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車の暖房は燃費に影響する?燃費を悪化させない付け方も解説

2024年12月28日

家庭用のエアコンと同じく、車のエアコンも冷房より暖房の方が電力消費が激しく、燃費が落ちてしまうとイメージされがちです。

そこで今回は、車のエアコンで燃費が悪化するのは暖房と冷房のどちらなのか、冬に車の燃費が悪くなる原因について、詳しく解説いたします。

燃費の悪化や暖房の効きが気になったときの対処法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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燃費の前に知っておきたい車の暖房の仕組み

家庭のエアコンは、冷房を使用した時よりも暖房を使用した際の電気代がかさむことは一般的によく知られています。

そのイメージから、車も暖房を使用すると燃費が悪化すると思い、寒さを我慢して暖房の使用を避ける方も少なくないようです。しかし、車の暖房は家庭用のエアコンとは仕組みが異なります。

車のエンジンは作動させると高温になるため冷却水でエンジンを冷やしていますが、車の暖房はこのエンジンの排熱を利用しているのです。

エンジンの熱を吸収して暖められた冷却水に風を当てて温風を室内に送り込むことで室内を暖めるため、暖房のために新たにエネルギーを消費するわけではありません。

 

ガソリン車の暖房は燃費に大きく影響しない

上記で述べたとおり、車の暖房はエンジンの排熱を再利用しているため、エンジンを動かしている限りは暖房が使用できます。

エンジンを動かすための燃料は必要ですが、それは暖房を使用せずとも走行に必要なため、暖房のためだけに余分な燃料を消費することはありません。

そのため、ガソリン車もしくはディーゼル車の場合、暖房は燃費にほぼ影響しないといえます。

暖房よりも冷房の方が車の燃費悪化につながる

カーエアコンの冷房は、コンプレッサーという装置により冷媒が気化・液化しながら循環しており、その際の熱を利用して冷気を作り出しています。

コンプレッサーはエンジンを動力としているため、暖房よりも冷房の方がエンジンに負荷がかかり、燃費が悪化しやすいのです。

特に猛暑日はぬるい空気を取り込んで冷やすために多くのエネルギーを消費するため、その分燃費が悪くなります。

 

ハイブリッド車では暖房の使用が燃費に影響する

エンジンとモーターを組み合わせることで低燃費を実現するハイブリッド車。近年では、プラグインハイブリッド車や電気自動車(EV車)も普及しつつあります。

ハイブリッド車は量産車が登場してから20年以上が経過しており、今ではエンジンを使用せずモーターで走行できる範囲がかなり拡大しています。

モーターの使用範囲を広げることで、さらに低燃費を追求しています。

しかし、暖房を使用する場合、モーターで走行している状況でもエンジンを作動させる必要があります。そのため、暖房を使用すると燃費が悪化することがあります。

 

暖房の有無にかかわらず冬場は車の燃費が悪くなる!その理由とは

暖房は直接燃費に影響しないものの、冬場は他の様々な理由により燃費が悪化しやすい季節です。

冬に車の燃費が悪化する理由としては、以下の4つが挙げられます。

ガソリンが気化しにくくなる

液体は、温度が高ければ気化しやすく温度が低ければ気化しにくいという特徴があります。

それはガソリンも同様で、外気温が低い冬場は気化しにくくなります。

その際、コンピューターがガソリンの気化量が少ないと判断して、気化量を増やすため余計にガソリンを消費します。

結果として、車の燃費が悪化するという仕組みです。

エンジンが過度に冷える

近年の自動車はコンピューター制御により、外気温に関わらず正常にエンジンを稼働させて走行できる仕組みになっています。

例えば冬場にエンジンが冷えきっていても、自動的にエンジンの回転数を上げて温まるようにコントロールされるため、すぐに発進することが可能です。

この仕組みにより、冬場は他の季節よりも多くのガソリンを消費することになり、燃費の悪化につながります。

エンジンオイルの粘度が高くなる

大抵の油は、温度が高ければ粘度が低く温度が高ければ粘度が高くなります。

エンジンオイルも冬場は粘度が高くなりやすいため、エンジンがスムーズに回転できず、ガソリンの消費量が増えます。

スタッドレスタイヤで抵抗が増す

地域によっては、冬場の走行にスタッドレスタイヤが欠かせません。

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも柔らかく厚みのあるゴムを使用しており、重く抵抗力が高いことが特徴です。

そのため雪道や凍結路でもスリップしにくくなりますが、回転させるために多くのパワーを要するため、ガソリンの消費量が増えて燃費が悪化します。

 

車の燃費を悪化させないための暖房の付け方

冬場は燃費が悪化しやすく、さらに一部の車種は暖房の使用が燃費に影響することもあります。

燃費の悪化を抑えるためにも、以下5つのポイントを意識した暖房の使い方が重要です。

エンジンが暖まるまで待つ

車の暖房は基本的にエンジンの排熱の再利用であるため、エンジンが暖まっていなければ車内を暖めることはできません。

走り始めは中々暖まらないかもしれませんが、温度を高く設定したりするのではなく、暖まるまでは少しの時間が必要と認識して待つようにしましょう。

温度は低めに設定する

エンジンがある程度熱を発するようになるまでは車内が暖まりませんが、だからといって暖房の設定温度を上げるとエンジンは回転数を無理に上げることになり、燃費に悪影響を及ぼします。

どんなに温度設定を高くしても、エンジンが暖まらなければ温風は出ません。エンジンが暖まりさえすれば温風を送って室内を暖めてくれるので、温度は低めに設定しておくことをおすすめします。

内気循環にする

効率よく車内を暖めるためには、外気を室内に取り入れる外気循環ではなく、内気循環にしておくことも大切です。

内気循環とは社内の空気を循環させる機能のことで、外気が遮断されるため空調の効率が上がるというメリットがあります。

暖房だけでなく、冷房の使用時の燃費悪化も抑えられる方法です。

ただし、長時間の使用は酸素濃度の低下により眠気・頭痛につながるため、適宜外気循環へ切り替えましょう。

A/Cスイッチはできるだけ使用しない

車のA/Cスイッチは暖房時に使用する必要はありません。

A/Cボタンを押すとコンプレッサーが作動し、除湿・冷房機能が作動します。

車の暖房にはコンプレッサーは必要なく、余分な燃料を消費するだけなので、A/Cスイッチは基本的には冷房時のみに使用するものと考えてください。

ただし、暖房使用時にフロントガラスが曇ってきた場合には一時的にA/Cスイッチやデフロスターを使用し、曇りを取る必要があります。

シートヒーターを使う

エンジンが温まってから暖房を使うべきとはいえ、寒さを我慢しながら運転を続けることはストレスに感じるものです。

そこでおすすめな機能が、シートヒーターです。

ヒーターがシートに内蔵されており、エンジンが冷えた状態でも体を温めることができます。

電力はシガーソケットから得るため、すぐに使えるだけでなく燃費にも影響しません。

 

車の暖房の効きが悪いと感じたときの対処法

車の暖房は、予期せぬタイミングで効きが悪くなることがあります。

暖房の効きが悪いと感じたら、以下3つの方法を試しましょう。

 

エアコンフィルターを掃除する

エアコンフィルターを長期的に掃除していないと、ホコリが詰まって温風が出にくくなります。

また、カビや異臭の原因にもなるため放置は望ましくありません。

まずはエアコンフィルターの状態を確認し、汚れている場合は掃除しましょう。

ラジエーターを点検・交換する

ラジエーターはエンジンの冷却に必要な部品で、エンジンから発生した熱を吸収して冷却水を適温に冷やす役割があります。

ラジエーターに不具合があると、暖房の効きが悪くなるうえにエンジンがオーバーヒートするリスクも高まります。

エアコンフィルターに問題がなく、冷却水も十分に入っている場合はラジエーターの異常を疑い、プロに点検や交換を依頼しましょう。

サーモスタットを点検・交換する

サーモスタットとは、エンジンを循環する冷却水の温度を検知し、適宜ラジエーターに冷却水を送る部品です。

故障すると冷却水が循環されなくなり、暖房も効かなくなります。

ラジエーターと同じく、故障を放置するとオーバーヒートが起こる恐れがあるため、併せて点検のうえ交換を検討しましょう。

 

車の暖房や燃費の悪化が気になったらカーコンビニ倶楽部でメンテナンスを

車の燃費は暖房の使い方だけでなく、エンジンやタイヤの状態によって悪くなることもあります。

何かと燃費が悪化しやすい冬場こそ、一層こまめなメンテナンスを心がけることが大切です。

また、暖房の効きが悪くなった場合はエンジントラブルを招く不具合が生じている恐れがあります。

 

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