10年以上経過した車の車検はどうなる?税金や車検費用、乗り換えの判断基準など解説

2022年09月24日
新車登録から10年以上経過したとなれば、車検費用や税金の増額、車検頻度の変化など気になる点が多く思い浮かぶものです。実際に10年目の車検から大きく変わることはあるのでしょうか?今回は10年目以降の車検について、費用や頻度における変化はあるのか、車検に出すか売るかはどのように判断するのかなどについて解説いたします。
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車検は10年目から交換・修理費用が高くなりがち
10年目以降も車検の期間は変わりませんが、車の状態によっては整備項目が増えて車検費用が高くなることも多いです。
現在主流となる車両には長寿命のタイミングチェーンが使用されていますが、2000年前半までのセダン車やスポーツカーにはタイミングベルトを使用したエンジンが搭載されていることも少なくありません。
タイミングチェーンはおおよそ10万キロ毎に交換が必要となり、1年間の平均走行距離は1万キロ程度であることから10年前後のタイミングで交換する必要があります。
ちなみに、新しい車両においてもスーパーロングライフクーラントやCVTやATオイルなど以前に比べて長寿命な製品が登場していますが、どれも5年から長くても10年を迎える前に交換しなければなりません。
以前に比べ車の性能が向上したことから車両の交換部品も少なくなっていますが、使用する年月が長くなるほど交換しなければならない部品が増えるのを避けることは不可能と言えるでしょう。
車検で交換する部品と頻度の目安
ここでは、車検時に交換となることが多い部品の例を年数ごとにご紹介します。
5年目(走行距離25,000~50,000km )
・バッテリー ・エアエレメント ・クーラント添加剤 ・冷却水 ・CVTフルード ・スパークプラグ ・ギアオイル ・デフオイル ・タイヤ など |
7年目(走行距離100,000km~)
・ブレーキパッド
・ファンベルト ・ボールジョイントブーツ ・タイロッドエンドブーツ ・点火プラグ ・タイミングベルト ・オルタネーター ・ダンパー ・スプリング ・ブレーキキャリパー など |
上記の年数と交換部品の内容はあくまで目安であり、車の使用状況によって部品の劣化が進むスピードは異なります。
そのため、車検を受けたときは業者とよく相談しながら交換する部品を決めることが大切です。
10年目の車検費用を安く抑える方法
10年目は様々な部品の経年劣化が進んでいるため、相応に交換するべき部品も増えていきます。
その結果、「思った以上に車検費用が高くなってしまった」というケースに陥ることも少なくありません。
車検費用を安く抑えながら車の安全性を保つには、以下のポイントを押さえることが大切です。
・複数の車検業者で見積もり額を比較する
・整備項目を見直す |
車検にかかる費用は「法定費用」と「車検費用」で構成されており、車検費用は依頼する業者によって変動します。
そのため、複数の業者で見積もりを行ってもらったうえで比較してみると良いでしょう。
また、車検費用の項目に「予備整備」が含まれている場合があります。
予備整備とは、「このままでも車検の保安基準に適合するが今のうちに行った方がより安全になる整備」のことです。
予備整備を外して車検費用を抑えることができる場合もあるため、業者と相談しながら項目を見直してみましょう。
10年目以降の車検頻度は1年おきになる?
10年以上が経過した車両は新車と比べると明らかに故障頻度が多くトラブルの元になりやすいですが、そのぶん車検の頻度が変わることはありません。
もともと1995年に行われた法改正以降、それまで登録から10年以上が経過した車両の車検期間が1年毎だったものが現在のように2年毎へと変わっています。
毎年車検が必要な車とは
1年ごとに車検が必要になる車種は、以下の通りです。
・タクシー
・バス ・貨物自動車 ・レンタカー |
上記のほとんどが商用車となっていますが、レンタカーにおいては乗用自動車でも2回目以降は1年ごとの車検が義務付けられています。
なお、貨物自動車は8t未満の場合は初回のみ2年後、2回目以降は1年ごとの車検が必要です。
「法定点検」は毎年必要
一般的な乗用自動車は10年を経過しても毎年車検を受ける必要はありませんが、毎年の「法定点検」は義務付けられています。
法定点検とは、車検の保安基準に適合している状態を保つために必要な点検のことです。
車検と違って実施しなくても罰則を受けることはありませんが、車の安全性や快適性を保つには欠かせないメンテナンスのひとつです。
また、法定点検を受けたことを点検整備記録に残しておくと、車を売却するときに維持管理が適切に行われていたと評価されるメリットもあります。
その結果、下取りや売却時の査定額が上がることもあるため法定点検は毎年受けておきましょう。
法定点検はディーラー・整備工場・カー用品店などで受けることができます。
13年目以降の車検は税金が高くなるため注意
新車登録から13年目を迎えた車は、整備項目だけでなく税額までもが増える仕組みとなっています。
車検時は各種税金も併せて支払う必要があるため、12年目までと比較すると車検に伴う出費が大幅に増えてしまうのです。
13年目以降の車検で増える税金
13年目以降は、「自動車税」と「自動車重量税」の税額が増えます。
それぞれどの程度増えるのか、以下より表にしてご紹介いたします。
自動車税(乗用自家用車)
排気量 | 13年未満 | 13年以降 |
1,000cc未満 | 25,000円 | 33,900円 |
1,000CC~1,500CC
未満 |
30,500円 | 39,600円 |
1,500CC~2,000CC
未満 |
36,000円 | 45,400円 |
2,000CC~2,500CC
未満 |
43,500円 | 51,700円 |
2,500CC~3,000CC
未満 |
50,000円 | 58,600円 |
3,000CC~3,500CC
未満 |
57,000円 | 66,700円 |
3,500CC~4,000CC
未満 |
65,500円 | 76,400円 |
4,000CC~4,500CC
未満 |
75,500円 | 87,900円 |
4,500CC~6,000CC
未満 |
87,000円 | 101,200円 |
6,000CC超 | 110,000円 | 127,600円 |
※2019年10月1日以降に新車登録をした場合
軽自動車税
13年未満 | 13年以降 |
10,800円 | 12,900円 |
※2015年4月1日以降に新車登録をした場合
自動車重量税
重量 | エコカーの場合 | エコカーではない場合 | ||
本則税率 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 | |
1t以内 | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
1.5t以内 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
2t以内 | 20,000円 | 32,800円 | 45,600 円 | 50,400円 |
2.5t以内 | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
軽自動車 | 5,000円 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
上記の通り、自動車重量税についてはエコカーであれば経年にかかわらず税額が変わることはありません。
一方、エコカー以外の車種は13年目だけでなく18年目となるタイミングでも税額が高くなります。
10年目以降の車は車検に出す?売る?その判断基準とは
登録から10年目以降の車両について車検や税金にかかる費用が増えることを説明しましたが、基本的に車は新しいほど税金や交換部品にかかる費用が抑えられお得に所有することができます。
10年目以降の車を打って乗り換えた方がお得なのかと言えば、必ずしもそうとは限りません。
特に希少価値のある国産スポーツカーは高い税金や整備費用を払ってでも維持する価値がある場合があります。
その理由は海外を含め人気が高く需要があるのにも関わらず質の良い車両に関しては供給が間に合っていないこと、そして事故や海外への輸出も含めて台数が減っていることが挙げられます。
古い車でも正しく維持することで資産価値となる車両も存在するため、自身の車両の価値と、今後支払わなくてはならない費用を比較検討すると良いでしょう。
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