車検は何日前から受けられるのかとベストなタイミングを解説

2023年02月14日
乗用車の場合新車なら3年、その後は2年毎に車検を通す必要がありますが、3月などの繁忙期は車検の依頼が集中しやすく、希望の日に予約が取れなかったり、かなり待たされたりすることになりかねません。そのため、早めに車検に出そうと考える方も多いのではないでしょうか。今回はそんな車検について、何日前から受けられるのか、また車検を受けるのにベストなタイミングなどをご紹介します。
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車検の満了日の確認方法
自動車検査証
車検満了日の確認は、自動車検査証(車検証)で行うのが一番確実です。
自動車検査証の左下には、「車検が満了する日」が明記されているため、チェックしておきましょう。
なお、自動車検査証は公道走行する際に携帯が義務付けられているため、車のグローブボックスに自賠責保険証や取扱説明書などと一緒に保管されている方が多いようです。
検査標章
フロントガラスに貼られている検査標章、いわゆる車検シールで車検満了日を確認する方法もあります。
ただし、検査標章で車検満了日を確認する場合には、必ずシールの裏面、車内から見える面を確認するようにしてください。
外側から見える面には満期月しか記載されていませんが、裏面には日付まで記載されているためです。
自賠責保険証は参考程度に
また、自賠責保険は車検と一緒に更新されることが多いため自賠責保険証の保検期間でも車検の満了日の大まかな日付は確認できます。
しかし、正確ではなく車検の有効期間とずれが生じているケースもあるので自動車検査証、もしくは検査標章で確認するようにしましょう。
車検が受けられるのは何日前から?早すぎて損することもある
新車であれば3年、その後の継続は2年毎の満了日までに車検を受ける必要がありますが、車検の案内が来るのはおおよそ1~2ヶ月前が多いです。
これは車検を通した日付から2年後が新たな車検満了日になるのに対し、満了日から30日前までの期間に車検を通せば、再度車検満了日から2年後となる決まりがあるからです。
なお、車検は2年毎に通すものと思われていますが、車検を1年前倒しで受けることも不可能ではありません。
そのため、車検は早すぎる分には、何日前に出しても問題ないのです。
早すぎると有効期間が無駄になる
しかし、先ほどお伝えしたように車検は満了日から30日前までの期間で通さなかった場合、満了日からでなく受けた日から2年後となるため、あまりにも早く車検を実施してしまうと有効期間が無駄になってしまうデメリットがあります。
以下の例をご覧ください。
例:車検満了日が2022年4月1日の場合において
- 車検を2022年3月3日に通した場合→車検満了日は2024年4月1日のまま
- 車検を2022年2月2日に通した場合→車検満了日は2024年2月2日へと短縮
このように、早すぎる場合は有効期限も前倒しされることになるため、早ければ早いほどいい、というわけではないのです。
しかし、詳しくは後述しますが、遅すぎるのも大きなリスクがあります。そのため、何日前に車検に出すべきなのかをしっかり見極めて予定を立てるようにしましょう。
車検をギリギリで受けた場合もデメリットがある
車検を受けるのが早すぎると有効車検期間が短くなるデメリットについてお伝えしましたが、車検をギリギリに受けることもリスクが生じます。
ギリギリで受けることの最大のリスクは、なんと言っても有効期限内に車検を受けられない状況に陥ることでしょう。
特に自動車が多く販売される2~3月の決算時期に車を購入した方は、同じ時期に車検を迎える車両が多く、車検が混み合うことになります。
ディーラーだけでなく各種整備工場の作業がパンクして、車検を受けたくても予約が入れられない状況も少なくありません。
有効期限内に車検が通らなければ公道走行できない
車検を受けるのが早すぎると、有効期間が無駄になるのはデメリットであるとは言えますが、カーライフそのものにそれほど大きな影響をもたらすわけではありません。
しかし、車検を受けるのが遅すぎるのは大きな問題があります。車検を受けるのが遅れ有効期間内に車検に通らなかった場合、その車は公道走行できません。
車検切れで公道走行すると行政処分と罰則が科せられる
車検切れの状態で公道走行し検挙された場合は、6点の違反点数加算とそれに伴う30日間の免許停止の行政処分、加えての30万円以下の罰金・もしくは6か月以下の懲役が科せられます。
なお、すべてのドライバーに加入が義務付けられている自賠責保険は車検と同じタイミングで更新されることが多いです。
車検切れ+自賠責保険切れの状態で公道走行して摘発された場合は、
違反点数6点、90日の免許停止、80万円以下の罰金もしくは1年6ヶ月以下の懲役
と、非常に重い処分が下されることになります。
車検場までの移動手段も手配しなければならない
また、車検切れの車は公道走行が禁止されるため、車を運転して車検場まで移動することはできません。
代替え手段としてレッカー車を手配するか、仮ナンバーを取得しなければならず、かなりの手間や時間が割かれることに加え、コストもかかることになります。
1ヵ月より前に車検に出しても有効期限が変わらない隠れ技もある
1ヵ月より前に車検を通すと、有効期限が無駄になってしまうことは先にも述べたとおりですが、有効期限の45日前までなら有効期限を無駄にしない裏技があります。
それは、民間車検場=指定工場を利用すること。工場内に車検ラインを持ち、一定の設備や技術の基準をクリアした指定工場で車検を受けると、「保安基準適合標章」が発行されます。
保安基準適合標章の有効期限は15日
指定工場は車検を実施できますが、車検証、車検ステッカーを発行することはできません。
保安基準適合標章は、車検証や車検ステッカーが発行されるまでの間、その車が保安基準を満たし車検に通過した車であることを示す書類です。
この保安基準適合標章の有効期限は15日間です。
そのため、車検の有効期限の1ヵ月前にあわせて手続きをすれば最大で45日前までなら有効期限を無駄にすることがありません。
ただし指定工場はそれほど数が多くないため予約が取りにくいことや、15日の保安基準適合標章の有効期限内に車検証を受け取れなかった場合は公道走行できなくなるなどのリスクもあります。
お得に車検を通すためには何日前くらいがベストか
結論として、何日前までに車検を通すとベストなのかは、車検時期のお知らせが届いた時期あたりがベストと言えるでしょう。
お店もチラシやお便り、またはセールスマンからの連絡を入れる際は予約を入れる枠を確保して連絡してくる場合が多いです。
2ヶ月前から動き出すのがベスト
もっと言うのであれば、2ヶ月程度前から車検について把握し、お店に予約などを入れておくとより確実です。
また、実際に車検を受ける期間より少し前から複数のお店で見積もり依頼をすることによって、見積もり内容を競合させ車検自体にかかる費用を抑えられる場合もあります。
特に車検をギリギリで通さないといけない場合は見積もり内容を考慮している暇がない状況も多いです。
お得に車検を通すのであれば2ヶ月程度の余裕をもって車検を依頼するお店選びから始めると良いでしょう。
何日前かに関係なく車検を予約するときに気を付けたいポイント
車検をいつ依頼するのかに関わらず、車検を依頼する際には必ず気を付けたいポイントをご紹介しましょう。
業者ごとの特徴をつかんで自分に合っているところに依頼する
車検を依頼できる業者はディーラーや整備工場などさまざまありますが、それぞれ特徴は異なります。
業者ごとの傾向を把握し、自分に合っていると思える業者に依頼することが大切です。
ディーラー
ディーラーはその自社ブランドの車に関するメンテナンスや修理をすべて請け負うため、車検ももちろん依頼可能です。
メーカーやブランドの品位にかかわるため、すべてのサービスにおいて一定のクオリティを保っているのが特徴であり、車検においても例外ではありません。
そのため愛車を安心して信頼できる業者に任せたい、という方に根強い人気があります。
無料洗車や自宅まで納車してくれるなど車検専門店や整備工場にはないサービスが受けられることもありますが、費用は最も高いといえるでしょう。
整備工場
街中の整備工場も車検を依頼する選択肢のひとつとなります。指定工場であればその工場内に車検ラインがあり、その場で車検ができるので日数や費用も比較的抑えられ、整備もそこで受けられます。
認証工場の場合は車検ラインを持っていないため、車検を依頼された場合は陸運支局や民間車検場に持ち込んで検査することになります。
費用相場は工場によって変わりますが、ディーラーよりは安く抑えられることが多いようです。
車検専門店
近年は車検を専門に手掛ける業者も登場しています。整備工場とは違い車検のみに特化しているため、独自の手法やノウハウがあり効率よくスピーディーな車検が可能であることが多い傾向があります。
数種類のメニューが用意されており、最も安いメニューであればディーラーはもちろん、整備工場より安く済むこともあります。
ただし車検に関係する部位以外の整備や修理には対応していない店舗もあり、車検時にその他の場所もチェックしたい、車の状態を整えておきたいというニーズには対応しきれないこともあります。
カー用品店・ガソリンスタンド
カー用品店やガソリンスタンドの中にも車検受付をしている店舗もあります。
行きつけのショップやスタンドで気軽に依頼でき新たに業者を探さずに済むことはメリットといえますが、多くの場合は提携している民間車検場(指定工場)などに出しており、時間がかかることも少なくないようです。
費用相場はディーラーほど高額にはなりませんが、整備工場と同程度、場合によっては手数料などで若干高くなることもあるかもしれません。
相見積もりを取って比較検討する
車検を依頼する際には、ひとつの業者だけではなく複数の業者から見積もりを取ることもポイントといえます。気になる業者を2~3社に絞り、見積もり内容を比較して検討するといいでしょう。
その際には、以下の点をチェックすることをおすすめします。
チェックポイント1・価格と内容のバランス
費用と内容のバランスが取れているのかを確認しましょう。また、業者によって費用が大きく異なる場合には何が違うのか、項目ごとにチェックします。
特に整備項目は、業者によって内容が異なります。
車検を通すために必要な最低限の整備だけ実施する業者もあれば、近い将来修理が必要になりそうな部分や劣化しつつある部品の交換・整備までを含めている業者もあります。
チェックポイント2・スピード
車検にどの程度の時間がかかるのかもチェックポイントのひとつといえます。
特に仕事に車を使用する、毎日の通勤に使用するなど車がないと困る生活をしている場合は、即日車検が可能か、即日ではなくてもどの程度の時間がかかるのかは必ず確認しておきましょう。
日数がかかる場合は、代車の手配が可能かどうかも併せて確認しておくと安心です。
チェックポイント3・相談や質問がしやすいか
見積もり内容を基に、予算や整備内容、車検スケジュールなどについて、柔軟に相談に対応してくれるか、また疑問点を質問した時にわかりやすく丁寧に答えてくれるかなども業者選びの重要ポイントです。
相談や質問に一切応じない、明確な答えが返ってこないなど、やり取りに違和感を抱いた場合はその業者とは合わない可能性もあります。
安心・納得の車検ならカーコンビニ倶楽部!
今回は車検が何日前から受けられるのか、何日前に受けるのがお得なのかについてご紹介しました。
しかし、お得に車検を通すのであれば何日前と言ったタイミングだけでなく、実際にかかる費用にも注目しなくてはなりません。
特に、工賃など整備にかかる費用はお店によって大きく異なり、複数店舗で見積もりを作成しておけば良かったなんてこともあります。
リーズナブルな料金設定で安心
その点、カーコンビニ倶楽部が提供する「カーコン車検」なら、リーズナブルな料金設定だけでなくお客様と事前にお車の状態を確認する「立会診断」を行うことによって、お車の状態を把握し見積もり時の内容も無駄がなく安心してご依頼いただけます。
もちろん、事前の立会診断の際に生じたお客様の不明点や不安は、専門スタッフが丁寧な説明でアドバイスいたしますのでご安心ください。
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車検時期についてもご相談を!
何日前に車検を通すべきかお悩みの方も、お客様のご予定などから最適な時期をご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
カーコン車検の費用の目安
カーコン車検のおおまかな費用については以下の通りです。なお、以下の価格はすべて税込です。
軽自動車 | 小型自動車 | 中型自動車 | 大型自動車 | ||
総額 | 42,130円~ | 52,210円~ | 60,410円~ | 68,610円~ | |
内約 | 車検基本料 | 14,300円 | 14,300円 | 14,300円 | 14,300円 |
重量税 | 6,600円 | 16,400円 | 24,600円 | 32,800円 | |
自賠責保険料 | 19,730円 | 20,010円 | 20,010円 | 20,010円 | |
印紙代等 | 1,100円~ | 1,100円~ | 1,100円~ | 1,100円~ | |
技術情報管理手数料 | 400円 | 400円 | 400円 | 400円 |
このほか、車の状態によって部品の交換費用などが追加されます。
詳しい費用については必要となる作業内容によっても異なるため、まずはお近くのカーコン店舗にご相談ください。
お近くのカーコン店舗はこちらから
新たに導入されるOBD検査とは
上記の車検費用の中に「技術情報管理手数料」400円について、疑問を持たれた方もいるのではないでしょうか。
技術情報管理手数料は2021年10月1日から車検の法定費用に追加されたもので、同日プレテストが開始されたOBD検査に必要な情報管理、情報システム運用のための費用とされています。
OBD検査とは車載式故障診断装置(OBD)に法定スキャンツールを接続し、電子制御システムの故障の有無をチェックする検査です。
OBD検査の目的・導入の背景
近年では先進安全技術を搭載した車が一般化して来たことに加え、システムが主体となって運転するレベル3の自動運転技術を搭載したモデルの登場など、近い将来の自動運転普及に向けて電子制御システムの検査を実施する必要性が高まってきたことがOBD車検導入の背景にあります。
これまでの車検や法定点検の項目では対応できない、目に見えない部分の不具合もスキャンツールによって見つけ出せるため、これからの時代には欠かせない検査といえるでしょう。
本格導入は2024年10月から
OBD車検が本格導入されるのは、国産車は2024年10月以降、輸入車は2025年10月以降ですが、2021年10月からすでにプレテストが開始しています。
プレテスト期間中は、故障コードである「特定DTC」が検出されても車検不合格とはなりませんが、万が一検出された場合は安全性確保のため整備・修理を依頼することをおすすめします。
さらに2023年以降車検費用が上がる!
また、車検証の電子化に伴い、2023年1月から車検手数料が100~400円程度値上げされます。
こうした車検の法定費用は節約することはできないため、自動車ユーザーは今まで以上のコストパフォーマンスの高い車検業者を探す必要に迫られることになりそうです。
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