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車検ではタイヤもチェック対象?合格の基準や交換費用の相場など解説

2023年01月15日

車のあらゆる部分を細かく点検する車検では、当然ながらタイヤの状態も点検項目に含まれています。

タイヤの日常的なメンテナンスを怠ってしまい、現在のタイヤで車検に合格できるのか不安に感じる方も多いことでしょう。

今回は車検におけるタイヤの点検項目に加え、交換が必要になったときの費用なども詳しく解説いたします。

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車検時にタイヤはチェックされるのか

車検は新車登録から3年後、以降は2年ごとに受けなければならない検査で、国が定めた保安基準に適合してるのかがチェックされます。

日本では車検切れの車、または車検に合格していない車は公道を走行できません。

車検時には車のさまざまな部分がチェックされますが、タイヤも法律で保安基準が定められているため、点検項目に入っています。

保安基準を満たさない状態のタイヤで公道を走行した場合、「整備不良」であり検挙の対象となります。

1台の車には約3万個の部品が使用されていますが、そのたくさんの部品の中で路面に接しているのは4個のタイヤのみです。

4個のタイヤで車の全重量を支えていることに加え、路面に制動力を伝えたり、方向を決めたりと、非常に重要な役割を担っています。

タイヤは車の安全な走行に大きくかかわるパーツであり、不具合があると事故を引き起こしかねないため、保安基準が設けられ、安全に走行できる状態であるかが厳しくチェックされるのです。

 

車検におけるタイヤの点検項目と合格基準

車検時におけるタイヤのチェック項目と合格基準は、以下の通りです。

溝の摩耗

タイヤの溝は、摩耗によってすり減ってきます。タイヤの溝が浅くなりすぎると十分な排水効果が発揮できず、スリップの原因となる大変危険な「ハイドロプレーニング現象」を引き起こす可能性が高いです。

タイヤの溝は新品時には8mmありますが、摩耗して浅くなり、残りの溝の深さが1.6mmになるとそれを知らせる「スリップサイン」が出ます。

車検でのタイヤの溝の深さは1.6mm以上と定められているため、スリップサインが出ていると車検に通りません。

なお、スリップサインはタイヤ全周で4~9個ありますが、1個でも露出していると車検不合格になります。

ただし、一般的にタイヤは残り溝が4mm以下となると性能が著しく低下する傾向にあります。

スリップサインが出てからではなく、こまめに残り溝をチェックしつつ深さが4mm程度になったら交換を検討すると良いでしょう。

摩耗のペースは車の使用頻度や走行環境などによりますが、一般的なタイヤのゴムは走行距離5,000kmにつき1mm程度摩耗すると言われています。

空気圧

タイヤの空気圧も点検項目に含まれていますが、車検では逐一機械で測定することはなく、目視で確認する程度です。

そのため、タイヤの空気圧が多少減っているからと言って、車検で即座に不合格になることはありません。

ただしタイヤの空気圧が低いと、サイドスリップ検査の時に横滑りの幅が大きくなってしまい、検査結果に影響する可能性があります。

サイドスリップ検査とは、ハンドルをまっすぐにした状態で直進した場合にどれくらいの横ずれがあるかをチェックする検査です。

空気圧の低さが車検の不合格に直結しなくとも、他の検査で不合格となる可能性を考えて、タイヤの空気圧を適正にしてから車検に臨むことをおすすめします。

偏摩耗

タイヤの片減りがひどく、タイヤの内側または外側の角の部分の溝が消えているような場合は、車検で不合格となってしまう可能性があります。

なお、偏摩耗があるからというだけで車検に不合格となることはありません。

しかし保安基準を下回るほどに摩耗が進んでいれば、不合格となる可能性が高いです。

ひび割れ・傷の有無

保安基準にひび割れや傷に関しての定めがあるわけではありませんが、ひび割れはタイヤの劣化サインのひとつです。

細かなひび程度では指摘されなくとも、深く大きいひびになると劣化が激しいと判断され、車検に通らない可能性が高まります。

また、サイドウォールの傷はバーストにつながる危険があるため、車検時にチェックされ車検不合格となることがあります。

タイヤはゴム製品であるため、紫外線や直射日光、オゾンなど様々な外的要因の影響を受けて劣化が進みます。

車の使用頻度にかかわらず、経年劣化でひび割れが発生する場合もあるため日頃から目視で点検することを心がけましょう。

タイヤのはみだし・ボディとの接触

純正でないタイヤを装着している場合は、タイヤのはみ出しにも注意が必要です。

2017年6月の保安基準改正までは、タイヤがフェンダーから少しでもはみ出していれば車検には通過できませんでしたが、保安基準の改正によってタイヤ部分のみであれば10mmまでのはみ出しが認められるようになりました。

ただし、ホイールやナットなどのはみ出しは認められないため注意が必要です。認められるのは、タイヤのラベリング部分のみのはみ出しのみであると認識しましょう。

なお、タイヤがボディに干渉している場合は車検不合格となります。

タイヤの荷重指数

タイヤの荷重指数は「ロードインデックス」とも呼ばれており、タイヤ1本が支えることのできる最大負荷能力を示す数値のことです。

荷重指数は2~3桁の数字で記されており、例えば「100」の場合は最大800kgの重量に対応しています。

車体の重量に対して荷重指数が足りないタイヤを装着していると、保安基準に適合しない車として車検に通ることができません。

標準的なタイヤを装着していればそのような事態にはなりませんが、インチアップのために純正ではないタイヤに付け替えたり、大型車に乗車用タイヤを装着している場合は要注意です。

 

 スタッドレスタイヤも車検に通る?

季節によって夏タイヤとスタッドレスタイヤを使い分けており、スタッドレスタイヤの使用時期と車検の実施日が重なっている方もいることでしょう。

スタッドレスタイヤを装着したままでも、車検を受けることは可能です。

車検の保安基準を満たしていれば、スタッドレスタイヤ車検を通過することができます。

スタッドレスタイヤは「プラットフォーム」に要注意

スタッドレスタイヤの保安基準は夏タイヤと変わりませんが、夏タイヤにはない「プラットフォーム」の状態には注意が必要です。

プラットフォームとは、スリップサインとは別にあるタイヤの摩耗具合を示す目印です。

スタッドレスタイヤが新品時から50%程度摩耗すると、プラットフォームが出てきます。

プラットフォームが出ていても保安基準には抵触しませんが、グリップ力や除水効果などの性能が分かりやすく低下する目安となります。

そのため、安全性を考慮してプラットフォームが出ていた時点でタイヤの交換を検討することをおすすめします。

 

車検と同時に行うタイヤ交換は費用が高い

車検と同時にタイヤの交換を勧められる場合がありますが、保安基準に適合しており今すぐの交換が必要ない場合は慎重に判断することをおすすめします。

車検時に行うタイヤ交換は、通常のタイヤ交換と比べて費用が高くなりやすいからです。

特に車検専門店やディーラーは、交換作業を外部の下請け業者に依頼していることがあります。

その場合、中間マージンや下請け業者への依頼料などが上乗せされて費用が高くなるのです。

費用を抑えたい場合は、可能な限り車検前にタイヤ交換を済ませておきましょう。

なお、車検時にタイヤ交換を勧められても「タイヤ交換は自分で後日行う」と断ることもできます。

 

日頃のタイヤメンテナンスで車検時の費用負担を減らせる

車検時には有効期間分の自賠責保険料と自動車重量税、印紙代といった法定費用に加え、車検業者に支払う車検基本料、部品交換費用が必要であり、金銭的な負担は小さいものではありません。

日常的にタイヤのチェック、メンテナンスを行っていれば車検時に慌ててタイヤの交換などをする必要もなく、負担を減らすことにつながります。

また、安全な走行に貢献することにもなるので、定期的にタイヤのメンテナンスを行うことをおすすめします。

空気圧チェック

タイヤの空気圧が適正に保たれているのか、月に1度程度はチェックしましょう。

空気圧が高すぎる、不足しているいずれの場合でも偏摩耗が起こりやすくなり、タイヤの寿命が短くなります。

また、ほかにも高すぎる場合は乗り心地が悪くなったり、ダメージを受けやすくなりバーストしやすくなったりします。

逆に不足している場合はハイドロプレーニング現象が起こりやすくなる、燃費が悪化するなどのデメリットがあります。

目視でのチェック

空気圧チェックをする際には、一緒にタイヤの外観もチェックし、ひびや大きな傷がないか、釘などの異物が刺さっていないかを確認しましょう。

また、溝の残り具合や、偏摩耗が起こっていないかなどもチェックします。

定期的なタイヤ交換

タイヤは定期的な交換が必要です。車を使用していなくてもタイヤは紫外線などで劣化していくため、状態をチェックして弾力がない、ひび割れが目立つようであれば交換してください。

タイヤは経年劣化するため、使用していなくても交換が必要です。

使用開始から5年、製造後10年程度を目安に交換するといいでしょう。

劣化したタイヤは本来の性能が発揮できず、安全性が脅かされる危険があります。

また、スリップサインが出ているのであれば速やかに交換しなければなりません。

タイヤローテーション

タイヤは装着されている位置によって摩耗に差が出ます。

偏摩耗をできるだけ小さくし均等に摩耗していくように、定期的にタイヤの位置を入れ替えるタイヤローテーションを行いましょう。

タイヤローテーションをする頻度は運転の仕方や走行環境によっても異なりますが、走行距離10,000km程度を目安に実施することをおすすめします。

急発進・急停止を避ける

急発進や急停車などはタイヤに大きな負荷をかけ、偏摩耗の原因となります。

特に、慣らし運転をしていない新品の車は急発進や急停車により癖がつきやすく、後から深刻な偏摩耗につながる可能性があります。

常に安全かつ丁寧な運転を心がけ、急カーブや路面傾斜がある道の走行はできるだけ避けましょう。

 

タイヤ交換をするなら車検前がおすすめ

先述の通り、タイヤ交換は車検と同時よりも車検前の方が費用を抑えやすくなります。

ここではタイヤ交換の依頼が可能な業者の種類と、業者ごとの費用相場について解説いたします。

タイヤ交換を依頼できる業者の種類

タイヤ交換を依頼できる主な業者は、以下の通りです。

・ディーラー

・タイヤ専門店

・カー用品店

・ガソリンスタンド

ディーラーは質の高いサービス、タイヤ専門店は豊富な種類からタイヤを選んで交換できるという点がメリットです。

しかしどちらも工賃は割高な傾向にあるため、費用を抑えることを重視する方には適さない可能性があります。

その点、カー用品店やガソリンスタンドは工賃が比較的安いうえに店舗数が多く利用しやすいことがメリットです。

ただし、タイヤ交換以外にも洗車やオイル交換など幅広いサービスを取り扱っているため、休日などは店舗が混雑して待ち時間が長引く場合があります。

タイヤ交換にかかる費用の相場

業者でタイヤを交換する場合、店舗で購入したタイヤに交換するか自分でタイヤを持ち込むかを選べることがあります。

ただし交換する方法によっては工賃が変わることもあるため、注意が必要です。

タイヤ交換にかかる工賃の相場は、以下の通りです。

業者 店舗購入時の費用 持ち込み時の費用
ディーラー 2,000~8,000円 3,000~12,000円
タイヤ専門店 2,000~3,000円 3,000~7,500円
カー用品店 1,000~5,000円 2,000~4,000円
ガソリンスタンド 1,500~2,000円 2,000~6,000円

※1本あたりの交換費用

 

【参考】タイヤの種類ごとに異なる交換時期の目安

 ノーマルタイヤ(夏タイヤ)

ノーマルタイヤとも呼ばれる夏タイヤはの交換時期は、使用開始から3~5年経過後または走行距離30,000km程度が目安です。

使い方によっては上記の年数や走行距離に満たなくとも劣化が進んでいる場合があるため、常に状態を確認し必要に応じて交換をしましょう。

 スタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤの交換時期は、使用開始から3~4年経過後または走行距離10,000〜15,000km程度が目安です。

スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べて柔らかい素材でできているため、耐久性が低く寿命が短い傾向にあります。

 オールシーズンタイヤ

オールシーズンタイヤの交換時期は、夏タイヤと同じく使用開始から3~5年経過後または走行距離30,000km程度が目安です。

なお、オールシーズンタイヤにもスタッドレスタイヤと同様に「プラットフォーム」がついています。

年数や走行距離にかかわらず、プラットフォームが出ている場合はスタッドレスタイヤとしての性能が低下しているため冬の使用は避けることをおすすめします。

 

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今回のコラムでは、タイヤの重要性や、車検時のタイヤの点検項目などについて見てきました。車に安全に乗ることはもちろんのこと、車検で引っかからないように、日頃からタイヤの状態をチェックするようにしましょう。

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