車の白い線傷の原因や予防法・対策について解説
2022年02月21日
気付かない間に愛車に付いている白い線傷。ここでは白い線傷が車の付く原因や予防策、白い線傷を見つけたときの対処法について紹介します。
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車に白い線傷がつく原因
飛び石
飛び石は走行中に跳ね上げる砂利や小石がボディにぶつかり、傷が付く現象です。白い線傷になることもありますが、点状に傷になるケースが多く、フェンダーやバンパー部分によく見られます。
跳ね上げた小石の大きさや勢いなどによっては、へこみを伴う大きな傷になったり、上に跳ね上がってフロントガラスのひびの原因になったりする場合もあります。
洗車
洗車は愛車の美しさを保つ、大切なメンテナンスのひとつといえます。汚れがある場合はもちろん、特に目立った汚れがない場合でも定期的な洗車を習慣づけている方も少なくないでしょう。
しかしカーシャンプー前の水洗いが十分でない場合、ボディに付着した塵や埃、砂などをこすりつけてしまうことになり、傷がつくことも。
また拭き上げの際に繊維が粗いタオルを使用したり、強く力を入れすぎたりすることで傷になるケースもあります。
このように、やり方によっては車を美しくするための洗車が原因で車に白い線傷をつけてしまうこともあるのです。
指輪や腕時計・キーなど
車のドアノブ付近に白い線傷がある場合、ドアの開け閉めの際に傷がついていることがほとんどです。
指輪やブレスレットなどの装飾品や腕時計が知らず知らずのうちに車に当たったり、キーを差し込む際に鍵穴からずれた場所に差し込もうとして傷になったりします。
爪で引っかき、白い線傷になることも少なくありません。
障害物
走行中に道路脇の小枝などの障害物にぶつかることで、白い線傷がつくことも。
枝が太いなど場合によっては、塗装面を超えた深く大きな傷になることもあります。
いたずら・動物など
駐車場などで故意に釘や硬貨などで傷が付けられる「いたずら」や、カラスや猫などが天井部分やボンネットなどに乗り、爪などによって白い線傷ができてしまうケースもあります。
愛車に白い線傷をつけないための予防策
未舗装路を避ける
山間部に住んでいるなどやむを得ない場合もありますが、できるだけ未舗装路を避けて走るようにしましょう。未舗装路は飛び石の可能性が高くなります。
また、未舗装路を走行する場合はあまりスピードを出さず、丁寧な運転を心掛けることが飛び石をできるだけ減らすコツといえます。
車間距離を取る
前の車が跳ね上げる飛び石が当たるのを防ぐために、できるだけ車間距離を取るようにしましょう。
車間距離を確保することは白い線傷防止のためだけでなく、万が一の衝突事故の危険を減らすことにもつながります。
洗車時は細心の注意を払う
洗車時は、最初に水洗いをしっかりと行い、ボディに付いた砂利や埃などを落としましょう。また、カーシャンプーを使用する際は摩擦が少なくなるようによく泡立て、優しくスポンジを滑らすようにして洗うことが大切です。
拭き上げの際には、繊維がやわらかく傷になりにくい専用のマイクロファイバークロスの使用をおすすめします。
車の扱いは丁寧に
キーを差し込む場合はよく鍵穴を確認して確実に差し込む、ドアの開閉の際に腕時計などが当たらないように気を付けるなど、車を丁寧に扱うように心掛けることも大切です。
キーレスエントリーの車を使用している場合は、電子キーのバッテリーをこまめに確認しておくようにしましょう。電子キーのバッテリーがなくなると物理キーでドアの解錠・施錠をすることになり、白い線傷が付く危険性を増やすことになります。
車の保管方法を工夫する
いたずらなどで白い線傷が付いた場合は、車の保管方法を変えてみましょう。月極駐車場などを利用しているのであれば駐車場を変えるのがいいかもしれません。
駐車場所を変えられない場合には監視カメラを設置する、Gセンサーの付いたドライブレコーダーを車に取り付けるなど、工夫してみましょう。
車全体を覆うカバーをかけるだけでもいたずらの抑止効果が期待できる場合もあります。
車の白い線傷はDIYで修復できる？
傷の修理を業者に依頼すると高くつくことがあるので、できればDIYで白い線傷を修復したいと考える方もいるかもしれません。
一般的に車の塗装面は下地、カラー層、カラー層を保護してつやを出すクリア層の３層で構成されています。
このうち、カラー層に達していないクリア層のみのごく浅い傷であればコンパウンドやタッチペンなどを使用してDIYで修復できる可能性がありますが、カラー層や下地に達している傷は、一般的な傷消し材ではきれいに修復するのは難しいでしょう。
浅い傷であっても、仕上がりの美しさを追求するのであればプロに依頼することをおすすめします。
また、へこみや歪みを伴う傷は板金塗装が必要なので専門業者に依頼するべきといえるでしょう。
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