正しい洗車のために知っておきたいフロントガラスの汚れの種類

フロントガラスをキレイに保つには、どんな汚れが付着しやすいのか、その性質を知っておくことが大切です。

汚れの性質によって、効果的な洗車方法が異なるためです。

ここでは、フロントガラスに付着する主な汚れの種類と性質について解説いたします。

水で落とせる汚れ

以下のような汚れは、比較的水洗いで落としやすいものです。

・砂ボコリ
・泥汚れ
・黄砂
・雨水に含まれる不純物

これらの汚れは、付着した直後であれば水洗いで落とすことができます。しかし、放置すると汚れが固着し、シミになってしまい、除去が難しくなることがあります。

油膜汚れ

以下のような油分を含んだ汚れは、フロントガラスに油膜として付着します。

・排気ガスや工場からの排煙
・ボディに塗布したワックス

このような油分を含んだ汚れは、水だけでは落とせません。

フロントガラスに付着すると光の反射で視界が悪化したり、ワイパーゴムの劣化を早めたりするおそれがあります。

そのため、専用のクリーナーを使った洗車が必要です。

 

フロントガラスの洗車方法

自分でフロントガラスを洗う場合の手順をご紹介いたします。

フロントガラスの内側を洗う手順

フロントガラスの内側を洗う際は、以下の道具を用意しましょう。

・お湯または水
・アルコールスプレーまたはガラスクリーナー
・マイクロファイバークロス、スポンジなど

道具を用意したら、以下の手順でフロントガラスの内側を洗います。

1　お湯または水で濡らしたマイクロファイバークロスで水性汚れを取る

お湯または水で濡らしたマイクロファイバークロスを絞り、ホコリや大まかな水性汚れなどを拭き取ります。

2　素早く乾拭き

水拭きの跡が残らないように、素早く全体を乾拭きします。

3　アルコールスプレーかクリーナーで油性汚れを取る

アルコールスプレーまたはガラスクリーナーを使い、油性の汚れを落とします。

ガラスに直接吹きかけず、マイクロファイバークロスに吹き付けて気になるところを磨きましょう。

4　仕上げの拭き上げ

乾いたマイクロファイバークロスで仕上げの乾拭きをします。

カーブの部分は特に注意して、ガラスクリーナーや水気が残らないようしっかりと拭き上げましょう。

フロントガラスの外側を洗う手順

フロントガラスの外側を洗う際は、以下の道具を用意しましょう。

・家庭用高圧洗浄機または散水用シャワーヘッド付のホース
・カーシャンプーまたはガラスクリーナー
・マイクロファイバークロス、スポンジなど

1　高圧洗浄機やホースで大まかな汚れを洗い流す

ガラスの外側に付着した泥や砂埃といった水性汚れを最初に洗い流します。

最初に汚れをしっかりと取り除かないと、クロスで磨いている途中に砂粒がガラスにこすれて傷ついてしまう場合があるため注意しましょう。

2　カーシャンプーまたはガラスクリーナーで汚れを落とす

カーシャンプーで水性汚れと軽い油性汚れを落とします。

カーシャンプーがない場合、家庭用のガラスクリーナーで代用することも可能です。

ほとんどの汚れはカーシャンプーやガラスクリーナーで落ちますが、油膜化してしまった油性汚れを落とすことは難しいものです。

その場合は市販の油膜クリーナーを使用して油膜を取り除きましょう。

3　マイクロファイバークロスで拭き上げる

汚れをきれいに落としたら、乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げます。

水滴を残したままにすると「ウォータースポット」ができてしまうため、ムラなく丁寧に拭き上げることが大切です。

 

洗車でフロントガラスを洗う際の注意点

フロントガラスの頑固な汚れをきれいに落とすには、いくつかの注意点があります。

拭き上げ用のスポンジやマイクロファイバークロスは使い分ける

車両を拭きあげる際は、ボディ用とガラス用でクロスを分けて使うことが基本です。

先ほどもご紹介した通り、フロントガラスの汚れの原因のひとつが油膜です。

ボディに付着したワックスなどの油分が、同じクロスを使用することでフロントガラスに移ってしまうと、油膜汚れの原因になります。

油膜は視界を妨げるだけでなく、ワイパーの劣化を早めることもあります。

フロントガラスを拭き上げる際は、ガラス専用のクロスを用意しましょう。

また、フロントガラスにコーティングを施工している場合も注意が必要です。

コーティング剤が劣化するとかえって視界がぼやける原因になるため、定期的な再施工を行うよう心掛けましょう。

フロントガラスにキズがある場合は事前に修理する

飛び石などでフロントガラスにキズができた場合は、洗車前に修理しておきましょう。

フロントガラスのキズは時間の経過とともに広がっていき、最悪の場合ガラス本体の交換が必要になることもあります。

特に、夏場はガラスの表面温度が上昇しやすく、水をかけた際の急激な温度変化によって、すでにあるキズが広がってひび割れになるリスクが高まります。

 夏場の洗車はフロントガラスが割れることもある

夏場は車のフロントガラスが割れるケースも珍しくありません。

夏は強い日差しによりフロントガラスの外側は高温で熱せられた状態となる一方、車内は冷房により冷やされ車内外の温度差が激しくなります。

この温度差がガラスにわずかな変形をもたらし、応力が生じることでひび割れにつながるのです。

洗車時も同様に、日差しで熱くなったフロントガラスにいきなり冷たい水をかけるとガラス表面に伸縮が生じてガラス割れを引き起こします。

普段は目立たない微細なキズやひび割れがあると急激な温度差により広がってしまうこともあるため、注意しましょう。

夏場に洗車する場合、日中よりも車外の表面温度が比較的落ち着いてくる夕方や夜間の時間帯がおすすめです。

その際も冷たい水をかけたりせず、ぬるま湯を使ってフロントガラスを洗いましょう。

 

フロントガラスの汚れ対策におすすめの方法

フロントガラスに頑固な汚れが付着すれば洗車の手間が増えるため、日々の洗車を楽にするには汚れの予防策を意識することも大切です。

ここでは、フロントガラスに頑固な汚れがつくことを防ぐ3つの方法をご紹介いたします。

車は屋内で保管する

屋外で車を保管すると、雨水による水シミや砂ボコリ、雨水で溶けだしたワックスによる油膜といった汚れが付着しやすくなります。

汚れの要因を避けるためにも、車はできるだけ屋内駐車場やガレージで保管しましょう。

屋内での保管が難しい場合は、ボディカバーの使用がおすすめです。

こまめに洗車する

フロントガラスに付着する汚れの多くは、付着して間もない段階なら比較的簡単に落とすことができます。

放置するほど固着して除去が難しくなっていくため、こまめに洗車して汚れを固着させないように心がけましょう。

また、洗車後は十分に水気を拭き取ること、雨の中を走行したらボディ全体を拭き上げることも大切です。

フロントガラス用のコーティングを施工する

車のコーティングには、ボディだけでなくフロントガラスの防汚性能・水弾きを向上させるフロントガラス用のコーティングもあります。

汚れが固着しにくく、汚れ落ちが良くなるため、クリアな視界を保ちやすくなります。

フロントガラス用コーティングは市販の溶剤もありますが、きれいに施工するなら業者への依頼がおすすめです。

 

フロントガラスの洗車をプロに依頼する場合の費用

時間が経った油性汚れがフロントガラスにこびりつき、油膜化してしまうと、市販の油膜取り剤を使って自分で落とすのは非常に難しくなります。

かなりの労力と時間を必要とするため、忙しい方にとっては負担になるでしょう。

フロントガラスの油膜汚れが目立ってきた場合は、業者へ依頼してクリーニングをしてもらうのが確実でおすすめです。

油膜汚れは外見を損ねてしまうだけでなく、視界を妨げて運転の安全性にも影響を与える可能性があります。

そのため、気になり始めたら早めに相談・対処するのがおすすめです。

以下に、油膜取りを依頼できる業者と、料金の目安を紹介します。

業者	料金
ガソリンスタンド	2,000円程度
ディーラー	10,000円程度
カーコート専門業者	15,000円程度

ディーラーやカーコート専門業者では、油膜取りだけのメニューが用意されていないことが多く、コーティング作業とセットになっているケースが一般的です。そのため、料金も比較的高めになる傾向があります。

 

洗車からコーティングまでリーズナブル・高品質！フロントガラスの汚れにお困りならカーコンビニ俱楽部へ

フロントガラスからボディまで、セルフ洗車では落ちない頑固な汚れにお困りならカーコンビニ倶楽部にお任せください。

カーコンビニ倶楽部では、プロによる細やかな洗車とハイクオリティなカーコーティングをご提供しております。

フロントガラスコーティングは、約3ヵ月間にわたり水垢や油膜などの汚れからガラスを守ることが可能です。

価格は1,000円台～2,000円台とリーズナブルで、コーティングが初めての方もお気軽にお試しいただけます。

カーコンビニ倶楽部のフロントガラスコーティングの料金

カーコンビニ俱楽部におけるフロントガラスコーティング料金の目安は、以下の通りです。

車種	料金
軽乗用車	1,760円/台
小型車	1,980円/台
中型車	1,980円/台
大型車	1,800円/台
特大型車	2,200円/台

その他料金に関する詳細は、お近くのカーコンビニ倶楽部へお問い合わせください。

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