車検ではどんなことが検査される?車検の内容を徹底解説

2019年09月03日
自動車ユーザーにとって、定期的な出費が迫られる車検は頭の痛い問題ですが、実際に車検ではどのような内容の検査が行われているのか、ご存じない方が多いのではないでしょうか?
ここでは、愛車が国土交通省の定める保安基準をクリアしているかを確認するために行われる車検の具体的な検査内容を徹底解説します。
車検とは?
車検内容の解説の前にまず「車検とは何なのか?」について解説します。日本では道路運送車両法によって公道を走行する全ての自動車は国土交通省への登録が義務付けられています。
また、登録車両は自動車検査登録制度によって定期的に国土交通省が定める保安基準を満たしているか検査する必要があり、この検査が車検です。一般的な車検には新車登録時に行われる登録車検と、登録車検の有効期限を延長するために行う継続車検があり、定期的に行われるのは後者の継続車検です。
自家用乗用車は軽自動車、普通自動車共に新車登録時に受ける登録車検の有効期間は3年、継続車検の有効期間は2年となるため、新車購入した場合は奇数年が車検の年となります。
以前は新車登録後10年が経過した自家用乗用車の継続車検有効期間は1年で毎年車検が必要でしたが、1995年の法改正で新車登録から10年が経過した車両の継続車検有効期限が延長され、2年の有効期限となりました。
車検はいつでも受けることができますが、車検有効期間が残っている場合でも新たに車検を受けた時点で残存期間がリセットされるため、継続車検として効果があるのは車検有効期間満了日の1ヶ月前からとなります。
どのタイミングで受けても車検の内容や費用は同じですから、車検有効期間を最大限有効活用するためには、有効期間満了日の直近で車検を受けるべきだと言えます。
うっかり車検の有効期間を過ぎて車検が切れた状態の車両を運転すると「無車検車運行」、通常車検と同期間でかけられる自賠責保険も切れていれば「無保険者運行」で罰則の対象となります。
無車検車運行と無保険車運行は、共に道路交通法違反で摘発対象となり、無車検車運行は違反点数6点と6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、無保険車運行は違反点数6点と12ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。
車検切れの車両を運転することは危険であると共に、厳しい罰則が科せられるので、絶対に車検切れの車両は運転しないで下さい。次項では車検の具体的な検査内容について紹介します。
車検の検査内容について
陸運支局と民間車検場で車検が行われますが、どちらの検査場でも同じ検査内容で車検が行われます。継続車検の場合、まず車検を受ける車両が前回車検の有効期間内であり、車検切れの状態でないことが確認されます。
車検の有効期間内であることが確認された後、検査場で行われる車検の検査内容は次に挙げる9項目で行われます。
・同一性確認:エンジンルーム内に刻印されている車体ナンバーと車検証を確認し、車検証と検査車両の同一性を確認します。
・外観検査:検査官が目視でライトやウィンカーの動作確認を行います。
・内回り、足回り検査:エンジンルーム内のエンジンオイルやブレーキオイルの漏れやファンベルトの延び、タイヤの空気圧やサイズ、溝の深さ、ホイールナットの緩みを検査します。
・サイドスリップ検査:タイヤの横滑りの範囲が走行1mにつき内外ともに5㎜以内(国産車)の保安基準内であるか検査します。
・ブレーキ検査:ブレーキの制動力が保安基準内であるかを検査します。
・速度計検査:検査車両をローラーの上に停車させ時速40㎞に達するタイミングで速度表示に誤差がないかを検査します。
・ヘッドライト検査:ヘッドライトの光量や光軸が保安基準内であるかの検査を行います。
・排気ガス検査:車種ごとに定められた排出基準を超えていないかを検査します。
・下回り検査:検査員が車の下からエンジンオイルやブレーキオイル、冷却水などの漏れやボルト類の緩みなどを検査します。
上記9項目全ての検査内容で問題がない場合は、継続車検に合格し、新たに2年間の車検有効期間が与えられます。
車検業者によって整備内容は異なる?
一般的に車検業者は車検前に法定24ヵ月点検や整備を行いますが、法定点検には点検基準が定められるものの車検前整備には法定基準がなく、業者によって整備内容が異なる傾向にあります。
陸運支局や民間車検場で行われる車検の検査内容は国土交通省の定める検査基準で行われ、全国統一基準の検査内容で実施されるため、整備状態が悪い場合は車検を通過することができないケースも存在します。
車検に通過しない場合は再検査を受けることで最終的には車検に合格できますが、車検にかかる時間が多くかかってしまうデメリットがあると言えます。また、十分な整備を行っていない車両は車検後に不具合が出ることもあり、車検後に再度整備のために車両を預けることにもなりえるので、車検を依頼する際には車検業者の選定をしっかり行うべきだと言えるでしょう。
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