紫外線で劣化し濁りや黄ばみが生じたヘッドライトを蘇らせるコーティングとは
2021年02月20日
長期間使用している車のヘッドライトに黄ばみや濁るなどの経年劣化が生じているケースは珍しくありませんが、ヘッドライトに黄ばみが濁るなどの症状が生じている車は年式以上に使用感が漂い、残念ながら貧相に見えてしまうのも事実です。
しかし黄ばみや濁るなどのヘッドライトに生じる劣化は、ヘッドライトにコーティングを施すことで改善することが可能です。今回はヘッドライトのコーティングについて紹介します。
夜間の安全はヘッドライトから!ヘッドライトトラブルもカーコンへお任せ
ヘッドライトは夜間の運転において最も大切な部品!黄ばみから割れまでヘッドライトの状態を確認し適切にご対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。
ヘッドライトは紫外線の影響で劣化する
現在市販されている車のヘッドライトは、ポリカーボネイトと呼ばれるプラスチック樹脂で保護されており、紫外線や熱の影響でポリカーボネイトが劣化することでヘッドライトが濁りや黄ばみなどが生じます。
ヘッドライトは夜間に灯りをともし視界を確保する非常に重要なパーツであるため、製造工程でヘッドライトには劣化防止処理が施されています。使用状況や保管環境にもよりますが、新車購入から3年程度が経過するとヘッドライトに施されている劣化防止処理が効果を失うため、新車購入後約3年が経過した車のヘッドライトには黄ばみや濁りなどの劣化が発生するのです。
ヘッドライトに黄ばみや濁りなどが生じると見た目が悪くなるばかりでなく、ヘッドライトが光量不足となり危険な状態に陥るほか、放置して劣化が進行するとヘッドライトにひび割れが生じるケースも存在するため、ヘッドライトのメンテナンスは必要だと言えるでしょう。
濁りの生じたヘッドライトでは車検を通過できない可能性も!
ヘッドライトは夜間に車を安全に走行させるために大切な部品であることから、ヘッドライトの状態を正常に保つことは非常に大切です。
そのため、ヘッドライトの状態は車検にも影響を与え、ヘッドライトが原因で車検に通過しないケースも考えられます。
車検を通過しないと車は公道を走行させることができないため、ヘッドライトのメンテナンスは必須といえるでしょう。
車検を通過できない可能性があるヘッドライトの状態には次のようなものが挙げられます。
濁りが生じたヘッドライト
先ほども紹介したような経年劣化等により黄ばみが生じているヘッドライトは車検で通過できない可能性があります。
これは車検の検査項目でもある光量検査において、すれ違い灯(ロービーム)で6,400cd以上が、前照灯(ハイビーム)による検査の場合は4灯式の場合は1灯につき12,000cd以上や前照灯における和が15,000cd以上のように光量が決められているからです。
ヘッドライトカバーにひどい黄ばみや濁り等が生じていると規定の光量が出せない可能性があり、そうした場合は車検に落ちてしまう恐れがあります。
対策としてヘッドライトカバーを磨くなどできますが、磨くだけではすぐに黄ばんでしまうため一時的な対処にしかならない場合もあるでしょう。
割れのあるヘッドライト
ヘッドライトが割れている場合も車検に通過することができません。
これは先程の光量にも通ずることですが、割れた部分から光が漏れてしまうことから光量が確保できないだけでなく、正しい測定自体が困難となってしまうからです。
また、割れがわかりづらい細かなものであったとしても、ヘッドライト内部が曇ってしまっている場合は車検を通過することができず、交換が必要となります。
黄ばみとことなり割れは磨きなどで対応ができないため、ヘッドライトに割れや曇りが生じている際は速やかに交換をするようにしましょう。
光軸がズレたヘッドライト
車検におけるヘッドライトの検査にはヘッドライトの光量と同時にヘッドライトの照射位置や範囲を検査する、光軸点検などがあります。
そのため、ヘッドライトに黄ばみや割れ等がなくても車をぶつけたなどの事故が原因で光軸が狂い、車検を通過できない恐れがあります。
一般的に光軸点検の際に光軸の調整を行うため、軽度のズレであれば調整することで問題なく通過できます。
ただし、事故によってヘッドライトの取り付け位置が大幅にズレた場合の調整でもフォローが難しい場合もあるため、車をぶつけた際などは合わせて注意するようにしましょう。
ヘッドライトは高額!濁りが生じ交換する場合の経済的負担は大きい
車検を通過するためにもヘッドライトのメンテナンスは必須となりますが、ヘッドライトの黄ばみや曇りなどが原因で交換が必要となった場合、その負担は決して軽いものではありません。
どちらかといえば、ヘッドライト交換による経済的負担は大きいといえるでしょう。
特に近年ヘッドライトにも様々な種類が増え、ヘッドライトカバーだけでなくヘッドライトバルブ自体も高価となっています。
ヘッドライトの種類によっても費用は変わる!ヘッドライトの3つの種類
ここまでヘッドライトの黄ばみなど、ヘッドライトカバーに関して解説しましたが、実際に光を照射するヘッドライトバルブもヘッドライトを構成する重要な部品です。
ヘッドライトバルブの種類によっては満足した光量が得られない(光量が基準に沿わないなど)ことによって車検に通過できないケースも多くみえられます。
そんなヘッドライトバルブは次の3つがあります。
・ハロゲン
古くから自動車のヘッドライトバルブに採用されているのが、このハロゲンバルブです。
ハロゲンバルブの発光原理を簡単に紹介すると、バルブ内部のフィラメントに電流を流して発光させており、発光色としては暖色系の淡い色合いとなります。
構造が簡単で非常に安価であることから、多くの車両に取り付けられているバルブがハロゲンバルブです。
・HID
HIDは先程紹介したハロゲンバルブに対して、さらに高光度のバルブユニットとなります。
キセノンバルブやディスチャージとも呼ばれることのあるHIDでは、電球内のキセノンガスに昇圧した電力を放電することで高光度を実現し、ハロゲンバルブに比べて明るいだけでなく寿命も長くなっているのが特徴です。
ただし、HIDシステムとして欠かせないイグナイターやバラストといった必要な部品も増えることから取り付けや修理にかかる費用が高くなりやすいネックもあります。
・LED
LEDは私たちの日常でも多くみられる発光ダイオードをヘッドライトバルブに使用したものを指します。
寿命が非常に長く、明るさもハロゲンに比べて非常に明るいなど様々なメリットを有するバルブです。
また、HIDに比べてバラストなどの構成部品が必要なく、ハロゲンと同様の工程で交換が可能なためメンテナンス性においても優れているバルブとなります。
寿命が長く性能の良いLEDバルブは現時点である程度の費用が必要となりますが、技術の進歩によってLEDの費用も抑えられ、ランニングコストを考慮してLEDバルブを選択することも賢い選択と言える時代になりつつあるでしょう。
ヘッドライトの交換にかかる費用
先程ヘッドライトバルブの種類について説明しましたが、ヘットライトバルブまで交換が必要となる場合はバルブの種類によって交換費用が異なります。
たとえば、ハロゲンバルブの場合は部品自体が1,000円程度と負担が軽いですが、HIDやLEDの場合は1万円を超えるケースも珍しくありません。
また、大前提としてバルブとヘッドライトカバーでは交換にかかる費用が大きく異なり、今回紹介している黄ばみや劣化などの対象となるヘッドライトカバー(またはヘッドライトバルブも含めた)の交換の場合は新品で5万円を超えるなんてことも。
費用は車種によって部品の費用や交換にかかる手間も大きく異なるため一概に言えませんが、ヘッドライトカバーの交換にかかる負担は決して軽くはないと考えて良いでしょう。
ヘッドライトを美しく保つためにはコーディングが効果的
既に紹介したように濁るや黄ばみなどのヘッドライトの劣化はヘッドライトに使用されているポリカーボネイトの劣化によって生じるため、ヘッドライトの劣化部分を削ることで多少は改善されますが、製造時に施された劣化防止処理も削るため劣化速度が加速します。
劣化防止処理が削られ劣化速度が加速したポリカーボネイトはすぐに濁りや黄ばみなどの症状が再発しやすく、最終的にヘッドライト交換を迫られるケースもあります。
このように自己判断での対応は、さらなるヘッドライトの性能低下や寿命を縮めてしまうことになりかねません。そうならないためにも、ヘッドライトをコーティングすることがおすすめです。
ヘッドライトのコーティングは、まず下地処理としてヘッドライトの濁りや黄ばみが発生した部分を削りポリカーボネイトの下地を露出させます。その後、劣化防止コーティングを施して完了です。
ヘッドライトのコーティングでは、下地処理でクリアで透明感のある新車当時のヘッドライトが持つ質感と性能を取り戻し、ヘッドライトが濁るや黄ばみが生じるなどの劣化の防止効果があるコーティングを施すことで、本来のヘッドライトの美しさと機能性を保てます。
コーティングの効果としては、約3年効果が期待できるでしょう。
ただし、ヘッドライトコーティングの下地処理には高い技術が求められますし、コーティングにムラがあると高い耐久性が得られないばかりでなく、ヘッドライト光量にもムラが出るなど、安全運転実現が困難となるリスクがあります。そのため、ヘッドライトコーティングの施行は、専門家に依頼することをおすすめします。
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