車についた花粉の放置はNG?花粉シミの落とし方や予防策など解説

2023年02月19日
厳しい冬を抜けて春が訪れると、気候も落ち着き過ごしやすいシーズンが到来しますが、同時に花粉に悩まされる季節でもあります。花粉は人にも影響を与えますが、実は車に与える影響も大きいことをご存知ですか?今回は愛車を花粉から守る方法についてお伝えします。
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注意!車の塗装は花粉の成分でダメージを負う
花粉症とあるように、花粉は人に影響を与える飛来物です。
しかし、花粉は人体だけではなく大切な車の塗装にもダメージを与えていることをご存知でしょうか?
車のボディに花粉が目立ち始める季節
ヒノキやスギなどの花粉が飛ぶのは3月~5月の間ですが、その中でも4月中旬が花粉のピークとなります。
花粉の季節が到来すると車のボディに花粉が付着してザラザラとた感触が目立つようになるため、3月頃からはボディの状態に注意しながら必要に応じて洗車をすることが大切です。
なお、夏の間にあまり雨が降らず猛暑が続くいていると雄花が多く咲くため、翌年の春になるとより多く花粉が飛びます。
車についた花粉を放置すると生じるトラブル
花粉は元々粘着性を持っており、水分に触れると内部にあるペクチンという成分が溶け出し粘着性が増します。
これにより、花粉が車へ強く張り付いてしまうのです。
水分を含んだ花粉を放置すると、ペクチンが塗装に浸食してボディの鋼板に錆を発生させたり、塗装の表面にシミをつけてしまいます。
また、フロントガラスなどのガラス部分に花粉が付着したままワイパーを動かすと、削ったような傷がつく場合もあります。
花粉は車のあらゆる部分にダメージを与える原因となるため、ボディに花粉が付着したら速やかに洗い流しましょう。
花粉汚れと黄砂による汚れの違い
春先になると車に付着する汚れは、花粉だけではありません。
強風の影響で大陸の砂漠域から舞い上がった土壌の粒子、つまり「黄砂」が偏西風に飛ばされて日本へ飛来します。
この黄砂も車のボディを汚す原因となり、放置しておくと固まってシミをつくってしまうのです。
黄砂はシリカなどの鉱物が含まれているため、触れてみると花粉よりもザラザラとした感触をしています。
ザラザラとした黄砂、ネバネバとした花粉が合わさることで、より強くボディに固着する複雑な汚れへと変化してしまいます。
こまめな除去と洗車を行わないと、カーシャンプーやケミカルで落とすことが困難となるため注意しましょう。
車についた花粉シミの落とし方
車に付着した花粉を落とす方法としては洗車が有効的ですが、塗装とペクチンが結合するとシミとして残る場合もあります。
そんなときは、以下の方法を試してシミを落としましょう。
お湯やドライヤーで熱を加える
花粉が塗装面に定着する理由となる成分でもあるペクチンは、熱に弱いという性質があります。
そのため、洗車に使用する水をお湯にしたり花粉がある部分をドライヤー等で温めることによって、通常では落としづらい花粉を比較的簡単に落とすことが可能です。
工業用のヒートガンがある場合はそれを使用しても良いですが、過剰に熱を加えて塗装を溶かしてしまう恐れがあるため十分に注意しましょう。
なお、熱湯を花粉汚れにかけて除去するという方法もあります。
プラスチック製の部品に影響が出ないように、お湯の温度は50~80℃程度に留めてください。
ただし、汚れの度合いによっては100℃以上の熱を加えても除去できない可能性があります。
いずれにしてもお湯を使う場合は最低でも50℃以上の熱は必要になるため、やけどをしないよう必ずゴム手袋を使いましょう。
こびりつきがひどい花粉はクリーナーを使う
熱を加えても取れない花粉シミには、クリーナーを使ってみましょう。
カー用品店などで鳥のフン・虫・花粉などの汚れに特化したクリーナーが販売されているため、それを使えばキレイに落ちる可能市絵があります。
花粉に含まれるペクチンはタンパク質のひとつなので、タンパク質の除去に対応したクリーナーであれば「花粉」の表記がなくても使用可能です。
クリーナーを使う際は柔らかい布に取り、花粉シミがついている部分を優しく拭いてから別の布で乾拭きをするだけで作業完了となります。
洗車で花粉を落とす際のポイント
洗車をする場合、まずは以下の道具を揃えましょう。
・シャワー付きのホース
・バケツ
・スポンジ
・カーシャンプー
・クロス
道具を揃えたら、4つのポイントを押さえながら洗車を行い花粉を落とします。
まずは全体を水洗いする
最初はホースなどを使って全体に水をかけ、大まかに花粉を洗い流します。
いきなりタオルなどで拭き取ると、摩擦が生じて塗装やコーティングに傷を付ける原因となるため注意しましょう。
手洗いではなく洗車機を使う場合も、事前に水洗いをしておくことが大切です。
高圧洗浄機を使うと、ボディにこびりついた花粉汚れをより落としやすくなります。
シャンプーは通常よりも多めに使う
通常の洗車時よりもシャンプーを多めに使い、たっぷりの泡で時間をかけて洗い上げましょう。
泡が少ないとボディに残った花粉と摩擦が生じて傷が付く恐れもあります。
ボディ全体を泡で覆ったら、少しだけ置いておくと花粉汚れが浮いて落としやすくなります。
ただし、泡が乾くほど長時間放置しないように注意してこまめに車の様子を確認しましょう。
拭き上げはマイクロファイバークロスがおすすめ
すすぎ残しがないよう、カーシャンプーを丁寧に洗い流したら手早く拭き上げを行います。
放置して乾かすとウォータースポットが発生する原因となるため、乾燥する前に拭き上げることが大切です。
その際、拭き上げの際はマイクロファイバークロスのように目が細かいクロスを使いましょう。
目の細かいクロスであれば、摩擦で塗装面に傷がつくリスクを防ぐことができます。
【注意】ワックスはかけないこと
洗車で花粉を落とす場合、仕上げにワックスをかけることはおすすめできません。
万が一花粉の洗い残しがある場合、そのままワックスをかけると花粉を閉じ込めることになります。
その結果、花粉がボディにこびりついてシミを発生させる可能性が高いです。
どうしてもワックスをかける場合は、入念に洗車を行ってボディに花粉を残さないよう十分に注意しましょう。
お湯やクリーナーでも花粉シミが落ちない場合はプロに相談
洗車やお湯による熱など、あらゆる方法を試しても花粉やシミが落ちない場合はプロに相談することをおすすめします。
セルフ洗車よりも作業クオリティが高く、自分では落としきれなかった花粉もキレイに落ちるケースが多いからです。
プロは車1台1台の状態や形状に合わせ、多彩なカーシャンプーや道具を駆使して丁寧に洗い上げてくれます。
洗車のついでに、花粉をはじめ様々な汚れの固着を防ぐコーティングを依頼することも可能です。
もちろん、セルフ洗車が面倒に感じる方は最初からプロに洗車を依頼しても良いでしょう。
車に花粉を付着させないための対策法
花粉が車へ付着することを防ぐ対策方法としては、以下の4つが挙げられます。
車は屋内やガレージに保管する
車が外気にさらされている時間が長いほど花粉も付着しやすくなり、雨が降れば付着した雨水が花粉と合わさり頑固なシミへと変化してしまいます。
花粉シミへと変化するリスクを回避するには、外気にさらされない屋内へ車を保管しておくことが大切です。
定期的に洗車する
ボディの表面に目立った汚れがなくても、こまめに洗車を行うことは大切です。
花粉の付着時間を少しでも短くすることで、花粉シミへのリスクを減らす効果に期待できます。
ペクチンの溶け出しを防ぐためにも、できる限り雨が降る前に洗車を行うことが理想的です。
車内の花粉も除去する
車内に舞い込んだ花粉もボディに付着する可能性があるため、花粉の除去は外側・内側どちらも入念に行いましょう。
花粉除去機能が付いたエアコンフィルターや車用の空気清浄機など、花粉対策向け商品を活用すると便利です。
また、外から花粉を持ち込まないようにするために表面がツルツルとしている素材の服を着たり、静電気防止スプレーを使ったりと衣服にも気を遣うとより効果的です。
ボディカバーをかける
車の屋内保管が難しい場合は、車専用のカバーを利用して花粉の付着を防ぐという手もあります。
毎日のように車を使う方は着脱に手間がかかりますが、「週末しか車に乗らない」など頻繁に車を使わない方にはおすすめの方法です。
ガラスコーティングを施工する
ガラスコーティングは、ボディの表面にガラス質の被膜を形成するカーコーティングです。
もし花粉が付着しても、ペクチンはガラス被膜に覆われた塗装と結合することができずシミが発生しません。
花粉だけでなく、砂ボコリ・泥・黄砂・水に含まれるミネラル成分など様々な汚れの固着も物理的に防止できます。
被膜に付いた汚れは簡単な洗車だけで落ちるため、日々のカーケアが楽になるというメリットにもつながります。
花粉から愛車を守るなら付着前の「コーティング」が重要!
花粉による塗装トラブルを防ぐためには、花粉が定着する前にこまめに洗車を行うことが大切です。
それと同時に、花粉から本来の塗装面を保護するために皮膜を形成する「コーティング」をあらかじめ行っておくと良いでしょう。
なぜ「コーティング」を行うのが良いのか?
コーティングは本来の塗装面の上に薄いガラス繊維等の皮膜を形成することで、塗装面をなだらかにして艶や光沢を出し、強固な皮膜によって塗装面を汚れ等の外敵から守る効果が期待できます。
そのため、花粉からも本来の塗装面を保護し、通常の塗装面に比べてダメージを最小限に抑えることにも繋がります。
ただし、コーティングを行っても放置は厳禁
ただし、いくらコーティングを行っていたからといって、花粉は放置し続けると塗装内部にまで浸透する厄介なものです。
そのため、花粉から愛車を守るにはコーティングと並行してこまめな洗車が必要です。
なお、コーティングを行った車両は皮膜によって水切れ性能が向上するなど洗車効率も高くなっているため、通常の洗車よりも手間をかけずキレイにすることができます。
花粉から愛車を守るカーコンビニ倶楽部のコーティング
花粉から愛車を守るなら、こまめな洗車に並行してコーティングを行うことが効果的です。
カーコンビニ倶楽部では、お客様のニーズに合わせた様々なコーティングをご用意しております!
そんなカーコンビニ倶楽部がおすすめする3種のコーティングが次の通りです。
カーコンバリューガード /カーコンバリューガード ライト
カーコンバリューガードは、カーコンビニ倶楽部が誇る撥水性の最高峰ガラスコーティングです。
独自の製法によってナノレベルのシリコンを塗装内部に浸透させ、塗装本来の輝きをさらに向上させると共に、強固なガラス皮膜によってお車を汚れや花粉から守ります。
その効果はおおよそ3年にわたって持続し、長くお車の輝きを守ります!
なお、持続期間を1年とする代わりに施工価格を抑えた「カーコンバリューガード ライト 」もご用意しております。
カーコンアクアガード
カーコンアクアガードは、カーコンビニ倶楽部が誇る疏水性の最高峰ガラスコーティングです。
独自の製法によってナノレベルのシリコンを塗装内部に浸透させ、塗装本来の硬度や艶をさらに向上させると共に、強固なガラス皮膜によってお車を汚れや花粉から守ります。
カーコンバリューガードと同様にその効果はおおよそ3年にわたって持続するため、長くお車の艶を保護しお車のキレイを維持します!
カーコンスパシャンコーティング
カーコンスパシャンコーティングは、比較的負担の大きくなりやすいガラスコーティングをできる限りリーズナブルな価格でお客様へご提供するべく、施工間隔をおおよそ3ヶ月とすることで費用を最低4,000円にまで抑えたコーティングとなっています!
リーズナブルながらもその効果は本格的であり、短時間のコーティングで皮膜を形成し、紫外線や今回紹介している花粉からお車を守ります。
また、施工間隔が短いことからお客様自身が洗車を行う手間を減らすことができ、花粉が定着する前のこまめな洗車にも役立てることが可能です。
カーコンビニ倶楽部では、上記でご紹介した様々なコーティングをお客様のニーズに合わせてご提案させていただきます。
車の花粉落としやコーティングならカーコンビニ倶楽部におまかせ!
花粉が飛散しはじめるこれからの季節、「花粉対策としてガラスコーティングを施工したい」とお考えの方はカーコンビニ倶楽部のボディーコーティングサービスをご利用ください!
ガラス質のコーティングで、ボディのツヤ・光沢を高めると同時に花粉汚れによるシミもしっかりと防止することができます。
コーティング施工だけでなく、確かな技術を持つプロによる丁寧な手洗い洗車も提供しておりますのでぜひお試しください。
リーズナブルな価格で利用のしやすさに特化したコーティングから、優れた持続性・防汚性を備えたコーティングまで、幅広いメニューをご用意のうえお待ちしております。
ぜひ、ご検討の際はお気軽にお近くのカーコン店舗へご相談ください。
カーコンビニ倶楽部 スーパーショップ認定店ならカーライフを総合的にサポート!
『スーパーショップ』は、 カーコンビニ俱楽部の提供サービスをお客様に総合的にご提供可能な特に優れている店舗に付与している称号です。
カーコンビニ俱楽部のスーパーショップ認定店なら愛車の修理・点検も、新車にお乗り換えも ワンストップでご提案いたします。
そんなスーパーショップの3つの特徴とは…
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2. 高い技術力
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3. トータルサポート
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