車検はいつから受けられる?早く受けると損な理由や車検切れ猶予の有無など解説

2023年09月04日
「車検は早く受けると損」と語られることもありますが、具体的に車検を受けるべき時期に決まりはあるのでしょうか。
今回は車検を受けるにあたって適切な時期や、早く受けると損と言われる理由などについて詳しく解説いたします。
費用の目安や車検満了日を過ぎてしまった場合の対処法などについてもご紹介していますので、ぜひさんこうにしてみてください。
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車検はいつから受けられる?
明確に車検を受けるべき時期が決まっているわけではありませんが、「有効期限満了日の1ヵ月前」以降を目安にすることをおすすめします。
期限が切れる前に車検を済ませることが前提のためで早く受けるに越したことはありませんが、あまりに早いタイミングに受けるとあるデメリットが生じるため注意が必要です。
「車検は早く受けると損」は本当?
満了日の1ヵ月前よりも早いタイミングで車検を受けると、「車検を受けたその日からちょうど2年後(普通自動車など)」が次回の満了日となります。
一方、1ヵ月前以降に車検を受けた場合は「前回の満了日から2年後」が次回の満了日です。
つまり、1ヵ月前よりも早いタイミングだと車検当日から前回の満了日までの期間が有効期間として加算されないため、日数の面で損をしてしまいます。
指定工場の車検は45日前から受けられる
車検の有効期限を引き継げるのは一般的に満了日の1ヵ月前とされていますが、「指定工場」で車検を受ける場合は45日前からでも引き継ぐことが可能です。
指定工場とは、陸運局より工場内で車検を実施することを許可された整備工場のことです。
特定措置として、指定工場は車検に合格した車に対して保安基準に適合していることを証明する「保安基準適合証」の発行が認められています。
保安基準適合証の有効期限は15日間となっており、発行後は指定工場から陸運局へ申請が行われ、新しい車検証と車検ステッカーを発行してもらうという流れになっています。
この保安基準適合証の期限が切れる日を車検の満了日1ヵ月前に合わせることで、15日+1ヵ月でちょうど45日前に車検を受けられるということです。
車検の予約はいつからするべきなのか
業者に車検を依頼する場合、事前の見積もりと予約は必須です。
予約に関しても具体的なタイミングは決まっていませんが、満了日の1ヵ月前になったタイミングで予約を行うことをおすすめします。
予約が早すぎると店舗気受け付けてくれない可能性があり、逆に遅すぎると混雑状況によっては期限内に車検に通すことができません。
ただし、2~3月は車を購入する人が多い傾向にあるため、車検も混雑しやすくなります。
車検を受ける時期が2~3月に重なる場合は、1ヵ月前よりも少し早いタイミングで予約をしておくと安心です。
車検を受ける時期の確認方法
ベストなタイミングで車検を受けるためには、事前に車検の満了日を把握しておく必要があります。
車検の満了日は、車検証や検査標章で確認することができます。
車検証(自動車検査証)
車検証は運転時に携帯することが義務付けられているため、グローブボックスなど保管している方は多いことでしょう。
車検証には、左下に「有効期間の満了する日」という欄があります。
そこに記されている日付が車検の満了日なので、その日までに車検を受けられるように予定を組んでおきましょう。
検査標章
車検証のほかにも、検査標章で車検の満了日を確認することが可能です。
検査標章とは車検に合格した車に発行されるシールで、フロントガラスに貼り付けられています。
車の外側から見える検査標章の表側には車検が満了する年月、車内から確認で来る裏側には年月日が記載されているので、必ず裏面もチェックしましょう。
車検にかかる費用の内訳
車検にかかる費用は、大きく分けて「法定費用」と「車検費用」があります。
それぞれどのような費用なのか、以下より詳しく解説いたします。
法定費用
法定費用とは、車検を受けるすべての人に支払いが義務付けられている以下の費用を指します。
・自動車重量税
・自賠責保険料
・検査手数料(印紙代)
検査手数料以外の費用については金額が固定されているため、車検を実施する場所によって金額が変わることはありません。
車検費用
車検費用とは、業者に車検を依頼した際にかかる車検基本料のことです。
車検基本料の主な内訳としては、以下の費用が含まれています。
・24ヵ月定期点検料
・測定検査料
・車検代行手数料
また、車検基本料とは別にメンテナンスが必要になった場合、整備工賃・部品交換費用なども加算されます。
車検基本料や交換部品の価格帯は業者が独自に設定できるため、依頼する業者によって金額が大きく変わることがあります。
平均的な車検費用の総額
車検費用の総額は車種・車両重量・減税対象かどうか・どの業者に依頼するかなどで変わりますが、一般的には軽自動車が最も安く3ナンバー車が高くなりやすい傾向にあります。
ここでは、軽自動車・5ナンバー車・3ナンバー車における車検費用の平均額をご紹介いたします。
軽自動車の車検費用
軽自動車の場合、自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料を合わせると30,000円程度になります。
さらに車検費用は35,000円前後になる場合が多いため、合わせて「65,000円程度+部品交換代」が費用総額の目安となります。
5ナンバー車の車検費用
排気量1,500㏄以下・車両重量1t超~1.5tの5ナンバー車の場合、自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料を合わせると46,000円程度になります。
業者に車検を依頼した場合、車検費用は43,000円前後かかる場合が多いです。
そのため、5ナンバー車の車検にかかる費用総額の目安は「89,000円程度+部品交換代」になると考えて良いでしょう。
3ナンバー車の車検費用
排気量2,000cc・車両重量1.5~2t以内の3ナンバー車は、自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料を合わせると55,000円程度になります。
また、業者に車検を依頼した場合にかかる費用は50,000円程度が相場です。
上記を合わせると、3ナンバー車の車検にかかる費用総額は「105,000円程度+部品交換外」となります。
車検は期日に余裕をもって受けることが大切
車検をいつからでも受けられるからといって満了日の直前に業者に車検の申込をすることはおすすめできません。
ギリギリに車検を申し込むと、業者の混雑状況や必要な整備・修理の内容によっては、満了日までに車検を完了できない可能性があるからです。
また、予期せぬ故障で車検に行けなくなる可能性も考えられます。
通常、車検にかかる期間は車を業者に預けてから2~3日程度です。
それでも、万一のことを考えて有効期間満了日の1週間以上前には業者を選んで予約しておくとよいでしょう。「車検はいつからでも受けられる」と安易に考えないことが大切です。
車検の予約日は、可能な限り週末や月末を避けて選びましょう。車検業者は週末や月末に混雑する傾向にあり、そのタイミングで車検に出すと通常よりも時間がかかる場合があるからです。
車検の期限が切れたらどうなる?
うっかりと車検を受けるのを忘れていた、もしくはぎりぎりに申し込んだら予約が埋まっていて満了日までに車検が受けられなかった場合、どうなってしまうのでしょうか?
車検切れになった車は、公道でも走行が禁止されています。
車検切れの状態で公道を走行すると道路運送車両法違反となり、摘発された場合は罰則と行政処分を受けることになります。
なお、一般的に自賠責保険は車検のタイミングで更新するため、車検切れになると自賠責保険も切れてしまうケースがほとんどです。
自賠責保険は加入が義務付けられている強制保険であり、加入していない状態での公道走行はできません。
車検切れのみの場合の罰則・行政処分
車検切れのみの場合は6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。さらに違反点数は6点となり、30日間の免許停止処分となります。
自賠責保険切れのみの場合の罰則・行政処分
自賠責保険切れの状態の場合は車検切れよりも罰則が重く、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金となります。違反点数と行政処分は車検切れと変わりありません。
車検・自賠責保険ともに切れている場合の罰則・行政処分
車検に加えて自賠責保険が切れている場合は、「無車検運行」と「無保険運行」の2つの違反を犯していることになります。
その場合、罰則は合算され1年6ヶ月以下の懲役もしくは80万円以下の罰金が科せられることになります。
違反点数はどちらかの点数の高い方が採用されるため6点ですが、免許停止期間は90日間となり、かなり重い処分が下されます。
いずれにしても免許停止は免れないため、仕事に車を使う方や日常生活に車が欠かせない方にとって大きな支障が出ることでしょう。
そのため、車検をいつから受ければいいのかをしっかりと把握して車検切れにならないようにすることが大切です。
車検満了日を過ぎたらどうすれば良い?
うっかり車検の満了日を過ぎてしまった場合、「猶予は与えられるのか」「どうやって車検を受ければ良いのか」などについて気になる方も多いはずです。
ここでは、車検満了日を過ぎた場合の対応について詳しく解説していきます。
車検の期限切れに猶予はない
基本的に、車検の有効期限はどのような事情があっても延長を認められることはありません。
例えば病気やけがなどで入院をしていた場合など、やむを得ない事情があっても車検の有効期限を延長することができません。
あらかじめ期限内に車検を受けることが難しいことが分かっている場合は、満了日の1ヵ月前よりもさらに早いタイミングで車検を受けるなどの対処を行いましょう。
車検の満了日を過ぎてから車検を受ける方法
車検の満了日を過ぎた車は、法律で公道を走行することが禁止されています。
そのため、仮ナンバーを取得するかレッカー車などを手配して工場に車を持ち込む必要があります。
車を持ち込んだあとは通常どおり必要な費用を支払って車検を受け、新しい車検証と車検ステッカーを交付してもらえば問題ありません。
車検はどこで受けられる?
車検は、さまざまな場所で受けることができます。
ディーラー
ディーラーでも車検を受けることができます。自社の車に精通したスタッフが対応するため、安心感や信頼度は最も高いといえます。
ただし交換部品に純正品を使用することに加え、安全性を重視し点検項目も多い傾向があるため、費用はほかの業者と比較すると高い傾向にあります。
車検専門店
近年増えてきている車検専門店は、車検に特化しているため独自のノウハウがあり、効率よくスピーディー、かつコストを抑えて車検を受けることが可能なのが特徴です。
中には即日車検に対応している店舗もあります。
車検を専門的に行うプロならではの安心感があり、費用はディーラーよりも安い傾向にあります。
カー用品店・ガソリンスタンド
カー用品店やガソリンスタンドでも車検を受けることができる店舗が多くあります。
通い慣れた場所で気軽に利用できるのがメリットといえますが、車検を専門としているわけではないため、時間がかかったり、タイミングによっては受け付けてもらえなかったりするケースもあるようです。
整備工場
整備工場には検査ラインを持つ指定工場と、検査ラインを持たない認定工場があります。
指定工場であればその場で車検ができますが、認定工場の場合は整備を工場で行った上で車検場に持ち込んで検査を行うため、指定工場よりも時間がかかります。
整備工場で車検を受ける場合は、指定工場か認定工場かを確認するようにしましょう。
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7 完了
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