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撥水洗車のメリット・デメリットとは?ワックスとの違いや手洗いでのやり方も解説

2026年09月20日

撥水洗車とは、車の汚れを落としながら、ボディ表面に水を弾く効果を与える洗車方法です。

ガソリンスタンドや洗車場の洗車機コースとして選べるほか、撥水タイプのカーシャンプーを使えば手洗いでも行えます。

この記事では、撥水洗車のメリット・デメリットをはじめワックス洗車との違い、手洗いで行う方法について解説します。

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この記事でわかること
  • 撥水洗車のメリット:雨水や汚れがボディに残りにくくなる
  • 撥水洗車のデメリット:効果の持続期間が短め
  • 撥水洗車をする際の注意点:撥水洗車であっても拭き上げを省くことはできない

撥水洗車とは洗車機にあるコースの1つ

撥水(はっすい)洗車とは、洗車と同時にボディ表面へ撥水成分を付着させ、水弾きを高める方法です。

撥水成分で水滴が玉状になり、雨や洗車後の水が流れ落ちやすくなります。

通常のシャンプー洗車より水弾きが良く、ワックスや本格的なコーティングよりも手軽です。 

一度の施工で長期間効果が続くわけではないため、水弾きを維持するには定期的な洗車や再施工が必要です 。  

ワックス洗車との違い

どちらも定期的な施工が必要ですが、「主な目的」が異なります。

撥水洗車:ボディ表面に撥水成分を付着させ、「水を弾きやすくすること」が主な目的

ワックス洗車:ボディ表面に被膜を作り、「塗装面のツヤや光沢を出すこと」が主な目的(水弾き効果もある)   

そのため、水弾きを重視するなら撥水洗車、ツヤや光沢を重視するならワックス洗車が選択肢になるでしょう。

ただし、どちらも効果を維持するには定期的な施工が必要です。

疎水・親水との違い

水弾きの状態は、水滴が塗装面と接する角度(接触角)によって3種類に分類されます。

それぞれに一長一短があるため、自分の車の保管状況や好みに合わせて選ぶことが大切です。

水弾きのタイプ 接触角の目安 水滴の状態・特徴
撥水 90度以上 水が綺麗な玉状になり、粒になって転がり落ちる。見た目で効果が分かりやすい。
疎水 60〜90度前後 撥水と親水の中間。水が大きなまとまりになって流れ落ちる。
親水 60度未満 水が薄く広がるように、塗装面へなじむように流れる。

撥水は水弾きが良い反面、残った水滴がそのまま乾くと「水垢」や「ウォータースポット」の原因になります。

洗車後は必ず水分をしっかり拭き取りましょう。

 

撥水洗車のメリット

撥水洗車の主なメリットは、洗車後の水切れが良くなり、汚れや水シミが残りにくくなる点です。

洗車機の撥水コースであれば比較的低価格で利用できるため、手軽に水弾きを得たい場合に適しています。

以下で、詳しく見ていきましょう。

洗車が楽になる

水切れが良くなり、洗車時に水やシャンプーがスルスルと流れ落ちやすくなります。

雨が降った際も、ボディに付着した汚れが水と一緒に流れ落ちやすくなるため、綺麗な状態を保てます。

コーティングよりも値段が安い

洗車機の撥水洗車は1,000円前後で利用でき、低コストで水弾き効果を得られます。

本格的なボディコーティングは種類や車のサイズ、施工内容によって異なりますが、ポリマー系で10,000円以上、ガラスコーティングでは数万円以上かかるケースが多いです。

ただし、撥水洗車とボディコーティングでは、効果の持続期間や保護性能が異なります。

低コストで水弾きを得たい場合は撥水洗車、長期間の保護や光沢を重視する場合はボディコーティングというように、目的に合わせて選びましょう。

水シミができにくくなる

洗車や雨によりボディに水滴が残ると、時間の経過と共に水分が蒸発してイオンデポジット(水シミ)ができてしまいます。

撥水洗車を行えば、ボディに水滴が残りにくくなるためイオンデポジットの発生リスクを抑えることにもつながります。

ただし、撥水洗車をしても拭き上げが不要になるわけではありません。

水滴が残ったまま乾くと水シミにつながるため、洗車後はクロスで水分を拭き取りましょう。

 

撥水洗車のデメリット

撥水洗車は手軽に水弾きを得られる一方で、洗車機の使用による細かな傷のリスクや、効果の持続期間の短さに注意が必要です。

また、汚れが残った状態で繰り返し施工すると、光沢が低下する原因になります。

ここでは、撥水洗車のデメリットについて詳しく解説します。

洗車機を使うため傷がつくリスクを伴う

近年の洗車機は性能やブラシの素材が進化しており、従来よりも傷がつく可能性は低くなっています。

しかしブラシに砂ぼこりなどの異物が残ったまま使用したり、店舗に旧式の洗車機しか設置されていなかったりすると、塗装面に細かな傷がつくリスクを伴います。

撥水洗車を繰り返すと光沢が低下する

撥水洗車を繰り返し利用すると、撥水コートが塗装面に蓄積され光沢が低下するケースがあります。

また、洗車機で落としきれない汚れが付着したまま撥水コートに覆われると、汚れの膜が重なりさらに見た目が悪くなるおそれもあります。

撥水洗車の前には、砂ぼこりや油分、水垢などをできるだけ落としておくことが大切です。

汚れが目立つ場合は、通常のシャンプー洗車や手洗い洗車で下地を整えてから撥水洗車を行いましょう。

持続期間が短い

撥水洗車は、洗車と同時に撥水効果を簡易的に付与する方法であり、ボディコーティングとは異なります。

一度の施工で長期間効果が続くものではなく、雨や紫外線、熱、洗車の頻度などの影響を受けて、時間の経過とともに水弾きは低下します。

撥水効果を維持するには、定期的な再施工が必要です。水弾きを長く保ちたい場合は、撥水洗車だけでなく、コーティングの施工を視野に入れるといいでしょう。

 

洗車機を使った撥水洗車のやり方

洗車機で撥水洗車を行う場合は、洗車前の準備をしたうえで、操作パネルから撥水洗車コースを選びます。

洗車中は指定位置で停止し、洗車が終わったら拭き上げスペースで水滴を拭き取る流れです。

それぞれの工程について、詳しく見ていきましょう。

洗車前の準備

洗車機を使う前に、ボディ・足回りを水洗いして汚れや砂ぼこりなどを落とします。

車体が汚れたまま洗車機を使うと、摩擦により塗装にキズがつくおそれがあります。

水洗いを終えたら、安全のためサイドミラーやアンテナなど車体から飛び出ているパーツを格納・取り外ししておきましょう。

最後にドアや窓がすべて完全に閉まっているかを確認します。

操作パネルで「撥水洗車」を選び料金を支払う

洗車機の操作パネルで「撥水洗車」または「撥水コース」を選択します。

必要に応じて、下部洗浄や高圧洗浄などのオプションを追加し、画面に表示された料金を支払います。

操作方法やコース選びに迷う場合は、店舗スタッフや備え付けのインターホンで確認しましょう。

コーティング施工車の場合は、撥水洗車を利用してよいか事前に確認しておくと安心です。

洗車機の停止位置まで進み車内で待機する

料金を支払ったら、案内表示に従って車を前進させ、指定された停止位置で停車します。

停止位置に着いたら、シフトをPレンジに入れ、サイドブレーキをかけてエンジンを停止します。

洗車中は車内で待機し、車を動かしたり外へ出たりしないようにしましょう。

洗車機の作動中に移動すると、接触や事故につながるおそれがあります。

洗車が完了したら拭き上げスペースへ移動する

洗車が完了したら、周囲の安全を確認しながら拭き上げスペースまで移動します。

多くの洗車場では、拭き上げ用のタオルやマット洗浄機などが用意されています。

水滴を放置すると水シミの原因になるため、拭き上げ用クロスで素早く水分を拭き取りましょう。

水が流れる方向に沿って拭くと、拭き跡や水シミを抑えやすくなります。 

 

撥水洗車はセルフ手洗い洗車でもできる

撥水洗車は、洗車機だけでなく手洗いでも行えます。

ここでは、セルフの手洗いで撥水洗車を行う方法について解説します。

セルフの撥水洗車に必要なもの

セルフ撥水洗車には、以下の道具が必要です。

・カーシャンプー(撥水タイプ)
・バケツ
・ホース
・洗車用スポンジ(ボディ用、タイヤ・足回り用)
・拭き上げ用クロス2枚(ボディ用、タイヤ・足回り用)

基本的な道具は通常の手洗い洗車と同じですが、撥水効果を得るには撥水タイプのカーシャンプーが必要です。

スポンジとクロスは、ボディ用とタイヤ・足回り用で分けて用意します。

タイヤ周りの砂ぼこりや泥がボディに付くと、洗車傷の原因になるためです。

セルフ撥水洗車のやり方

洗車道具を用意したら、以下の手順で洗車を進めます。

1 水洗いで全体の汚れを大まかに落とす
2 バケツに水とカーシャンプーを入れ、泡立てる
3 泡をスポンジで取り、ボディの上から下にかけて優しく洗う
4 スポンジを変えて足回りを洗う
5 カーシャンプーが残らないようにしっかりと洗い流す
6 拭き上げ用クロスをボディと足回りで使い分けながら、水滴が乾く前に素早く拭き上げる

洗うときは力を入れ過ぎず、泡で汚れを包み込むように優しく作業します。

また、カーシャンプーや水滴が残るとシミの原因になるため、洗い流しと拭き上げまで丁寧に行うことが大切です。

関連記事:手洗い洗車のコツを伝授!正しい手順や注意したいポイントとは

 

撥水洗車を行う際の注意点

洗車機を使う場合・セルフ手洗い洗車をする場合のどちらも、撥水洗車を行うにあたって注意すべき点があります。

撥水洗車でも拭き上げは必要

撥水洗車はボディの水弾きを良くする方法ですが、洗車後の拭き上げが不要になるわけではありません。

特にドアミラー周辺やドアの隙間、エンブレム周辺などには水滴が残りやすく、放置すると水シミの原因になります。

また、水滴が残った状態で直射日光を受けると、塗装面にダメージを与えることがあります。

洗車後は吸水性の高いクロスで水分を拭き取り、ボディに水滴を残さないようにしましょう。

コーティングの性能を低下させる可能性がある

すでにボディコーティングを施工している車は、撥水洗車を行う前に施工店やメンテナンス説明書の指示を確認しましょう。

コーティング被膜の上に撥水成分が重なると、コーティング本来の撥水性や親水性、光沢に影響する場合があります。

コーティング施工車は、指定されたメンテナンス方法に従うことが基本です。

洗車機を使う場合は水洗いコースやシャンプー洗車コース、手洗いの場合は中性シャンプーを使うなど、施工内容に合った方法を選びましょう。

関連記事:コーティングを長持ちさせたい!コーティング車の洗車方法で注意したい3つのポイント

 

より優れた光沢感・水はじきを求めるならガラスコーティングもおすすめ

撥水洗車は手軽に水弾きを得られる方法ですが、効果の持続期間は長くありません。

水弾きや光沢をより長く保ちたい場合は、ガラスコーティングも選択肢になります。

ガラスコーティングは、ボディ表面にガラス成分を含む被膜を形成する施工です。

洗車ではなくボディ保護を目的とした施工であり、撥水洗車よりも費用や施工時間はかかりますが、持続性や保護性能を重視する方に適しています。

ガラスコーティングのメリット

ガラスコーティングは、ボディ表面にガラス成分を含む被膜を形成する施工です。

ガラスコーティングを行うことのメリットは、以下の通りです。

・耐久性に優れているため傷がつきにくくなる
・汚れ落ちや水弾きが良くなり洗車が楽になる
・ガラス成分による光の反射で優れた光沢感も与えられる
・持続期間は3~5年程度と長い

水弾きや傷のつきにくさといった性能の高さ・光沢感・持続期間のどれも妥協をしたくない方には、ガラスコーティングが適しています。

ガラスコーティングのデメリット

ガラスコーティングには、以下のようなデメリットもあります。

・施工費用が高い
・完全に硬化するまで時間がかかる

ボディコーティングにはさまざまな種類がありますが、その中でもガラスコーティングは施工費用が高い傾向があります。

また、完全に硬化するまでには1週間~1ヵ月程度と時間がかかり、被膜が完全に硬化するまでの期間は、洗車方法や水濡れに注意が必要です。

ガラスコーティングの値段相場

ガラスコーティングの施工価格は車のサイズや依頼する店舗にもよりますが、新車の場合は3万~15万円程度が相場です。

既に使用している車へ施工する場合は、洗車や鉄粉除去、研磨などの下地処理が必要になることがあります。

その分、費用が高くなるため、施工前に見積もりで内容を確認することが大切です。

関連記事:車のガラスコーティングとは?特徴やメリット・デメリットから向き・不向きまで徹底解説

  

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