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スペアタイヤがなくても車検に通る?スペアタイヤと普通のタイヤの違いについても解説

2022年08月18日

車両のタイヤがパンクした際に修理可能な場所まで移動できるよう搭載されているのがスペアタイヤです。以前は全ての車両にスペアタイヤが搭載されていましたが、現在の市販車両はスペアタイヤ非搭載のものが増加傾向にあります。ここでは、スペアタイヤと普通のタイヤの違いや車検時のスペアタイヤの取り扱いなどを紹介します。

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スペアタイヤと普通のタイヤの違いとは

ひと口に自動車のタイヤと言ってもさまざまなタイヤが存在するため、スペアタイヤと普通のタイヤの違いが掴みにくいのではないでしょうか。

ノーマルタイヤ

ノーマルタイヤとも呼ばれる普通のタイヤは、チューブレスのラジアルタイヤが一般的で、夏用タイヤ(サマータイヤ)と冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)、汎用性の高いオールシーズンタイヤの3つに大別できます。

サマータイヤは3タイプのなかで最もバラエティに富んでおり、次に挙げる5つのタイプに細分化することができます。

・エコタイヤ:転がり抵抗を最小化させ低燃費を実現

・コンフォートタイヤ:プレミアムタイヤとも呼ばれ静粛性や居住性を重視

・スポーツタイヤ:ハイグリップタイヤとも呼ばれ高い駆動力と制動力、操舵性能を実現

・Sタイヤ:セミレーシングタイヤとも呼ばれ乾燥路面での走行性能に特化

・ランフラットタイヤ:パンク時にも一定距離を走行できるタイヤ

スペアタイヤ

文字どおり予備用タイヤであるスペアタイヤは、ノーマルタイヤと、テンパータイヤやスペースセーバータイヤと呼ばれる緊急用予備タイヤのものに大別されます。

ノーマルタイヤのスペアタイヤは、オフロード車の車両後部に搭載されているケースが多いタイプで、テンパータイヤは車両の荷室内に格納されているのが一般的です。

テンパータイヤは普通のタイヤよりも小型で走行速度の上限が低いため、緊急時に限り使用できるタイヤだと言えます。

 

現在はスペアタイヤを搭載している車が減少傾向にある

かつて国内を運行する全ての車両はスペアタイヤの搭載が義務づけられていましたが、現在はスペアタイヤの搭載義務が廃止され、スペアタイヤ搭載車両は減少傾向にあると言えます。

なお、スペアタイヤの代わりにパンク修理キットを採用している車種も多くなっています。スペアタイヤの搭載が義務付けられなくなった理由としては、以下の点が挙げられます。

車両耐久性・性能の向上

スペアタイヤを搭載しない車両が増加傾向にある背景には、国内の道路状況が大きく改善されたことや、タイヤを含む車両耐久性が劇的な向上を見せたことが大きく影響していると考えられます。

以前はタイヤのパンクは珍しくありませんでした。現在は、タイヤのパンクを経験する確率が大きく低下したことでタイヤ交換の経験がないドライバーが増加しているともいわれています。

環境負荷の視点から

2008年頃からエコカー政策による自動車の軽量化が始まったことなどで、車両重量を軽くして低燃費を実現できるようスペアタイヤ搭載義務が廃止されたこともスペアタイヤ搭載車両の減少理由だと言えるでしょう。

また、先述のとおり車両耐久性や道路環境の向上によってスペアタイヤが使用される機会が減り、使用されないまま廃棄されるケースが後を絶たなかったため、環境負荷の高さが問題視されるようになったことも無関係ではありません。

スペースの問題

今は「車は走れれば良い」という時代ではなくなり、車内空間の広さや快適さ、荷室の使い勝手の良さが重要視されるようになりました。

スペアタイヤを搭載すると、その分スペースをとることになります。

スペアタイヤがなければより広い居住スペースを確保できることになるので、あまり使用しないのであれば搭載するメリットよりもデメリットが大きい、と判断された可能性があります。

ロードサービスの充実

今は一昔前に比べると、各段にロードサービスが充実しています。24時間365日対応してくれる業者がたくさんあり、ロードサービス対応がプランの中に含まれている任意保険やカーリースも増えています。

また、車載通信機を搭載しインターネットとつながるコネクティング機能を持つ車も登場し、パンクやバーストなどのトラブル時は専門のオペレーターのサポートを受けられるサービスも浸透しつつあります。

そういったサービスが充実してきたこともあり、スペアタイヤの必要性が希薄になってきた、という見方もあります。

 

スペアタイヤなしでも車検は通るの?

現在はスペアタイヤの搭載義務はない

自動車にスペアタイヤの搭載義務が課せられていた時代には、車検のチェック項目にスペアタイヤの搭載が含まれていました。

しかし既述のとおり車両耐久性や道路環境の向上、環境に配慮した低燃費走行の実現など車両を取り巻く環境が転換したことで、スペアタイヤの搭載義務は廃止され、現在は車検のチェック項目からスペアタイヤの項目が抹消されています。

スペアタイヤなしで車検に通るかは車種による

ただし、どの車であってもスペアタイヤの有無は車検に無関係、というわけではありません。

一般的なミニバンやセダン、クーペなどはほぼ無関係ですが、SUVや本格オフローダーのうちリアゲートにスペアタイヤを搭載したモデルはスペアタイヤが車検に影響します。

リアゲートにスペアタイヤを装着している車は要注意

標準仕様でリアゲートにスペアタイヤを装着しているモデルの場合、全長がスペアタイヤを装着した状態で計測されています。

スペアタイヤを装着していないと車検証と全長が異なり、車検に通らないことがあります。

そのため、車検にはスペアタイヤを装着した状態で出すのが安心です。

テンパータイヤを装着した状態では車検に通らない

スペアタイヤのうち、緊急用のテンパータイヤを装着している状態では車検は通りません。テンパータイヤはあくまでも緊急用であり、最高速度、走行距離に制限があるため車検でチェックされる保安基準を満たせないからです。

なお、スペアタイヤとしてテンパータイヤではなくノーマルタイヤを搭載している車の場合、交換したタイヤはそれまで使用しているノーマルタイヤと変わりないので、「スペアタイヤを使用している」ということ自体が車検に影響することはありません。

ただし、交換に使用したノーマルタイヤがひび割れているなど劣化している場合や、溝の残りが足りない場合はタイヤの保安基準を満たせず車検不合格になることもあります。

 

スペアタイヤを搭載するメリット・デメリットとは

スペアタイヤに代わるパンク対策ツールとして多くのパンク応急修理セットが市販されている現在、「スペアタイヤを搭載する必要がなくなった」と捉える方もいるのではないでしょうか?

ここでは、スペアタイヤを搭載することでどのようなメリット・デメリットが生じるのかを確認してみましょう。

メリット

パンク応急修理セットは、サイドウォールと呼ばれるタイヤ側面や4mm以上の穴の損傷、また複数の穴や損傷が生じたパンクの修理には対応できません。

また、パンク応急修理セットを使用することでタイヤやホイールが再利用できなくなり、タイヤ交換やホイール交換が必要となるケースが存在します。

パンク発生時にタイヤ交換を行うスペアタイヤは、ホイールにダメージを与えることなくパンクしたタイヤを修理できるという点がメリットとして挙げられ、パンクが発生しても出費を最小限に抑えることが期待できます。

追加小見出し デメリット

スペアタイヤを搭載すると車両重量が増加するため、燃費に悪影響を与える点や荷室容量がスペアタイヤ分減少する点がデメリットといえるでしょう。

 

スペアタイヤについての注意点

メンテナンスを忘れずに

車に装着しているノーマルタイヤは定期的に点検していても、スペアタイヤの点検は忘れがちかもしれません。

しかし、スペアタイヤは緊急時に使用するもの。いざというときに使用できる状態にきちんと整えておくことが大切です。定期的に空気圧をチェックするとともに、劣化したり穴が空いていたりしないかを確認しておきましょう。

テンパータイヤを使用した場合はできるだけ早くノーマルタイヤに交換を

応急用のテンパータイヤは、タイヤ交換ができる場所に行くまでの移動用であり、長距離を走行することを前提に設計されておらす、ノーマルタイヤよりもサイズが小さく細いので長期の走行には耐えられません。

無理に走行を続けると車に負担がかかり故障の原因となったり、事故につながったりする危険性もあります。

テンパータイヤの使用は最低限にとどめ、できるだけ早くノーマルタイヤに交換しましょう。

テンパータイヤは駆動輪に使用しない

テンパータイヤはノーマルタイヤよりも細く小さいため、駆動輪に使用するとデフに大きな負担がかかり故障する可能性があることに加え、操縦安定性にも劣るので駆動輪には使用できません。

そのためFF車で前輪がパンクした場合は、後輪のノーマルタイヤを外してパンクしたタイヤと交換し、その後輪にテンパータイヤを装着します。

 

スペアタイヤ搭載をはじめ、車検でお困りなら、まずはカーコンビニ倶楽部車検へご相談を!

車両製造技術が劇的に向上し近年は車両の燃費性能は目覚しく向上していますが、スペアタイヤを搭載しないことも燃費向上に大きく影響していると言えるでしょう。

しかし車両背面にスペアタイヤを搭載した車両サイズが車検証に記載されている場合は、スペアタイヤを取り外して走行すると整備不良として処分の対象となっています。

スペアタイヤ搭載車両がスペアタイヤを搭載していない状態では車検を通過することができませんので、合法的にスペアタイヤを搭載せずに走行するためには構造変更手続きを行う必要があります。

カーコンビニ倶楽部の車検サービスでは、搭載するスペアタイヤを取り外して車検を通過するために必要な手続きもサポートしております。

また不透明な車検サービスではなく「立会診断」、「事前見積」、「納得整備」の三本柱を掲げ運営することで車検サービスの可視化を実現しています。

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