摩擦熱を発し、エンジンが焼き付いてしまいます。

エンジンが焼き付けば走行不能に陥るばかりか、修理できない大ダメージを負うことになります。

異常燃焼

本来の点火タイミングの前に自然燃焼が起こる「プレイグニッション」や、本来のプラグによる点火の後に別の場所で意図しない発火が起こる「デトネーション」などの異常燃焼によってエンジンが破壊されることもあります。

シフトミス

MT車の場合、シフトダウンの際のオーバーレブでエンジンブローが発生することがあります。

オーバーレブとは、エンジンの回転数が安全限界を超えてしまう現象です。

5速などのトップギアから誤って2速へギアを入れてしまい、急激に回転数が上がって発生するケースが多いです。

オーバーレブになったらすぐにエンジンブローが発生する訳ではありませんが、その後エンジンが焼き付くリスクを避けるために業者に点検してもらうことをおすすめします。

エンジンのパーツの劣化

走行中、エンジンは常に稼働しながら高温にさらされています。

そのため長期間経過したり、長距離走行したりすると劣化が進み、摩耗や破損のリスクが高まります。

エンジンの各種部品の劣化は正常な稼働に支障をきたし、焼き付きやエンジン全体の故障につながる恐れがあるため注意が必要です。

 

エンジンブローの前兆

エンジンブローが発生する具体的なタイミングは断言できないものの、いくつかの現象から発生を予測することはできます。

ここでは、エンジンブロー発生の前兆として起こる現象の例をご紹介します。

異音・異臭

車を走らせていて、いつもと異なる音が発生したら要注意です。

オーバーヒートの前兆としては「カリカリ」という音が聞こえ、状態が悪化すると「カンカン」「キンキン」という金属音が生じます。

また、エンジンオイルの不足・劣化が原因の場合は「ガラガラ」「ゴロゴロ」という重い音が聞こえ、タイミングベルトの劣化なら「キュルキュル」と聞こえることが多いです。

また、エンジンが焼き付き始めると焼け焦げたようなにおいがします。

白煙が上がる

エンジンルームから白煙が上がっている場合、すでにエンジンオイルが燃えています。

場合によってはエンジンも焼け付いている可能性があるため、緊急度は高い状態です。

すぐに安全な場所に停車し、エンジンを停止しましょう。

警告灯が点灯する

水温計が「H」付近を指す、もしくは水温警告灯が赤く点灯した場合は冷却水の温度が上昇していることを警告しており、オーバーヒートの前兆です。

また、油圧警告灯(エンジンオイルランプ)の点灯は油圧の低下、油量不足を警告しているため、焼き付きが起こる前兆といえます。

これらの警告灯は重要度が高く、即座に運転を中止すべきといえるため、安全な場所に速やかに停止してロードサービスを呼んでください。

 

走行中にエンジンブローが起きたときの対処法

万が一走行中にエンジンブローが発生したら、被害を最小限に抑えるために落ち着いて対処することが大切です。

以下より、エンジンブローに対処するための2ステップを解説します。

安全な場所に停車する

エンジンブローが起きたら、MT車ならニュートラル、AT車ならNポジションに切り替えます。

その場ですぐにエンジンを切ると他の車を巻き込む事故になりかねないため、惰性で路肩や駐車場など安全な場所まで移動のうえ停止しましょう。

二次被害を生まないように、慌てず安全な場所の確保を最優先に行動すべきです。

ロードサービスに救援を依頼する

安全な場所に車を停めたら、ロードサービスに救援を依頼しましょう。

エンジンブローが起きたままさらに車を走行させると、重大な事故につながる可能性が高まります。

連絡先の指示に従いレンタカーや公共交通機関などで帰宅し、後日業者へ修理を依頼します。

 

エンジンブローが起きた場合の修理費用

エンジンブローが起きたら、エンジン本体の修理が必要になります。

故障度合いや修理の依頼先によって具体的な費用は変わりますが、相場としては総額20万円~100万円程度です。

故障度合いが深刻な場合や、大型車・輸入車のエンジン修理は高額な傾向にあります。

エンジンブローは、少ない費用負担では解決できないトラブルです。

思わぬ出費を避けるためにも、日頃からエンジンブローの予防に努めることが重要といえます。

 

エンジンブローの修理で保険は使える?

エンジンブローが発生した際の修理費用は高額なため、車両保険で費用負担を抑えたいと考える方も多いことでしょう。

車両保険が適用されるかどうかは、エンジンブローの原因によって変わります。

車両保険はあくまで「衝突などの事故」や「災害」など外的要因による損傷が補償対象であり、経年劣化によるエンジンブローは対象外となる可能性が高いです。

ただし具体的な判断基準は保険会社によって変わるため、一度加入している保険会社に相談してみることをおすすめします。

 

エンジンブローを防止するためのメンテナンス

エンジンブローは、適切なメンテナンスを継続することで発生のリスクを抑えられます。

エンジンブローの予防策として有効なメンテナンスは、以下の通りです。

定期的にオイル交換をする

エンジンオイルは、エンジン内部において潤滑・密封・冷却・防錆・洗浄と、いくつもの重要な役割を果たしています。

しかし使用を続けていると徐々に劣化していき、本来の作用が発揮されずエンジンブローが発生しやすくなるため注意が必要です。

エンジンオイルの状態や量は定期的にチェックし、必要に応じて交換しましょう。

オイル交換時期の目安

エンジンオイルの交換時期は、軽自動車なら半年または走行距離6,000km程度、普通自動車なら1年または走行距離10,000〜15,000kmごとの頻度が目安です。

ただし、ターボ車や悪路走行などが多い「シビアコンディション」の車はエンジンオイルの劣化も早めるため、よりこまめな交換が必要になります。

冷却水のチェックと補充

エンジンの温度を適切に保つ冷却水の管理も徹底しましょう。

冷却水の不足やエンジンのオーバーヒートを招くため、定期的にチェックの上補充します。

ラジエーターやホースから冷却水が漏れている場合は、各種部品の故障が考えられるため早めの修理が必要です。

 

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エンジンブローは、日々のこまめな点検とメンテナンスで予防できます。

走行中に起きると大事故につながりかねないだけでなく、修理費用も高額となるため、確実に予防することを心がけましょう。

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