車の塗装料金の部位別・全塗装の相場はどれくらい?依頼場所を決定するポイントも解説
2023年01月24日
各自動車メーカーはそれぞれメーカー毎に異なる塗料と、塗料をうまく発色させるための塗装技術によって車の美しさを際立たせるボディカラーを施しています。もし、事故や経年劣化によるシミや色褪せなどで塗装を行う場合、その負担は軽いものではありません。今回はこの車の塗装料金について目安などをご紹介します。
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車の塗装料金を左右するものとは
車の塗装は定期的に行うオイルメンテナンスなどと異なり、費用面で負担が大きく気軽に行うことが難しい作業です。
この理由には、塗装には高度な技術が必要であるだけでなく、塗装を行うために必要なパーツの脱着や下地処理など作業工程が多いことや、塗装に適した環境の確保が難しいことが挙げられます。
なお、塗装を行うために必要となる工程を簡単にご紹介すると、以下のようになります。
・必要となる部品の脱着
・ボディの状態に合わせた適切な下地処理
・下地塗装
・車両の色に合わせた調色
・塗装の必要のない箇所のマスキング作業
・上塗り作業
・磨き作業
・乾燥
もし、事故による損傷で塗装が必要な場合は、へこみも生じているので下地作業の前に板金作業も行わなくてはなりません。
もちろん、板金修理や塗装を行う部分が広範囲になるほど、必要となる脱着作業や交換する部品も多くなるため、修理料金がより高くなります。
また、車種やボディカラーに応じて使用する塗料も異なり、塗料の費用もそれぞれ異なります。
塗装料金は、複雑な作業工程に支払う技術料だけでなく、車種に応じた塗料や交換部品などの部品費用も含まれるため、高額な料金になりがちなのです。
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【部位別】車の塗装料金の目安
車の塗装は、塗装を行う範囲によって交換や脱着が必要となる部品数や工程数が変わり、また車種によっても使用する塗料や部品代、作業工程も異なるため費用が変化します。
また、色褪せや気分転換などの全塗装でない限り、塗装は事故などの損傷修理の際に行われるため、板金修理もセットとなることがほとんどです。
そのため、塗装料金は車種や車両状態によって具体的な費用をお伝えすることが非常に難しいといえますが、カーコンビニ倶楽部株式会社のWEBサイトでは板金や塗装にかかる概算費用のシミュレーションが可能です。
ここでは、このシミュレーターを利用し、国産車のホワイトパール塗装の車に発生した掌サイズ(約10cm四方)の線傷を板金塗装する場合の部分別の料金目安についてご紹介します。
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バンパー
バンパーはもともと衝突によるダメージを和らげるために設置されているものなので、衝撃によってへこみや傷ができやすいパーツであるといえます。
フロントバンパーの線傷は16,500~37,400円(税込)程度、リアバンパーは19,800~35,200円(税込)程度であり、リアバンパーがフロントバンパーよりも若干高額になっています。
フェンダー
タイヤを覆うフェンダーも、飛び石などによって傷がつきやすい部分といえます。
フロントフェンダーの線傷の修復を伴う板金塗装費用は33,000~57,200円(税込)程度で、リアフェンダーは44,000~59,400円(税込)です。
ドア
開閉時にドアを傷つけることも多く、相手からドアパンチなどによって損傷を受ける場合もあるでしょう。
この車のドアにできた線傷の修復を伴う板金塗装費用はフロントドアで38,500~63,800円(税込)、リアドアで38,500~59,400円(税込)と、前後で若干の差が出ています。
ルーフ
ルーフを損傷する機会は非常に少ないですが、色褪せや雹などによる被害で修復、塗装を行うこともあります。
このルーフの修復や塗装にかかる費用は大きく、線傷の修復を伴う板金塗装費用は57,200~70,400円(税込)程度と、ドアやフェンダーよりも高額になっています。
ルーフは作業がしづらいというものありますが、修復に対してルーフの内張部分であるルーフライナーの脱着など作業工程が複雑になることも挙げられます。
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全塗装
余談となりますが、全体的な塗装の劣化や気分転換に行う色変えなどの全塗装にかかる費用は最低でも20万円程度の費用が必要となります。
この費用は塗装をどこまでやるのか、使用する塗料の種類、依頼する店舗によっても大きく異なります。
カーコン店舗によっても対応できる店舗とできない店舗があり、お車の状態や作業内容によって店舗で作成するお見積もりの費用が異なるため、全塗装をご検討の場合は対応可能かも含めお近くのカーコン店舗までご相談ください!
車の全塗装の料金が高額になるのはどうして?
施工面積が広い
車の塗装料金はパーツによって、また施工する範囲に応じて変わるのは先にも述べたとおりです。
その中でも全塗装がけた違いに高額になっているのは、パーツ塗装と比較すると単純に施行面積が広いことが理由としてまず挙げられるでしょう。
施工面積が広いので塗料の使用量が増えることに加え、時間もかかります。必然的に全体的なコストが上がるのです。
部品の脱着が必要
全塗装の場合、パーツの脱着が必須です。
しかもパーツ塗装とは異なり、複数の個所のパーツの脱着が必要となるため、作業工程が大幅に増えるのでその分の工賃がかかり、費用が高額になります。
特に近年は衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を搭載している車が多く、バンパーやフロントグリルなどにカメラやセンサーが設置されていることがあります。
こうしたパーツを脱着すると、カメラやセンサーの調整作業である「エーミング作業」が必要になるため、さらに時間や料金がかかることになります。
なお、エーミング作業には専用の設備が必要であるため、現時点では対応できる業者は限られます。
車を全塗装するメリット・デメリットとは?
高額な値段をかけて車を全塗装するメリット、デメリットはあるのでしょうか。
メリット
車の塗装は紫外線で色褪せするため、経年劣化します。
そのため数年乗っていると新車のころのような鮮やかな色つやが失われるため、全塗装によって色と輝きを取り戻すことができます。
車の美観にこだわる方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
また、全塗装で色を変えることで、新しい車に乗り換えるような気分が味わえます。
全塗装はパーツ塗装と比較すれば高額ではありますが、それでも新車を購入するよりはかなり安いので、リーズナブルに新車気分が味わえる、という点もメリットといえるかもしれません。
デメリット
全塗装は、場合によってはリセールバリューを下げる可能性があります。
プロによる質の高い塗装であればそれほど問題視されないかもしれませんが、それでも全塗装は出荷時の塗装とは異なるため、査定に影響することがあります。
また、あまりにも個性的なカラーに全塗装した場合は塗装の質が良くてもニーズが少ないので、査定額は下がります。
塗装料金に差が出るケースとは
塗装の場所や範囲が変わらなくても、塗装費用が高額になることもあります。
特殊な塗料を使用している
一般的なボディカラーではなく、偏光するマジョーラカラーや、近年一部のメーカーで標準採用されているクリア層にカラークリア塗装を使用しているような特殊なカラーの場合、塗装料金が高額になります。
また対応できる業者も限られるため、特殊カラーの塗装を依頼する際には事前に対応可能かどうかを確認しておくといいでしょう。
へこみや歪みがある
へこみや歪みがある場合は、その板金料金が必要になるため結果として塗装料金は高額になります。
特にパーツの脱着を伴う場合は高くなるでしょう。またバンパーの脱着はエーミング作業が必要になるため、より高額化します。
見えない車のダメージがある
へこみ以外のダメージがないように見えていても、外からは見えない部分で大きなダメージが発生している場合もあります。特に傷やへこみを放置している場合は要注意です。
その部分から雨水などが入り込み、塗装面の下で錆を発生させていることがあり、見た目ではわからず気付きにくいので場合によってはパネル交換が必要になるまで状態が悪化していることも。
パネル交換の料金は車種や部位によって変わりますが、10万円程度は必要です。そのため塗装料金と修理料金を合わせるとかなり高額になってしまうのです。
業者によって塗装料金の相場にも差がある
塗装料金は、依頼する業者によっても異なります。
整備工場
大型の整備工場であれば板金塗装も自社で行う場合がありますが、整備専門の業者の場合外部に委託することもあるようです。
料金相場は委託するか自社で行うかによって変わってきますが、いずれにしてもディーラーの相場は下回ると考えていいでしょう。
ディーラー
ディーラーは料金相場としては最も高いといえますが、その分丁寧で確実な施工が期待でき、信頼性があります。
またブランドイメージを守るため、ディーラーによる技術力の差はほとんどなくどこに依頼しても安心でしょう。
自宅まで納車してくれるなどのサービスが期待できるのもディーラーならではです。
板金塗装の専門業者
板金塗装業者は塗装の専門家なので、美しい仕上がりが期待できます。
ディーラーと提携している板金塗装業者も多く、特殊カラーに対応してくれる工場も少なくありません。
代車の貸し出しなどディーラーのような手厚いサービスは期待できませんが、料金はディーラーよりも安い傾向があり、コストパフォーマンスに優れているといえます。
カー用品店
カー用品店で塗装を受け付けている場合も、外部委託がほとんどです。
いつも通っているショップで気軽に依頼でき、価格もわかりやすいのがメリットといえるでしょう。
料金相場は比較的安い傾向があります。
車の塗装を依頼する業者を選ぶときのポイント
車の塗装を依頼できる業者はたくさんあるため、どの業者に依頼するのかを見極めるポイントを把握しておきましょう。
相見積もりを取って検討する
業者によって全塗装の価格は異なるため、相見積もりを取って比較検討しましょう。
全塗装が依頼できるのは街中の整備工場やディーラー、カスタマイズやチューンナップを手掛けるショップなどがあります。
ディーラーは比較的高額など一般的な業者ごとの傾向はありますが、同じ業態であっても店舗によってそれぞれ費用は異なります。
複数の店舗から見積もりを取って比較し、自分が納得できる場所に依頼するといいでしょう。
工程をしっかりチェックする
全塗装には、いくつかの方法があります。どの方法で施工するのかで費用や仕上がりが変わるので、見積もりの段階でしっかりと確認しておきましょう。
大きく分けてパーツの脱着をせずマスキングで施工する、外装パーツのみを外して塗装する、エンジンなどもすべて脱着する、の3つの方法があります。
相談しやすいかどうか
全塗装は色調やパーツの脱着について、また予算や納期など、さまざまなことを施工業者と話し合って決める必要があります。
話しやすいか、積極的に相談に乗ってくれる姿勢が見られるかどうかも業者選びのひとつのポイントであるといえるでしょう。
塗装料金の安さだけに注目するのは危険!
同じ条件で見積もりを出しているはずなのに、料金があまりにも安い場合は何らかの理由があるケースがほとんどです。
パーツを脱着しない
特にパーツの脱着についての言及がなく価格がほかの業者と比較して極端に安い場合は、その業者ではパーツの脱着が含まれておらずマスキングでの施工の可能性があります。
マスキングでの施工は料金が抑えられますが、仕上がりはパーツを外す方法よりも劣ります。
納得しているのであればそれでいいのですが、「脱着が含まれているもの」と思っていると「こんなはずではなかった」ということになりかねません。
見積もりにパーツの脱着が含まれるのかどうかは必ず確認しておきましょう。
実際には全塗装していない
格安であることを売りにしている業者の中には、外装塗装のみの料金を提示している場合があります。
実際には中塗りなどの料金が別に必要になるなど、追加料金が発生して結局は特に安くはない、ということになる可能性があります。
下処理・仕上げが甘いなど
極端に価格が安いと、下処理が甘かったり、細かい仕上げが雑であったりするケースが見られることがあります。
細かい部分を省いて価格とのバランスを取っているので、その分仕上がりに差が出ることになるのではないかと考えられます。
平均的な金額よりも大幅に安い場合はこうした理由がある可能性を考慮し、利用する際には細かい部分まで確認しておくことが大切です。
塗装を守るためにボディコーティングもおすすめ
美しく塗装した状態をできるだけ長く保ちたいのであれば、ボディコーティングがおすすめです。
コーティングはポリマー系やワックス系、ガラス系などさまざまなものがありますが、中でもおすすめなのが、耐久性が高くつやの美しいガラスコーティングです。
カーコンビニ倶楽部では、愛車のタイプやご予算に合わせて選んでいただけるよう複数のガラスコーティングのご用意がございます。
カーコンアクアガード
カーコンアクアガードは、ブラックなどの濃色系のボディカラーにおすすめの疎水性ガラスコーティングです。
薄く丈夫なガラス被膜を形成し、セルフクリーニング機能で空気中の有害物質から塗装を守ります。
カーコンバリューガード/カーコンバリューガードライト
ホワイト系・パール系など明るいカラーにおすすめなのが、水滴を玉のように弾く撥水性のカーコンバリューガードです。
ナノテクノロジーによって強固なガラス被膜を形成し、つやや光沢を高めているのが特徴です。
なお、カーコンアクアガード、カーコンバリューガードは3年毎の施工をおすすめしています。
カーコンバリューガードライトは、ベース樹脂の濃度を抑えシリカパウダーを配合することで光沢や被膜性、撥水性をカバーしながらも大幅なコストダウンを実現したリーズナブルなガラスコーティングです。
カーコンバリューガードライトの場合、耐久性は1年程度となります。
カーコンスパシャンコーティング
カーコンスパシャンコーティングは、洗車感覚でコーティングできる画期的なボディガラスコーティングです。
1回の施工料金は2.000円台からと、ガラスコーティングとしては圧倒的なコストパフォーマンスの高さを実現。
施工時間も大幅に短縮しています。コーティングの効果の持続期間は約3ヶ月です。
料金だけを見るのは危険!車の塗装ならカーコンビニ倶楽部へご相談を
今回は線傷の板金修理を伴う塗装作業の料金目安についてご紹介をしましたが、同じ損傷でも車両によって使用する塗料や部品の費用が異なり、見積もりは変化してしまいます。
また、同じ車両で同じ損傷だとしても、部品を再利用したり、工程を省略したりすることで費用を安く抑えられることもあるでしょう。
ただし、車をキレイに直すために必要な部品交換や工程がありますので、必要以上に工程を省いて出来栄えを損なわないよう、料金だけに注目することのないよう注意が必要です。
カーコンビニ倶楽部株式会社では、必要な作業は省略することなく高い技術と独自の工法や用具によって効率性を高めることでお客様へバリュープライスをご提供しております。
お客様のご予算やニーズに合わせた適切なご提案をいたしますので、お車の板金塗装でお困りの際はぜひお近くのカーコン店舗までご相談ください!
カーコンビニ倶楽部株式会社でのキズ・へこみ直しの詳細はこちらからご覧いただけます。
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