お湯で洗車するメリットと正しい方法・注意点を解説
2023年05月17日
セルフで手洗い洗車をする方にとって、寒い冬の洗車はつらいものがあります。少しでも洗車を楽にするために、お湯を使って洗車したいと思うこともあるのではないでしょうか。また、洗車にお湯を使用すれば効率よく汚れが落とせるのではないか、と考えることもあるかもしれません。ここでは、洗車にお湯を使用するメリットや注意点、お湯での洗車の正しい方法をご紹介します。
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洗車にはお湯を使ったほうが汚れは落ちる!
洗車場やガソリンスタンドなどに広く普及している高圧洗車機や自動洗車機は、非常に便利な洗車装置ですが、通常は常温の水が用いられます。
しかし、車に付着する汚れの多くが油性汚れであることを考えると「お湯で洗車をした方が汚れを綺麗に落とせるのではないか」という気がしませんか?
水は温度が高いほど洗浄力が高くなると言われますが、温度が上がることで水の密度が下がり、水よりもお湯の方が汚れに対する溶解能力が高くなるだけで、水自体の持つ洗浄力は変わりません。
しかし、温度が上がって密度が低くなったお湯は、水よりも粘度が低くなります。
10℃の水に対して45℃のお湯の粘土は約半分となり、車の細かな隙間の隅々まで浸透しやすくなるため、洗車後の洗い残しや洗剤分のすすぎ残しが減り、洗車効率を向上させます。
温水洗車に適したお湯の温度は?
洗い残しが少なくなる、カーシャンプーを落としやすくなり作業効率が上がるのであれば積極的に洗車にお湯を取り入れるべきといえます。
ただし、お湯の温度には注意が必要です。
熱ければ熱いほどよい、というわけではありません。かといって温度が低すぎても期待した効果は得られないので、適温に調整する必要があります。
温水洗車に適しているといわれているお湯の温度は、45℃程度です。
それより高温のお湯は樹脂パーツやゴムのパーツを痛めてしまうリスクがあります。
体感としては手で触れたときに温かく感じる程度、お風呂のお湯よりも少し熱い、という温度帯と考えるといいでしょう。
厄介な花粉跡・鳥のフンもお湯の洗車で綺麗になる
車に付着する油性汚れには、お湯を利用した温水洗車が効果的であることは既にふれました。
ですが、実はお湯の洗車は油性汚れ以外にも、花粉跡や鳥のフンなどの厄介で頑固な汚れにも効果があります。
花粉
花粉症の方にとって花粉の季節はこの上なく憂鬱なものですが、花粉は車の塗装にとっても悪影響を及ぼす厄介な存在です。
花粉に含まれるタンパク質のペクチンは、車の塗装に付着すると塗装面を侵食し、シミの原因となります。
一般的に、服などの繊維に付いたタンパク質汚れに熱を加えると、タンパク質が凝固して汚れが落ち難くなると言われています。
車に付着した花粉のペクチンも加熱で凝固しますが、塗装面には繊維質のように絡みつくことができないため、洗車すれば綺麗に流れ落ちます。
そのため、お湯をかけることで花粉のシミを消すことも可能です。
鳥のフン
また、鳥のフンによる汚れは付着直後なら拭き取れば綺麗に落とせますが、一旦乾燥してしまうと洗車してもなかなか落とせない頑固な汚れに変化します。
歯を持たない鳥は胃酸が強く、フンは酸性が強い傾向にありますが、糖質の高い餌を食べるとアルカリ性となります。
酸性とアルカリ性は共に腐食原因となるので、鳥のフンを放置すると塗装が侵食され、シミや腐食が発生します。
乾燥して固まった鳥のフンもお湯で柔らかくすれば落ちやすくなるので、温水洗車が効果的です。
ただし、固着した鳥のフンを落とす際、強く擦ると車の塗装を傷付けかねないので、傷を避けたければ、プロへ依頼することが最良の判断と言えるでしょう。
寒い日はお湯による温水洗車が特におすすめ
高圧洗車機や自動洗車機の普及で、従来よりも効率よく洗車することが可能となりましたが、どんなに効率よく洗車をしても、洗車に要する労力は決して小さなものではないことも事実です。
また、洗車後に車を拭き上げる必要があるのは冬場も変わりないため、特に寒さが堪える冬場などは、「洗車」という文字を目にするだけで、億劫な気持ちになる方も少なくないのではないでしょうか?
冬場の水洗車はボディに付着した水が拭き上げ前に凍ってしまうこともあり、ただでさえ労力のかかる洗車が一層たいへんなものとなります。
その点、お湯で洗車すれば、少なくとも拭き上げ前の凍結を避けられるので、冬場はお湯での洗車をおすすめします。
また冬場の洗車を素早く効率的に行う方法として、洗車効率が劇的に向上するガラスコーティングを施すことが挙げられます。
お湯を使って洗車する際に気を付けるべきポイント
お湯の温度に注意
温水洗車に適したお湯の温度について先述しましたが、お湯の温度は非常に大切です。特に冬場、熱すぎるお湯を使用するのは厳禁です。
お湯を使用していても外気温が低いのでお湯の温度もすぐ下がる、と思うかもしれませんが、湧きたての熱湯をそのまま車にかけるのは絶対にやめましょう。
熱衝撃でガラスが破損するおそれがある
窓ガラスやフロントガラスなどが凍り付くような外気温で熱湯をかけると、熱衝撃によってガラスが簡単に割れてしまいます。
そうなるとガラスを交換しなければならなくなり、車がしばらく使えなくなることに加え、多額の修理費用がかかることに。
車のきれいにするための洗車で、車を傷つけることになっては元も子もありません。温度計で湯温を測るほどの厳重な温度管理は必要ありませんが、熱すぎるお湯の使用は避けましょう。
場合によっては、洗車している本人や周囲にいる子供やペットなどにも火傷を負わせてしまうリスクもあります。
塗装や樹脂パーツなどにもダメージを与える可能性も
なお、洗車での熱湯の使用は、ガラス類の破損のほか、熱に弱い樹脂パーツやゴムパーツの破損につながることに加え、塗装に影響を与える可能性も否定できません。
熱湯がかかった部分のクリア塗装が溶け出したり、場合によってはカラー層が剥がれたりしてしまう可能性もあります。
ルーフから熱湯をかけた場合にはダメージが車全体に及び、全塗装をしなければならなくなるケースも見られます。
車にもよりますが、全塗装となると15万円程度~40万円程度の費用を覚悟しなければなりません。
特殊なカラーであったり、仕上がりの美しさを追求したりするのであればさらに費用は高額になります。
また全塗装は一般的な車の修理以上に時間がかかり、数週間から1ヶ月程度は預けなければなりません。
通勤や仕事などで車が必要な場合はレンタカーや半月程度から使用できる短期カーリースなどで車を手配しなければならず、手間も費用もかかることになります。
無理に汚れを落とそうとしない
お湯は鳥の糞や花粉、黄砂などの汚れにも効果的ですが、落ちないからと言って強くこするなど、無理に落そうとするのはやめましょう。
やわらかく思えるスポンジやクロスであっても、強くこすり付ければ洗車傷となって塗装面にダメージを与えます。
こびりついて落ちにくい汚れはお湯を含ませたクロスなどを汚れの上にしばらく置いて汚れを緩め、優しくこする、ということを数回繰り返してみてください。
カーコーティングで洗車が楽になる
冬場は、洗車がつらくなる時期です。
外気温が低いことに加え水温が下がるため、青空洗車はもちろん、壁や屋根のある広いガレージや屋内洗車場でも寒く洗車がおっくうになる方も多いのではないでしょうか。
寒冷地ではお湯を使用してもすぐに凍り付いてしまうこともあります。
洗車は定期的に行わないと汚れが蓄積され、落ちにくくなるほか、汚れの種類によっては塗装にダメージを及ぼすこともあります。
プロに洗車をまかせるのもひとつの方法ですが、あらかじめカーコーティングをしておくことによって洗車は格段に楽になります。
カーコーティングにはワックスなどの油脂系コーティングやセルフでの施工も可能なポリマー系コーティング、ガラスコーティングなどさまざまな種類がありますが、中でも耐久性が強くおすすめなのがガラスコーティングです。
カーコンビニ倶楽部のガラスコーティングがおすすめ!
お湯で洗車すると花粉や鳥の糞などの汚れを効果的に落とすことができる上、お湯が洗車用洗剤を綺麗に洗い流してくれ、冬場でも拭き上げ前の凍結を防止できるなど、多くのメリットを得ることができます。
しかし、どんなに効率よく洗車をしても、洗車に費やす労力は決して小さなものではなく、傷をつけてしまう可能性が高いことも事実です。
「もっと洗車効率を上げることはできないものか?」と考える方におすすめなのが、車を硬度の高いガラス被膜でコーティングして保護する、ガラスコーティングです。
カーコンビニ倶楽部ではお客様の愛車を独自開発した耐久性の高いガラス皮膜で保護するコーティングサービスを「カーコンビニ倶楽部の洗車・カーコーティング」の中で提供しています。
カーコンアクアガード
カーコンアクアガードは、水をなじませるタイプの疎水性コーティングで、イオンデポジットやウォーターマークの目立ちやすいブラックなどの濃色系カラーとの相性がいいコーティングです。
セルフクリーニング機能があり、PM2.5などの有害物質から塗装を守ってくれるので、汚れが付きにくく洗車もかなり楽になります。
カーコンバリューガード・カーコンバリューガードライト
水を玉のように弾くのが特徴の撥水性コーティングであるカーコンバリューガードは、ナノテクノロジーによって高分子・低分子のシリコンを組み合わせて強固なガラス皮膜を形成、極上のつやと防汚性を両立させているのが特徴です。
ホワイト系やパール系のカラーと特に相性が良いコーティングです。
カーコンバリューガードライトは、カーコンバリューガードやカーコンアクアガードの耐久性が3年であるのに対し、1年毎の施工とすることで利用しやすいリーズナブルな料金を実現したガラスコーティングです。
カーコンスパシャンコーティング
ガラスコーティングは費用も時間もかかり、良いことはわかっていてもなかなか施工に踏み切れない、という方にはカーコンスパシャンコーティングがおすすめです。
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