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【車の板金塗装】塗料・染料の種類・特徴を解説

2021年08月08日

もしも自分で車の板金塗装をするには、塗料の種類・特徴、塗料の種類に応じた塗装の仕方を把握していなければなりません。そこで今回は、塗料の種類や、塗料に使われるカラーの特徴について解説します!

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車の板金塗装とは?

車の板金塗装とは、車体にできた傷や凹みを元の形状に戻し、塗装をして修復する作業のことです。板金塗装の作業は板金と塗装に分けることができます。

板金

板金は、車をぶつけて凹んだり傷ついたりした個所を、専用の工具などを用いて元通りにする作業のことです。凹んだ金属のパネルは、内側からハンマーなどで叩いたり、外側から専用の工具を使って引っ張り出したりして、元の形状に戻します。緻密な技術や経験を必要とし、職人の腕により仕上がりが異なります。

塗装

板金作業と併せて行われるのが塗装作業です。塗装する車のカラーに合わせて調色を行いますが、どんなに腕の良い職人でも、100%同じ色にすることはできません。そこで、ボカシを行い、塗装した箇所が分からなくなるくらい美しい仕上がりを目指します。

塗装では、単にカラースプレーを吹きかけるだけでなく、さまざまな工程を経て元の状態に戻す作業が行われます。

 

車の塗装の4つの層とは?

車の塗装は、基本的に4回に分けて作業が行われます。それは、車の塗装面が4層で成っているからです。それぞれの層には特徴や役割について説明します。

下地

車の塗装の一番下にあるのが下地です。塗装のベースとなる層で、錆が発生しないように防錆用の塗料を塗ります。下地の塗装がきちんとできていないと、時間とともに錆が発生して、塗装の剥がれや腐食の原因となります。なお、下地の上からさらに塗装を行うので、グレーなど塗装する車のボディカラーと異なる色の下地用塗料が用いられることがあります。

中塗り

中塗りは、塗装面と塗料の結びつきを強くするために表面を整え、上塗りを補強する大切な工程です。基本的には上塗りと同色、またはそれに近い色が使われます。中塗りも、塗装の最終的な仕上がりにも影響する重要な工程だと言えます。

上塗り

上塗りでは、仕上がり用のカラーを調色して、車の塗装を行います。最終的な仕上がりは上塗りにかかっていると言っても過言ではなく、特に注意して作業を進める必要があります。ソリッドカラーの場合は、この上塗りで工程が終了します。

クリア

クリアは、最後の仕上げとして塗装を保護する目的で行われる工程です。クリア塗装を行うことで、耐久性をアップさせ、艶のある仕上がりを可能にします。基本的にソリッドカラーでは行われない工程ですが、高級感を出すためにあえてクリア塗装をする場合もあります。

 

車の板金塗装の塗料の種類とは


車の板金塗装の塗料・染料には、大きく分けて水性塗料とウレタン塗料の2種類があります。

・水性塗料

水性塗料とは、溶剤として有機溶剤(シンナーなど)を使わない塗料、もしくは有機溶剤の割合を大幅に減らして水で代替している塗料のことです。現在、環境への配慮から油性塗料への規制が厳しくなっており、ほとんどの新車で水性塗料が採用されています。

ただし、水性塗料は、耐久性に劣る、完全に乾燥するまでに時間がかかるというデメリットがあります。また、経年劣化の影響を受けやすかったり、保管環境を整える必要があるなど繊細な塗料であると言えるでしょう。

ウレタン塗料

厳密にいうと、ウレタン塗料は油性と水性に分かれますが、車の塗装に使われるのは基本的に油性ウレタン塗料です。油性ウレタン染料は耐久性に優れており、仕上がりが美しいという特徴があります。

また、比較的安価であったり、長く使用されてきている塗料のため、ウレタン塗料の扱いに慣れている職人も多いです。

ただし、ウレタン塗料を用いた塗装作業の際にはシンナー臭がします。

このように、どちらの塗料においてもメリットやデメリットなど特徴が存在します。次世代の塗料として水性塗料も注目を浴びつつありますが、長く使用され、耐久性に長けることから、ウレタン塗料もこれまで同様に一定の需要があることでしょう。 

 

車の板金塗装に使われるカラーの特徴とは


車の塗装に使われる塗料のカラーには、ソリッド、メタリック、パールの3種類があります。

ソリッド

白、黒、青、赤などの単色カラーのことです。クリア塗装をしなくてもよく、塗装手順がシンプルなので、初心者向けの塗料と言えます。ただし、最近はソリッドのボディーカラーでも、高級感を出したり耐久性を向上させたりするために、クリア塗装が施されている車が増えています。

メタリック

ソリッドカラーに微粒子のアルミの金属片を混ぜた塗料です。メタルのような輝きと高級感を出すことができるのが特徴となっています。

パール

ソリッドカラーに雲母(マイカ)の粉を混ぜた塗料です。メタリックよりも繊細で上品な輝きを持つボディーカラーになります。

 

塗料を用いてDIYで車の塗装はできる?

愛車の塗装を自分で行ってみたいと考える人もいるでしょう。DIYで車の塗装ができれば、費用をだいぶ抑えることにもなります。DIYで車の塗装ができるのか、結論から言うと、難易度が非常に高いですが、絶対にできないわけではありません。ここでは、DIYで車を塗装する方法について説明します。

DIYで車を塗装する方法

DIYで車を塗装する際に必要なものと手順を説明します。

車の塗装で必要なもの

塗装する個所の周囲を保護するために、「マスキングテープ」が必要になります。また、塗装個所を滑らかにするために、「液体コンパウンド」も用意しましょう。これらは塗装する際の準備段階で必要になるアイテムです。

塗装の際に必要なアイテムは、車のボディカラーと同じ色の「カラースプレー」です。「スプレーガン」を用意できればさらにきれいに塗料を吹き付けることができます。

ただし専用の機器が必要になるので、費用の面で難しいかもしれません。そして、仕上げ用の「クリアスプレー」と「ボカシ剤」も必要です。

DIYで車を塗装する流れ

DIYで車を塗装する手順は以下の通りです。

  • ボカシ剤を使って下地作業を行う

塗装個所にボカシ剤をスプレーし、下地作業を行います。色が目立たないため均一にスプレーするのが難しい場合があります。錆防止や塗料の艶出しのために重要な工程なので、落ち着いて慎重に作業しましょう。

  • カラーペイントで塗装する

カラーペイントをスプレー缶またはスプレーガンで3~4回ほど重ね塗りします。スプレー缶を使用する際は、良く振ってムラができないように平行に移動させながら塗料を吹き付けます。途中で足りなくならないように、十分の量を用意すると良いでしょう。

  • クリアペイントでクリア塗装

クリアペイントを使ってクリア塗装を行います。カラーペイントと同様、3~4回ほど重ね塗りをしますが、塗装の保護を目的としているので、薄く吹き付けるように意識しましょう。

  • ボカシ剤で仕上げる

ボカシ剤を塗装した面にスプレーします。ボカシ剤には、塗料を馴染ませて塗装した箇所の境目が目立たなくする効果があります。

刷毛とローラーを使ったDIYキットもある

刷毛とローラーを使ってDIYで全塗装ができるキットも販売されています。最近では、油性タイプだけでなく、においが少なくて扱いやすい水性タイプのDIYキットも登場し、誰でも簡単に塗装できることを売りにして紹介されています。

塗料はマットタイプで、艶ありに比べてムラができにくいのが特徴です。また、耐久性も油性タイプが2年なのに対し、5年と長くなっています。塗装に必要な道具が一式揃っていて、ハンドブックを見ながら塗装作業を進めることができます。マットカラーの仕上がりが独特ですが、事前に特徴をよく調べたうえで試してみるのも良いかもしれません。

 

染料を用いて自分で車を塗装するときの注意点

塗装する場合は「クリア塗装」が必須

メタリックカラーは金属の酸化防止のために、パールカラーは雲母で塗装面が凸凹するため、クリア塗装を施すのが必須となります。そもそもこれらの塗料は、クリア塗装をすることを前提に製造されています。

ソリッドカラーはクリア塗装が必須ではありませんが、耐久性を高めるためにはクリア塗装をするのがおすすめです。

塗料の調合は簡単なものではない

なお、クルマ一台ごとの保管状態などで塗装の色の状態が異なるため、複数の色を混ぜ合わせて調色する必要があります。この調色は、熟練したプロでも難しい技術であるうえ、塗装の色が完全に合うことはないため、テストやぼかしを入れるなどのテクニックも重要となってきます。

このように、車の塗装は、慎重に塗料を選ばなければなりませんし、塗料の種類によって塗装の流れがやや異なるため、決して簡単にできる作業ではありません。

 

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