鉄粉は洗車でも落ちにくい!ボディに傷をつけないための対処法とは

2021年12月27日
車の塗装を劣化させる主な原因の1つに挙げられる「鉄粉」。一度車に付着した鉄粉の除去は洗車をしても落ちにくいうえ、塗装面を傷つけるなど、鉄粉は塗装面に悪影響を及ぼす非常に厄介な存在です。今回は、塗装の大敵である鉄粉が車に付着する原因や、鉄粉を放置することで生じる悪影響、鉄粉の付着防止に効果的な予防策などを紹介します。
愛車を輝かしい姿に!仕上げで差が出るプロの洗車
本文を入力してください。本文を入力してください。本文を入力してください。
洗車でも落ちにくい!鉄粉が付着する原因とは?
愛車のボディに触れた際に感じるザラつきは、鉄が削れて粉末状となった「鉄粉」が空気中に浮遊しており、走行中の愛車に付着してしまっていることが原因です。
比重の大きな物質の代名詞と言っても過言ではない鉄。粉末状ではあるものの、空気中に鉄が浮遊していると言ってもなかなかイメージが掴みにくいのではないでしょうか。
しかし粉末状に姿を変えた鉄は砂埃のように空気中を浮遊することができ、走行中の車のボディに刺さったり駐車中の車に降り積もったりします。
特に、高速道路走行中はボディに鉄粉が突き刺さる可能性が高いです。
鉄粉の発生要因は工場や建築現場が主
鉄粉の主な発生原因は、鉄道の鉄製レールと鉄製車輪の摩擦で生じるものや、鉄工所や溶接工場、建築現場などから飛散するもの、車のブレーキ使用時に発生するブレーキダストがあげられます。
ボディについた鉄粉は通常の洗車では除去できない
車のボディに堆積して付着したり、走行中に塗装層に突き刺さった鉄粉は、通常の洗車では除去できません。
この「落としにくさ」が、鉄粉は車にとって厄介な存在と言われる要因なのです。
とはいえ、鉄粉を放置することも重大な事態を招きかねません。どんな事態を招いてしまうのかは、次項で詳しく説明します。
洗車してもザラザラ?鉄粉を放置するとどうなる?
既述のとおり車のボディに付着した鉄粉は通常の洗車で除去することができません。洗車後にボディを触った際に、ザラザラした感触がある場合は鉄粉が付着したり塗装層に突き刺さっている状態の可能性があるといえます。
洗車で落とすことができなかったからと言って、、車のボディに付着した鉄粉を放置しておくと塗装にダメージを与え、劣化の原因に繋がります。
ボディに付着した鉄粉が空気中の酸素や水分に反応して酸化すると、一般的にサビと呼ばれる酸化鉄に変化します。塗装表面で鉄粉が酸化すると塗装も酸化しますし、塗装層に尽き刺さった状態の鉄粉が酸化すると塗装内部や母材の鋼板にもサビが発生してしまうのです。
最近では、鉄粉を除去する専用のクリーナーなどが市販されていますが、専用アイテムを使用しても余計に塗装に傷を与えてしまったり、鉄粉除去後の磨きに高い技術が必要になってきます。
そのため、早い段階でプロに依頼して鉄粉をキレイに除去してもらうか、鉄粉を付着させないためにボディを保護するなどの対策をしなければなりません。
鉄粉を自分で取ることはできる?
洗車では除去できない鉄粉ですが、専用のアイテムを適切な方法で使用すれば自分の手で除去することができます。
鉄粉を取るために使うアイテム
鉄粉除去は、以下のような専用アイテムを使用します。
・鉄粉除去剤
鉄粉除去の際によく使われるアイテムで、ほとんどの商品はスプレータイプとなっています。
鉄粉に吹き付けると融解させる効果をもち、ボディを傷つけずに鉄粉を除去することができます。
・ラバーパッド
凹凸状になっているゴム製の表面で鉄粉を除去するアイテムです。
広範囲に使いやすく、除去後の傷が目立ちにくいという特徴があります。
ただし、商品や使用状況によってはゴム製の部分がボディにくっついてしまう可能性があるため注意しましょう。
・トラップ粘土
鉄粉除去専用の粘土で、固着した鉄粉もしっかりと除去することができます。
ただし使い方に注意しないとボディを傷つけてしまう可能性が高いほか、広範囲には使いにくいというデメリットもあります。
最も車を傷つけない方法は鉄粉除去剤のみを使用することですが、それでも除去しきれない場合はラバーパッドやトラップ粘土を組み合わせて使いましょう。
使用するアイテムごとの鉄粉除去方法は、以下にて詳しくご紹介いたします。
鉄粉除去剤+クロスで鉄粉を取る手順
鉄粉除去剤を吹き付けて、マイクロファイバークロスなどで拭き取る方法です。
除去力は比較的弱いですが、ボディに傷が付くリスクがもっとも低いため軽度な鉄粉除去の際に適しています。
手順は以下の通りです。
1.鉄粉除去剤をボディに吹き付ける
2.液剤が鉄粉に反応し、変色したらマイクロファイバークロスなどで優しく拭き取る
3.1回で除去しきれない場合は、⑴~⑵までの作業を数回繰り返す
液剤を吹き付けてから時間を置くほど、鉄粉を除去しやすくなります。
ただし3分以上放置すると、塗装にダメージを与える可能性もあるため注意しましょう。
鉄粉除去剤+ラバーパッドで鉄粉を取る手順
鉄粉除去剤を吹き付けてから、ラバーパットで擦る方法です。
手順は以下の通りとなります。
1.粉除去剤をボディに吹き付ける
2.液剤が鉄粉に反応し、変色したらラバーパッドの凹凸面で優しく擦る
3.1回で除去しきれない場合は、⑴~⑵までの作業を数回繰り返す
ラバーパッドでボディを擦るときは、常に鉄粉除去を吹き付けて滑りを良くしておくと摩擦が減って塗装面へのダメージを抑えることができます。
鉄粉除去剤+トラップ粘土で鉄粉を取る手順
鉄粉除去剤を吹き付けてから、トラップ粘土で擦って鉄粉を除去する方法です。
手順は以下の通りとなります。
1.粉除去剤をボディに吹き付ける
2.液剤が鉄粉に反応し、変色したらトラップ粘土で優しく擦る
3.1回で除去しきれない場合は、⑴~⑵までの作業を数回繰り返す
ラバーパッドの使用時と同様に、トラップ粘土で擦る際も常に鉄粉除去剤を吹き付けて滑りを良くしておきましょう。
トラップ粘土は研磨剤が含まれているため、使用後は多少なりとも傷が付いてしまいます。
どうしても固着して落としきれない鉄粉を除去する際の最終手段として使用することをおすすめします。
アイテムの使い方によっては傷ができる原因に…
専用アイテムを使って鉄粉除去に臨む場合、アイテムの選び方や使い方に注意をしないと車にダメージを与えてしまうことになりかねません。
例えばクロスやパッド、トラップ粘土に鉄粉が付着したまま擦ると磨き傷が残ってしまいます。
また、車の塗装色に合わない鉄粉除去剤を吹き付けると化学反応が起きてしまうのです。
このように、自分で車の鉄粉を除去するということは様々なリスクと隣り合わせになるだけでなく広範囲にわたる除去を行う場合は時間もかかります。
除去作業に慣れておらず車を傷つけてしまわないか心配な方、時間がないのでできるだけ手早くきれいに鉄粉を除去したい方は、素早く確実に対応してくれる業者へ依頼すると良いでしょう。
車の鉄粉を落とす頻度について
鉄粉除去を行う頻度については、車の使用状況やコーティング加工の有無により異なります。
近隣に鉄工所や線路があるなど、鉄粉の付着が気になる環境で車を走らせることが多い場合は2ヵ月に1回程度を目安に除去しましょう。
業者に依頼してガラスコーティングを施しつつ、定期的な洗車を行っていれば半年に1回程度の除去でも問題ありません。
こまめにボディの表面に触れて、ザラつきを感じないかチェックする習慣を付けましょう。
鉄粉取りが先?洗車が先?適切な順番とは
鉄粉除去は、洗車の前と後どちらが良いのかと悩む方も多いのではないでしょうか。
結論から述べると、鉄粉除去は「洗車後」に行うことをおすすめします。
表面に汚れが付着したまま専用アイテムで擦って鉄粉を除去すると、ボディにを傷つける可能性が高いからです。
カーシャンプーでしっかりと汚れを落としたうえで、各種アイテムを使って鉄粉除去に臨みましょう。
洗車で落ちない鉄粉を付着させないためには
前述した通り、市販されている専用アイテムを使用して鉄粉除去をおこなうにしても、大きなリスクを抱えることになります。
そのため、鉄粉から愛車を守るためには、鉄粉を除去することより、鉄粉を付着させないことが効果的と言えるでしょう。
鉄粉付着防止策として最も効果的な方法は、被膜強度の高いガラスコーティングによるボディ保護がおすすめです。
ガラスコーティングを施すことで、鉄粉が直接塗装面に付着することを防ぐことができます。また、ガラスコーティングを施した表面は、滑りやすくなっていますので、鉄粉が付着したとしても、洗車時より鉄粉が落ちやすくなるでしょう。
ただし、ガラスコーティングには高い技術が必要となりますので、自分でコーティング相とせず、プロへ依頼するようにしましょう。
鉄粉から車を守る!カーコンビニ倶楽部のボディコーティング
ガラスコーティングは被膜強度が高く、施工ムラが生じるとリカバリーが困難になったり、施工前の下処理が甘いと本来の効果が発揮できなかったりと、高い技術力が必要となる作業です。。
カーコンビニ倶楽部の洗車・コーティングなら、高い技術をリーズナブルな価格でサービスを提供しています!
カーコンビニ倶楽部の洗車・コーティングでは次に挙げる4種類のカーコーティングメニューをご用意しており、下処理で鉄粉除去を行い傷やサビの発生から車のボディをプロテクトします。
・カーコンスパシャンコーティング
処理時間と費用を大幅に圧縮したカーコーティングで効果持続期間の目安は3ヶ月です。
・カーコンバリューガードライト
鉄粉除去の下地処理を行いながらも費用を抑えたガラスコーティングで効果持続期間の目安は1年です。
・カーコンバリューガード
シリコンコーティングとガラスコーティングを組み合わせた強力なコーティングを行うもので、コーティング効果の持続期間目安は3年です。
・カーコンアクアガード
鉄粉除去の下地処理後にオーソドックスなガラスコーティングを行うもので、コーティング効果の持続期間目安は3年です。
大切な愛車を鉄粉から守るために、ぜひカーコーティングを施してみてはいかがでしょうか。カーコンビニ倶楽部の洗車・コーティングの各コーティングメニューの詳細や施工費用の目安額、お近くのカーコンビニ倶楽部の洗車・コーティング提供カーコン店舗のご案内などは下記よりご確認いただけます。
カーコンビニ倶楽部 スーパーショップ認定店ならカーライフを総合的にサポート!
『スーパーショップ』は、 カーコンビニ俱楽部の提供サービスをお客様に総合的にご提供可能な特に優れている店舗に付与している称号です。
カーコンビニ俱楽部のスーパーショップ認定店なら愛車の修理・点検も、新車にお乗り換えも ワンストップでご提案いたします。
そんなスーパーショップの3つの特徴とは…
1. 提案力
スーパーショップでは、修理や点検から、車検や車の買い替えなどお車に関するすべてのサービスをご提供しておりますので、お客様に最適なサービス・プランを的確にご提案いたします。
2. 高い技術力
スーパーショップでは、高品質修理「カーコン工法」をはじめとし、カーコンビニ倶楽部が推奨する技術を積極的に導入しており、お客様にご満足いただける技術力でご対応いたします。
3. トータルサポート
車を綺麗にしたい、キズやへこみの修理をしたい、車の乗り換えなどカーライフ全般におけるサポート体制を整えております。小さなお悩みはもちろん、どんなお困りごともお気軽にご相談いただけます。
キズ・へこみ直しはもちろん、点検やメンテナンス、車検、車の買い替えなどスーパーショップだからこそできることを、お客様のお悩みに寄り添って、さまざまなメニューから最適なメニューをご提案。まずはお気軽にご相談ください!
- ※本コラムに掲載の内容は、弊社サービスのご案内ほか、おクルマ一般に関する情報のご提供を目的としています。掲載内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一、掲載内容に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社は一切責任を負いませんことを予めご承知おきください。
- ※本コラムに掲載の内容は、本コラム掲載時点に確認した内容に基づいたものです。法令規則や金利改定、メーカーモデルチェンジなどにより異なる場合がございます。予めご了承ください。