連休中に注意したい車のトラブル事例5選！対処法も解説
2023年09月04日
お盆・ゴールデンウィーク・年末年始などの大型連休は、車を使って遠出をする予定がある方も多いことでしょう。
しかし、そんな連休シーズンは車のトラブルが続出するシーズンでもあります。
今回は連休中に発生しやすい車のトラブル事例やその予防策、トラブルに遭ってしまった際の対処法などについて徹底解説いたします。
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連休はドライバーの増加で車のトラブルが起こりやすい
連休シーズンは車のトラブルが多くなる季節です。
これは普段乗らないドライバーが連休に車を利用することから交通量が増えることや、自身の車の使用量が増えることが主な原因です。
このような状況から交通量が非常に増えて渋滞が起こり、渋滞に起因するトラブルだけでなく安全運転の意識が低いドライバーによって起こる運転ミス・対人トラブルなどにも巻き込まれやすくなります。
トラブルを回避するには具体的な対策もありますが、一番は渋滞など普段と異なる道路状況や環境に動じず、心に余裕を持って行動することが大切です。
連休中に多い車のトラブル事例5選
ロードサービスのJAFは、2022年度におけるゴールデンウィーク中の出動理由として件数が多かったケースをランキング形式で公表しています。
ここでは、その中でも特に注意したいトラブルの例を5つご紹介いたします。
バッテリー関係のトラブル
過放電をはじめ、劣化や破損などバッテリー関係のトラブルは特に多いとのデータが出ています。
過放電とは、バッテリー内の電力が放電され尽くされてしまった状態のことです。
エアコンやヘッドライトなど、エンジンの作動以外でも電力を作動していると過放電になりやすく、バッテリーが上がってしまうのです。
また、バッテリーの定期交換を行っており劣化が進んだことからバッテリー上がりにつながるケースも珍しくありません。
タイヤ関係のトラブル
パンク・バースト・空気圧不足といった、タイヤ関係のトラブルも多いです。
タイヤはゴム製品である以上、長期的に使っていなかったとしても劣化が進んでいきます。
しかしなるべく整備にコストをかけたくないという思いから、タイヤの点検・交換を適切に行わない方も少なからず見受けられます。
パンクやバーストは命に関わる重大な事故となりかねないため、ご自身や同乗者を守るためにも定期的なメンテナンスを心がけましょう。
また、空気圧不足もタイヤの劣化を速める原因となるため、適宜チェックと補充が必要です。
落輪
落輪とは、タイヤが道路を踏み外して動けなくなってしまった状態のことです。
側溝にタイヤが落ちた場合だけでなく、雪・砂・泥にスリップして車を動かせなくなった「スタック状態」も落輪と呼ばれる場合があります。
連休中は旅行などで慣れない道を走行する機会が増え、落輪をする可能性も高くなります。
落輪するとロードサービスを依頼するしか対処方法がないため、慎重な運転を心がける必要があります。
交通事故
連休中は各地の道路で渋滞が発生するため、疲労や焦りなどから運転への安全意識が薄れ接触・追突といった交通事故を起こしやすくなります。
また、普段は頻繁に運転をしないドライバーが、連休を機に車に乗る機会も増えることも交通事故の件数が増える原因です。
燃料切れ
以外にも、連休中は燃料切れによるトラブルも多く発生しています。
高速道路を走ると給油できるタイミングが限られる一方で、時間に対して走行距離が長いことから燃料の減りが早くなることに注意が必要です。
また、サービスエリアが混雑しており「まだ走れるだろう」という油断から、その場での給油を断念して結果的に燃料切れとなるケースもあります。
連休中に車のトラブルを起こさないための予防策
連休中にトラブルを起こさないためには、安全運転の意識を高く持つだけでなく事前の予防策を講じることも大切です。
以下より、トラブルごとの具体的な予防策をご紹介いたします。
バッテリー関係のトラブル予防策
バッテリー関係のトラブルの原因として特に多いケースが、ライトの消し忘れやエアコンの使いすぎです。
運転中でない場合はできるだけ電力を消費する機器の使用を控えることで、バッテリー上がりの可能性を下げることができます。
また、長期間にわたり運転していなかった車も注意が必要です。
運転していない間にも電力は少しずつ放出されているため、運転前に点検・交換を済ませておきましょう。
タイヤ関係のトラブル予防策
タイヤ関係のトラブルを防ぐには、定期的なチェックを習慣にすることが大切です。
特に空気圧は走行しなくとも自然に減っていくため、月1回を目安に数値を測定しましょう。
さらに運転前にタイヤを目視で点検し、亀裂・傷・空気が抜けている箇所などがないかよく確認のうえ、必要に応じて交換を行う必要もあります。
落輪の予防策
落輪の予防策としては、走行時に側溝へ近づかないことを心がけましょう。
できるだけ道の中央寄りを走行し、必要以上に端へ寄せすぎないことが大切です。
交通事故の予防策
交通事故を予防するにあたって、タイヤの空気圧や状態・ブレーキの効き・ブレーキ液やバッテリー液・ランプの汚れといった車の点検が大切です。
さらに運転中は慎重を期すことはもちろん、ゆとりのあるスケジュールを立てたり適度に休憩を取ったりといった、安全意識を低下させないための工夫も大切です。
燃料切れの予防策
走行中の燃料切れを予防するには、早めの給油を心がける必要があります。
特に高速道路を走行する場合は思うようなタイミングで給油できない可能性も高いため、「残量警告灯が点灯するまでは大丈夫」と油断せず、残り3分の1あたりを目安に早めに給油を行いましょう。
走行中に車のトラブルに遭った際の対処法
事前の予防策を講じることでトラブルの発生率を下げることはできますが、完全にリスクが消えるわけではありません。
予期せぬタイミングでトラブルに遭った場合も焦ることがないように、トラブルの対処法についても把握しておきましょう。
安全な場所に退避して停止の合図をする
走行中にトラブルが発生したら、まずは安全な場所に退避をしましょう。
ハザードを点灯して路肩や非常駐車帯に車を停め、三角停止板や発煙筒などの非常信号用具でトラブルが起きていることを後続車に知らせます。
次に車から離れ、後続車の追突に巻き込まれにくい場所まで移動します。
ロードサービスに連絡する
退避を終えたら、利用している保険やJAFのロードサービスに連絡して救援を依頼します。
高速道路上でトラブルが発生した場合は、先に道路救急ダイヤルなどの関連機関に連絡をしてから指示に従いロードサービスに連絡を行います。
交通事故の場合は警察にも連絡を
交通事故が起きた場合、必ず警察にも連絡をしましょう。
人身事故・自損事故のどちらにおいても、交通事故の発生時は警察への通報が義務付けられています。
また、人身事故でけが人がいる場合は救急車の依頼も早急に行うことが大切です。
警察や救急への連絡を怠ると、道路交通法違反や救護義務違反として処罰される可能性があります。
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