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車検に通るマフラーにするには?合格基準や対策をご紹介!

2021年08月08日

車検でのチェック項目はたくさんありますが、マフラーに関してはどのようなチェックが行われるのでしょうか。ここでは、マフラーの車検の合格基準や車検に通過するための対策をご紹介します。

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そもそもマフラーの役割とは?

車のカスタムでマフラーの交換をしたいと考える人は少なくありませんが、車検にも関係するパーツなので慎重に検討する必要があります。はじめに、マフラーの役割についておさらいしましょう。

排気音の低減

マフラーには、エンジン内の爆発音を低減させるサイレンサーとしての役割があります。外からは一部しか見えませんが、マフラーは比較的大きな部品で、高温高圧の排気ガスをさまざまな構造を通して排出しています。

排気音を抑える主な役割を担うのはメインマフラーですが、それだけでは十分でないことが多いため、サブマフラーによって補われます。また、サブマフラーで足りない容量はプリマフラーで補うこともあります。こうして、爆発音を抑えて心地よい静かな音になるようさまざまな工夫がなされています。

有害物質の抑制

マフラーには、キャタライザーと呼ばれるパーツがあり、排気ガスに含まれる一酸化炭素や炭化水素などの有害物質を無害化させる働きがあります。キャタライザーの内部はハチの巣のような作りになっていて、貴金属がコーティングされています。そして、排気ガスが通る際に、有害物質は貴金属と化学反応を起こして無害化される仕組みになっています。キャタライザーのことを「触媒」「3元触媒」と呼ぶこともあります。

エンジン機能のチューニング

マフラーにはエンジン機能のチューニングをする役割もあります。マフラーの長さや太さ、取り回しによってトルクや出力を調整することで、加速の伸びや乗り心地の安定に繋がります。

マフラーのカスタマイズで得られる効果もある

マフラーのカスタマイズで得られる効果もあることから、社外品に交換する人もいます。純正のマフラーはコスト面などの都合で曲がりやつぶれがあり、消音や低トルクを重視した排気効率の悪い構造になっているとされています。そこで、曲がりやつぶれをなくした社外品に交換することで、排気効率が良くなりトルクとパワーを向上させることができます。

また、マフラーの種類を変えることで、排気音を自分好みのサウンドに変えることができます。改造により重低音の効いた存在感のあるサウンドにしたり、レーシングカーのような気分を味わったりすることも可能です。さらに、出口を2つにしたり大きくしたりすることで、見た目重視のカスタマイズをする人もいます。

 

厳しくなっているマフラーの車検基準

車検ではさまざまな部分がチェックされますが、その中でもマフラーに関する保安基準はかなり厳しい部類に入ります。

その上、年々規制が厳しくなる傾向があり、前回の車検では問題なかったのに今回の車検では同じマフラーでも通過できなかったということもあるようです。

車検では、マフラーの近接排気騒音、取り付け位置、触媒の有無がチェックされます。

・近接排気騒音

道路運送車両法ではマフラーの騒音に対する規制は「加速走行騒音」「定常走行騒音」「近接排気騒音」の3種類の騒音について規定がありますが、車検で監査される騒音は近接排気騒音のみです。

2010年4月1日以降に生産された車であれば、近接排気騒音が普通車で96dB以下、軽自動車では97dB以下であれば車検に通過できます。

この音量は、電車通過中のガード下や工場の騒音に相当する程度です。そう考えるとかなりの音量であることが想像できるのではないでしょうか。

車好きの方の中には、心地いいエキゾーストサウンドを思う存分楽しみたいという方も少なくないとは思いますが、車好きでない方にとってはかなりの騒音になりますので、車検に通る範囲内の音量にしておきましょう。

・取り付け位置

車検では取り付け位置に関しても厳しくチェックされます。現在は1999年1月1日以降に生産された車であれば、最低地上高が9㎝以上、マフラーの出口上方のフロントラインを含む鉛直面から10㎜以上はみ出さないというのが基準になっています。

10mmを超えるはみだしがある場合でも、マフラーのテール部の先端に丸みを持たせ、2.5㎜以上の曲率半径があれば問題ありません。

かつてはマフラーの長さを出すカスタマイズが流行したこともありましたが、近年では規制が厳しいため、そういったカスタマイズは難しくなっているのが現状です。

・触媒

車における触媒とは、車から出る一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物などの有害物質を含む排気ガスを無害化する重要な部品です。触媒がなければ有害物質がそのまま空気中に排出されてしまい、大気汚染の原因になります。

車検では、炭化水素と一酸化炭素の測定が必須です。触媒を外した状態では、まず基準値はクリアできませんので、車検通過のためには触媒は必ず装着しておかなければならないといえるでしょう。

このように、厳しい基準や規制があります。社外品のマフラーに交換する場合は「保安基準適合品」「車検対応品」などと明記しているものを選ぶようにしましょう。そうでないものは、まず車検には通過できないと考えてください。

もっとも安心なのはプロに相談、交換依頼をすることでしょう。専門的に判断してくれるので、的確なマフラーの交換をしてくれます。

 

劣化したマフラーでも車検で不合格になる可能性がある

このほかにも劣化したマフラーの場合は車検を通過できない可能性があります。マフラーは、潮風や融雪剤などの塩分や、雨などの水分によって腐食してサビが発生し、劣化が進むと穴が開くこともあります。

そうなると音量は大きくなり、有害物質の排出量も基準値を超えることになって車検に通らなくなるのです。穴が開いていなくとも、サビが激しくて穴が開くことが容易に予想できる場合は、車検不合格になることがあるので注意してください。

劣化の穴と「水抜き穴」の見分け方

マフラーが劣化して穴が開くことがありますが、これとは別に、すでに開いている小さな穴もあります。これは「水抜き穴」と呼ばれるもので、ガソリンの燃焼時に生じる水分が、マフラー内部に溜まってしまうのを防ぎます。

水抜き穴はマフラーの底の部分にありますが、きれいにくりぬかれていて、塗装もしっかりしています。それに対して、劣化の穴は錆びついて塗装が剥げているなど、不自然な形をしていることが考えられます。劣化により開いた穴と意図的に開けられた「水抜き穴」は形や状態が異なるので、間違えないように注意しましょう。

劣化により純正刻印が消えることもある

マフラーの劣化で注意したい点ですが、純正刻印が消えてしまうこともあるようです。純正刻印は純正品であることを証明するもので、2010年4月1日以降に製造された車の場合、純正刻印がないものは車検に通りません。それで、もしも劣化により純正刻印が消えてしまっていたら、保証期間であれば対応してくれるかもしれないので、ディーラーに連絡をして相談するようにしましょう。

 

車検に通るマフラーにするには?

車検に通らないマフラーを、車検に通るようにするためにはどうしたらいいでしょうか。

マフラーを交換する

劣化が激しく、マフラーの取り換えが必要であれば、純正品やJASMA認定品に交換するといいでしょう。

JASMAは「日本自動車スポーツマフラー協会」のことで、厳しい基準に従ってマフラーの認定を行っているので、車検の際も安心です。それ以外の場合も、車検対応品または保安基準適合品と銘打っているものを選ぶようにしましょう。

インナーサイレンサーを取り付ける

音量が大きく、近接排気騒音の基準をクリアできないのであれば、マフラー内部に取り付けて音量を小さくするインナーサイレンサーを装着するという方法もありますが、インナーサイレンサーが容易に取れることがないように装着しなければなりません。

構造変更の申請を行う

マフラーが飛び出しているため車検に引っかかる場合は、構造変更の申請を行って対応する方法もあります。構造変更申請とは、定められた基準内で車のサイズや最大積載量、燃料の種類、排気量などを変更させる手続きのことです。

マフラーの構造変更申請は、管轄の運輸支局または自動車検査登録事務所で行うことができます。新生の際には、車検や交換したマフラーの車検対応証明書などの書類が必要です。改造の内容によって、書類審査のみの場合と車の持ち込みによる検査が必要な場合があります。

車の買い替えを検討する

車の使用年数や劣化具合によっては、マフラーを交換せず車を買い替えるのもひとつの方法です。

マフラーの交換は車種にもよりますが、工賃を含めて40,000円から100,000万円近くになる場合もあります。また、マフラー以外の部品の劣化なども考えられるので、それらも計算に含めて車の買い替えを検討できるかもしれません。

車検前にマフラーに問題がないか確認をしよう!

マフラーの車検基準は厳しくなっています。正確に測定するには専用機器が必要なため、車検前に時間の余裕をもってマフラーに問題がないか確認するようにしましょう。また、マフラーに何かしらのトラブルが発生したり、交換したいと思ったりした場合は、まずはプロに相談してみてください。

 

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