【日野市・多摩市・八王子市対応】マツダ CX-8 下廻り徹底防錆!塩害防止塗装で愛車をサビから守る!
カテゴリ | 車検・法定点検 |
---|---|
初年度登録年月 | 令和4年 |
メーカー | マツダ |
車種 | CX-8 |
グレード | XD |
型式 | 3DA-KG2P |
修理の箇所・ | サービス内容車検整備 |
修理金額 | ¥143,230(車検法定費用¥61,750含む) |

愛車のサビ対策!下回り防錆塗装の重要性とメリットを徹底解説
「愛車の下回り、気づかぬうちにサビていませんか?」
「雪道や海沿いをよく走るけど、サビ対策って何をしたらいいの?」
そんなお悩みをお持ちの方へ。今回は、知られざる下回り防錆の重要性を解説します。
自動車を長期間きれいに維持するためのコーティング技術について、多くの方がご存じでしょう。新車の輝きを保持する「ボディコーティング」や、撥水性能で雨天時の視野を確保する「ガラスコーティング」は、すでに施工されている方も多いはずです。ところが、下回り防錆塗装(アンダーコーティング)に関しては、まだ知らない方が多いのが現状です。長期間安全に愛車を運転するには、サビ・塩害の対策も極めて重要なメンテナンスになります。本記事では、自動車のサビ対策、下回り防錆塗装について詳しく解説していきます。
自動車の下回り防錆塗装について
対策を行わなければ、気づかないうちに愛車のサビは進んでしまいます。
下回り(足回り・床下)にコーティングを実施することで、長期間愛車をサビから保護する防錆塗装。
快適・安全なドライブを満喫するためにも欠かせない、下回り防錆塗装(アンダーコーティング)について説明します。
防錆塗装の重要性とメリット
自動車の足回りは、サビが生じやすい箇所です。 サビの要因となるのは主に塩分や水分になります。
サビは鉄などの金属が酸化した状態であり、自動車の足回りに限らず金属は空気と水分に接していると徐々にサビてきます。
サビを防ぐために、金属にはメッキ加工や塗装が実施されています。
サビ(酸化)による金属の腐食を促進するのが「塩」です。
そのため、潮風によって常に自動車が塩分にさらされる離島や海沿いの地域は自動車の足回りがサビやすいといえるでしょう。
さらに、寒冷地や積雪がある地方も注意が必要です。
路面の凍結を防ぐために散布されている融雪剤には塩分が含まれています。そのため積雪がある地方では冬季は走行すると足回りに融雪剤=塩分が付着し、サビを発生させてしまうことになります。
自動車の足回りのサビを放置するとどうなる?
厄介なことに、サビというのは一度発生すると徐々に広がっていきます。
初めは微細なサビであっても、そのままにしておくと広い範囲に被害が拡大します。 やがて、サビは金属を侵食し続け、 車体に穴が開いてしまう場合もあります。 そのため、足回りのサビを放置すると、 車検における足回り点検では、 金属部品の劣化が原因で不合格になる恐れがあります。 最悪のケースでは、運転中にマフラーなどが脱落し重大な事故を引き起こす危険性も 存在します。このようなトラブルを防ぐため、 サビが悪化した足回り部品の交換が必要となり、 その結果、修理代が高額になってしまいます。
自動車の足回りのサビをできるだけ防ぐには
こまめに洗車を実施する
汚れを放置するとサビの原因になりますので、雪道走行後にはなるべく早く洗車をしてください。
道路からの汚れや低温で、愛車は思った以上にダメージを受けています。サビが発生し腐食が進行した場合は、部品交換が必要となる可能性がありますので、そうなる前にしっかりカーケアを実施しましょう。
ご自身で洗車を実施する時は、高圧洗浄機で勢いよくしっかり洗い流すのがおすすめです。
ホイールや車体の裏側まで、洗い流しましょう。
洗車機のオプションで「下回り洗浄」を選択することもできますので、手軽に下部洗浄をしたい方はご利用してみてください。
下回りのコーティングを実施する
できるだけサビないように、足回りを含む下回りのコーティングを実施するのもおすすめです。
自動車のコーティングといえばガラスコーティングなどの ボディ塗装保護コーティングが一般的に認知されていますが、 下回りのコーティングは傷の防護効果と防錆効果を併せ持つもの。 足回り、下回りの防錆対策として最も高い効果が見込めます。
コーティングしていても洗車は必要
防錆コーティングを実施していても、洗車、とりわけ下回り洗浄は怠らないようにしましょう。 コーティング剤が行き届いていない部品の接続部分、 また損傷でコーティングが剥離した箇所などから塩分や水分が 浸入し、サビを生じさせることがあります。
定期的に施工しなければならない
一度施工すればその効果が半永久的に続くものではありません。 スタックや飛び石などで損傷しやすいことに加え、 持続期間はコーティング剤によっても変わりますが1年~長くても 数年程度のものがほとんどであるため、 継続的な再塗装が必要です。 一度コーティングを行ったから絶対にサビない、 というものではなく今後も継続的なメンテナンスが必要であることを 理解しておきましょう。愛車を長く安全に乗り続けるためには、 下回り防錆塗装が不可欠です。
それでは実際に作業した内容を見ていきましょう。
今回作業したお車はマツダ CX-8 令和4年式 3DA-KG2P 走行距離 35,264kmです。
初回車検でお預かりしたのですが、後輪下廻りに腐食箇所が見られた為、対処させて頂きました。

後輪の足回り、印箇所に錆が見られました。

ロアアーム拡大画像です。ご覧の通り、赤錆が発生しています。
では実際に作業を開始します。まずは下廻りを洗浄し、汚れを取り除きます。

乾燥後、タイヤ等必要部品を取り外し、腐食箇所を磨き、錆を落とします。
錆を落としただけでは、防錆処置としては不十分です。また錆が侵食してしまうリスクがあります。そこで、錆を落とした後、赤錆黒錆転換材を塗布します。

画像は黒錆に転換後の状態。黒錆に変えることで、防錆力がアップします。



乾燥後、和光ケミカルの塩害防止塗料を塗布します。
今回は簡易補修の為、腐食箇所のみ施工させて頂きました。シャシー廻りのみなので、塩害防止剤 ブラックにて塗装しております。