車検でバッテリーは引っかかる?バッテリーの寿命と交換費用について解説

2021年12月27日
バッテリーは車になくてはならない大切な部品ですが、車検でのチェック項目はどのようになっているのでしょうか。ここでは、バッテリーが原因で車検に通らないことがあるのか、バッテリーの寿命や交換費用についてご紹介しましょう。
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バッテリーの役割とは?車検時にチェックされる2つのポイント
車を動かすためにバッテリーは欠かせない部品です。バッテリーはエンジンを駆動させ、車を動かすための電力を作り出し、さらに電力を蓄えておくことができる、充電可能な蓄電池です。バッテリーの充電が切れてしまえば、車を動かすことができません。
エンジンの駆動だけではなく、ヘッドライト、ブレーキランプ、ルームランプなどの各種照明類や、エアコンなどの車で使用する装備類の電力を一手に賄っている、非常に重要な部品といえるでしょう。
近年ではカーナビ、オーディオ、パワースライドドア、パワーシート、ヒートシーター、コネクティング機能など、コンピューター制御で電力を使用する装備が増えている傾向にあるため、消費電力が多くなり、バッテリーの負担も大きくなっています。
バッテリーは車検時にどうチェックされる?
バッテリーに関する保安基準は以下の2点です。
・振動や衝撃などによって移動したり損傷したりしない状態であること
・蓄電池本体が木箱その他の絶縁物などによって覆われている状態であること
車検においてはこの2点が満たされているかどうかのみチェックされます。
バッテリーの機能そのものに関しては特に言及されていないので、極端な話、壊れていて作動しなくても、しっかりと車に固定されていて覆われていれば車検は通過できるということになります。ただし、バッテリーが壊れていて作動しないとなると車が動かないので、車検場に持ち込むこと自体が不可能です。
したがって、バッテリーが原因で車検を通過できないことは基本的にないといっていいでしょう。
バッテリーの寿命
車検でバッテリーの機能そのものが問題になることはありませんが、車検をした際に交換をすすめられたという経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
先にも述べた通り、バッテリーは車にしっかりと固定されて覆われてさえいれば車検での問題はないはずです。ではなぜ、交換をすすめられるのでしょうか。
バッテリーは消耗品なので、寿命があります。そのため、車検時に寿命が近いと判断されると交換をすすめられることがあるのです。
車のバッテリーは約4年が寿命の目安であるとされています。そのため、バッテリーの交換は4年をめどに行うのが理想的でしょう。ただし、これは平均的な寿命の数値であり、車の使用環境によってバッテリーの寿命は大きく異なります。
バッテリーが寿命を迎えているのかどうかは、バッテリーチェッカーというバッテリーの電圧をチェックする機械で簡単に確認できます。
チェックを行ったとき、電圧が12Vを切っているようであればバッテリーの性能が落ちている状態なので、交換するといいでしょう。12V以上の電圧がある場合はまだ充分使用できるので、それほど急いで交換する必要はありません。
バッテリーの交換目安とは?
なお、バッテリーチェッカーでチェックした結果だけでなく、車に以下のような症状が見受けられた場合もバッテリー交換をおすすめします。
・エンジン始動時にセルモーターの回りが鈍くなった
・ヘッドライトが暗い ・パワーウィンドウの動きが遅い |
バッテリーの寿命を短くする使い方
バッテリーの寿命は約4年が目安とお伝えしましたが、人によっては2年という早さで寿命を迎えることもあれば、5年は交換しなくても問題なかったという場合もあります。
車の使い方によって、バッテリーの寿命は人それぞれ異なるためご自身で一度はバッテリーのチェックを行うと良いでしょう。
いずれにしてもバッテリーは交換が必要となる消耗品とはいえ、できるだけ長持ちさせたいと考える方は多いはず。
そのためには、バッテリーの寿命を短くさせる以下のような使い方を避けておくことをおすすめします。
・短距離走行で頻繁にエンジンをかける
・夜間に走行することが多い ・電力を多く消費するオプションやアクセサリを付けている ・アイドリングストップが多い |
上記に該当する方は、知らず知らずのうちにバッテリーの寿命を縮めている可能性があるため注意しましょう。
車検後にバッテリーが上がるケースも?原因と対処法
車が問題なく車検に通ったと思いきや、すぐにバッテリーが上がってしまった…という経験はないでしょうか。
車検に出して安心していたところでバッテリーが上がると、つい動揺してしまう方も多いかと思います。
ここでは、車検後にバッテリーが上がった際の症状や原因、対処法について解説いたします。
バッテリーが上がるとどうなる?
・エンジンがかからない
エンジンを始動させる際、通常であればキーを回すと「キュルキュル」というセルモーターの音がしてからエンジンがかかります。
しかし、バッテリーが上がってしまっていると「カチカチ」という音が出てセルモーターが反応せず、エンジンがかからなくなるのです。
・ライトや電装品が作動しなくなる
また、ライトやランプ、電装品が正常に作動しなくなるという症状もバッテリー上がりの際に現れます。
ただし、エンジンがかからない場合は必ずしもバッテリー上がりと判断できるわけではありません。
エンジンがかからなくてもライトやランプ、電装品などは正常に作動している場合はセルモーターの故障やガス欠など別の箇所が原因となっている可能性もあります。
バッテリーが上がる原因
バッテリー上がりは、以下のようなケースが原因となる場合が多いです。
・ヘッドライトを点灯したままエンジンを切る
・半ドアのまま室内灯が点灯され続けていた ・エンジンかけずに長時間エアコンを使っていた ・車をほとんど運転していなかった ・バッテリーの経年劣化 |
ライトやランプ、エアコンなどが長時間作動していたことによる電力消費が原因でバッテリーが上がってしまうことは多くあります。
また、車のバッテリーは運転をしていない間でも少しずつ放電されていくものです。
日頃から車を走らせていれば走行中に充電されますが、長期間放置していると自然放電により電力がなくなっておりエンジンがかからないこともあります。
バッテリーが上がったときの対処法
バッテリーが上がったときは、主に以下の対処を行うと良いでしょう。
・バッテリーを交換する
バッテリーが上がってしまったら、当然ながら交換する必要があります。
まだ自走できる状態であれば、最寄りのカー用品店や修理業者を調べて相談してみましょう。
・レスキュー対応を依頼する
JAFや保険会社のロードサービスへ連絡し、レスキュー対応を依頼します。
保険会社によっては無料でロードサービスを付帯しているプランも用意しているため、万が一のことを考えて事前に加入しておくことをおすすめします。
・他の車から電気を分けてもらう
可能な状況であれば、救援車を呼んで電力を分けてもらうという手もあります。
救援車のバッテリーにブースターケーブルをつなぎ、エンジンをかけっぱなしにすることで愛車のバッテリーを充電することができます。
バッテリー交換にかかる費用の目安
バッテリーを交換する方法は、大きく分けて以下の2通りとなります。
・業者にバッテリー交換を依頼する ・自分でバッテリーを交換する |
バッテリーを交換する方法によって費用の目安も異なるため、以下より詳しく解説していきます。
業者にバッテリー交換を依頼する場合
ディーラーやカー用品店など、業者にバッテリー交換を依頼すると在庫があればすぐに対応してくれることもあります。
費用は依頼先や車種により異なりますが、バッテリー本体代と工賃を含めておよそ5,000~40,000円の範囲が目安です。
ディーラーで純正品と交換してもらったり、HVやEV車で交換するとなれば費用が高くなる傾向にあります。
業者へ依頼する場合、バッテリーの持ち込みで安くなる?
自分でバッテリーを交換できる知識はないけれど、できるだけ出費を抑えたい…という場合、通販などで安く購入したバッテリーを業者へ持ち込むという手もあります。
ただし、店舗によっては持ち込みを断られる可能性があるため事前に確認しておくと良いでしょう。
また、あまりにも安価なノーブランド品などは極端に寿命が短いこともあるため、自分で購入する際は慎重に選ぶことをおすすめします。
自分でバッテリーを交換する場合
車の知識がある方は、自分でバッテリーを購入して交換しても良いでしょう。
自分で交換する場合の費用はバッテリー本体代だけが必要となるため、4,000〜40,000円程度と業者に依頼するよりも出費を抑えることができます。
ただし、古いバッテリーは家庭ごみとして捨てることができません。
バッテリーを購入した店舗に依頼したり、回収業者に有料で処分を依頼したりすることになるため手間がかかるという点は理解しておきましょう。
車検時にバッテリー交換を断ることはできる?
車検において、バッテリーそのものの機能を問われる項目はないので、車検を通すという目的だけであればバッテリー交換を断ることは可能です。
ただ、バッテリーは車にとって非常に重要な部品なので、寿命を迎え劣化しているようであれば交換しておくほうがいいでしょう。
車検時の交換は断って、後から交換するというのもひとつの方法です。
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バッテリーの機能低下などでは車検に通らないことはほぼないとはいえ、バッテリーが故障すると、車が動かなくなる可能性もあるので注意が必要です。
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