車の部位別・全塗装の料金相場とは?安い業者の選び方も解説

2025年04月05日
傷の補修やボディカラーの変更などで車の塗装をする際、気になるのが料金です。
車の塗装にかかる料金は、塗装する範囲や塗料の種類など、様々な要因で変動します。
本記事では車の塗装料金について、部分塗装と全塗装それぞれの相場をご紹介いたします。
また、料金に影響するポイントについても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
独自工法で新車同様の仕上がり!塗装復活はカーコンへ
色褪せたボディの塗装のことなら早い・キレイ・バリュープライスのカーコンにお任せ!独自の工法で丁寧かつキレイに仕上げます。
車の塗装は大きく分けて2通りある
車の塗装手段は、大きく分けて「部分塗装」と「全塗装」の2通りがあります。
どちらの塗装を行うかで料金が大きく変わるため、まずはそれぞれどのような場合に行うべきかを知っておきましょう。
部分塗装
部分塗装とは、特定の部位・パーツのみ塗装を施す方法のことです。
主に、傷や塗装の劣化が目立つ箇所の補修として行われます。
部分塗装のメリット・デメリット
部分塗装のメリットは、塗装範囲が限られているため、全塗装に比べると料金が安くなることです。
バンパーやフェンダーなどの部分塗装は、20,000円~30,000円程度で依頼できることもあります。
なお、部分塗装は既存の塗装と違和感なくなじませるための高い技術が求められます。
塗装の仕上がりは業者の技術力によって差が出るため、仕上がりにムラが生じたり、施工箇所が目立ってしまう可能性がある点には注意が必要です。
全塗装
全塗装とは、ボディ全体を新たに塗装する方法です。
ボディカラーの変更や、広範囲の塗装剥がれ・傷・退色を直したりする際に行われます。
全塗装のメリット・デメリット
ボディ全体を塗装し直す全塗装は、新品のような外観に仕上がることがメリットです。
例えば、希望の車種が見つかっても、中古車の場合、カラーが好みに合わないこともあるでしょう。そのような場合でも、全塗装をすることで、自分好みの外観に仕上げ、より満足のいく一台にすることができます。
一方、全塗装は施工範囲が広いため、部分塗装よりも料金は高くなります。
特にボディサイズが大きい車や、塗装の工程が複雑な車種では、中古車が購入できるほどの費用になることもあります。
【部位別】車の部分塗装料金の相場
部分塗装にかかる料金を部位別にまとめると、以下の通りです。
部位 | 料金 |
バンパー | 16,500~37,400円程度 |
フェンダー | 33,000~59,400円程度 |
ドア | 38,500~63,800円程度 |
ルーフ(天井) | 57,200~70,400円程度 |
各部位の詳細について、以下より解説いたします。
バンパー
バンパーは衝突によるダメージを和らげるために設置されているので、衝撃によってへこみや傷ができやすいパーツです。
フロントバンパーの線傷は16,500~37,400円(税込)程度、リアバンパーは19,800~35,200円(税込)程度であり、リアバンパーがフロントバンパーよりも若干高額になっています。
フェンダー
タイヤを覆うフェンダーは、飛び石などによって傷がつきやすい部分です。
フロントフェンダーの線傷の修復を伴う板金塗装費用は33,000~57,200円(税込)程度で、リアフェンダーの場合は44,000~59,400円(税込)程度です。
ドア
ドアは開閉時に傷がつきやすく、駐車場などで他の車のドアがぶつかる(ドアパンチ)ことで損傷を受けることもあります。
ドアにできた線傷の修復を伴う板金塗装費用の目安は、フロントドアで38,500~63,800円(税込)程度、リアドアで38,500~59,400円(税込)程度と、前後で若干の差があります。
ルーフ(天井)
ルーフを損傷する機会は非常に少ないですが、色褪せや雹などによる被害で、修復や塗装を行うこともあります。
ルーフの線傷の修復を伴う板金塗装費用は57,200~70,400円(税込)程度と、ドアやフェンダーよりも高額になる傾向があります。
その理由として、ルーフは作業がしづらいことに加え、修復時にルーフライナー(ルーフの内張)の脱着が必要になるなど、作業工程が複雑になることも挙げられます。
効果抜群!カーコンビニ倶楽部株式会社のボディコーティングはこちらから
車の全塗装の料金相場
車の全塗装にかかる料金は、20万円~50万円程度が相場です。
車種ごとの傾向として、国産の軽自動車やセダンで25万円以内、ミニバンなら35万円前後程度の場合が多いです。
希少な車種や特殊な塗料を使用する場合は、相場よりも高額な料金が発生する可能性もあります。
全塗装の料金を一概に断定することは難しいため、依頼する業者へ事前に見積もりをとり確認しておくことが大切です。
車の全塗装の料金が高額な理由
全塗装は、場合によっては部分塗装の10倍程度の料金が発生することもあります。
全塗装の料金が高額な理由としては、以下の2つが挙げられます。
施工面積が広い
車の塗装料金は、パーツや施工する範囲に応じて変動することは、先にも述べたとおりです。
全塗装が高額になるのは、パーツ塗装と比較して、施工面積が広いことが理由として挙げられます。
施工面積が広いため塗料の使用量が多く、施工作業も時間もかかります。そのため、全体的なコストが上がります。
部品の脱着が必要
全塗装の場合、パーツの脱着が必須です。
さらに部分塗装とは異なり、複数のパーツの脱着が必要となるため、作業工程が大幅に増え、その分の工賃がかかり、費用が高額になります。
また、近年は衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を搭載している車が多く、バンパーやフロントグリルなどにカメラやセンサーが設置されていることがあります。
こうしたパーツを脱着すると、カメラやセンサーの調整作業である「エーミング作業」が必要になるため、さらに時間や料金がかかることになります。
なお、エーミング作業には専用の設備が必要であるため、現時点では対応できる業者は限られます。
車の塗装料金に影響する要因
塗装の場所や範囲が変わらなくても、以下の要因が影響して塗装料金が高額になることもあります。
塗料の種類
主な塗料の種類
車の塗装には、主に以下のような塗料が使われます。
塗料 | 特徴 |
ソリッド | 特殊な加工は施されていない、シンプルな単色 |
メタリック | 金属のような光沢感があるカラー |
パール | 細かい粒子が配合されている、真珠のような質感のカラー |
マイカ | 鉱物の雲母を使用しており、独特な深みのある光沢感があるカラー |
上記のうち、シンプルな質感のソリッドカラーは料金が安く、マイカなど特殊な加工が施された塗料は料金が高くなる傾向があります。
塗料の種類の違いで数万円程度の差が生じることもあることを念頭に置き、塗料を選びましょう。
より高額になりやすい特殊塗料
一般的なボディカラーではなく、偏光するマジョーラカラーや、近年一部のメーカーで標準採用されているクリア層にカラークリア塗装を使用しているような特殊なカラーの場合、塗装料金が高額になります。
また対応できる業者も限られるため、特殊カラーの塗装を依頼する際には事前に対応可能か確認しておくといいでしょう。
損傷の有無
へこみや傷、塗装内部のサビなどの損傷がある場合も、塗装料金が高くなりやすいです。
通常の塗装であれば古い塗装を剥がして下地処理を施し、塗装作業を行います。
一方で目立つ損傷がある場合は、別途補修作業を行ってから塗装をする必要があり、工数が増えます。
そのため、工賃も通常より高くなる可能性があります。
車の塗装を依頼できる業者と料金の傾向
塗装料金は、依頼する業者によっても異なります。
整備工場
大型の整備工場であれば板金塗装も自社で行う場合がありますが、整備専門の業者の場合、外部に委託することもあるようです。
料金相場は委託するか自社で行うかによって変わってきますが、いずれにしてもディーラーの相場よりは下回ると考えていいでしょう。
ディーラー
ディーラーは料金相場としては最も高いといえますが、その分丁寧で確実な施工が期待でき、信頼性があります。
またブランドイメージを守るため、ディーラーによる技術力の差はほとんどなく、どこに依頼しても安心でしょう。
自宅まで納車してくれるなどのサービスが期待できるのも、ディーラーならではです。
板金塗装の専門業者
板金塗装業者は塗装の専門家なので、美しい仕上がりが期待できます。
ディーラーと提携している板金塗装業者も多く、特殊カラーに対応してくれる工場も少なくありません。
代車の貸し出しなどディーラーのような手厚いサービスは期待できませんが、料金はディーラーよりも安い傾向があり、コストパフォーマンスに優れているといえます。
カー用品店
カー用品店で塗装を受け付けている場合も、外部委託がほとんどです。
いつも通っているショップで気軽に依頼でき、価格もわかりやすいのがメリットといえるでしょう。
料金相場は比較的安い傾向があります。
料金・サービスのどちらも納得できる塗装業者を選ぶポイント
車の塗装を依頼できる業者はたくさんあるため、どの業者に依頼するのかを見極めるポイントを把握しておきましょう。
相見積もりを取って検討する
業者によって全塗装の価格は異なるため、相見積もりを取って比較検討しましょう。
全塗装を依頼できるのは、街中の整備工場やディーラー、カスタマイズやチューンナップを手掛けるショップなどがあります。
ディーラーは比較的高額になるなど、一般的な業者ごとの傾向はありますが、同じ業態であっても店舗によって費用は異なります。
複数の店舗から見積もりを取って比較し、自分が納得できる場所に依頼するといいでしょう。
工程をしっかりチェックする
全塗装には複数の施工方法があり、選ぶ方法によって費用や仕上がりが大きく変わります。そのため、見積もりの段階で工程をしっかり確認しておきましょう。
全塗装の主な施工方法は、以下の3つに分けられます。
・パーツを取り外さず、マスキング(養生)して塗装
・外装パーツのみを取り外して塗装
・エンジンなどもすべて脱着して塗装
相談しやすいかどうか
全塗装は、色調やパーツの脱着、予算や納期など、さまざまなことを施工業者と話し合って決める必要があります。
その際、疑問や不安な点には丁寧に答えてくれるか、積極的に相談に乗ってくれる姿勢が見られるかどうかも業者選びのポイントといえます。
格安な塗装業者を利用する際の注意点
同じ条件で見積もりを出しても、料金があまりにも安い場合は何らかの理由があるケースが考えられます。
パーツを脱着しない
パーツの脱着についての言及がなく、価格がほかの業者と比較して極端に安い場合は、工程にパーツの脱着が含まれていない可能性があります。
パーツを脱着しない場合、料金は抑えられますが、仕上がりはパーツを外す方法よりも劣る可能性があります。
納得していれば問題ありませんが、「脱着が含まれているもの」と思っていると「こんなはずではなかった」ということになりかねません。
見積もりにパーツの脱着が含まれるのかどうかは必ず確認しておきましょう。
全塗装の料金を正しく提示していない
格安であることを売りにしている業者の中には、外装塗装のみの料金を提示している場合があります。
実際には中塗りなどの料金が別途必要になるなど、追加料金が発生する可能性があります。
下処理・仕上げが甘い
極端に価格が安いと、下処理が甘かったり、細かい仕上げが雑であったりするケースが見られることがあります。
平均的な金額よりも大幅に安い場合は、何か理由がある可能性を考慮し、利用する際は詳細を確認しておくことが大切です。
塗装を守るためにボディコーティングもおすすめ
愛車にボディコーティングを施工すれば、現状の塗装を長持ちさせてランニングコストを抑えることが可能です。
一般的に、ボディコーティングには以下のような種類があります。
・ポリマーコーティング
・ガラス系コーティング
・ガラスコーティング
・セラミックコーティング
特に、ガラスコーティングやセラミックコーティングは耐久度に優れており、紫外線による塗装の劣化や小傷を防ぐこともできます。
光沢感が出て美観も向上するため、現状のボディカラーの色味をさらに引き立てたい場合にもおすすめです。
車の塗装ならカーコンビニ倶楽部へご相談を
車の塗装料金は高額になることもありますが、料金の安さだけで業者を選ぶと、仕上がりに不満が残り、後悔する可能性があります。
しかし、料金と塗装のクオリティのどちらも納得できる塗装業者を探すには手間がかかります。
車の塗装をどこに依頼すべきか迷っている方は、ぜひカーコンビニ倶楽部をご利用ください。
カーコンビニ倶楽部では、無駄なコストと工程を省いた独自工法に加え、熟練の板金塗装技術を持つ加盟店のノウハウを活かし、安い・早い・キレイな塗装を実現しています。
お見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。
カーコンビニ倶楽部 スーパーショップ認定店ならカーライフを総合的にサポート!
『スーパーショップ』は、 カーコンビニ俱楽部の提供サービスをお客様に総合的にご提供可能な特に優れている店舗に付与している称号です。
カーコンビニ俱楽部のスーパーショップ認定店なら愛車の修理・点検も、新車にお乗り換えも ワンストップでご提案いたします。
そんなスーパーショップの3つの特徴とは…
1. 提案力
スーパーショップでは、修理や点検から、車検や車の買い替えなどお車に関するすべてのサービスをご提供しておりますので、お客様に最適なサービス・プランを的確にご提案いたします。
2. 高い技術力
スーパーショップでは、高品質修理「カーコン工法」をはじめとし、カーコンビニ倶楽部が推奨する技術を積極的に導入しており、お客様にご満足いただける技術力でご対応いたします。
3. トータルサポート
車を綺麗にしたい、キズやへこみの修理をしたい、車の乗り換えなどカーライフ全般におけるサポート体制を整えております。小さなお悩みはもちろん、どんなお困りごともお気軽にご相談いただけます。
キズ・へこみ直しはもちろん、点検やメンテナンス、車検、車の買い替えなどスーパーショップだからこそできることを、お客様のお悩みに寄り添って、さまざまなメニューから最適なメニューをご提案。まずはお気軽にご相談ください!
- ※本コラムに掲載の内容は、弊社サービスのご案内ほか、おクルマ一般に関する情報のご提供を目的としています。掲載内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一、掲載内容に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社は一切責任を負いませんことを予めご承知おきください。
- ※本コラムに掲載の内容は、本コラム掲載時点に確認した内容に基づいたものです。法令規則や金利改定、メーカーモデルチェンジなどにより異なる場合がございます。予めご了承ください。