愛車の塗装面にポツポツとできるサビの修理方法とは?修理(サビ取り)料金や予防策も解説
2025年10月13日
どんなに丁寧に愛車を扱っていたとしても、小傷や融雪剤、潮風など様々な原因でボディにサビが発生することがあります。
通常の傷とは異なり、サビが発生すると修理には比較的高額な費用がかかるため注意が必要です。
今回は車の塗装にサビが発生する原因や自分で修理をする方法を解説すると共に、修理費用の例もご紹介いたします。
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車の塗装面にポツポツとできたサビ…その原因とは?

ふと愛車のボディを見たとき、塗装面に点のようなサビがポツポツとできているのに気づくことがあります。
本来、車の塗装にはサビを防ぐ役割もあるため、自然にサビが発生することはほとんどありません。
しかし、以下のような原因によってサビが発生してしまうこともあります。
傷の放置
サビの原因として最も多いケースが、ボディにできた傷の放置です。
車のボディは金属でできていますが、金属部分を外気に晒すとサビが発生するため塗装を施して保護しています。
しかし障害物・飛び石・他の車などと接触した衝撃で傷ができると、その部分の塗装が剥がれる場合がほとんどです。
そのまま放置をしていると、塗装が剥がれた部分から水分・汚れが浸入してサビが発生します。
鉄粉
交通量が多い道路・高速道路・工業地帯・線路沿いなどは、大気中にブレーキダスト(鉄粉)が舞っており、ボディに付着することがあります。
鉄粉は微細な金属のチリであり、ボディに付着したまま長く放置すると酸化してサビてしまいます。
そのサビがボディの塗装や足回りに移って浸食し、目立ったサビとして現れるケースもあります。
洗車してもボディ表面にザラザラとした感触が残る場合は、鉄粉の付着を疑いましょう。
塩害
沿岸部または降雪地帯で車を使用する場合、塩害によりサビが発生することもあります。
沿岸部に吹く潮風や雪に散布された融雪剤には塩分が含まれており、下回りを中心にサビを発生させます。
塩分はサビを進行させやすく、特に防錆加工の被膜が劣化している部分に付着すると瞬く間にサビの範囲を広げてしまうため注意が必要です。
定期的に防錆加工のメンテナンスを行ったり、沿岸部や降雪地帯の走行後はすぐに洗車を行ったりすることが防止策として有効です。
車の塗装のサビを取る方法

塗装のサビは未然に防ぐに越したことはありませんが、もしも発生した場合は被害を最小限に抑えるため、早めに取ることが大切です。
車の塗装のサビを取る方法は、大きく分けて「業者に依頼する」か「自分で修理する」かの2通りがあります。
業者に修理を依頼する
一般的かつ最も確実な方法は、業者への依頼です。
サビは市販のアイテムでも取ることができますが、あくまで軽微なサビにしか対応できず、作業に失敗するというリスクも伴います。
専門知識・技術と十分な設備を持つ業者なら、サビの進行度合いに合わせて最適な方法で修理してくれるため、キレイな見た目を取り戻すことができます。
なお、車の塗装のサビ取りはディーラー・板金塗装業者・カー用品店・ガソリンスタンドなどの業者で依頼が可能です。
自分で修理する
カー用品店などで販売されているサビ落としを使い、自分で修理するという手段です。
サビ落としをはじめ、セルフ修理に必要な道具は安価に入手できます。
そのため、業者へ依頼した場合よりもコストがかからない点はメリットです。
ただし、セルフ修理にはいくつか注意すべきデメリットがあります。
詳細は後述しますが、作業に失敗すればさらなる状態の悪化を招き、結果的に高額な費用をかけて修理を要する事態になりかねません。
車の塗装のサビ取りを業者へ依頼する場合の費用

車の塗装のサビ取りを業者へ依頼する場合は作業工賃がかかりますが、具体的にいくらかかるかはサビの度合いによって異なります。
軽度・中度・重度のサビ取りに分けて工賃の目安をまとめると、以下の通りです。
| サビの度合い | 費用 |
| 軽度なサビ・小さなサビ | 5,000円〜15,000円程度 |
| 中度 | 15,000円〜50,000円程度 |
| 重度 | 50,000円〜150,000円以上 |
軽度~中度のサビであれば、一般的な板金塗装で対処可能なため、高くても数万円程度で修理できます。
一方で、パーツやフレームまで腐食が進んでいる重度のサビは部品交換が必要になるため、修理箇所によっては費用が高額になります。
車の塗装のサビを自分で修理する方法

サビができた車の修理を業者に依頼すると費用が高くなるため、自分で修理を試みようと考える方もいるのではないでしょうか。
車の塗装面のサビは、アイテムを揃えれば自分で補修することも不可能ではありません。
以下より、自分で車の塗装面のサビを修理する手順をご紹介いたします。
自分でサビを修理する手順
サビの修理には、以下のアイテムが必要です。
・サビ落とし(液体またはクリームタイプがおすすめ)
・サビ止めペイント
・タッチペン
・サンドペーパー
・コンパウンド
・コーティング剤
アイテムを用意したら、以下の手順で修理を行います。
1 サビができた場所にサビ落としを塗り込み、浮き上がってきたサビを拭き取る
2 サビができていた場所にサビ止めペイントを数回に分けて塗る
3 ボディカラーに合った色のタッチペンで塗装する
4 塗装が乾いたら盛り上がった部分をサンドペーパーで磨く
5 サンドペーパーの痕をコンパウンドによる研磨で整える
6 コーティング剤で塗装した箇所を保護する
車の塗装面のサビを自分で修理することのデメリット

一般の方による修理には様々なリスクが潜んでおり、やり方しだいでは状態を悪化させる結果となりかねません。
以下のデメリットも考慮しながら、本当に自分で修理するべきかどうかを判断しましょう。
自分で直せる範囲には限度がある
自分で修理することができるサビは、ごく軽微なものに限ります。
広範囲にサビができている場合やサビが進行してボディに穴が空いている場合は、作業の難易度が大幅に上がるからです。
この状態で無理に自分で修理を行うと、ボディにより深刻なダメージを与える可能性が高まるため、最初からプロに依頼をした方が賢明です。
プロに依頼した場合よりも仕上がりの質が低くなる
一般の方による市販のアイテムを使った修理と、専門知識・技術を身に付けたプロによる高度な設備を使った修理では、どうしても仕上がりの質に差が生じます。
プロへの依頼は費用がかかる一方で、手間をかけず自分で修理した場合よりも元通りに近い状態へ直すことが可能です。
「自分で修理をする時間がない」「できるだけきれいに直したい」場合は、プロによる修理がおすすめです。
車の塗装のサビの放置で起こり得るトラブル

軽度なサビなら目立たないため、放置しても問題ないと思われがちです。
しかし、サビは度合いにかかわらず放置すると重大なトラブルを招くリスクがあります。
ここでは、塗装にできたサビの放置で起こり得るトラブルの例をご紹介いたします。
修理費用が高くなる
先述したように、サビの修理費用は進行度合いが深刻なほど高額になります。
サビは放置すると広範囲にまで広がるため、その分修理費用がかさむ点に注意が必要です。
本来は少しの出費で直せるはずだったサビも、対応の遅れにより高額な費用で修理せざるを得ない状態にまでなり得るため、早めの対処が重要になります。
下回りにまで浸食すると走行に悪影響が出る
車の下回りは塗装に保護されておらず、サビが発生しても目立たないため浸食が広がりやすい部分です。
さらに、下回りは走行の安全性に直結するパーツが集まっており、サビで腐食すると走行に悪影響が及びます。
腐食によりパーツが破損すれば走行中に事故が発生する危険性を伴うため、日頃からサビの予防を徹底し、サビが発生したら速やかに修理する必要があります。
車の塗装面にサビを発生させないための予防策

塗装のサビによる深刻なトラブルを防ぐため、以下4つの対策を意識しましょう。
こまめに洗車する
車に付着した融雪剤・木の実・鳥の糞などをそのまま放置すると塗装を傷め、サビの原因となることもあります。
これらの外的要因から塗装を守るためにも、こまめな洗車を心がけましょう。
また、洗車をすればボディ全体の細部まで目を通すことになるため、小さな傷などを発見しやすくなりサビのリスクをより抑えることができます。
傷ができたら放置しない
早期に処置していれば軽い補修で済んだはずの傷も、放置によって傷から腐食が広がり、大規模な修理を要する状態となる恐れがあります。
小さな傷であっても油断せず、発見したら必ずプロへ修理を依頼しましょう。
下回りに防サビ処理をする
塗装が傷ついてサビが発生するほか、下回りに融雪剤や海水などが付着することによる塩害は地域によっては、避けられないケースがあります。
塩害によるサビの発生を減らすには、下回りのコーティング(防サビ処理)がおすすめです。
コーティングの種類によってはサビ止め効果に加え、傷などから塗装を守る効果も期待ができます。
ボディコーティングの施工も検討する
サビ対策としては、ボディコーティングの施工も効果的です。
ボディコーティングには様々な種類がありますが、サビ対策が目的であればガラスコーティングをおすすめします。
ガラスコーティングはワックスやポリマー系コーティングよりも耐久力に優れており、サビの原因になる小傷ができにくいことが特徴です。
また、コーティング被膜が、塗装の劣化を早める酸性汚れや塩分などの外的要因から塗装を保護してくれます。
車の塗装のサビに関してよくある質問

最後に、車の塗装のサビに関するよくある質問について解説いたします。
サビの上から再塗装しても大丈夫ですか?
サビの上から直接再塗装しても、塗装が長持ちしないだけでなくサビの浸食を防ぐことができません。
サビができた箇所を補修したい場合は、サビ落としや研磨などの処理を施してから塗装する必要があります。
車の塗装にポツポツとある茶色いものは何ですか?
車の塗装にポツポツとできている茶色いものは、鉄粉によるサビの可能性があります。
大気中に待っている鉄粉が塗装面に付着し、そのまま酸化が進んでサビになっている状態です。
最終的に塗装剥がれなどのトラブルにつながるため、早めに修理しましょう。
車のサビ取りのサンドペーパーは何番がいいですか?
車のサビ落としに使うサンドペーパーは、100番・320番・1000番を使いましょう。
サビの除去は100番と320番、仕上げには1000番といったように使い分けます。
粗目のサンドペーパーから使い、最後は極細目のサンドペーパーで仕上げるという使い方が望ましいです。
歯磨き粉でも車の塗装のサビは取れますか?
歯磨き粉はコンパウンドのように細かい粒子が含まれているため、塗装のサビ取りにまったく効果がないわけではありません。
しかし、サンドペーパーのような研磨力はなく、サビ落とし剤のように化学成分も含まれていないため、落とせるのはごく小さなサビに限られます。
そのため、確実にきれいに仕上げたい場合は、専用のサビ取り剤を使うことをおすすめします。
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カーコンビニ倶楽部のサビ塗装の料金例
カーコンビニ倶楽部における、サビ修理の料金例を部位ごとにご紹介いたします。
| 部位 | 料金例 |
| フロントバンパー | 16,500円~ |
| フロントフェンダー | 33,000円~ |
| フロントドア | 34,100円~ |
| リアドア | 34,100円~ |
| リアフェンダー | 33,000円~ |
| リアバンパー | 17,600円~ |
| ボンネット | 44,000円~ |
| ルーフ | 48,400円~ |
| トランク | 44,000円~ |
※車体色:白、塗装:メタリック、大きさ:10×10cm、車種:国産車の場合
具体的な料金は、サビの大きさやボディカラー、塗装の種類などによって変わります。
以下のページでは詳細な条件を設定しながらの料金シミュレーションが可能となっておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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