車のドアをぶつけたときの塗装修理代はいくら?隣の車にぶつけた場合の対処法も解説

2025年06月16日
障害物や壁、あるいは他の車にドアをぶつけてしまい、塗装が剥がれてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ドアをぶつけて塗装が剥がれた場合の修理費用の相場に加え、費用を抑えるポイントや、「修理」と「交換」の判断基準についても解説いたします。
また、誰かの車にぶつけてしまった場合や、ぶつけられた場合の対処法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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車のドアをぶつけた場合にできる傷
他車のドアと愛車がぶつかると、その衝撃で傷ができるケースは多いです。
そのときの状況によってつく傷の種類は異なりますが、ドアをぶつけた場合は以下のような傷が多く見受けられます。
塗装剥がれを伴う白い傷(線傷・擦り傷)
ドアをぶつける他、縁石・ガードレール・壁などにボディを擦ることで塗装が剥がれ、白い線傷や擦り傷がつくケースは特に多いです。
塗装剥がれを伴う傷を修理するには、研磨だけでなく元のボディカラーに合わせた塗料を使い再塗装を行う必要があります。
へこみ傷
より強くドアをぶつけると、傷だけでなくドアパネルが変形してへこみ傷となることもあります。
へこみ傷がついた場合は研磨や再塗装の他、変形を元に戻す「板金修理」も必要です。
傷だけを修理するよりも作業工程が多く難易度も高いため、費用が高額になる傾向にあります。
車のドアをぶつけた場合の塗装修理代はいくらになる?
ドアをぶつけた際にできた傷の修理代は、傷の種類によって大きく変わります。
主な傷の種類と、それぞれの修理にかかる費用相場をまとめると、以下の通りです。
傷の種類 | 修理代 |
塗装剥がれによる白い傷 | 10,000円~20,000円程度 |
へこみ傷 | 15,000円~30,000円程度 |
ドア交換が必要な大きい損傷 | 10万~30万円程度 |
各修理の詳細について、以下より解説いたします。
塗装剥がれによる白い傷の修理代相場
塗装剥がれによる白い線傷・擦り傷の修理代は、傷の範囲が広いほど高くなります。
5cm以内の傷であれば10,000円程度、10~20cmの傷であれば15,000~20,000円程度が相場です。
ただし、傷の深さ・塗装の種類・依頼する業者によっても修理代が変わることがあるため、事前の見積もりが必要になります。
へこみ傷の修理代相場
へこみ傷の修理代も、範囲によって金額が変わります。
5cm以内の小さなへこみ傷なら15,000円程度、10~20cmのへこみ傷なら20,000~30,000円程度が修理代の相場です。
先述したように、へこみ傷は修理の際に板金作業も必要となるため、修理代が高い傾向にあります。
損傷が大きく、ドアを交換する場合の費用相場
損傷度合いによっては、修理で対応することができずドアそのものの交換が必要になることもあります。
ドア交換の場合は工賃に加えて部品代も必要となり、総額にして10万~30万円程度と高額な費用がかかります。
車のドアをぶつけたときの塗装修理費用が高くなるケース
車のドアによる傷やへこみの修理を依頼した際、相場よりも高い金額を提示されることがあります。
以下のケースに当てはまる場合、相場を超える修理代がかかる可能性が高いです。
重度のへこみがある
ドアにへこみがある場合、塗装が剥がれただけの場合よりも修理代は高くなります。
再塗装だけでなくボディの歪みを修復する「板金」の作業も必要になるからです。
特に、深いへこみ・広範囲にできたへこみ・複雑な形状のへこみは板金の難易度が上がり、工数が増えるため修理代も高額になりがちです。
ピラー部分にダメージが及んでいる
ドアだけでなく、ピラー部分にもダメージがある場合は修理代が跳ね上がります。
ピラーは車の骨格である「フレーム」にあたる重要パーツです。
フレームへのダメージは車全体へ影響を及ぼす可能性があることから、修理には高度な技術が求められます。
修理時間も1週間以上と長くなる傾向にあります。
板金塗装では修理しきれない損傷がある
損傷の規模が大きく、板金塗装だけでは修理しきれない場合はドア本体の交換が必要です。
詳細は後述しますが、通常なら板金塗装で修理可能な損傷でも、ドアの素材によっては交換で対処するケースもあります。
先述したように、車のドア交換の一般的な費用は数十万円と高額です。
ドアの着脱にかかる工賃に加え、ドア本体の代金も発生するため、費用総額が高くなります。
車のドアをぶつけた場合の塗装修理費用を安くするコツ
車のドアを塗装修理するための費用が想像以上に高くなっても、ある工夫で安く抑えられる場合があります。
ここでは、ドアの塗装修理費用を安く抑えるために知っておきたい3つのコツをご紹介いたします。
複数の業者で見積もりを取る
先述したように、車の修理費用は傷の程度だけでなく依頼先によって金額の水準が異なります。
価格設定とサービス内容のバランスは業者ごとで変わるため、依頼先の候補は1つに絞らず2~3社程度まで選んだうえで見積もりを取りましょう。
複数の見積もりから比較検討をすれば、ご自身の希望や予算に合う業者を見つけやすくなります。
交換ならリビルトパーツの使用を検討する
パーツ交換が必要になった場合は、純正品ではなく「リビルトパーツ」の使用を検討するという手もあります。
リビルトパーツとは、使用済みの車から取り出して洗浄や修理などのメンテナンスを施したパーツのことです。
純正品よりも安く中古パーツよりも品質が高いため、交換費用を抑える手段として効果的です。
保険の使用を検討する
車両保険に加入している場合、ドアの修理費用を補償してもらうことができます。
ただし加入している保険のタイプによって補償範囲は異なるため、事前に保険会社へ確認しておきましょう。
また、保険を使用すると等級ダウンとなり翌年から保険料が高くなるため、修理費用によっては自己負担の方がお得に済む可能性もあります。
車のドアをぶつけた際の修理代は業者によって変わることもある
車のドアをぶつけた際の修理は、整備工場・ディーラー・カー用品店・ガソリンスタンドなどに依頼できますが、修理代の相場はそれぞれ異なります。
板金塗装業者
民間整備工場の中でも、板金塗装を専門とする工場はドアをぶつけた際の修理に適している業者です。
板金塗装のプロが修理を担当し、独自のノウハウを構築していることも多く、質の高い修理に期待ができます。
中間マージンが発生しない分、修理代の相場はディーラーより安い傾向にあります。
ディーラー
ディーラーは一般的にブランドのイメージを保つために、修理や整備に関しても一定基準以上の技術力を確保しています。
そのため、信頼性や安心感を重視する方に適した業者です。
また、修理後に自宅まで納車してくれる、無料で代車を貸し出してくれるなどのサービスが用意されているケースが多いことも、ディーラーのメリットです。
一方で、修理代の相場は最も高額な傾向にあります。
カー用品店
カー用品店の大手チェーンでは、ドアの修理などの板金塗装を受け付けている場合もあります。
ただし、対応の有無や技術力には店舗ごとに差がある可能性があります。
修理費用としては、ディーラーほど高額になることは少なく、整備工場と同程度かやや安い傾向にあります。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでも、店舗によってはドアの修理が依頼できます。
しかし、すべての店舗で対応しているわけではなく、また技術力や仕上がりには差が出る可能性があります。
修理代は安い傾向にあるため、コストを重視する方にとっては選択肢のひとつとなるでしょう。
車のドアをぶつけたことでついた傷は自分で修理できる?
クリア層に付いた小さな傷であれば、市販のコンパウンドを使ったセルフ補修で目立たなくさせることも可能です。
初心者でも修理ができる商品が多数あり、カー用品店などで手軽に購入することができます。
軽度の凹み傷であれば、パテを使って表面を整え、塗装を重ねることで目立たなくする方法があります。
具体的には、凹んだ部分を水洗いして汚れや油分を取り除いたあと、パテを塗り、塗装後に表面を磨きます。さらに下地処理を行ったうえで、スプレー塗装を施します。
セルフ補修の最大のメリットは、修理費用を大幅に抑えられることです。
しかし、仕上がりには個人差があり、複数の補修材や道具が必要になることもあるため、事前に必要な費用や作業時間を確認しておきましょう。
セルフ補修の注意点
セルフ補修は費用を抑えられる反面、実際に作業を行うと想像以上に手間がかかる場合があります。
また、深い傷の下地処理を十分に行わないまま塗装すると、内側からサビが進行し、大規模な修理が必要になるリスクがあります。
さらに、仕上がりにムラが出たり、補修箇所が目立ってしまうことも少なくありません。
もともと軽微な傷でも、補修に失敗してから業者に依頼すると、修理費用がかえって高くなるケースもあります。
そのため、「自分でできそう」と判断できない場合は、はじめからプロに任せたほうが安心です。
ぶつけた車のドアを修理するか交換するかの判断基準
ドア交換は修理よりも高額な費用がかかるため、どのような場合に交換対応となるのかは事前に知っておきたいポイントです。
一般的に、以下のケースの場合はドアの交換を提案される可能性が高くなります。
特殊素材の場合
特殊な素材を使ったドアで板金修理が難しい場合は、必然的に交換対応となります。
アルミやカーボンなどを採用しているスポーツカーなどによくみられるケースです。
なお、特殊素材であるために交換するドアパネルそのものも高額であることに加え、中古パーツも見つけにくい傾向があります。
ダメージが大きすぎる場合
板金修理の限界を超えた重大なへこみは、交換となる可能性が高いです。
一見修理できるように思えてもプロから見るとそうではないこともあるため、対応についてはプロに判断を任せましょう。
交通事故の場合
交通事故で相手方に一方的にぶつけられた場合、へこみは小さくとも、衝撃によって内部に損傷が生じている可能性を考えて交換となるケースが一般的です。
なお、交通事故で相手方の非が大きい場合は保険で修理することも可能なため、相手方の保険会社の担当者などに確認してみることをおすすめします。
自分が隣の車にドアをぶつけた場合の対処法
自分が誰かの車にドアをぶつけてしまったときに備え、トラブルを悪化させないための対処法を知っておくことも大切です。
まずは相手にお詫びする
その場に相手がいる場合は、まずお詫びをしましょう。
相手は必ずしも素直に謝罪の言葉を受け入れてくれるとは限りませんが、自分がしてしまったミスを認める姿勢を示すことが重要です。
また、謝罪と併せて相手の氏名・住所・連絡先・ナンバープレートを確認し、損傷した箇所を写真に撮っておくと、今後の対応がスムーズになります。
なお、その場で当事者同士の示談で解決させることは避けましょう。
一旦は事態が収まったとしても、後で高額な費用を請求されるというトラブルに発展するおそれがあります。
必ず警察に連絡する
傷がついていなくても、ドアパンチは交通事故として扱われます。
乗車中に交通事故を起こした場合、運転者や同乗者は警察への連絡を行うことが道路交通法で義務付けられています。
相手が車に乗っているかどうかにかかわらず、必ず警察へ連絡をしましょう。
ドアパンチで警察に連絡せずその場から立ち去ると「当て逃げ」とみなされ、厳しい罰則を受ける可能性があります。
保険会社にも連絡する
警察の他、加入している保険会社にも連絡をしておきましょう。
相手の車に損傷を与えてしまった場合はご自身が修理費用を支払うことになりますが、保険を使えば負担を抑えることができます。
また、保険会社に仲介役となってもらうことで、相手とのやりとりがスムーズになる点もメリットです。
【参考】車のドアを軽くぶつけただけなら警察にバレない?
相手の車に軽くドアをぶつけてしまったものの、傷がついていなければ立ち去ってもバレないのでは…と考える方もいるのではないでしょうか。
近年はドライブレコーダーを搭載している車が増えており、駐車中も周囲の状況を記録している可能性があります。
また、施設やお店の駐車場は防犯カメラが設置されている場合が多いです。
そのため、周囲に誰もいない状況でもドアをぶつけた瞬間が記録されており、加害者として特定されるケースも珍しくありません。
後から特定されれば当て逃げの加害者として扱われ、違反点数の加算や罰金などの処罰が科されます。
ドアをぶつけてしまったら、その強さや傷の有無にかかわらず必ず警察へ連絡しましょう。
自分の車のドアにぶつけられた場合の対処法
誰かから自分の車のドアにぶつけられたことが分かった場合は、正しく対処することで修理代を請求できる場合があります。
以下より、自分の車のドアにぶつけられた場合の対処法について解説いたします。
被害状況を確認のうえ警察に連絡する
ぶつけられた現場に居合わせた場合、後からぶつけられたことに気が付いた場合のどちらでも、警察に連絡しましょう。
その際、気が付いた時点で車はその場から動かさず、被害状況を写真に撮っておきましょう。
警察へ連絡せず、事故とドアの損傷の因果関係が曖昧になると、あとで保険が使えなくなるおそれがあります。
保険会社に連絡する
警察に連絡したら、自分が加入している保険会社に相談しましょう。
後から被害に気が付いた場合でも、保険会社に被害の旨を伝えておけば、相手が判明した際の交渉などがスムーズに進みます。
証拠を収集・保全する
加害者が分からない場合は、ドライブレコーダーのデータから特定につながる情報がないかを確認しましょう。
また、マンションやお店、施設などの駐車場には防犯カメラが設置されていることも多いです。
防犯カメラの映像から加害者の特定につながる可能性があるため、駐車していた場所の管理者に連絡し、確認させてもらえないかを問い合わせてみましょう。
車のドアをぶつけない・ぶつけられないための予防策
車のドアにぶつけた・ぶつけられた場合、修理のために出費が発生するだけでなく、相手がいる場合は相手とのやり取りで手間がかかります。
そのため、他の車とドアがぶつからないよう対策するに越したことはありません。
ここでは、自分や誰かの車にドアをぶつけない・ぶつけられないために有効な対策法をご紹介いたします。
余裕のあるスペースに駐車する
近くに車が停められていると、ドアの開閉時にぶつけたりぶつけられたりするリスクが高まります。
駐車場に車を停める際は、できるだけ他の車の隣は避けて余裕のあるスペースに駐車しましょう。
駐車スペースに余裕があれば、ドアの開閉時にぶつかる可能性が低いだけでなく、荷物の出し入れや乗り降りがしやすく快適になります。
ドアパンチ防止用のプロテクターを使う
狭いスペースに駐車せざるを得ないケースがあることを考え、ドアパンチ防止用のプロテクターを装着しておくという手もあります。
ドアパンチ防止用のプロテクターは柔らかな特殊資材でできており、エッジ部分に取り付けておくと、ドアを他の車にぶつけてしまっても傷がつきにくくなります。
ドアはゆっくりと開ける
隣に他の車が停まっている場合、ドアを勢いよく開けるとぶつかって傷がつくおそれがあります。
特に、強風の日はドアが風に押し出され、開く勢いが増して隣の車にぶつけてしまうケースも多いです。
ドアノブをしっかりと持って隣の車との距離を確認し、ドアをゆっくり開けましょう。
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