中古車の車検整備の扱いと注意点について徹底解説

2022年07月22日
中古車を購入する際、「車検整備付き」「車検なし」など、車検に関する項目の確認が必要です。新車購入時には車検に関する確認事項はほぼないため、初めて中古車を購入する場合は疑問に感じることもあるのではないでしょうか。ここでは中古車の車検整備について、注意点も含め詳しく解説します。
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中古車の車検はいつ受ける?
公道を走行するためには、新車・中古車にかかわらず車検を定期的に受けなければなりません。
新車の場合は初めの車検は新車登録から3年後、それ以降の継続車検は2年に1度です。
中古車の場合、製造から1年未満の車を除き、2年に1度となります。
車検切れの車で公道を走行すると違反となり罰則や行政処分が下されることになるため、車検の有効期間はよく確認し、忘れずに車検を受けるようにしましょう。
「車検整備付き」の中古車とは
中古車を購入する際、車の年式や走行距離、傷の有無などをチェックするかと思いますが、その際に一緒に確認しておきたいのが車検の扱いです。
「車検整備付き」の中古車の場合、その時点では車検が切れている状態で、購入後に業者が車検を実施し、購入者に納品します。
車検整備付きのメリット
「車検整備付き」の中古車は、販売価格に車検費用がすでに上乗せされているため別に車検費用を請求されることがありません。
わかりやすい料金体系であり、混乱が少ないでしょう。
また、購入時に車検を通すので、次回の継続車検までの余裕が2年間フルであります。
車検の有効期限を無駄にすることがないのは大きなメリットといえるのではないでしょうか。
車検整備付きのデメリット
販売価格に予め車検費用が上乗せされているため、「車検なし」の車よりも価格が高額な傾向があります。
車に詳しく、自分で整備できる技術がありユーザー車検が実施できる方の場合、高くついてしまうこともあるようです。
「車検あり」は「車検整備付き」とは別
「車検あり」は一見「車検整備付き」と同じように見えるかもしれませんが、実際は大きく異なります。
「車検あり」の場合、その時点で該当の中古車の車検の有効期限が残っている状態であり、そのまますぐに公道走行が可能です。
車検費用が必要ない、購入後すぐ運転できるというメリットはありますが、中古車によっては残り数ヵ月しか有効期限が残っておらず、購入後すぐに車検を実施しなければならない場合もあります。
「車検なし」の中古車とは
「車検なし」の中古車とは、その時点で車検が切れていて、車検整備も付いていない車です。
この場合、購入者が自身で車検を手配しなければなりません。
車検なしのメリット
販売価格に車検費用が上乗せされていないので、「車検整備付き」の車よりも安く入手することができます。
また車検業者を自分で選べるため、より安く車検を実施してくれる業者を探して依頼することも可能です。
車検業者を通さないユーザー車検であれば、法定費用と部品交換費用しか必要ないのでさらに出費を抑えられます。
車検なしのデメリット
「車検なし」の場合、車検費用は販売価格に含まれていないため、別途車検費用を購入者が用意しなければなりません。
そのため販売価格+αの費用がかかってしまい、予算をオーバーしてしまうことになる可能性があります。
また、そのままの状態では公道走行できないので、ユーザー車検をするにしても車検場まで車をレッカー移動する手配をするか、仮ナンバー取得の手続きをする必要があります。
車の移動にコストや手間がかかることもデメリットといえるでしょう。
「予備車検付き」というケースもある
このほか、「予備車検付き」という場合もあります。
新車の場合「予備車検」という言葉はほとんど登場しないので、初めて中古車を購入する場合は「予備車検」について戸惑うことも多いといいます。
中古車販売における予備車検とは、車検が切れてナンバープレートがない状態の中古車が受ける検査で、検査内容は通常の車検と変わりありません。
異なるのは車検に合格した後で、予備車検の場合は通常の車検の合格時に交付される車検証ではなく、「自動車予備検査証」が交付されます。
自動車予備検査証の有効期限は3ヵ月
「自動車予備検査証」の有効期限は3ヵ月。
有効期限内に自動車税(種別割)や自動車重量税の納付、自賠責保険への加入など、車両登録の手続きをすればナンバープレートが発行され、次の継続車検までの2年間は通常の車検を受けた車と同様に公道走行が可能になります。
つまり「予備車検付き」の場合は、改めて車検を通す必要はなく、有効期限内に登録手続きを行うだけで乗り出せる状態、ということになります。
中古車の車検にかかる費用
法定費用
車検を受けるには、まず法定費用が必要です。これは新車であっても中古車であっても変わりありません。
また、車検業者による差もなく、ユーザー車検であっても省くことはできません。
どこで、どのような方法で車検を実施するかにかかわらず、車検を受けるすべての車に支払い義務があります。
車検時に必要な法定費用には、自動車重量税と自賠責保険料、印紙代があります。
自動車重量税の税額は車種によって変わるため法定費用の金額は車によって差がありますが、普通車の場合2万円超~、大型車になると6万円を超えることもあります。
車検基本料
車検基本料は点検費用や整備費用、手数料などで構成され、車検業者が独自に設定している費用です。そのため金額は業者によって変わります。
なお、車検業者を通さずに自身で車検場に持ち込んで検査を実施するユーザー車検の場合、この車検費用は必要ありません。
修理・部品交換・消耗品の費用
車検に合格する状態にするために必要な部品の交換や修理、オイル類などの消耗品の費用も必要です。
中古車の場合、車の状態にもよりますが新車よりも経年劣化や摩耗が進んでいるため、この部品交換や修理にかかる費用が高額になる傾向があります。
中古車はそれぞれ車によって状態が大きく異なるため一概にはいえません。
車検業者に依頼する場合、法定費用・車検基本料・修理や部品交換の費用を合わせて10万円以上、場合によっては15万円以上必要になるケースもあるようです。
中古車の車検が受けられる場所
中古車の車検が受けられる場所は多くあるので、それぞれの特徴や傾向を把握して納得できる業者に依頼することが大切です。
ディーラー
ディーラーでもそのメーカーの中古車の車検が可能です。
ディーラーは自車の扱う車に精通しているため、確実な整備が受けられる点がメリットといえるでしょう。安心感や信頼度を求める方におすすめです。
代車の提供などの手厚いサービスが受けられる点もディーラーならではです。
ただし、基本的に部品は純正部品を使用することに加え、車を良好な状態に保つために車検に直接関係のない部分も修理・整備することが多いため、費用相場は高いといえます。
車検専門店
車検専門店は車検に特化しているため、独自のノウハウを持っておりコストパフォーマンスに優れています。
スピーディーであることを売りにしており、一日車検などに対応している業者も少なくありません。
できるだけ早く車検を済ませたい方や、ディーラーに依頼するほどの予算はない、という方におすすめです。
整備工場
街中の整備工場はさまざまなメーカーの車を扱っているため、幅広い車種に対応してくれます。ディーラーと提携している工場も多く、技術力も高い傾向にあるといえるでしょう。
また、交換部品に併用品や中古部品、リビルド品を使用するなど、予算に応じて柔軟に応じてくれるため、相談しながら車検整備の内容を決められるのも整備工場のメリットといえます。
費用相場はディーラーよりも安く抑えられることが多いようですが、車検業者やガソリンスタンドよりは高額になることもあるようです。
カー用品店・ガソリンスタンド
カー用品店やガソリンスタンドで車検を依頼することも可能です。車検業者を改めて探す必要がなく、行きつけの店舗が利用できるでしょう。
ガソリンスタンドの場合、一般的な車検業者よりも受付時間が長いケースもあります。
費用相場は安い傾向にありますが、実際は車検を整備工場に委託しているケースが多く、時間がかかることもあります。
【参考】ユーザー車検という方法もある
先に少し触れましたが、近年では車検業者を通さず、自分で運輸支局に車を持ちこんで車検を実施する「ユーザー車検」を選択する方も増えています。
車検業者を通さないため車検基本料が必要なく、費用は大幅に節約できますが、自身で車検に合格する状態に整備できる知識と技術が必要です。
特に中古車では部品の劣化が激しい場合も少なくないため、不安を感じるのであればプロに任せるのがおすすめです。
車検整備付き・車検なしどちらを選ぶべき?
中古車の「車検整備付き」「車検なし」は、それぞれメリットとデメリットがあります。
整備士並みの車に関する知識や技術があり、ユーザー車検が可能ならば「車検なし」が費用を抑えられて良いかもしれません。
多少高くとも業者に車検を含めたすべての手続きを任せ、手間なく安心してカーライフを始めたいのであれば「車検整備付き」が向いているといえるでしょう。
一概にどちらが良いというわけではなく、中古車の状態をよく確認し、予算との兼ね合いやユーザー車検が可能かどうかなどを考えながら選ぶべきといえるのではないでしょうか。
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