車のガラスコーティングの特徴とは？メリット・デメリットについて

ガラスコーティングとは、ガラス成分を主体としたカーコーティングの一種です。

高密度なガラス被膜を形成することができ、耐久性に優れているうえに窓ガラスのように透明感のある艶が出ます。

以下より、ガラスコーティングの具体的なメリット・デメリットをご紹介いたします。

ガラスコーティングのメリット

ガラスコーティングには、主に以下4つのメリットがあります。

施工後の艶が美しい

ガラスコーティングは被膜に厚みがあるため、他のコーティングよりも施工後の艶がより美しく引き立つことが特徴です。

また、被膜は主にガラス成分でできているためクリアな光沢に仕上がります。

下地処理の段階で塗装面のシミ・汚れ・細かい傷を落としたうえでガラスコーティングを施工すれば、新車以上の艶を出すことも不可能ではありません。

優れた防汚性能で洗車がしやすくなる

ガラスコーティングの被膜は表面が滑らかなため、汚れが固着しにくく水洗いだけでも大まかな汚れを簡単に落とすことができます。

洗車にかかる時間が大幅に短縮されるため、愛車のケアにまとまった時間を確保することが難しい方にもおすすめなカーコーティングです。

傷や紫外線によるダメージも抑えられる

ガラスコーティングは硬い被膜を形成するため、塗装面に細かな傷がつきにくくなる効果もあります。

また、紫外線や熱による劣化もしにくいため、塗装面の色褪せ・塗装の剥離防止にも効果的なカーコーティングです。

傷・紫外線・熱という大敵から車の塗装をしっかりと守りたい場合は、ガラスコーティングの施工が最適です。

持続期間が長い

ガラスコーティングの一般的な持続期間は3～5年程度で、カーコーティングの中では最も長く持続します。

施工費用は比較的高いですが、その分短いスパンで再施工を行う必要はありません。

長期間車の状態を綺麗に保つことを考えると、費用総額としてはガラスコーティングの方が安く済む場合もあります。

ガラスコーティングのデメリット

ガラスコーティングには様々なメリットがある反面、以下のようなデメリットも存在します。

雨染みができやすい

ガラスコーティングはポリシラザンという無機質の原料を多く含んでいるため、同じく無機質な雨・水道水のミネラル成分と結合しやすくなります。

そのため、ガラスコーティングの種類によっては雨や水道水によるイオンデポジットが付着しやすいのです。

ただし、無機質のコーティング膜の上に有機質な被膜を形成するなど、イオンデポジットが付着しにくくなるよう工夫されているガラスコーティングもあります。

施工費用が高い

詳細は後述しますが、ガラスコーティングの施工費用は他のコーティングと比較して高額な傾向にあります。

その分持続期間が長いため、長期的に車の美観を維持したい方には大きなデメリットとなり得ませんが、短期的に試したいという方にはコストパフォーマンスが悪いと感じる可能性があります。

高い技術力が求められる

ガラスコーティングは塗りムラが起こりやすく、仕上がりで十分な艶を発揮させることが難しいカーコーティングです。

そのため、施工には高い技術力が求められます。

ガラスコーティングの施工後に後悔しないためにも、確かな技術を持つスタッフと設備が十分に整った業者かどうかをよく確認しなければなりません。

他のコーティングよりも気軽に業者を選びにくいく、リサーチに手間がかかる点もガラスコーティングならではのデメリットです。

 

車のガラスコーティングは自分でできる？

ガラスコーティングのコーティング剤は市販されているため、自分で行うことも不可能ではありません。

自分でガラスコーティングを行う場合、下記の道具が必要です。

・洗車用具
・イオンデポジット除去剤
・鉄粉除去剤
・脱脂剤
・ボディ研磨剤
・コーティング剤
・塗布用スポンジ

ガラスコーティングの施工手順や注意点については、以下より解説いたします。

自分でガラスコーティングを行う手順

必要な道具を用意したら、以下の手順でガラスコーティングの施工を行います。

1　洗車

2　塗装面に付着した鉄粉やイオンデポジットなどの除去

3　ボディを研磨して微細な小傷を落とす

4　ボディに付着した余剰成分を脱脂剤で除去

5　コーティングを塗布する

6　マイクロファイバークロスで被膜を拭き取り硬化させる

自分でガラスコーティングを行うと後悔する可能性も

ここまでガラスコーティングに必要な道具や施工手順をご紹介しましたが、基本的に自分でガラスコーティングを施工することはおすすめできません。

ガラスコーティングの仕上がりは施工環境に影響を受けやすいため、汚れやホコリなどの異物が付着しないよう完全にクリーンな環境を用意する必要があります。

また、ガラスコーティングは伸びやすいため塗りムラが発生したり、誤って重ね塗りをしたことによるひび割れが起こったりするリスクもあります。

万全の環境と確かな技術力がなければガラスコーティングの施工を行うことは非常に困難なため、無理をせずプロに依頼することをおすすめします。

 

ガラスコーティングの施工価格の相場

ガラスコーティングの施工価格は車のサイズに加え、新車か使用中の車かによっても変わります。

新車ガラスコーティングの価格相場

メーカーから納品されて間もない新車の場合、ボディに汚れや傷はほとんどついていないため下地処理が不要となります。

そのため、使用車よりも施工価格が比較的安くなることが特徴です。

サイズ	価格
軽自動車	30,000～90,000円程度
小型車	40,000～100,000円程度
中型車	40,000～110,000円程度

使用車のガラスコーティングの価格相場

使用中の車は、多少なりともボディに細かな傷や汚れなどが付着しているため下地処理が必要になります。

業者によっては提示されている施工彫金に下地処理の費用が含まれている場合もあれば、別途追加料金がかかる場合もあるため、事前によく確認しておきましょう。

サイズ	価格
軽自動車	50,000～150,000円程度
小型車	70,000～150,000円程度
中型車	80,000～150,000円程度

 

車のガラスコーティングをやった方がいい人・やらない方がいい人の特徴

車のガラスコーティングはどのような人に向いている施工なのでしょうか。
ここでは、ガラスコーティングをやった方がいい人・やらない方がいい人の特徴についてご紹介いたします。

ガラスコーティングをやった方がいい人

ガラスコーティングは車の保護性能や耐久性が非常に高いため、「今の車を大切にしたい」、「車を売る時の査定を有利にしたい」、「メンテナンスを楽にしたい」といった方にはおすすめです。

ガラスコーティングの施工後はボディの艶が向上したり、簡単な洗車で汚れが落としやすくなったりというメリットがあります。

また、長期的に塗装の劣化を防ぐことができるため、車の売却時に査定額が向上するという効果にも期待ができます。

ガラスコーティングをやらない方がいい人

ガラスコーティングは、自然な艶に仕上がることが特徴です。

油性成分が含まれていないため、ワックスなどと比べると艶や光沢の度合いが控えめに感じる可能性があります。

また、ガラスコーティングにおいて最も大きな目的は「洗車をしやすくすること」です。

施工後も定期的に洗車を行わないとコーティング被膜の劣化が進み、本来の性能が発揮されなくなります。

日頃から洗車はあまり行わない方は、ガラスコーティングを行っても費用に見合った効果を十分に感じられないことでしょう。

 

車のコーティングはガラスコーティングだけではない

車のコーティングにはさまざまな種類があります。以下より主なコーティングの種類と、それぞれの特徴をご紹介します。

ワックスコーティング

ワックスは艶や光沢を出すことができ、撥水性もある程度備わっていることが特徴です。

作業は手間が多少かかりますが、難しくはないので自分で施工することもできます。

また、費用も安価です。ただし耐久性が低く、通常ですと１ヵ月程度しか持続しません。

そのためこまめなワックスがけを繰り返す必要があり、人によってはかなり負担に感じることでしょう。

樹脂系コーティング

高分子化合物と言われるフッ素やテフロンなどを主成分とするコーティングで、ポリマーコーティングとも呼ばれます。艶や光沢が出ますし、防汚性がワックスより高いのが特徴です。

劣化しやすいので、毎月の洗車や専用トリートメントを使ってのメンテナンスが必要となります。

なお、一般的な効果持続期間は３ヵ月程度です。樹脂系コーティングは自分で手軽に施工できるようなタイプのものもありますが、仕上がりを重視するのであれば、プロに依頼するのがおすすめです。

 

お得にガラスコーティングをするならカーコンビニ倶楽部におまかせ！

カーコンビニ倶楽部のボディコーティングでは、疎水性の「カーコンアクアガード」と撥水性の「カーコンバリューガード」といった光沢・防汚性・耐久性が最上級のガラスコーティングのほか、施工にかかる時間を大幅に短縮し、コスト的にも大変お手軽な「カーコンスパシャンコーティング」の３種類からお選びいただけます。

なお、カーコンアクアガード、カーコンバリューガードは３年ごとの施工をおすすめしておりますが、１年ごとの施工となるかわりにお値段を抑えた「カーコンバリューガードライト」もございます。

※効果持続期間はあくまでも目安であり、使用条件によって変化します。

疎水性のカーコンアクアガード

ブラックやメタリックなどの濃色車と親和性が高いのが特徴です。防汚性が高く、汚れに強いタイプとなっております。

撥水性のカーコンバリューガード/バリューガード・ライト

パールやシルバーなどの淡色車と親和性が高いです。ナノテクノロジーでガラス被膜を強固にし、艶・光沢を高めているのが特徴です。

コスパ抜群のカーコンスパシャンコーティング

カーコンスパシャンコーティングは、ガラスコーティングでありながら1回の施工料金を2,000円～と超低価格に抑えたメニューです。

持続期間は約3ヵ月間となっており、コストパフォーマンス重視の方やガラスコーティングの性能を試してみたい方に適しています。

カーコンビニ倶楽部の洗車・コーティングについてさらに詳しくは、こちらをご覧ください。

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