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車検に通らない車とは?通らない場合の罰則や対処法も徹底解説

2025年09月05日

国内の公道を走行するためには、2年に1回の頻度(自家用自動車の場合)で車検を受けて合格する必要があります。
しかし、「車検に合格できるか心配」「車検に通らない場合は罰則があるのか」など不安に感じる方もいるでしょう。
この記事では、車検に通らない車の特徴や、車検に通らないことで起こる弊害、通らなかった場合の対処法などについて詳しく解説いたします。
ユーザー車検を検討中の方や車検が初めての方には特に有用な情報なので、ぜひ最後までご覧ください。

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車検に通らない車の特徴

違法な改造車が車検に通らないのはイメージしやすいですが、改造をしていない一般的な車でも、車検に通らない場合があります。

その多くは、部品の劣化や基準を満たしていないドレスアップが原因です。

特に以下のような不具合や状態があると、車検に通らなくなる可能性があります。

・ヘッドライト関係のトラブル
・車高が低く9cm以上の最低地上高が確保できていない
・透過率70%以下のウィンドウフィルムの使用
・エンジンやミッション部からのオイル漏れ
・タイヤの劣化や摩擦
・クラクションの不具合
・マフラーの排気音や劣化
・ワイパーやウインドウォッシャーの不具合
・書類の不備

各ケースの詳細について、以下より解説いたします。

ヘッドライト関係のトラブル

ドレスアップを施している車が車検に合格できない原因として多いのが、ヘッドライト関係のトラブルです。

光軸が規定範囲から外れている「光軸ズレ」や「光量不足」などにより、車検に通らないケースが多く見受けられます。

車高が低く9cm以上の最低地上高が確保できていない

車検の通過基準には車高についての定めもあり、最低地上高は9cm以上が必要です。

ただし、マッドガードやスカート、バンパーなどはこの基準の対象から外れており、地上高5cm以上であれば通過します。

なお、エアロパーツやバンパーの種類によっては9cmが適用されるものあるため、車検前に自身の車のパーツはどの区分に該当するのかを確認しておきましょう。

透過率70%以下のウィンドウフィルムの使用

ウィンドウフィルムが原因で車検に合格できないケースもあります。フロントガラスと運転席・助手席の側方の窓ガラスは、可視透過率70%以上を確保していなければなりません。

ウィンドウフィルムを使用する際には、ガラスとフィルム合わせて可視透過率70%以上になるものを選ぶようにしましょう。なお、後席側方やリアウィンドウに関しては可視透過率に関する定めはありません。

エンジンやミッション部からのオイル漏れ

エンジンオイルなどのオイル類が漏れていると、ほとんどの場合車検では不合格となります。

オイル漏れはパッキン類の劣化により発生するトラブルで、そのまま放置するとエンジンの焼き付きにつながるおそれがあります。

車両火災の原因にもなるため、日頃からオイル漏れを防ぐための整備をしておくことが大切です。

タイヤの劣化や摩擦

タイヤの残り溝が1.6mm以下になると、「スリップサイン」というマークが出てきます。

スリップサインが1つでも出ていれば、車検に合格することはできません。

また、タイヤのヒビや偏摩耗が激しい場合や、走行に支障がある適正サイズでないタイヤの場合も車検通過は難しいでしょう。

クラクションの不具合

クラクションの音の大きさや音色も車検項目に定められています。

クラクションの音の大きさは前方7mの位置で112db以下93db以上であること、かつ音が変化せず音色が一定であることが求められます。

クラクションがまったく鳴らない場合も、もちろん車検に通ることはできません。また、必ずしも純正品のクラクションである必要はありませんが、ホーンマークがないクラクションは認められません。

マフラーの排気音や劣化

マフラーは排気音と排ガス濃度、取付位置がチェックされます。排気音については2010年4月1日以降に生産された車の場合、普通車なら96db、軽自動車なら97db以下の定めがあります。

排ガス濃度はガソリン車の場合CO基準値が1.0%以下、HC基準が300ppm以下、取付位置は地上高9cm以上、フロアライン10mm未満でなくてはなりません。

純正マフラーでも劣化によって排ガス基準を満たさなくなるケースもあります。

排ガスのにおいが今までよりも強くなったり、マフラーから白煙が上がるようになったりする場合は早めに点検しましょう。

ワイパーやウインドウォッシャーの不具合

雨天時の視界を確保する重要なパーツであるワイパー。ワイパーゴムの劣化によって本来の機能が低下している、もしくは失われているような状態にあると車検に通過できません。

動作や作動音もチェックされるため、きちんと整備しておきましょう。

ワイパーだけでなく、ウォッシャー液がきちんと噴霧されるか、デフロスターが機能しているかもチェックポイントとなります。

書類の不備

車に異常はなくとも、必要書類の不備により車検を受けられず、有効期間内に車検に通れなくなるケースもあります。

車検を受ける際は、以下の書類が必要です。

・車検証
・自賠責保険証
・自動車税納税証明書(納税情報の電子確認ができない場合)

必要書類を紛失すると再発行まで時間がかかるため、早めに用意しておきましょう。

 

車検に通らないとどうなる?

車検は法律で定められた制度ですが、車検に不合格になっただけで罰則が科せられるわけではありません。

しかし、車検に合格できないと以下のような弊害がある点は理解しておきましょう。

公道を走行できない

車検に合格できず、そのまま有効期間を過ぎると公道を走行できなくなります。

道路運送車両法では、有効期間内の車検証を携帯しないまま公道を走行することは禁止されているからです。

車検に合格しないまま国内の公道を走行すると、30万円以下の罰金または6ヶ月以下の懲役に加え、違反点数6点と30日間の免許停止処分が下されます。

再車検のために余計なお金がかかる

ユーザー車検の場合、当日なら3回まで再車検が無料です。

時間はかかりますが、1回目の車検が通らなくても3回目までに車検に合格できれば問題はありません。

3回目も不合格となったら、改めて申請のうえ検査手数料を支払い、再車検を受ける必要があります。

これにより、余計な出費が発生してしまう点にも注意が必要です。

 

車検に通らなかった場合の対処法

車検に通らなかった場合は、再申請や手数料が発生しない当日の間に再車検を受けましょう。

ただし、車の状態によっては当日中に整備を済ませて再車検を受けることが不可能な場合もあります。

その場合、窓口で「限定自動車検査証」を発行してもらい、後日再車検を受けます。

限定自動車検査証とは、車検の有効期間が過ぎても一時的に公道の走行が許可される書類です。

発行から15日が有効期間なので、それまでに整備を済ませて再車検を受けましょう。

 

車検に通らないリスクを回避するなら業者への依頼がおすすめ!

車検費用を抑える方法としてユーザー車検を選ぶ人も増えていますが、事前の整備をせずにそのまま陸運支局に持ち込むケースも少なくありません。

しかし、光軸のズレやオイル漏れなど、普段の使用では気づきにくい不具合によって車検に通らず、再検査が必要になることも多いのが実情です。

また、ユーザー車検では操作もすべて自分で行うため、車に問題がなくても操作ミスで不合格になる可能性もあります。

不適合と判断されると、再検査が必要となり、時間と手間がかかってしまいます。

一方、車検業者に依頼すれば、必要な整備を実施したうえでプロが検査を代行してくれるため、車検に通らないリスクが大幅に減ります

結果的に、再検査の手間や時間を避けられるため、費用面でも効率的です。

 

車検に通らない事態を避けるために心がけておきたいこと

スムーズに車検を済ませるため、以下3つのポイントを意識して車検に臨みましょう。

日頃からこまめなメンテナンスを心がける

整備不良が原因で車検に不合格とならないように、日頃からこまめにメンテナンスしておくと安心です。

車に不具合が生じていても、定期的に点検していれば早期発見のうえ素早く修理できます。

また、車検のタイミングでまとまった整備費用が発生する心配もなく、車検に伴うコストの削減にもつながります。

基準を超えたカスタムがないかを確認する

愛車にカスタムを施している場合は、保安基準を超えている箇所がないかどうか確認しておきましょう。

特に、窓のフィルムの透過率が足りず車検に不合格となるケースも多いです。

早めに必要書類を揃えておく

車検では様々な書類が必要になり、1つでも紛失・不備があると車検を受けることができなくなります。

あらかじめ決まった場所に必要書類を保管しておくか、早めのタイミングで書類の有無を確認しておくと、車検時期が迫ったときに慌てず準備できます。

 

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